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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、大谷翔平選手の新居、引越し、新居報道問題について、ちょっといろいろと考えるところがあったので、ヤフーニュースに記事を寄稿してみました。
大谷翔平選手の新居報道問題はスポーツ選手のプライバシー侵害報道の分岐点になるかっていう、ちょっと期待も込めて記事を書いてみました。
大谷翔平選手の新居報道問題について、ちょっと詳しくないかのように簡単に説明しておくと、大谷翔平選手がアメリカに12億円の豪邸を購入したっていうことで話題になったんですけれども、
フジテレビと日本テレビが結構ガッツリ取材をしちゃったらしいんですよね。で、その結果、大谷翔平選手サイドが非常に怒って、両者の取材パスを取り消したみたいな報道がされて、いやいや取り消されてませんってテレビ局側が否定するみたいな流れがあったみたいなのが、もう1ヶ月前、2ヶ月前ですかね、5月系順ですね。
で、最終的に7月に入ってフジテレビが番組内や社長会見で謝罪をするっていう形になりました。配慮がない報道をしてしまいました。直近になって、大谷翔平選手がそこに買ったのに引っ越しをせずに売却をする意向だって報道されてるんですよね。
常に住んでないのにも観光客が結構来るような状態になっちゃってたっていうことらしいです。この辺はちょっと僕も実際にどうなのかを目で見たわけじゃないんで、話半分でしかないんですけど。
この一連の流れを見てて、ちょっと気になったのは、案外メディア関係者がフジテレビの弱腰を批判している人が結構目についたんですよね。
ある意味、ジャーナリスト、報道というのは視聴者・読者の知る権利を満たすために活動しているんだって、スポーツ選手と慣れ合いになりすぎるのは良くないって言われる話ではあるんですけども。
結局その日本のテレビは大谷選手に依存しているから、大谷選手を怒らせないようにこうやって謝らなくちゃいけないんだみたいに、一部のジャーナリストの方にやっぱり見えるんですよね。
その結果、有名人の家が報道されるなんて仕方がないんだからみたいな返答も一部でちょっと散見されて。
この感覚が古いって思わないと危ないんじゃないかなっていうのを改めて思ったので記事を書いてみました。
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実はタイムリーにJOCも声明を出しているんですよね。7月12日ですね。
パリ五輪がこれから近いからなんですけど、JOCのアスリート委員会がアスリートのプライバシー保護に関する声明というのを出しています。
非常に印象的なフレーズをちょっと読み上げますと、著名人だからという理由でプライバシーを放棄したのではないかと指摘されることがあります。
しかしいつ私たちがプライバシーを放棄したのでしょうか。
私たちは自分自身のため応援していただける方々のためスポーツ自身に取り組み、特に国を代表していただくこともありますが、
だからといって他の人たちと同様にプライバシーが尊重されることを諦めてはいないのです。
これはやっぱり本当にすごい大事なポイントだと思っていて。
メディアの世界で、僕も素人ですけど、私学んで学んだと思ったら公人と私人という分類があるんですよね。
公人は公の人って書くんですけど、いわゆる公務員とか議員を示す言葉で、それこそ社会的に影響力もあるし、
そもそも国民のために働いている人たちだから、ある程度プライバシーの権利よりも国民の知る権利のほうが優先されるのだと。
公人はプライバシーに関する報道がちょっと入ってきても仕方がないのだという考え方なんですよね。
で、大谷翔平選手とか、それこそ一昔前総論だった羽生譲選手とか、非常に有名なスポーツ選手も純公人だという考え方が、
特にメディアサイドにあるんですよね。
で、それをもとにメディア側は、いやいや、それこそオリンピック選手とか、コーヒーも使って活動しているんだから公人なのである。
だからプライバシーの部分もある程度踏み込んでいいんだという考え方で踏み込んじゃっているというのがずっと今まで常識だったということなんですね。
でも実際には結構いろんな訴訟を見ていると、本当は多分アウトなんですよね。
だって別にスポーツをやっている部分が公人なんだって、別にその人の私生活とか本来は全然関係ないはずなのに、
当然反省行為をすれば別ですけども、そうではないものに関してまで、
メディア側でもないか、ではないか、こうではないかって勝手に憶測も含めて報道するのが本来なしだと思うんですよね。
ただここの線引きはやっぱり昔の昭和の感覚を引きずっているメディアと、
実際の現場の方々とのスポーツ選手側の意識との乖離というのはやっぱり大きいという話だと思います。
今回の大谷翔平選手の新居報道問題に関しては、結構メディア側が批判しているのは、
ロサンゼルス・タイムズが最初に報道したのは、ロサンゼルス・タイムズは明らかに謝ってないと。
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謝っているのはフジだけだ、みたいな。やっぱりこういうジャーナリスト精神がないメディアはダメなんだ、みたいな感じの。
アメリカのメディアは謝ってないというふうな文脈になっているんですけど、
これすごい詳細のアメリカのメディアの報道について書かれている記事があって、なるほどなと思ったんですけど、
めっちゃオンラインの記事ですね。
フジとニッテレは猛政を大谷夫妻の新居報道、日本の取材処方は非常識という記事で、
アメリカの報道に対して誤解があるというのを結構詳細に報じていただいています。
まずロサンゼルス・タイムズの記事なんですけども、これ不動産の市場動向に関する記事として、
大谷翔平選手が12億の新居を購入したらしいという報道がされたらしいんですよね。
なので不動産情報が欲しいです。
