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2024-12-10 13:21

Netflix「日本会員1000万」突破で、あらためて注目される影響力 #825

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Netflix「日本会員1000万」突破で、あらためて注目される「Netflixエフェクト」の影響力(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6926d6cce4ca86d40b47a82ca3cafc541a8f59fe
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サマリー

Netflixの日本国内会員数が1000万を突破し、その影響力が再評価されています。この動きは、日本市場における有料配信サービスの成長と競争の重要性を明らかにしています。特に、日本のコンテンツがグローバルに広がり、新しいトレンドやスターを生み出す「Netflixエフェクト」が注目されています。

Netflixの会員数突破
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、Netflixの日本国内会員が1000万を突破したということが発表されましたので、
Yahoo!ニュースに記事を書いてみました。実は、Netflixさんから事前のメディアレクチャーみたいな機会もいただいていたんですけど、
ちょっとその時の印象をご紹介しておきたいと思います。記事のタイトルは、Netflix日本会員1000万突破で、あらためて注目されるNetflixエフェクトの影響力というタイトルにしてみました。
Netflix、1000万ね、僕は勝手に超えてると想像してたんで、予測が当たっててよかったと思ったんですけど、
今回発表の仕方がちょっと面白くて、2024年の上半期時点で1000万を突破していたことを発表したっていう。
上半期って言ったらもうとっくに終わってますからね。そのNetflixの上半期って言ったら6月末までのこと言うんだと思うんで、
今年の前半にはもう1000万を超えてたんだけど、発表してなかったのをこのタイミングで発表したっていう。
これはもう本当に日本独自の施策だと思いますね。実はグローバルでは今後会員数発表しないって言ってて、今2億8000万超えてるのかな。
どうしてももう2億8000万で3億超えるか超えないかみたいな感じで、会員数の伸びが止まっているみたいに言われることが多く、
今後は広告付き払うも入ったんで、収入金額の方をIR上は出して、会員数はやっぱりいやいや言われるから出しませんみたいなことらしいんですけど、
多分日本法人としてはやっぱり日本のこの数字出したいから出させてくれというコミュニケーション、本国としてこのタイミングで、あるいは半年遅れで1000万突破を発表したということだと思います。
多分、記事にも書いたんですけど、直近であれなんですよね、UNEXTさんが今400数十万とかで伸びてきてて、
ネットネックスの会員数の開示情報って、4年前、5年前、4年前ですね、2019年8月に300万、2020年9月に500万っていう、この時ね、
1年でいきなり200万も増えたんで、すげー伸びてるねって、さすがにコロナ禍の影響だよねっていうことで、関係者の間では消化されたんですけど、2020年9月に500万。
これを超えたのが4年前で、実はこの500万っていう数字しか開示情報で出てないんで、結構今も500万だと思ってる人が少なくなかったんですよね。
で、UNEXTさんがパラビと統合して433万になったんで、結構ね、UNEXTがトリックスに肉迫とか、UNEXTがトリックスに迫るみたいな紹介のされ方してたんですよね。
ジェムスタンダードさんのレポートとかだと、これ売り上げで見てるからなのかな、2023年、ネトリックス21%でUNEXTが15%っていう。
で、ネトリックスは実はこのジェムスタンダードのリサーチだと、実はシェアを下げてるんですよね。
これ市場規模なので、なんでかは分かんないです。調査の仕方的に減っているっていうデータになっちゃったのか、
