1. 徳力のミライカフェ
  2. ChatGPTの禁止を議論している..
2023-06-08 11:27

ChatGPTの禁止を議論している組織が知っておくべき、AIの未来 #430

いまだにChatGPTの禁止を議論している組織が知っておくべき、AI開発競争の未来
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20230605-00352506
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/63d3437e70af05f9d1fa0caa
チャットGPTとAIチャット機能の違いと禁止議論
こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとしまったで話題のチャットGPTについての記事を読みかけたので、ちょっとご紹介したいと思います。
これは本当は、皆さんの勤めている会社によると思うんですけど、
チャットGPT、積極的に使っているよって聞きは、スタートアップを中心に増えていると思うんですけど、
最近本当はテレビでもチャットGPT特集とか組まれるようになったので、本当は日本でも流行っているんだな、みたいな。
なんか世界で3番目に日本がチャットGPTを使われている国らしいですからね。
そういう意味だと、日本でもチャットGPTブームが来ているんだな、みたいなのがあるんですけど、
なんかやっぱり話を聞いているので、いろんなイベントのパネルディスカッションとか出ているんですけど、
チャットGPT、結構ネガティブなニュースもメディアが最近いっぱい報道するようになったので、
やっぱりなんか禁止した方がいいんじゃないか、みたいな議論をしている企業がまだまだ結構あるみたいなんですかね。
それはポイントずれているんじゃないかなと思って記事を書きました。
実際にチャットGPT禁止している企業ってアメリカにもたくさんあります。
そういうのをまとめている記事がビジネスインサイダーかどこかにも上がっていましたけど、
特にアメリカは金融機関とかは、WhatsAppかなんかチャットソフトを使っていて、
すごい罰金騒動になっちゃったケースがあるんですよね。
お客さんの情報を認められていないサービスに入れると罰金みたいな、アメリカには厳しい法律があるらしくて、
そういう文脈でチャットGPTも出てきてすぐ禁止みたいにしている企業は結構アメリカでもあるんですけど、
今の日本で禁止しようかどうしようかって議論している人たちに話を聞いていると、
チャットGPTだけの話をしているケースが多いみたいなんですよね。
今はチャットGPTがこのチャット系言語AIの代表格になっているからだと思うんですけど、
直近ですごい象徴的だったのは、政府の行政指導が太りとか大きく取り上げられていたんですよね。
記事タイトルは政府オープンAIに行政指導、業力など個人情報信頼の補正。
他のメディアも個人情報の収集方法に懸念とか、ネガティブなタイトルの記事がたくさん書かれていましたけど、
政府の個人情報保護委員会がオープンAIに対して行政指導をしました。
これ、元の文章を見に行くと、記事のタイトルの印象から結構離れているんですよね。
よく読むとチャットGPTの今の画面だと、業歴とかの重要な個人情報をユーザーがチャットGPTに入力してしまう可能性があるよね。
それがユーザーの同意なしにチャットGPT側の情報が残って、ユーザーの意図しない形で使われる可能性があるよね。
そういうことはないように、日本語の表記とかも足りないから変えなさいよという注意喚起だったらしいんですけど。
AIチャット機能の普及と未来展望
オープンAIに行政指導、業力など個人情報信頼の補正と書かれると、
サービス登録しただけで業力とか抜かれるのかって勘違いする人とかたくさん出そうですけど、
そういう何も知らない人がブームになっちゃってるか知らずに入れちゃうのを回避したいという思いも分かりますし、
メディアがこういうふうに報じるのはやっぱりチャットGPTに対するいろんな意味での懸念とか不安があるからだろうなっていうのはすごい感じるんですけど、
こういうネガティブなニュースが話題になると、やっぱり企業担当者とか、
特にセキュリティ担当者情報システム部門とかはやっぱりどうもなんかチャットGPT危ないらしいか、
ちょっとこれうちの社員使わせたら危ないんじゃないみたいな感じになって、
とりあえず禁止みたいになるケースがやっぱりあるらしいんですよね。
短期的にちょっと危ないから全部禁止するっていうのは分からなくはないんですけど、
どうもその禁止の仕方とか聞いてるとなんかチャットGPTだけ禁止とからしくって、
それはもう全然意味がないと思いますっていうのがこの記事を書いた背景です。
これはもう僕のこの話を聞いてるような方は皆さんご存じだと思うんですけど、
そもそもAIチャット系のサービスってもうチャットGPTだけじゃないですかね。
GoogleもBirdを出してますし、オープンAIと連携してるマイクロソフトはBingAIチャット機能を出してますから、
で、これBingAIチャット機能とかGoogleのBirdとか、
マイクロソフトのBingAIチャット機能はもうすでに検索機能に組み込まれるようになってきてるんですよね。
だからそのAIチャット機能自体を禁止したいっていう話になると、
今後検索エンジンへのアクセスを遮断するんですかって話になるんですよね。
だからそのオープンAIを信じられないからチャットGPT禁止なんだっていうのはまだ分かるんですけど、
なんかAIチャット機能にその病歴とか個人情報を入れるのが危ないっていう文脈だと、
