キンプリの分裂と対処
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ジャニーズ事務所の体験に関する 記事をYahooに寄稿したんですけど、
ちょっとその流れで色々調べていたら、気になる記事を見つけてしまったので、 ちょっとそれに関連して言及しておきたいなと思って記事を書きました。
記事は、キンプリの分裂は決して無駄ではなく、ジャニーズ成果買い問題を 明るめに探す起点だったという結論をタイトルに書いてあるんですけど、
結構やっぱり、ジュリー社長が退任するくだりで、 キンプリファンの思いをネタに記事を書いているメディアが多くて、
単純に言うと、キンプリが解散したのは無駄だったんじゃないか、 みたいな感じのトーンで報道しているメディアが何社かあるんですよね。
当然、色んな視点があると思うんですけど、 ファンの方からしたら当然ですよね。
ジュリー、藤島ジュリー社長が原因で キンプリが分裂したっていうことらしいので、
まず海外進出を断ったのか、ストリーミングを断ったのか、 色んな噂がありますけれども、
藤島さんが辞めるんだったら、もうちょっとキンプリのメンバー我慢していれば、 自分たちがやりたいことをやれたんじゃないか、みたいな感じで、
そのキンプリの分裂とか対処が無駄だったんじゃないか、 みたいなコメントが散見されたそうですけれども、
時系列で見ると決してそういうことではないと思うんですよね。
キンプリのファンの方からしたら何の慰めにもならないと思うんですけど、
キンプリの分裂というかメンバーの対処が発表されたことこそが、
今回のジャニーズ事務所がこれだけ大手メディアを巻き込んで、 その忖度の構造を作り上げていたのを壊すきっかけになったと思います。
時系列で並べてみると、今メディアの中では、 今年の3月にBBCのドキュメンタリーが起点になって、
今回の一連の議論が始まったという報道が多いんですけど、 実は違うんですよね。
キンプリから3人のメンバーが脱退するって発表されたのが11月4日、 去年の11月4日なんですけれども、
これで、実はこの後11月13日に河村岡本さんがガシさんの生配信で、 ジャニー・北橋の成果外について暴露するんですよね。
BBCのドキュメンタリーはBBCのプロデューサーのインタビューを見る限りは、 かなり前から問いかかっていたものがコロナでうまく進められなかったみたいな話なので、
必ずしもこの岡本さんの暴露によって BBCのドキュメンタリーが完成したわけではないとは思うんですけれども、
日本のネットにおいて最初に話題にしたのは、 実はこの11月の河村岡本さんなんですよね。
さらに重要なのは、2023年3月のBBCのドキュメンタリーは、 確かに業界で話題になり、僕もそれで見ましたし、
それに関連してちょっとツイートもしましたけど、 たぶんこの段階ではメディアはほとんど取り上げてないんですよね。
一部のネットメディアがBBCを引用して紹介したぐらいで、 大手メディアはたぶんね、完全に黙殺したと思いますね。
完全にっていうと、うちは違う大手メディアの方から反論をもらうかもしれないですけど、 たぶんほぼ話題になってないです。
唯一数回文春がこれに刺激を受けて、 3月23日から毎週のようにジャニーズ性格問題のいわゆるキャンペーンを始めるんですけど、
これすらたぶんテレビはほぼ取り上げてないと思いますね。
通常、文春法が発動するとテレビ局、朝の情報番組とかでもガンガン取り上げまくるんですけど、 たぶん3月の段階は取り上げ、全く取り上げてないと思います。
ちょっと違ったらごめんなさい。
でも、ほぼ話題になってなかったと思うんですよね。
ジャニーズ事務所のメディアコントロール
僕も衝撃を受けたんです。 BBCのドキュメンタリーとか週刊文春がこんだけやってるのに、 やっぱりスルーするんだっていう。
で、流れを変えたのは4月12日に行われた河村岡本さんの青出し会見だったんです。
これによって本当に被害者がいて、しかも彼は本当にセキュララに、ある意味、 やっぱりブラジルの血があるからみたいな話はご本人もおっしゃってましたけど、
やっぱり日本人だったらいきなりここまで言わないよねっていうレベルの発言をしてくれたんですよね。
これはやっぱり本当に大きかったと思います。
ここで流れが変わったんだと思うんですよね。
で、4月13日に実は大手メディアが小さく報道してます。
すごい重要なのは、4月12日の河村さんの会見の時に、 河村さんが大手メディアがこういうことがあるっていう報道をしていれば、
