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2022-10-07 31:25

#22 【エル・クラシコの歴史(前編)】カンプ・ノウの17分14秒〜カタルーニャ独立の叫び〜

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クラシコを目前に控えた今回は、クラシコを演じるレアル・マドリーとバルセロナの歴史に迫る企画です。前編は、バルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」で叫ばれている独立コールについて。あの17分14秒に叫ばれる独立コールは、いったいどういう経緯で生まれたものなのか?ということについて話しています。

00:06
The Retreat Time!!始まりました。
このポッドキャストは、世界のフットボールシーンに関するトピックやニュースについてゆるーく語っていく音声サッカー番組です。
お相手は、マドリディスタのYoshifujiです。
そして、三流ユーナサポのHirakiです。
よろしくお願いします。
本日のテーマは、エル・クラシコの歴史全編ということでですね。
カンプの王の17分14秒、カタルーニャ独立の叫びというテーマでお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
はい、というわけでですね。
今日は、エル・クラシコの歴史というのをやろうと思います。
はい。
クラシコが迫ってますね。
そうですね。
この収録が10月2日。
10月の中旬でしたっけ?
10月の16日の日曜日。日本時間で言うと、16日の日曜日の夜、23時15分キックオフです。
迫っているんですよ。毎年この時期で秋にやるんですけど、1回目を。
あ、そうなんですね。
そうですね。だいたいもう決められてて、そこに関しては多分ね、もう意図的にランダムとかじゃないと思うんですよ。
10月と3月みたいなの、絶対外さないんですよね。
なるほど。
で、今回はマドリーのホーム、サンティアゴ・ベルナベルで行われるんですけど、
はい。
それに向けて、2本分ですね。
2本立てでエル・クラシコの歴史っていうのをやっていきたいと思います。
はい。
伝統的なダービーなんでね、ちょっといろんな歴史があるんですけど。
確かに長い歴史がありますよね。
そうですね。100年以上やってますんでね、この2チームは。
で、今回1本目はマドリーが出てこないですね、残念ながら。
おー、そうなんですね。
このマドリーとバルサのその2チームの歴史を辿っていこうと、エル・クラシコの歴史を見ていこうとなった時に、
前提となるカタルーニャの歴史っていうのを見ないとちょっと意味わからんなと思って。
はい。
で、1本目はカンプの王の17分14秒、カタルーニャ独立の叫びということで、
カタルーニャの歴史をメインでやっていこうと思います。
おー、なるほど。
これはスペインのクラブ紹介の時にも少し話がありましたよね。
カタルーニャは自治区で別になってるよっていう話があったと思うんですけど、
そこの成り立ちみたいな話ですかね。
そうですね、ちょっとだけ前回のシャープナンボだったか忘れましたけど、
スペインの歴史みたいな話をした時に軽くこの話してるんですけど、
そこをもうちょっとだけ深入りしてバルセロナに絞った内容をやっていきたいと思います。
03:05
はい。
タイトルで言ったカンプの王の17分14秒っていうのなんですけど、
はい。
試合見てて気づくかわからないんですけど、
僕は知ってるんでね、またやってるわって思ってるんですけどね、
カンプの王でバルサがホームゲームを開催する時、前半の17分、後半の17分両方で、
ある独立のコールみたいなのが叫ばれるんですよ。
へー。
知ってます?
いや、クラシックを見たことあるんですけど、特に意識したことはないですね、17分。
ああ、ほんとですよね。
変わったかな?
変わったかな?
いやまあね、これたぶんね、中継だとあんま分かんないんですよね。
その手拍子が、ダン、ダダン、ダン、ダン、ダンみたいな感じの手拍子。
へー。
なんかあの、解説の人とかが言ってくれたら気づくとかそういうレベルですかね。
うん、たぶんそうだと思います。
もう解説かぶってたら正直他のちゃんととあんまり区別できないと思うんですけど、
クラシックに限らずね、これホームゲーム絶対やってます。
あ、もうアルサのカンプノーとかでやってるんですかね?
