ツイッターのブランド変更のタイミングと背景
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと残念ながら、ツイッターがXに変わってしまいまして、
もうね、アンドロイドアプリが変わったかなと思ったら、iPhoneアプリも数日遅れて、Xになっちゃいましたけど、
なぜか僕のスマホはホームボタンに入れてるから、まだ実はツイッターアイコンに戻るっていう謎の運命が起こってますけど、
時間の問題ですよね。多分、僕も全部、サービス名も何もかもをXにしていくっていうことみたいですけど、
今回本当に、そのブランド変更のタイミングもそうだし、今も結構ツイッターのウェブサイトに、ツイッターって文字そこらじゅう残っていて、
いかに事前準備せずにXに変えたかっていうのがよくわかるんですけど、いろいろ調べると、どうも本当に思いつきで変えたっぽいぞっていうのがちょっと見えてきたので、
なんでそんなことをマスクさんがしたのかっていうのをちょっと分析してみたので、ご紹介したいと思います。
Yahoo! にはなぜツイッターをXに、マスク氏がスーパーアプリ実現を急ぐ理由っていう記事で書いてみたんですけど、
理由は単純に言うともう2つですね。まずはもう広告主が減っているっていうのと、
スレッツですね。背景から説明しておくと、ツイッターをXに変えるっていうのも本当に既定路線で、
もう買収する前の段階からイーロン・マスクさんはスーパーアプリXを作りたかったんですよね。
もともとゼロから作るっていうプランがあったみたいですけど、当時ツイッターがどうも買収できそうだということで、
ツイッターを買収して作った方がいいんじゃないかというので買収を検討したっていう。
途中で買収やっぱりやめたみたいな、その相手株が下落しちゃってですね、ちょっと相場に合わないから一回やめようとしたんだけれども、
もうその契約結んじゃってるから訴訟するよみたいになって、しょうがない買いますかみたいな流れになるんですよね。
その時にイーロン・マスクさんが、Find Twitter as an Accelerant to Creating Xっていう、
ツイッター賠償Xの開発を拡速させるっていうふうに、自分に言い聞かせるように投稿していて、
大金を払うんだけど、これはXを作るのに役立つから意味があるんだって、ある意味訴訟の結果買うことになっちゃったんだけど、自分に言い聞かせた感じがすごいあるんですけど。
要はツイッターをXにするっていうのもこの時から宣言していたようなもんで、
アプリはどうしてもツイッターをXに変えたらアプリはXになっちゃうんですから、
いつかなるのは覚悟してたんですけど、それにしても急でしたよね。
マスク氏の広告主減少とスレッツへの対応
非常に象徴的なのはロゴ変更した後に、早速ビルからツイッターロゴを取ろうという工事を始めるんですけど、
事前に建設申請をしてなくて警察に止められるっていう話題になってましたけど、いかに無計画にロゴ変更したかっていうのは象徴ですね。
なんでそこに至ったかっていうのは、単純に言うと広告主が半減していて戻ってこないから、
ツイッターブランドの価値自体がマスクさんの中で損ねになってて、もうツイッターを残すこと自体の価値を感じてないっていうのが一つだと思うんですね。
やっぱりメディアを切り替えるタイミングで広告主が戻ってくる可能性はなくはないんで、
今回早速ブランド切り替えたら広告値下げキャンペーンを展開して、広告主を呼び戻そうとしたんですよね。
マスク節だなと思うのが、今大企業は認証バッジを有料化した時に流石に問題だろうっていうので、
結構大手のブランドは金色の認証バッジが付いてるんですね。
たぶんシャープさんとかもツイッターだと思いますけど、金色の認証バッジを付けてる企業が広告を毎月出さないと、
金色の認証バッジ取り上げるよっていう、アメとムチのセットでやるみたいですね。
すごいですよね。どうしても広告主戻すんだっていう覚悟の現れだと思いますけど、
大手広告の主ほど広告出してくれると思って金色にしてやったのに広告出さねーのはムカつくっていう話ではないかなっていう。
もう一つの理由が、こっちの方が当然大きいと思うんですけど、明らかにスレッツ対応ですね。
スレッツはアクティブユーザーが1億ダウンロードを5日で達成したけど、1週間で1億5000万ダウンロード登録とか言ったんですかね。
でもアクティブユーザーがもうその3分の1とかになってるっていうので、終わった扱いしてる人も多いんですけど、
他はハイプ的に1回盛り上がって落ち着けると当たり前なんで、言うても1億5000万1週間で集めちゃったんですからね。
当然強力なライバルになるはずで、特にやっぱりマスクさんからするとムカついたのはザッカーバーグのツイートだと思うんですよね。
お前が偽物だっていうスパイダーマン同士が指を指しているイラスト、マーク・ザッカーバーグが11年ぶりにツイッターに投稿するっていう行為をしてますけど、
これ想像ですけど、マスクさんはスーパーアプリXでフェイスブックとかインスタを倒しに行きたいはずなんですよね。
彼はフェイスブックページ削除運動とかを主導した人間で、フェイスブックすごい嫌いなはずなんですよ、ヒーロー・マスクさんは。
で、スーパーアプリXでフェイスブックとかインスタを倒しに行くつもりだったのに、なんとフェイスブックグループはスレッツっていう古文を作ったんですね。
それをツイッターの分身としてぶつけてきたんですよね。少年ジャンプでよくありそうな展開ですけど、その本物の敵を戦おうと思ったら古文を作られたっていう。
で、当然スレッツはツイッタークローンなんで、ツイッターがスレッツと比較されちゃうんですよね。これやっぱりヒーロー・マスクからしても耐えられないはずで、