UNEXTの会員、月額2000円ぐらいしますからね、金額が互いから迫ってるように見えたら。
でも実際はその会員数ね、433万対1000万だと倍差があるんですけど、みたいなのが多分日本で誤解が広がったので、
ネトリックス、日本法人としてもちゃんと1000万という数字出そうよっていう、本社と掛け合って出したんじゃないかな、みたいなことをちょっと勝手にじゃあ推移してます。
メディアと文化の影響
いずれにしても1000万っていうこの数字のインパクトはめちゃめちゃでかいと思うんですね。
日本ではやっぱり、そもそも有料配信サービスはワウワウさんが300万で頭打ちになっちゃったんですよね。
スタッフも確か380万ぐらいだったかな。
有料契約サービス、日本はやっぱりなんといっても無料の地上波が強いんで、有料契約サービスは日本で契約する人って500万人ぐらいしかいないんじゃないかっていうのがモッパラ業界の見方で、
300万の壁とか500万の壁とか言われてたんですよね。
それを2020年9月にあっさりネトリックスが超えたんで、衝撃が業界に走ってたんですけど、
それでもやっぱり業界の方がすると1000万は超えないよっていう見方をしてる人が結構多くて、
ちょうど僕も先月2ヶ月前ぐらいかな、業界関係者の人とネトリックス1000万超えてるんじゃないですかねみたいな話してたら、
いやいや多分800万ぐらいで頭打ちになってるよみたいなことをおっしゃってる人がいて、結構業界通の方だったんですけど、そんなもんかなと思ったんですけど、
日本、やっぱりケーブルテレビの文化があんまりないんでそういう風に思う方が多かったっていう、でも1000万超えたってこれは大きいと思います。
アメリカは何つっても全世帯の半分ぐらいがネトリックス見れますみたいな感じなんで全然状況違いますけど、
でも1000万になってくると実は日本でも世帯数5000万弱なんですよね。
今4885万世帯なんです。
実は20%超えてきてるんですよね、契約率でいうと。
世帯で見ると、人口で見ると10倍以下に見えちゃうかもしれないですけど。
で、世帯数4885万ってことは、実はネトリックスの契約世帯、1000万のうちの半分が仮に自民主たちとか黒幕城とかを見ると、
単純計算ですけど500万世帯が視聴するんで、世帯視聴率10%に近い影響力って話になってくるんですよね。
今地上波のドラマで視聴率10%取るの大変ですから、多分数本しかないですよね。
確か2桁超えたら人気ドラマみたいな感じになってると思うんで。
で、そう考えて振り返ると今年は何といっても自民主たちが流行語大賞のトップ10取ってますからね、もうええでしょうね。
なんならその、不手ほどが大賞を取りましたけど、本当の流行した単語って言えば不手ほどって流行ってないですかね。
不適切にモードがあるのドラマは流行りましたけど、不手ほどって流行ってないだろっていう意味でなんか、不適切報道の略だみたいな感じでネット上、X上ではいじられてましたけど。
ある意味話題移動で言ったらもうええでしょう、全然大賞取ってもおかしくなかったと思うんですよね。
さすがにちょっとNetflixのキーワードを大賞に選ぶほどの使いは流行語大賞の委員会の方々も難しかったんだと思うんですけど。
でもたぶん従来の常識で考えたら、この有料配信サービスでしか見れない番組の言葉が流行語大賞をノミネートされることすらありえない話だったと思うんですよね。
数年前だったらありえなかったと思うんです。
それが今回やっぱ実際流行ってましたからね、もうええでしょうは。
当然そのドラマ自体が流行ったっていうよりはもう芸人さんが、それこそチョコボロさんがもうええでしょうゲーム、めちゃめちゃ面白いんですけど。
そういうその芸人がこぞってもうええでしょうを話題にしたみたいなのが、たぶん流行語大賞に入るほどの話題になった背景にはあって、うちもあの次男が普通にもうええでしょう言うてましたから。
たぶんやっぱ小学校で流行ってんだと思うんですよね。だからそれぐらい広がったっていう。
Netflixの影響力の増加
でもやっぱり1000万世帯いくぐらいの影響力になると、
一見契約数で言うと地上波のテレビからすると到達度は低く見えるんだけれども、やっぱ熱量が高いコンテンツだと流行語大賞に入れてこれちゃうっていう。
そういうことなのかなと思いますね。
でこれやっぱグローバルの数字を見てくるとまた印象がさらに変わってくるんですよね。
