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なんにもしてないくせに、無敵になってた。
できないことはなくなった。
できないまんまだったけど、できないことはなくなった。
通りすぎた。
できないことはなくなった。
スキップボタンを押したんだ。
できないことはきっと今頃、それをできる誰かがしてるんだ。
遠くの方で声がする。
間違っていなかったと。
新聞配達のバイクが、夜の終わりを運んでる。
なんにもしてないくせに、無敵になってた。
僕は信じてる。
間違っていなかったと。
僕は信じてる。
楽しくなるんだと。
僕は夢見てる。
この方がうまくいくんだと。
僕は夢見てる。
うまくいってるんだと。
僕は思ってる。
みんなもこうすればいいのにと。
そしたら世界中、スキップで溢れるんだ。
第一印象でピンとこなければ、即遠ざかるんだ。
スキップしながら、途中でやめるのは諦めって言うけど、
最初の最初ならただのスキップだ。
純能ってなんだ。
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それ本当に必要なのか。
気まずい空気を吸い続ける努力が、
報われた歴史を僕は知らない。
スキップ、スキップ、スキップ、スキップ。