要はツイッターはフェイスブックにおいて古文の存在でしかないのであるっていう位置づけですから、
ここでやっぱスレッツとツイッターの泥試合になるのは、彼の精神的にも許さないはずで、特に大きかったのはスレッツのロゴがクローンっていうのは案外大きかったと思いますね。
今回本当はXのアイコンになって、Xとスレッツのロゴが似てて困るみたいなコメントを見ますけど、
やっぱりエイロー・マスクさんは本当に黒が好きなんだと思うんですよね。
多分いつか黒いロゴのXアイコンに変えるのを楽しみにしてたところに、さっきにスレッツが黒でかぶせてきちゃったっていう。
これは許せんっていうことだったんじゃないかなと思ってます。
で、その辺のマスクさんの心情が実は23日のツイッターの連投に透けて見えるんですよ。
本当に嘘みたいな話なんですけど、これ結構きっかけになってるのが、チェンジデフォルト・プラットフォーム・カラー・トゥ・ブラックっていうツイートをするんですよね。
要はツイッターのデフォルト・カラーを黒にしようと思ってる。本当に黒へのこだわりが強いんですよ。
この投票の後に、もうツイッターのブランドとはそのうちおさらばするよとか、Xロゴの募集を始めるんですけど、
ツイッターのブランド変更
その前に、ペイント・イット・ブラックっていう黒に塗れっていうツイートをしたり、ワビサビっていう謎のツイートをしてるんですよね。
このツイートが始まったのが、この一連のツイートが始まったのが、7月23日の日本時間の午後0時31分なんですけど、
ペイント・イット・ブラック・ワビサビとか投稿して、急にデフォルトの色黒にしようと思うんだけどって投票を始めるんですよね。
これが黒側が圧勝するんですよ。たぶんこの展開に気を良くするんですよね。
これ投票にわざわざ自分でThis is importantっていうツイートをして、自分でもセルフリツイートをしてるんですけど、
要はこの投票大事だよっていうのをユーザーにアピールするんですよね。
で、それに対してエコーターが、いやいや、ユーザーが言われたからネガティブプラットフォームは愛してるよみたいなツイートをし、
その後、もうツイッターブランドにはそのうちお別れを告げるんだよと、全ての取り出しを持っている。この間30分。
で、その後、本番、良いXロゴが投稿されたら、もうそれを明日発表するよみたいなツイートをするんですよ。
これたぶんね、この30分くらいのツイートとユーザーとのやり取りで、気分が乗ったんだと思いますね。
なんかツイッターのデザイナーの人が、このブランド変更を私聞いてないっていう怖い話してもいいですかみたいなツイートしてアカウント消すみたいなことが起こりましたけども、でも本当にこの30分でマスク思いついたってことなんですね。
で、この黒い鳥の、鳥じゃなくてXロゴだよみたいなのを募集して、この後23分後に応募された動画を気に入ったらしく、それをリツイートして、
ユーザーXとかね、謎のツイートをして翌日ロゴを変更する。
これね、たぶん本当にこのなんかスレッツムカつくのはどうしようみたいな思って、黒に対するこだわりを見せたところで、なんかこう多分ツイッターの怖いユーザーが、いやいや黒じゃないみたいなこと言ってきたから、
いやいやもう俺はツイッターブランドなんか変えるつもりだよっつって、もうなんなら明日変えたるわみたいな感じになったんじゃないかなっていうふうにこのツイッターを見ると、見えてくるっていう、すげー話ですよね。
スーパーアプリXの成功への挑戦
440億ドルの買い物をして、もうそのブランド資産自体は全部捨て、あくまでXを作るための骨組みにしてしまうっていう。
注目はこれが本当にうまくいくのかって話なんですよね。
スーパーアプリXって言ってますけど、スーパーアプリって結局その、イーローマスクさんのEverything Appsっていうのがね、なんでも入っているアプリなんですけど、これって実は歴史上あんまり成功した例ってないんですよね。
WeChatは確かに成功してるんですけど、Facebookも似たような決済とか言えようとしてもうまくいってない。
Facebook、アクティブユーザー、言うてもね、なんかイーローマスクさんXのアクティブユーザー新記録になったっつってツイートしてましたけど、言うても5億数千万とかですから、結局その4、5倍、6倍とか言うとFacebookとかインスタがそういうアプローチをしてもうまくいってないのに、Xに決済機能を入れたら果たして使われるのかっていう。
日本でもね、スーパーアプリに一番近いのはLINEとかメール代わりだったと思いますけど、やっぱりその辺が決済機能を実装しても決済専門で縦端バグ役をやったPayPayには全然当たらなかったって話なので、これね、スーパーアプリを今マスクさんが作りたいのはわかるし、そのためにTwitterを買ったのもわかるんで、
まあ彼のね、本当にその資産なんでまあお好きにどうぞって残念ながら話になっちゃうんですけど、ここまで慌ててやるっていうのは結構スレッツとか広告主の反応に追い詰められた結果、やっぱりちょっと拙速に動いちゃったんじゃないかなっていう気がしちゃいますね。
まあ本当にTwitterブランドも何もかも全部消すのか、ツイートとかリツイートって言葉も消すのかちょっとまだよくわかんないですけど、当然これで最終的にスーパーアプリの勢いがこのブランド変更によって逆にTwitterのユーザーが離れていっちゃうと、正規の大失敗っていうことになりますし、これ本当スーパーアプリXになったらもう正規の天才経営者っていうことを固たるものをすると思うんで、ここはね大きな分岐点になったんじゃないかなということで一応現時点での予想です。
以上拙速を書いてみました。他にもこんな話してますよって方がおられましたら、コメントやツイートで教えていただけると幸いです。