確かに3Dモデルとかが3D化した衛星写真とか紹介されてるらしいんですけども、
そんなにいわゆるプライバーシーの方に踏み込んだものっていわゆる不動産業界向けの報道の仕方だったらしいですよね。
これをもとにフジとニッテレはLLタイムズがやったからいいんだというので思いっきり踏み込んだらしく、
ドローンを飛ばして空から撮ったりとか、しかも報道によると引っ越す前に周りの人に
大谷翔平選手が引っ越してくるらしいですけど知ってますか?って聞いてもらったりしてるらしいですよね。
さらにひどい話でいうと敷地内の盗み取りとかまでしてたらしいですから、
全然意味が違うんですよね。
たぶんフジは誤ってたぶん動画も消したのに、ニッテレさんは今たぶん何も言及せずに、
今もたぶん報道したときの動画の一部とかYouTube側に上がってるんですけれども、
この辺の感覚が結構違うっていう話だったんですね。
LA Timesも別にその3Dモデルの写真は使ってるんだけど、別に場所が特定できるレベルがどうもなかったっぽいです。
ただニッテレ、フジの報道の中にはそれができてしまうレベルのものがあって、やっぱり大谷選手側も相当怒ったっていう。
怒ったっていうかね、アメリカだと本当に危ないですからね。
著名人目当ての強盗とか問題になっていて、野球選手とかって家にいない時期っていうのは明確にわかってしまう職業ですから、
その間に家族が危険にさらされるリスクがあるって考えたら当然怒りますよねっていうか、非常識ですよねって話だと思うんですよね。
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Fetchの記事によると、米国ではあくまでこういう自宅の位置がわかるようなプライバシーに踏み込んだ行動は社会的に信頼度の低いゴシップメディアがするものであって、
大手テレビ局やニュース専門局はしないって明言されてますね。
日本の難しいのは、今回報道した番組が報道番組なのかどうか問題になるんですよね。
日本ではそのいわゆる情報番組とか、いわゆるワイドショーと呼ばれる、報道局じゃなくて情報局が作る報道番組っぽい情報番組みたいなのがすごいたくさんあって、
いわゆるその報道倫理とちょっと違うロジックで視聴率中心に動いている番組みたいなのもあるんで、そうするとこういうやりすぎちゃうみたいなことが起こるのかなっていう。
で、大手メディアがこれをやると当然個人のインフルエンサーが当然それを真似しちゃいますよね。
直近だと星野源さんと原垣TVさんに対する、まあ星野源さんに対するもその誹謗中傷問題を個人インフルエンサーの憶測投稿によって大量の誹謗中傷が発生するみたいなことが起きて、
街頭のインフルエンサーの人は今までに謝ってないですけど、こういうことがやっぱり大手メディアのラインの倫理基準が低かったら当然そうなるよねっていう。
当然芸能人とスポーツ選手までちょっと違うかもしれないですけど、著名人なら特速で報道してもいいんだってなっちゃう。
本来はそれプライバシー侵害であれば訴訟してちゃんと訴えてアウトだって示しましょうって話だと思うんですけど、
芸能人の方とかスポーツ選手の方からするとその訴訟を行うっていう行為自体がイメージを悪くしたりファンをがっかりさせる行為なので、できるだけ避けるっていう傾向にあると思うんですよね。
そうするとやっぱり報道したもん勝ち。
今回のオーディション選手がやっぱりすごい怒るみたいなことをしなければ、実は今回の自宅報道もこれはいいんだっていうことで日本のメディアの歴史に残ってしまった可能性があるって話だと思うんで、とんでもない話なんですよね。
自分の家空撮でここですって晒されて楽しいテレビ局の人いますかって話なんですけど、自分たちがされて嫌なやつを有名選手ならいいだろうと思ってやっちゃうみたいなのは、やっぱりもう令和の時代には合わないのかなと思いますね。
大谷翔平選手は何度もメディアに対してこれはやりすぎだよとか、もうここから先には踏み込んでこないでくれっていうのも、その結婚発表の時とかその前のメディアの一部報道への警告を投稿したりするっていう歴史で繰り返してきたんですけれども、
通訳の水原さんの巨額詐欺の関係で一回メディアが多分踏み込みやすくなっちゃったんですよね。
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その関係で多分大谷翔平選手の側もちょっとしばらくはそういうメディアに対する問題提起を我慢して、詐欺問題についての報道を受け入れるしかなかったという状態だったんで、そこに今回の新居報道、藤戸日テレが踏み込みすぎたっていう話だと思うんで、ここでもう一回大谷翔平選手が線を引いたことによって、
大谷翔平選手は本当にそこのやっぱり日本のメディアの報道の倫理意識みたいに対する問題意識がやっぱりすごい高い方だと思うので、ここが基準になると他のスポーツ選手もやっぱりこの基準をもとに議論ができるようになると思うので、すごい良いことだと思いますね。
当然その線引きを先導している大谷翔平選手は大変だと思うんですけど、もう本当は今回の新居報道に対してはやっぱりメディアがやっぱり上の世代の片方でやっぱり有名人は有名勢があるから的な感じの反応をしている方が多かったんで、この辺の感覚がやっぱり変わらないとこういうメディアによるプライバシー侵害報道というのはなかなかなくならないのかなと思いますけど、
もう本当に酷いやつはやっぱりちゃんとこうやって問題提起をしたり訴訟をしたりっていうので、明確なアウトのラインをお互い作っていくっていうのが必要なタイミングなのかなみたいなのは私も次回を込めてですね、すごい感じましたんでご紹介です。
はい、今日はネガティブなセンターですけども、こちらのチャンネルでは日本の縁のための応援を密かにしたいと思っていますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非、DMやコメントで教えていただけると幸いです。
では、ありがとうございます。