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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとミライカフェで教えていただいた Stationhead っていうアプリが
とても面白かったので、ちょっとご紹介したいと思います。 僕も教えてもらった場合は、やっぱりなんか知ったかぶりで紹介するの恥ずかしいんですけど。
記事のタイトルを推し活になるラジオアプリ、ちょっとつけてみましたけど、 本当面白いですね。そのリリースは結構もう4、5年前なのかな。
テッククランチの2021年の記事を見つけたんですけど。
ラジオ曲に個人が慣れるアプリっていう意味で言うと、まあそれこそスペースも含め、ボイシーとかスタイフとかいろいろあるんですけど、
この Stationhead は音楽を流す FM 曲を作れるアプリですね。
面白いのは、普通その音楽を流すアプリだとあくまでストリーミング上で音楽を流すんですけど、こいつは
Spotify か Apple Music と連携させることによって、それを叩いているだけなんですよね。
ユーザーは必ず Spotify か Apple Music の有料版を契約しなくちゃいけなくって、
ただそれによって、これでみんなで音楽を聴くと、要は手元の Spotify と Apple Music の再生回数が増えるって、
アーティストにとっての再生回数が増えるっていうのはちょっと特徴的なアプリですね。 ある意味拒めさせ的な構造なんですけど、
なんでこんな面倒くさいことをするのかなと思ったら、なるほどなと思ったのは、
要は1000人同時にライブ配信を聴いてくれた場合にちゃんと1000再生になるって話なんですよね。
これをだから YouTube ライブとかで、それこそ年末に Snow Man が100万人以上同時視聴でライブやってましたけど、
YouTube ライブ上は100万再生なんですけど、結局その中で音楽を流していてもチャートには反映されないんですよね。
あくまで YouTube ライブがされてたよってだけになっちゃうんで、
音楽チャートに反映されるのは、その然るべきプラットフォームにおけるその音楽ファイルの再生回数がチャートに反映されるんで、
チャートに反映してもらおうと思ったら、チャートに反映されるその YouTube の MV 自体を見てもらうか、
スポーティファイルとかのそれぞれの音楽を回してもらわないといけないんですね。
でも、それだと孤独な活動になってしまうので、みんなで聴いた方がいいじゃんっていうのがこの Station Head の仕組みですね。
個人も主催できるし、アーティストとか事務所も主催できるんですよね。
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JAY-ONE とか結構何回もやってるみたいで、実は MARGEL も去年からこの Station Head を使ったリスニングパーティーを何度か開かれたんですね。
これをやると、ユーザー側は Spotify か Apple Music の有料版に入ってないといけないんだけど、
それを元にこのライブ配信に参加すると、音楽のところは自分の音楽を再生することによって再生できて、
でもみんなで聴いていて、コメント欄でワイワイやりながら参加できるっていう。
面白いですね。
一見ちょっと推し活とかをちゃんとやってない僕みたいに、ちょっと周りくどいことするなって話なんですけど、
実際に開いてる部屋を見てるとコメント欄でみんな盛り上がってるんですよね。
当然アーティストを応援するために自分でプレイリストを作ってずっと聴くみたいなのは、
推し活なり、単純に好きでやってるんだと思うんですけど、
これやっぱりみんなでそれをやっている感じって、
Twitter のソーシャルビューイングの音楽版みたいなのをやるための専用アプリですよね。
いろいろ考えますよね。
ファンがこういうふうにしたほうがアーティストのためになるって分かっているからこそやってくれるってすごい面白い構造だなと思いましたけど、
最初からそれを狙ってこういう仕組みにしてるんですかね。
普通にこれやろうと思ったら、日本だとジャスロクとかにお金払わないといけないから、
普通のスタートアップができないんで、前ってスポーティファイとかに相乗りして、
オバンザメスタイルで始めたスタートアップなのかなと想像してますけど、
こういうやり方があるんだったら面白いですね。
日本ではあんまり記事にしてるところはなかったみたいなんですけど、
逆にBTSのジョングクがステーションヘッドのライブでこういうことをしたみたいな記事が出てきたりするので、
K-POPが使うことによって普及してるのかな。
サイト側もBTSのコミュニティがめっちゃいっぱいあったりするんですよね。
せっかく音楽聴くんだったら、アーティストのちゃんとチャートのランキングに貢献したりする形がいいよねっていう、
そこら辺の試行錯誤が本当に面白いなと思いますね。
はい、ということで教えていただきありがとうございました。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメオの海外展開を密かに応援したいなと思っておりますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
じゃ、また出ます。