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2023-07-11 12:22

ツイッターとスレッズのユーザー獲得戦争はどうなるか #450

ツイッターとスレッズのユーザー獲得戦争は、どちらに軍配があがるのか(徳力基彦) - 個人 - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20230707-00356847
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サマリー

ツイッターとスレッズのユーザー獲得戦争はどうなるか。ツイッターは、ザッカーバーグの本気度によって苦境に立たされています。両者が共存できる道を見つける必要があります。

ツイッターとスレッズの現状
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ツイッター対抗アプリって僕が呼んでますけど、スレッズですね。
確かFacebookグループ、今Instagramのオプションアプリとしてリリースされたスレッズが、すごいですよね。
7時間で1000万人いったかと思ったら、もう1日足らずで3000万行き、2日で7000万だったかな。
多分もうだから、今3日4日経とうとしてるのかな。多分1億超えてんじゃないかなって感じですよね。
多分、あくまでこれはユーザー登録数であってアクティブ数じゃないんで、そこは気をつけないといけないんですけど、
多分チャットGPTが1億人突破が1ヶ月だったか2ヶ月だったか忘れましたけど、ぐらいのスパイクを見せたんですけど、
どうもスレッズはそれを超える感じになるんじゃないかっていう現状ですね。すごいですよね。
リリース前は結構ネガティブな記事なんかも散見されたんですけど、多分予想し得る最高のスタートを見せてると思うんですね。
ザッカーバーグ氏もスレッズ上でウェイエクスペクテッドとかちょっと分かりすぎましたけど、予想よりも遥かに上回るみたいな感じの投稿されたので大成功ですね。
個人的にはこのザッカーバーグ、ツイッターvsスレッズなんですけど、
これイーロン・マスクvsザッカーバーグの歴史ではあるんですよね。
実はザッカーバーグさんはもともとツイッターを買収したくて断られたんで仕方がなくフレンドフィードっていう会社を買収して、
ツイッター的なタイムライン機能をFacebookに取り入れたっていう、当時はもうツイッターを潰す勢いでやるんだみたいな報道もされてましたけれども、
その時にはツイッターを潰せなかったんですよね。Facebook、ツイッターが今残っているっていうのはこれが15年前から始まっている歴史ですね、ツイッターとFacebookグループの。
実は2018年、5年前にはFacebookがケンブリッジアナリティカの個人情報不正利用問題が圧迫した時に、
実はイーロン・マスクさんがスペースXとかテスラのFacebookページを削除して、こんな会社のサービス買うのやめようっていう旗振りをしたっていう因縁があるんですよね。
イーロン・マスクさんがツイッターを買収したのも、Facebookが占拠しているSNSの世界をひっくり返したかったっていう、
スーパープリックスをひっくり返したかったんじゃないかっていうのは個人的な見立てなんですけど、最近だとイーロン・マスクとザッカーバーグはケージマッチしようぜみたいな、
中学生会みたいな感じのコツわざり合いをネット上で展開してましたけれども、それの代理戦争みたいな感じですね、ツイッターとスレッツ。
じゃあこれからツイッターとスレッツどうなるのっていうのを一応記事には3つシナリオを書いてみました。
要はツイッターかつスレッツかつ両方それぞれの道を行くっていう、3つ選択肢ってそれはそうでしょうって話なんですけど、
これは多分国ごとによって変わると思うんですよね。
日本はツイッターの利用者数がインスタと同じぐらい、今インスタ抜かれたんじゃないかって言われてますけど、
大規模、いろんな数値があるんですけど、一説には6000万ぐらいアクティブユーザーがいるんじゃないかっていう説もあってですね、