そうですね、カンプノーだと絶対やるやつなんですけど、
17分、まあ17分14秒って言われてるんですけど、
まあ大体そっから1分くらいの間、独立のコールをするんですよ。
で、まあその、叫んでる内容は、
はい。
カタルニャ語で独立っていう意味の、
インダパンデンシア。
ちゃんとコールそのまま言うと、
イン、インダ、インダパンデンシアっていうのをずっと言ってるんですね。
おー。
カタルニャ語で独立。
まあスペイン語だと、インデペンデンシアって普通に読むと思うんですけど、
インダパンデンシアってちょっとね、カタルニャ語発音違うんですけど、
はいはい。
イン、インダ、インダパンデンシアっていうのをずっとやってて、
まあYouTubeでね、それ検索したらあるんで、
現地の人がビデオ回してるやつを見ると一番わかりやすいんですよ。
はい。
すごい雰囲気になります。
ちょっと見てみよう。
まあ正直こう中継だと全然やっぱ分かんないですね。
もうなんかあの手拍子しか聞こえないです。
あー。
なんで気づかないと思うんですよ。
特別なコールをしてるとは気づかないんですけど、
はい。
17分にそういう1分ぐらいに渡ってそのコールをしてます。
はい。
じゃあこれ何っていう話。
まあなんで独立ってカタルニャ独立問題で結構騒がれてますし、
だけど17分って何なんだよっていう話をちょっとしたいと思いますが、
はい。
カタルニャちょっとめちゃくちゃ遡って申し訳ないんですけど、
もう前回の歴史の回でもやったんですけど、
まあ1回ちょっとローマ帝国からしゃべるだけやりますね。
あーなるほど。
そんな戻る必要あんのかっていう話なんですけど、
はい。
ちょっと1回やります。
はい。
で、最後に独立コールがどういう意味なのかっていう話をしたいと思います。
はい。
まずですね、
じゃあまあイベリア半島っていう地理的な名称があります。
イベリア半島っていうのはまあ今のスペインとポルトガルがある半島ですね。
06:04
ヨーロッパの。
南西にある。
まあフランサイ南の方ですね。
そうですね。
ここから始まる。
はい。
あのピレネ山脈っていう山脈でフランスとスペイン区切られてるんですけど、
はい。
まあそっから南西側のことを指しますね。
で、ここのあのイベリア半島っていうのは古代ローマ帝国が支配してました。
まず。
ほう。
はい。
で、えーともうローマ帝国滅亡するってなって、
ゲルマン民族の侵入によって滅亡するってなって、
で、その後西ゴート族っていうゲルマン民族の支配下に入って、
それが西ゴート王国って名前で一応国として支配されてたわけなんですけど、
うん。
えーと8世紀にですね、北アフリカの方からイスラム強制力が侵入してきます。
はい。
はい。これで西ゴート王国っていうのはもう屈辱しちゃって、
はい。
えー、こっから先はイベリア半島はイスラム勢力のウマイア朝っていう王朝の支配下に、
えー、入ります。
おー、なるほど。
はい。入りますね。
はい。
で、北に追いやられたカトリックの国たちね、
が、えーその国土を取り返そうとする運動とか戦争のことをレコンキスタという風に呼びます。
はい。
まあこれ前回ね、やったと思うんですけど。
はい。
そうですね。
まあなんか呼び子みたいになってますけど。
前回やったっていう。
前回もちょっとお話ね、出たと思います。
そうですね。
はい。
で、このレコンキスタの時にいろんな国出てきたと思うんですけど、
レオン王国、カスティリア王国、ナバラ王国、アラゴン王国、それからカタルーニャ公国っていうね、
君主国みたいなのがあったんですけど、
まあこの時点でカタルーニャっていうのが一つの国になってますね。
おー。
はい。