もう実はそんな言うたら他のサービスを全部禁止しないといけないっちゃうんですね。
で、アメリカの金融機関とかはそこまでするかもしれないですけど、とりあえず危ないから。
でも今後さらにいっぱいサービス増える予定なんですよね。
もうそのオープンAI、マイクロソフト、Googleだけじゃなくって、
Facebookグループ、メタグループもやるっつってるし、
イーロンマスクもね、開発止めろって言いながら自分たちで会社立ち上げるとか。
日本でもサイバーエージェントがやってますし、海外でも確かテンセント、中国もやってますし、
最大の大きなニュースはそのスタビリティAIがオープンソースの言語モデルをリリースしてるんですよね。
AIの世界の現在と未来
これ4月かな。
業界ではこれが一番大きなニュースなんですけど、
要はもうその大規模言語モデルとか、そのAIチャット系のサービスって
めちゃめちゃこれからもいっぱい出てくるんですよね。
当然その個人情報を入れちゃダメっていうのは全然サービス共通なんですけど、
タブレットからChatGPTへのアクセス遮断しようとか、そういうレベルですって話じゃないんですよね。
ここはちょっとこの記事で何を言いたかったかっていうと、
なんかやっぱそのシステム部門の対応とか聞いてると、
まだやっぱりこういうウェブサービスっていうのが一部の企業が提供して、
それを使うオープンAIという会社がChatGPTというサービスを提供したので、
これをぜひお議論するみたいな感じになってるみたいですけど、
AIの世界って今そうじゃないんですよね。
オープンAIの民主化を促進する流れ
この去年このスタビリティAIがステーブルディフュージョンっていう画像生成AIを
オープンソースで配っちゃいましたと。
それによってオープンAIも実はもともとはクローズドに
サービスを一部の大企業とか研究者向けに提供してた会社なんですよね。
昔は1年前はAIっていうのはやっぱその一般に効果するのは社会AIの影響が大きすぎるというのが常識だったのが、
スタビリティAIが去年ステーブルディフュージョンという画像生成AIを公開するときに
すごいAIを一部のIQや個人が独占するのは健全ではないっていう思想で
画像生成AIをオープンソースにしちゃいましたと。
その結果オープンAIもある意味慌てて自分たちもオープンな姿勢、
社名がオープンAIですからね、もともとそういう思想はあったんだと思うんですけど、
慌てて自分たちもちゃんとGPTを一般公開する。
オープンステーブルディフュージョンの公開が8月ですね。
この時に深津さんが世界変革の夜明けは、
世界変革の夜は思ったより静かという記事を書かれていて、
僕も人工知能の無料配布はパンドラの箱かという記事を書いたんですけど、
その8月の後にこの11月チャットGPTが公開されて、
あっという間に1億人が使われるというので衝撃を世界に与え、
マイクロソフトもオープンAIにめちゃめちゃ力を入れてビングに統合し、
Googleも慌てて対抗でワードを公開してちょっとミスっちゃうみたいな、
一気に流れが変わっちゃったんですよね。
AIサービスが民主化されるという、これがやっぱりポイントだと思うんですよね。
深津さんがビジネスインサイダーに書いている記事が非常にわかりやすくて、
スタビリティAIが今度は大規模言語モデルもオープンソースで出しちゃったんで、
これが本命だという文明の記事を書かれていますけど、
これでAIの民主化がさらに進むんじゃないかという。
結局その大規模言語モデルが何でこんなにいっぱいウゴンとタケノコみたいに出てくるかって、
大規模言語モデルの内部構造自体には特別すべき要素がないからっていう。
基本的な特許とか論文はGoogleとかが公開したことによって、
誰でも作れるは言い過ぎですけど、ある程度リソースがあればマネーがしやすい状況になってるんで、
オープンソースのモデルも出るし、
イロンマスクとか大企業がお金を集めればある程度作れちゃって。
そんなに特殊な技術ではないってことらしいんですよね。
一般人からしたら特殊な技術なんですけど。
AIと過去の技術発明の類比
そこを考えるとチャットJPTを禁止するとかどうとかっていうレベルではないって話なんですよね。
最近いろんな方と議論していて面白いなと思うのは、
火とか電気の発明に例え話でなされる方が多いんですよね。
これは確かにいい例え話だなと思って。
火とか電気も多分見つかったばっかりの頃、
当然危ないっていう方が先にあったと思うんですよね。
火なんか当然火事になるし、火傷するし。
でも人類の文明を進化させた。
電気も同じで感電したり、いろんなリスクもあるんだけど、
こうやって人類をめちゃめちゃ進化させた。
AIは火とか電気の発明とか発見に近いっていう。
そう考えると当然今危険はあるから、
注意して使おうねっていろいろ制定するのも企業にとっては必須だと思いますけど、
これ危ないから箱の中にしまっとけっていうのは、
世の中の他の企業はどんどん使い方を模索して変わっていきますからね。
いわゆる人類が何度も直面している短期間で大きく初回が変わるっていう、
産業革命的なものの一つに今回平和革命があるはずなんで。
AI企業の将来に向けた議論の必要性
超短期で一回禁止するのはあれだと思いますけど、
本当に自分たちの会社が人間は何を仕事として起こすのかっていうのは、
今のうちから議論してもらわないと危ないんじゃないかなと思うんで、
ちょっと煽り記事っぽい記事を書いてみました。
他にもこんな話してますよっていう方がおられましたら、
ぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
11:27

Comments

Scroll