ツイッターの利用率って日本ではやっぱり世界の中では非常に高いんですよね。
そう考えるとやっぱりツイッターは本当に日本の生活シーンのいろんなところに入り込んでるんで、
簡単にスレッツがそれをひっくり返すっていうのは普通に考えたらないと思います。
実際ツイッターはさっきのFacebookがフレンドフィードを買収して潰しに来たりとか、
Googleが成り物入りでGoogleプラスというのを始めて、これも開始3週間で2000万人とか当時としては非常に早くて、
これやっぱGoogleがツイッター抜くんじゃないかみたいな議論があったんですけど、
ツイッターはしのいなんですよね。
今回ツイッターの新CEOのヤッパリーノさんもサービスは真似できるかもしれないけど、
コミュニティをコピーできないよっていうちょっと強気なツイートをされてますけど、
普通に考えたらネットワーク効果があるんで、
ツイッターがしばらくは少なくともスレッツを抑え込むはずなんですけど、
これがね、ちょっとツイッターのこのバタバタを見ると日本でもあんまり楽観視できないんじゃないかと、
ちょっと私はね、ツイッターも16年選手なんでツイッター頑張ってほしいんですけど、
ちょっと不安になってます。
海外を見てみると、実はインスタはグローバルで20億いるって言われるんですけど、
ツイッターは調査結果にもよるんですけど、5億から3億くらいだって言われてですね、アクティブユーザー。
実はインスタの4分の1とかなんですよね。
だから実はインスタ登録者の1,2割がスレッツ、3割が使うともう6億人でツイッター抜くんですよね。
国によってはもう向いてるところがあるはずなんですよ、登録者数というと。
国によっては本当にツイッターの視野がめちゃめちゃ低いところって多いですからね。
そう考えると世界的には案外ネットワーク効果が逆に効いちゃうんですよね。
インスタグラムのネットワーク効果の方が強くて、ツイッターいらないじゃんみたいなのは全然起こり得ます。
これがやっぱりツイッターにとっては最悪のシナリオで。
海外でスレッツの方がシェアが上がっちゃうと、言うてもツイッターはグローバルビジネスですからね。
日本だけツイッターが残っても、当然マスクさんからずっと意味がなくなっちゃう。
アメリカは比較的両方残るパターンがあるんじゃないかなとちょっと個人的に見ていて、両方残るというかもう分断ですね。
右と左、共和党と民主党、極右と左みたいな感じですかね、今の感じだと。
もともとツイッターが何でイロンマスクさんに買収される展開になったかというと、
トランプ大統領のアカウント凍結、これはだから旧アナウンスとか、いわゆる極右の陰謀論グループが
結構ツイッターを中心に議会襲撃事件を発生させたしまったので、
ツイッター社がそのトランプ元大統領とか旧アナウンスのアカウントを一斉に永久凍結したんですけど、
それを今回トランプ大統領を含めてマスクさんが復活させてるんですよね、言論の自由という立て付けで。
その結果どうなったかというと、結局ツイッターが極右のプラットフォームというふうに見られるようになっちゃったんですね、アメリカではどうも。
僕もアメリカにいないんで本当どこかでよくわかんないですけど、旧アナウンスのドキュメンタリーとか見てると本当はアメリカにおける社会問題なんですよね。
トランプ大統領を中心にトゥルースソーシャルみたいなトランプ大統領立ち上げましたけど、
ある意味トゥルースソーシャル的なプラットフォームに今ツイッターがなっちゃってて、
逆に今度は民主党寄りの議員がツイッター以外の場所を探してブルース会議に行って話題になったりみたいなことが起こったんですよね。
ツイッターとスレッズの競争激化
単純にこのまま行くと民主党寄りがスレッツで共和党寄りがツイッターみたいなパターンもあり得なくなるんですね。
ザッカーバーグ本気だなと思ったのはスレッツの投稿で、
フェイスブックの広告まみれを考えたらスレッツもそうなるんでしょうみたいな思ってる人は日本でも少なくなくて、
ツイッター上でもそういう投稿見るんですけど、実はスレッツは当面広告しないってザッカーバーグ宣言しちゃったんですよね。
10億人への道筋が見えるまでマネタイゾーしません。
これね、フェイスブックグループはいいんですよ。