で、元はね、これフランスの位置にあったフランク王国っていう国の返協領なんですね。
あー。
うん。
ちょっと飛んだってことですか、返協って。
そうですね。
なんか中心とはちょっと外れたところにあって、国境、何ですか、もう一個向こうにいる敵との干渉地帯みたいな。
あー。
そういう感じで、イスラムが、イスラムのウマヤ帳が最初イベリア半島に侵入してきた時に、
はい。
ピレネー山脈を越えてフランク王国にも攻めてきてたんですよ。
えー、そこまで行ってたんですね。
うん。
もうもっと行くぞと、もうなんならヨーロッパ全部手舞うかみたいな。
あー。
これヨーロッパ行けるんじゃない、みたいな。
はいはい。
で、ピレネー山脈を越えて行ったら、フランク王国っていうのが激強で、
はい。
これ倒しちゃうんですよ、ウマヤ帳の勢力は。
おー。
これでちょっとフランク王国が勝つんで、トゥール・ポアティエカの戦いっていう有名な戦いで、
はい。
イスラム勢力が負けるんで、ピレネー山脈の戦で一応イスラム勢力は止まるということになります。
はい。
で、フランク王国の人がイスラムちょっと怖いねということで、今のカタルーニャの位置にヒスパニア編強伯という、編強伯の伯は伯爵の伯ですけど、
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ヒスパニア編強伯僚というのを設置します。
これが後のカタルーニャ公国の母体となるものですね。
はい。
フランク王国、もともとフランク王国の編強伯僚だったんですけど、その編強伯、バルセロナ伯っていう人がずっと治めてて、他にもあるんですけど、ジローナとかいろんな町ありますけど、
中心地バルセロナみたいになってて、そこからだんだんフランク王国から独立していくわけですね、カタルーニャが。
はい。
で、カタルーニャはその後独立して、レコンキスタに参加して、いろいろ長い間あるうちに後継ぎいなくなってとか、あと隣の国が後継ぎいなくなってとか、いろいろあるんですけど、
はい。
それでなんだかんだ言って、隣のアラゴン王国と合併して、合併っていうのかな、合併か。
アラゴンカタルーニャ連合王国っていう名前になります。連合王国ですね。2カ国の連合王国っていうのが1つの国として、1人の王が治めることになります。
はい。
はい。ではこのアラゴンカタルーニャ連合王国っていう形で、だんだん統合を表してくるわけですね。
はい。
はい。ちなみにその西隣には、スペインで多分一番でかいその当時、国のカスティーヤ王国っていうのがあるんですけど、
はいはい、母体になるってことですね。
そうそうそう、そうですね。その次ぐらいに大きいのかな、当時のイベリア半島で言うと。はい、そういう国でした、カタルーニャ。
はい。
はい。でカタルーニャは、これからアラゴンカタルーニャ連合王国のことを、一応、便宜上カタルーニャって言っちゃいますけど、アラゴンカタルーニャ連合王国です。正しくは。
はい。
もうその2つが合体して、便宜上カタルーニャと呼びます。
そうですね。なんなら教科書にはアラゴン王国みたいなの書いてると思うんですけど、カタルーニャっていう文字が消えちゃうんですけどね、物によっては。
はいはい。
はい。で、カタルーニャ。カタルーニャはその後、マジョルカ島っていう島がスペインに今にもあるんですけど、
はいはい、マジョルカ。
そうそう、クボタケフサがいたマジョルカがあるところですね。
そう、あの島ですよね。
スペインの南東部に浮いてるバレアレス諸島っていうところですね、マジョルカ。
はい。
あの島にもイスラム勢力がいたんで、それをまず蹴散らしてしまいます。
なるほど。
で、あそこを取ることによって、地中海への道が確保できる。
