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2024-02-21 06:42

Yogiboとコナズ珈琲に学ぶ「体験」を重視する逆転の発想 #605

脱・店舗ビジネスの常識、Yogiboとコナズ珈琲に学ぶ「体験」を重視する逆転の発想(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/417063e48e8f7e759b5dc5a7c4c8f101dd32b949
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとビジネス寄りのデータですけれども、
昨年末に参加したマーケティングアジェンダ東京というイベントで、
リーズソファーのYogiboさんとですね、ハワイアンカフェのコナズ珈琲というところのプレゼンを立て続けに聞く機会があったんですけど、
結構両者が共通点が多くて、従来の多分飲食店とか販売店の常識とちょっと逆のアプローチを取ってたのが面白かったので、ご紹介したいと思います。
Yahoo!ニュースには、脱店舗ビジネスの常識、Yogiboとコナズ珈琲に学ぶ体験を重視する逆転の発想って書いてあるんですけど、
まずYogiboですね。Yogibo、皆さんご存知ですかね。
ビーズソファー、ビーズクッション。Yogibo自体は椅子の再発明みたいなことを言ってるみたいですけど、
うちもあの、でかいやつと小さいやつと二つあって大変お世話になってるんですけど、
Yogiboは面白い会社なんですよね。もともとYogiboはアメリカの会社で、
日本の会社は電脳卸してアフィリエットサービスを運営してたWebSharkという会社なんですよ。
WebSharkの経営者の方にも昔お会いしたことがあるんで、いつの間にか業態が変わっててびっくりしたんですけど、
もともとはだからそのYogiboを日本で販売代理として売ってる事業だったんだけれども、
日本のYogibo事業があまりに成功したんで、販売代理店のWebSharkがYogibo本社を買収して日本の会社がYogiboになっちゃったっていう、
珍しいパターンですね。結構ありますよね、そういうパターンね。海外のモデルを持ってきたんだけど日本の方が成功するみたいな。
セブンイレブンなんかもそうだと思いますけど、ある意味Yahooもそうだったりするのかな。
Yogiboは、もともとはアフィリエットサービスをやってたWebの会社がYogiboを販売してたんですよね。
なのでもともとはECが多分メインだったと思うんですけど、実は今店舗に注力していて、
その店舗で注力しているのが商品を売ることではなくて、体験してもらうことらしいんですよね。
Yogiboって座ってもらわないと良さが分からないんで、やっぱり座ってもらう必要があります。
オンラインでなかなかこんなでかいものいきなり買わない。うちはいきなり買っちゃったんですけど。
なのでお店で体験してもらった。だからお店の販売員さんは、販売員というかお店の店員さんは販売が実は目的じゃなくて、
とにかく座ってもらうこと、体験を重視してるらしいです。
なので店頭のKPIが売り上げじゃなくて座数、座る数っていうのでやったらしいんですよね。
でもそれで最終的に売り上げが上がるっていうのをちゃんとデータ分析して証明しているからそれに特化できるっていう。
結構ね、風が吹けばお部屋が儲かるというのはちょっと論法に聞こえるかもしれないですけど、
03:04
店頭で店員の人が売るのに集中せずに体験に集中してもらうことによって結果的に売り上げが加えるっていうのを、
毎適用だから証明できてるっていうことだと思うんですね。
これなかなか多分ちゃんとデータ分析をしないとついついやっぱり売る方に意識が行っちゃうと思うんですけど、面白いなと思いました。
ちゃんとそのECサイトで買った人がその前に体験したかどうかとかいろんな分析をしてるみたいです。
もともとアフィリエイトの会社なんで、データ分析すごいしてるんだと思うんですけど、
同じような話が実はこのコーヒーさんにもありまして、
このコーヒーって僕ちょっと行ったことないんで、どんなお店か実は本当のところはわかってないんですけど、
ハワイアンカフェですね。
実はこれも丸亀製麺のトリドルフォーディングスが開始した新業態だそうです。
ハワイアンカフェなんですけど、カフェって言うと通常は多分回転率重視とか効率重視なんですけど、
このコーヒーはハワイアンカフェなんで体験重視で、メニューもリッチだしその分高いんですけど、
店舗の内装とかもめちゃめちゃこだわって、とにかく感動を優先してるのです。
同じだけの感動体験。
通常はお店の体験を良くしようとすると利益率悪くなるんですよね。
結局お店の外装とか内装にコストかけると固定費上がっちゃうし、
お店の料理こだわるとオペレーションも複雑になるし、
そののんびりカフェで座ってもらうと回転率悪くなるから収益も悪くなるんですよね。
でもそれを二律廃範じゃなくて二律両立するにはどうするかって考えてやることによって、
今は2019年から2022年にかけて34店舗から41店舗と7店舗しか増えてないのに売上高は153%の増加。
1.5倍。営業有益が335%増加を達成したっていう。
当然ハワイアンカフェっていう業態だから多分お客さんがその体験を重視していて、
体験を重視する方が多分あそこいいよって口コミでお客さんも来るし、
お店の外側も本当日本とは思えないハワイな感じなんで、
多分道をロードサイドにあるらしいですけど、車で通ってもなんだあれってなるらしいですよね。
そういう意味で本当の口コミ。
多分行ったお客さんもやっぱり写真たくさん上げるしみたいなのがうまく回って、
売上にも利益にも効いているっていう。
一見利益上げたかったら効率重視でできるだけコストかけずにってなりがちなんですけど、
実はコストかけた方がお客さんの体験が良くなって、体験が口コミにつながって、
売上にも利益も上がるパターンがあるっていうのは結構これの今時だなと思いましたね。
当然まだまだドトールとか効率重視で伸ばしていく業態ってのはそれぞれ存在すると思うんですけど、
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SNSによってその真逆一見非常識に見えるアプローチでも
業績に効くっていうパターンが出てくるんだなっていうのをちょっと感じたのでご紹介でした。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメが海外に進出するのを密かに応援したいなと思ってますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたらコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
06:42

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