何しろツイッターとフェイスブックが大金を生んでますからね。
10億とか30億近いプラットフォームを持っていて、そこが広告収入の大金を上げてるんで、
スレッツごとき、ただでしばらく提供できちゃって。
10億人見えるまでってツイッターのアクティブユーザー数今5億とか6億とかですからね。
ツイッターを超えたらマネタイズ考え、完全に僕の知り合いは衝動作戦って表現してますけど、
スレッツは広告なしでツイッターにぶつけて、ツイッターをある意味潰すっていう宣言だと思うんですね。
僕はツイッターに頑張ってほしいんですけど、
マスクさんからしたらツイッターで今のサービスを維持しつつ、
多分スーパーアプリXを作って、フェイスブックとかインスタグラムで戦える文字を作ろうっていう話だったと思うんですけど、
それを先に潰しに来たっていうことだと思うんですよね。
もうすごいスケージマッチどころじゃないです。
本当にマスクさんとザッカバーグさんの仁義な戦いですね。
本気の殴り合いです。
2人がね、世界を代表する企業家であり資産家ですからね。
すごいですよね。
それがこの中学生みたいな健康質のスケージマッチのやり取りをしているっていう。
個人的に一番印象的だったのが、マーク・ザッカーバーグさんが11年ぶりにツイッターに投稿した画像なんですよ。
皆さん見ました?
スパイダーマンがお互いに指を差し合っているっていう。
結構欧米では指を差し合うのって結構失礼な行為だって言われますけど、
まあ象徴的なやつですね。
スパイダーマンとスパイダーマンの多分おそらく偽物がお互いにお前が偽物だって指を差し合っている。
これね、めちゃめちゃ洒落が効いてると思うんですよ。
本来だったらスレッツを作ったザッカーバーグ確実に偽物じゃないですか。
ツイッターが本物なわけだから。
多分ザッカーバーグが言っているのは、マスクが運営しているツイッターこそもう偽物なんだってことなんですよね。
多分です。
これは僕もツイッターに知り合いが多いんで、ツイッターを今も応援してますけど、
もともとツイッターにおられて退職された渡辺さんとかの記事を読むと、
ツイッターのブランドって結構ヒップホップとかジャズとかどちらかというとボトムアップ的なカルチャーなんですよね。
そこにも超トップダウンのマスクをやってきて、
もう今サービスの外部APIをもうガンガン遮断したりとかやってますから、
ザッカーバーグさんからすると今のツイッターは自分が欲しかったツイッターじゃないっていう、
お前こそが偽物だっていう指摘なんだと思うんですよね。
実際にはまだツイッターはやっぱり検索とか外部APIとか自動で投稿できたりとか、
キャンペーンやりやすかったりとか、ハッシュタグとかスレッツがない機能がたくさんあるんで、
現時点ではスレッツがツイッターの完全置き換わりになることはないと思うんですけど、
この辺は本当にこのザッカーバーグさんの本気度を見ると、
ツイッターがやってることでそんなにおからめがかからないことは一通りやっていくんじゃないかなっていう感じですね。
初期の衝動作戦でやっておられると、
マスクさんはツイッターでツイッター買収時の利子を返却しなくちゃいけないからお金を生み続けないといけないんだけど、
ザッカーバーグは別にマスクさんのツイッターがスーパーアプリXを作る余裕がなくなればいいから、
広告なしで提供してしまえばいいっていう。
これはね、ツイッター側は辛い、きつい戦いになってきてるなっていう感じですね。
ちょっと僕は、都度いいですか、ツイッターに。
もうね、16年使ってますから頑張ってほしいんですけど、
両方残る形になってくれればいいなと思うんです。
実際にSNSが一極集中ではなく分散になっていく時代だって話だと思うので、
うまく両者が共存する道が見つかればいいなと思ってますけど、
ザッカーバーグさんは本気らしいよっていうご紹介でした。
他にもこんな視点がありますよって話がありましたら、
ぜひコメントとかツイートで教えていただけると幸いです。
ツイッターとツイッターを作ったザッカーバーグの戦い
ありがとうございます。
12:22

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