あー、なるほど。
そうなんですね。はい。
で、それからバレンシアもレコンキスターですね。バレンシアにいたイスラム勢力も倒して征服します。再征服。
はい。
はい。こうやってカタルーニャ結構その辺りのレコンキスターやってるんで、
今バレアレス諸島州とかバレンシア州に本拠地を置いてるクラブっていうのは結構カタルーニャの国旗がエンブレムに入ってたりするんですよね。
12:09
あー、この時にレコンキスターのおかげというか征服というか統治してるからってことですかね。
そうですね。カタルーニャの領地になったと。ここで。
なるほど。
もうここから先ずっとカタルーニャの一応言語圏でもあり、しばらくの統一スペインまでの間は領地だったということなんですね。
はい。
で、この後カタルーニャは地中海への道を確保してるもんだから、どんどん地中海方面に勢力を伸ばしていくんですね。
はい。
例えばフランスからイタリアのシチリアを奪っちゃいます。
あとサルデーニャ島っていう大きい島あるんですけど、地中海に。それも領有することになりますし、
あと東北はギリシャのアテネまで支配領域に含めるという時期もありました。
えー。
なのでめちゃくちゃ広いですよね。
それは知らなかったですね。向こうまで行ってたんだ。
結構ね、行ってるんですよ。
だからカタルーニャが、なんかちょっと僕あんまりこれ調べるまであんま知らなかったんですけど、
アロゴンカタルーニャ連合国単体で結構な地中海帝国、一大地中海帝国まで発展してるわけですよ。
はい。
これすごいですよね。
そうですね、それ知らなかったです。
で、まあそうやって支配領域がんがん広げていってるんですけど。
はい。
残念ながらそんなに長続きはしません。
なるほど。なぜですか?
えーと、まずね、バルセロナ伯っていう人がずっと王様だったんですけど、
そこが断絶しちゃって、後継ぎいなくて。
なるほど。
これでちょっと停滞しちゃうんですね。
うん。
で、お隣のカスティリア王国から新しく王様を迎えることになります。
まあちょっと婚姻のあれとかいろいろあるんですけど、
まあ親戚だったりするんですけどね。
はい。
そこでファラン一世、カスティリア語で言うとフェルナンド一世っていう王様が迎えられて、
新しい王朝が始まります。
ほう。
で、そこからねちょっとね、カスティリアの王様とカタルーニャってちょっと考え方が若干違って、
はい。
カスティリアって結構王様が絶対的な存在なんですね。
あー、なるほど。
結構王様の言うことは絶対みたいな。
ははは。
それは王様ゲームですね。
文字通り。
あー、なるほど。
そうなんですよ。
ただカタルーニャの方は結構ね協約主義というか、王様でもあんまり貴族とかに盾付けないみたいな。
えー。
好き勝手なことできないみたいなやり方でずっと今までやってきたんですよ。
なるほど。
なんでカスティリアの王様が来たらあんま上手くいかなかったんですね。
あー。
うん。
で、その議会とかと対立して、
15:01
はい。
この時カタルーニャが内戦に発展するまでに至るんですね。
ちょっとあんまり良くない時代。
うん。
で、どんどんどんどんカタルーニャは弱っていくんですよ。
おー。
せっかく領土が増えたのに、どんどん衰退していってしまうんですね。
そうなんです。
で、ある時ですね、そういう王様カスティリア系の王様でずっとやってるんで、
カスティリアの女王ですね、その時イサベルっていう人がいて、
で、カタルーニャ側はその時がフェルナンド2世か。
最初のフェルナンド1世から言うと孫なのかな。
あ、孫なんですね。
一人なんかに挟んでるんですけど、孫だと思います。
で、その二人が結婚しちゃうんですよ。
えー。
あれ?