例えば今年の上半期で日本のドラマで一番主張されたのが忍びの家なんですけど、忍びの家は崩壊初秋で世界16カ国で1位、92カ国でトップテン入りっていう。
自民主たちは30カ国でトップテン入りだったんで忍びの家の方が自民主たちよりも当然グローバルではでかいブームなんですよね。
この忍びの家に関しては上半期の視聴流数が公開されたんですけど、1590万ビューなんですよ。
単純に言うと1590万世帯が見た。世帯は個人ですけどね。
ただ複数視聴もあると思うんで1590万世帯と考えると、これ日本だけで絶対達成できない数字なので。
やっぱりこうなってくると映像関係者からすると同じドラマ作るんだったらNetflixにも配信してっていうのがやっぱり主流になってくる感じはあると思うんですね。
今回その事前のメディアレクシャーのキーワードで個人的に印象に残ったのがNetflix Effectっていう言葉で、これはNetflixが言い出してるんじゃなくて、あくまでもグローバルのメディアがNetflix Effectって呼ぶようになってるらしいですよね。
Netflix Effectの要素として、Netflix側で4つぐらいポイントがあるっていうのをメディアレクシャーの時に教えてもらったんですけど、
単純に言うとNetflixの作品が非常に大きな話題を読んで、新たなスターが生まれたりトレンドが生まれたりするみたいな現象をNetflix Effectと呼んでいると。
海外のリカゲームとか、それこそコンマリさんのコンマリメソッドが流行ったのももう5、6年前だと思いますけど、それぐらいそのNetflix番組を中心に社会現象が起こるのがやっぱりアメリカで起きるんですよね。
なんでかっていうと半分の世帯がNetflixを見れるからって話なんですけど、こうなってくるとそのモーエル賞が流行語入りしたように、Netflixの番組が日本の社会現象になるっていう、
本当の意味ではNetflix Effectが起こる可能性が見えてきてるのかなと思いますね。
日本の映像業界の変化
何度も僕、記事で書いてきたんですけど、やっぱりNetflixってほんとそのもうほぼ10年前、2015年9月に日本に入ってきた時には、黒船って言われたんですよね。
黒船、要はそのNetflixの子みたいなでかい会社が日本に入ってくると、日本の映像産業はNetflixに買われちゃうとか、Netflixに日本市場が持ってかれちゃうっていう意味での敵として黒船っていう単語を使ってたんだと認識してるんですけど、
本当は高橋さん、Netflixのプロデューサーの高橋さんともイベントでディスパネルディスカッションさせていただきましたけど、明らかにある意味でNetflixは黒船だったっていうのが証明されてる感じですよね。
結局今まで日本の映像業界って日本市場に向けて、ある意味鎖国をして日本のコンテンツは日本向けだけ出してたんですけど、
でも実はNetflixが入ってきたことによって、日本のアニメとか実写ドラマがNetflix経由で海外で見られるようになりましたし、
ワンピースみたいなね、日本人からしたらトラウマがある、もうその漫画の実写化っていう、もう絶対やるなって思われていたドラゴンボールのトラウマをワンピースで見事に塗り替えて、
漫画の実写化やっていいじゃんっていう流れに今なってます。ユーユーアクションがヒットしたりとか。
そういう意味で言うと、ある意味でNetflixは本当の意味での黒船で、その日本の映像業界、ある意味鎖国していた日本の映像業界に黒船としてはNetflixがやってきたことによって、実は日本の映像関係者が世界で活躍する土台が広がっているっていう意味で、
1000万超えてくると本当に日本国内での影響力も改めて明確にワンステップ上がると思いますので、よりNetflixを中心にコンテンツをいかに世界に広げるか、日本の映像関係者が増えるんじゃないかなと思ったのでちょっとご紹介です。
こちらのチャンネルでは日本のエンタグの未来を密かに応援したいなと思っておりますので、他にもこんな面白い話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
じゃまれでまーす。
13:21

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