自分がジャニーズ入りは多分してなかったと発言されてるんですよね。
これはすごい日本のメディアに対する問題提起になってたと思います。
これ質問したテレビ局の方にも実は、関係者の方にも話を聞いたんですけど、
あの質問めちゃめちゃ重要だったと思うんですよね。
で、河村さんがこの顔出し会見をすることになった背景も、
要はこの近ぷりの最初のニュースなんですよね。
高橋さんの生配信だったのも、この顔出し会見をするようになったのも、
ある意味、河村さんもコロナ禍で自分が壊れたと表現されてますけれども、
自分の実は近ぷりさんと同世代だそうで、一緒に活動してた時期もあるみたいですけど、
ある意味自分はジャニーズを対象したけれども、近ぷりは成功していて、
その成功しているシンボルとして、ある意味羨ましくも応援していた近ぷりのメンバーが、
この3人対象という、近ぷりも壊れたっていうことに、
本人もショックを受けて嘘をつくのをやめようと思っていたのと、
シンクロしてこのジャニーズの問題について言及する覚悟が溜まったということだそうです。
河村さんに対しては、相当いろんな誹謗中傷もされていて、いろんな陰謀論もされているんで、
よく思っていない方も多いと思いますけど、
彼はガーシーさんとの生配信の時に証拠の動画があるまで言ってましたからね。
彼がやっぱりあそこまではっきりと、しかも彼はそれだけ被害を受けたにも関わらず、
ジャニー・北川さんに対しては怨悪を感じているという、ある意味本当なスタンスのタイプだったので、
藤島さんとも対談をしているそうですし、実際に会って顔出しをして、
ちゃんと謝ったほうがいいとアドバイスをしたそうですから、
当然、河村さん一人がきっかけになっているわけではないんですけど、
ジャニーズ事務所の構造の壊し
多分、彼が顔出しで会見していなかったら、このペースでは物事は進んでいないんですよね。
このレベルで大きくなっていない可能性すらあると思います。
それぐらいジャニーズ事務所のメディアコントロールというのは、
完璧に機能していたというのが今回はっきりしたことなので、
僕はヤフーニュースに記事を書いているので、
僕がジャニーズ事務所に関する記事を書くと、
お前も仲間だろうみたいなコメントを私もいただいてしまうんですけど、
広い意味ではそうかもしれないですね。
一部ロガーが何ができたかという議論もあるんですけど、
そういう意味では何の慰めにもならないと思いますけれども、
実はキンプリが壊れたこと、
キンプリが5人メンバー揃って対処していたら、
実はこうはなっていなかったかもしれないですね。
3人が対処して2人が残るという、異常な壊れ方。
なのがやっぱりカンワさんにも伝わったことによって、
カンワさんがここまでの覚悟を決め、
BBCのドキュメンタリーだけで動かなかった日本のメディアを動かせ始めたという意味で、
実はキンプリの11月の報道が、
今回のジャニーズ事務所がある意味君臨していた構造を明らかにし、
この聖火害の被害者の人たちの立ち直りの一歩になっているという話だと思うので、
これは本当に、なんて表現すればいいのか分からないですけどね。
当然ファンの人からしたら、だからといって何の慰めにもならないと思うんですけど、
ただ唯一巧妙としてあると思っているのは、
これ芸能界の忖度が壊れるはずなんですよね。
壊れないとおかしいと思ったんですけど、
名指しで指摘されたミュージックステーションがBファーストを出すという報道がちょうど今日されてましたけれども、
これでその、やはりジャニーズ事務所を対象したメンバーは、
ジャニーズの現役メンバーとは一緒にテレビの画面に映れないみたいな謎の忖度が全部消え去るはずで、
メンバーの中のわだかまりがない前提ですけれども、
キスさんも9月末で対象されますが、
対象したメンバー、2Bに合流するのかどうか分からないですけど、
2Bの平野さん、神宮寺さんと残っているメンバーが、
同じ画面の中に映ったり同じ舞台の中に上がるっていうタイミングは、
これによって多分想像していたよりも相当早く実現するんじゃないかなと思っていたりします。
なので、私もメディア側の一人ではあるんですけれども、
あんまりネットメディアの飛ばし記事にリマーサれないほうがいいんじゃないかなと改めて思った次第です。
こちらではできるだけポジティブな話をご紹介していきたいと思っていますので、
ちょっと値掛けの話を取り上げるのをこれぐらいにしたいと思いますけれども、
他にもこんな話してますよっていう方がおられましたら、
ぜひコメントやツイートで教えていただければ幸いです。
では、ありがとうございます。