カスティリアの王様とカタルーニャの王様は結婚しちゃうんですよ。
おー。
で、なんかそれで、あ、国一個だねみたいな。
あー、なるほど。
一個の国になっちゃうんですよ。
なんかそれによって統一スペインがここでなんか誕生して。
おー。
で、一応これね、ローマ教皇からカトリック両王っていう風に呼ばれてて。
はい。
ここで一応歴史上スペイン王国、統一のスペイン王国が誕生したことになってます。
なるほど。
そうなんですよね。
で、この両王の時代に最後のイスラム勢力、グラナダ王国っていうのを滅ぼして、
レコンキスタが一応完了したのがこの両王の時代なんですね。
おー。
スペインも統一されて、レコンキスタも完了して、なんかいい感じだなっていうのはありますか?
そうですよね。
スペイン全体で見たら結構いい感じの時期だと思うんですけども。
カタルーニャから見たらね、やっぱカスティーヤの王来て、で、統一されて、
で、結構のけものにされてる感じはするんですよ、この段階で。
あー、なるほど。
で、レコンキスタ完了と同じ年にコロンブスが新大陸に到達して、大航海時代スペイン始まるんですけど、
この中南米征服、ラテンアメリカの経営とか征服っていうのは全部カスティーヤ主導で、
イサベルさん主導でやってるんで、カタルーニャがあんまりそこに関与していけなかったんですね。
なるほど。
で、しかも新大陸って大西洋を横断して経営していくことになるんですけど、
カタルーニャの強みって、さっき一大地中海帝国って言いましたけど、
持ってるのはやっぱ地中海側のネットワークなんですよ。
なので、新大陸の経営がどんどん伸びてくると、
だんだんカタルーニャ側は、カタルーニャはもういいけどね、国内でも。
なるほど。
新大陸からどんどんトウモロコシとか金とか来るし、
地中海で商売いいです、いいです、みたいになって、
あんまりバルセロナとかに船が入ってこなくなったみたいなんですよ。
あー、そういう背景があるんですね。
18:02
これはスペインにとっては栄光の時代がここから始まるんですけど、
カタルーニャ単体での栄光の時代は同時にひっそり終わっているという感じなんですね。
なるほど。
ここからスペイン王国の黄金時代は始まっていくんですけど、
これもまた続かないんですね。
100年くらいですかね。
カタルーニャとカスティーヤを混ぜちゃってるから、あんまりうまくいかないのかなと思うんですけど、そういうところですかね。
実際にはほぼカスティーヤ主導だと思うんですけど、
基本的にカスティーヤが貴族主義というか、メンタリティが貴族が良ければいいみたいなところがあるんですよ。
なのでその時代って他の国はもっと産業革命したりとか、もうちょい合理的になってきてるわけですよ。
だからその辺で普通に遅れてるっていうのがあります。
カタルーニャはそういう面でいうと、もうちょい他の国と似たような動きをしてるんですけど、商人がやっていくみたいな。
カスティーヤは貴族が幅を広くしてて、農民のことをないがしろにしてて、そういう意味で機能不全になっていったのはあると思います。
無敵艦隊の敗北とかね、有名なんですけど、こういうのをきっかけにして卓楽していきます。国力を落としていきます。
無敵艦隊は詳しくはしゃべりませんけど、スペインの卓楽のきっかけになった出来事ですよね。
そうですね、イギリスに負けちゃったんですけど。
そこから徐々に国力を落としていくんですけど、カトリックの国として30年戦争っていうヨーロッパの戦争に介入していくんですよね。
この戦争自体が何かっていうのは一旦置いておいて、この戦争に関わる国内の動きで、カタルーニアでは収穫人戦争っていう氾濫が起こるんですね。
収穫って農業とかの収穫ね。
要は農民ですよね、農民氾濫みたいなことだと思うんですけど。
フランスと戦うんですよ、30年戦争でスペインがね。
フランスとの通り道にカタルーニアがあるんで、スペイン軍がカタルーニアに中途するんですよ。
そこでなぜか自分の国なのに乱暴労籍を働くわけですね。虐奪したり。
だからこの辺もカスティラ中央の軍があんまりカタルーニアのことを、自分の国とか異民族なんでね。
あんまりその辺よく思ってなかったり、それからあんまり人とは思ってなかったりするのかもしれないですけど。
21:04
なるほど。
乱暴労籍を働くんですよ。
敵の領地とかだったら、戦争ってするじゃないですか、乱暴労籍ね。
だけど自分とこの中途してる地でやっちゃうっていうのが、ちょっとおかしな動きだったんですけど。
確かに、国としてまだ分かれてるっていうような意識なんですかね、この時代としては。
だと思いますね。
で、その他にもね、カタルーニアって結構搾取され続けてたんですね。
一応ね、フランスと戦争するってなった時に、カタルーニアから結構資源を搾取し続けていたんですね、中央政府が。
で、乱暴労籍されるわ、資源取られるわ、これはちょっと無理かもってなったカタルーニアの農民が、一応収穫に使う釜を武器に掲げて反乱を起こしたんですよ。
おー、なるほど。
これは収穫人戦争なんですけど。
で、なんでこの名前が残ってるかっていうと、この戦争で生まれた歌詞を元に、収穫人たちっていう歌がね、現在カタルーニアの国家になってるんですね。
カタルーニア自体別に国はないんで、今は。国家はよく分からないんですけど、国家が正式なやつかどうかは分からないんですけど。
はい、あるんですね。
そう、一応制定されてて。聞いてみたら結構壮言な国家だなっていう感じのメロディーなんで。
収穫人たちの。
収穫人たちのがあります。
こういう農民反乱にフランス介入して、フランスはスペインの敵なんで、反乱軍を支援して一定の軍事的成果を上げるんですけど。
結果この30年戦争で、フランス側がちゃっかりカタルーニアのピレネ山脈、以北の部分をフランスのものになっちゃって。
なんか協力はしてくれたけど領土を取られたなみたいな。
そういうフランスに対する不信感が若干残る結末になりました。
ここからですわ。
スペインの王国はどんどんどんどん落ちぶれていくんですけど。
とうとうそれまでイサベルとフェルナンド2世が結婚してからの子孫。
ここが一応ね、スペインハプスブルーク町って言うんですけど、王町の名前。
ここが断絶して、カルロス2世で後継者いないまま死んじゃったんで、途絶えます。
一応その親戚筋で候補として上がってたのが、フランスのルイ14世の孫で、死んだカルロス2世の親戚なんですけど、フィリップっていう人がいて。
この人がまず候補なんじゃないかということですね。
24:00
フィリップが王になると、フランスの影響がやっぱりでかいですね。
フランスとスペインが同じ王が治めるみたいになるんで、結構フランスがデカくなっちゃうんですよ。
ただでさえフランスってすごいから、強いから、それ以上デカくなってもらったら困るなということで、ちょっと待ったおかげな人がいるんですね。
それがシンセローマ帝国の皇帝、レオポルト1世ですね。
レオポルト1世の子供のカールっていうのが後継者として一応候補に上がるんですよ。
フランスに大きくなってほしくない人っていうのは他にもいて、イギリスとかオランダっていうのはそうなんですね。
そのフランス陣営とシンセローマ帝国、イギリスオランダ陣営に分かれて、スペイン継承戦争っていうのがヨーロッパで勃発するんですよ。
かっこいい。
しかもスペインに関係ないところまで結構参戦しちゃってるんですよ。
だいぶ介入されてますよね。
ハプスブルーク家自体が複雑に婚姻関係があって、全員みんな候補になっちゃうっていうのがここで問題としてあるんですけど。
一応収穫人戦争の結果、フランスにいい感じにやられちゃったカタルニアは、フランスはあんま気に入ってないんで、シンセローマ帝国の方を応援しています。
要はカールの方ですね。
カスティリアは、もともとフランスのフィリップが先に王になったんで。
カスティリアは、中央政府はフランスのブルボン帳なんですけどね。フランス側を支持してるというところで、ここでもカスティリアとカタルニアの立場が対立してますよね。
ここでシンセローマ帝国の候補者が、急にいろんな巡り合わせで、もうシンセローマ帝国の皇帝になりますと。
お父さん死んだりとか。皇帝になっちゃうんですね。
そうなると、結局こいつ支援したら、今度はシンセローマ帝国がデカくなるなと。
オーストリアハプスブルグ家っていうんですけど、その家系を。結局この家系が大帝国になっちゃうから、それはそれで嫌だなみたいになるわけですよ。
イギリスとかオランダからしたら。
そうですね。
だからイギリスとかオランダが継承戦争から手を引いちゃって、フィリップがフランスの王と兼ねることがないんだったら、もううちらいいですわと。
どうぞスペインの王になってくださいというふうに言っちゃうんですよ。
27:04
継承戦争から手を引いちゃうんですけど、そうなるとカタルニアがね、一人だけフランス嫌だって言ってるんで。
もう孤立無縁でね。フランスとスペイン中央政府をカタルニアが相手にするみたいな。単独で。
挟まれてますよね。
そういう構図になっちゃうんですよ。当然勝てるわけもなくて、もうバルセロナが陥落してスペイン継承戦争が一応そこで終結ということになります。
ここまで長いことかかったんですけど、このバルセロナ陥落した日が1714年9月11日ですね。
1714年の1714がもうこの年忘れねーよっていうことで、今カンプノーで17分14秒に独立独立って言ってるのがこの1714年のことなんですね。
あーなるほど。
ちょっと長かったな。
国としてまだ形あったけど、1714年に陥落したからそれを忘れないためにみたいな。
そうですね。この継承戦争終わって、反抗的なカタルニアにだいぶ厳しい制裁が下ったんですよ。
例えば州政府とか市議会も全部廃止で、カタルニアは独自法とかで自治権結構広かったんですけど、そういう独自法とか特権も全部取り上げ。
カタルニア語も当然禁止だし、大学がバルセロナにあったんですけど、そのバルセロナ大学も別のところに移動しますってやって全部取り上げられたんですよ。
そういうふうに民族のアイデンティティが全部一回ここで奪われたんで。
なるほど。
これ結構屈辱的な日というふうにやっぱり認識してると思うんですよね。
そうなりますよね。
でね、この9月11日っていう方は、9.11ですけど偶然。
これカタルニアではカタルニア国民の日っていうふうに定められて。
なるほど。
継承戦争で敗れた日、陥落した日っていうのはこうやってカタルニアの間では忘れないよというふうに受け継がれてる。
それで17分になると独立コールが叫ばれるということなんですよ。
なるほど。
はい、っていう感じですね。
なるほど、結構。
いかがでしたか?
まあでも、ここまでよく頑張ったなっていうのがあるかなと思いますね。
30:00
結構カタルニアっていう地区で見るとなんかちっちゃいイメージがあるんですけど、まあちっちゃくはないか。
結構映画も極めて、途中いい感じだったけど大航海時代に乗り遅れて。
でもそれでも頑張ってたけどちょっと最後は残念な形で亡くなっちゃってっていうところで。
そうですね。
この1714年のこの歴史も知らなかったので、ちょっと17分14秒が楽しみになりますね。
これぜひね、カンプローで試合あるときは聞いてみてください。
前半の17分と後半の2分くらいにやってますので、コール。
これ別にクラシコじゃなくてもやってるんですかね?
やってますね。
見る機会はあるということですね。
そうですね、ぜひ見てみてください。
はい。
こんな感じですね。
ちょっと17分14秒を説明するだけで、この情報量を喋らなきゃいけないっていうのがあるんですけど、たどり着きました。
はい。
とりあえず1本目はこんな感じで前半終わりたいと思います。
はい。
じゃあまた次回お会いしましょう。
さよなら。
さよなら。
31:25

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