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スタートアップ経営者が「健全な野心」を保つことの難しさ
2020-07-14 06:31

スタートアップ経営者が「健全な野心」を保つことの難しさ

「スタートアップ実践放談 シニフィ談」
この番組ではスタートアップや上場企業の経営にまつわる、やや玄人好みのテーマについて、シニフィアンの小林、村上、朝倉の3名が解説、考えをお届けします。

シニフィアンはレイターステージ・スタートアップを対象としたグロースキャピタル『THE FUND』の運営などの産業金融事業、上場企業・未上場スタートアップに対する経営アドバイザリー事業、上場株式投資事業などを行っている会社です。  

なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動をとることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。

お話しした内容は加筆修正を加えて、随時以下のホームページにも掲載しています。

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スタートアップ実践砲弾 シニフィ弾
こちらの番組では、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについて、グロースキャピタルを運営するシニフィアンの小林、村上、そして私、朝倉の3名が、解説・考えをお届けします。
なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動を取ることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても、特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。
こんにちは、シニフィアンの朝倉です。
シニフィアンの小林です。
シニフィアンの村上です。
前回以降もずっと続けて、レートステージのスタートアップを、グロースキャピタルが見る際に特に重視するポイントというものを、今回も話していこうと思います。
今回はですね、前回までずっと経営チームの中のトップマネジメントについて、誠実さ、柔軟さ、芯の強さ、自分の限界に対する認識、知的体力とまできて、今回は健全な野心について話をしてみたいと思います。
健全な野心って、これどういうことですかね?
僕はレートステージにおいては、実はより重要性が高いというふうに思っているんですけども、我々はレートステージの中でも短期投資じゃなくて、より長期のグロース投資、グロースキャピタル投資を志しているわけ
なので、
ちっちゃい成功で終わっちゃうと、実は我々としても旨味ないですし、実際ビジョンとしてもより大きな産業を作るような会社に、より理想を支えていきたいというふうに思っているわけですね。
そうした時に、レートステージってどういう状況かというと、エグジットがある程度計算できるとまで言わないでも、なんとなく予想できるようになってきていると感じていて、
マザーズに上場したらこんなぐらいかな、少なくともみたいなとか、M&Aされるとしたらこんな感じかな、みたいなとか、実際話があるケースもありますし、少なくともイメージができる、全くありえないという話でも
なくなっている。
そうした中で、ちょっと実はそのぐらいでもいいかなと思っちゃう人って残念ながら世の中にはいて、そうするとやっぱり途端に会社全体のモメンタムって失われていくなというのは、やっぱり思わざるを得ないので、
そこでいやいや、こんなレベルじゃなくて、もっと全然大きいとこ狙いますよ、うちの会社は、というような境地を持っているかどうか、というのは我々が長期投資する上でも大きなポイントになるのかなというふうに思
いますね。
そうですね。そういう意味だと我々、野心が必要か否かという問いに対しては、多分必要だというのが明確な答えで、多分野心がある人じゃないと企業化にもなってないし、それは何かお金を稼ぐという野心だけじゃなくて
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も、世界を変えるという野心でも何でもいいんですけども、
野心化だと思うんですね。それは僕、レイトステージの疑いはないと思っているんですけども、あえてこの健全なというふうにつけているところに対する一言を申し上げると、多分ステークホルダーが非常に増えてくるんだ
と思うんですよね。
やむをすると、経営陣が創業者で大株主で独裁的になりかねない。
ただ、上場企業として成長していく中では、少数株主とかパートナー、ステークホルダーのことを考えていかなきゃいけないという意味では、自身の野心だけをエネルギー源としてしまうのも、それまた困ると。
そこにやっぱり健全さを求めるような、そういうところの言葉が我々の中で欠けているのはそういう趣旨かなとは思っています。
確かにこの健全なというのは、まさにあえて入れた言葉だったなというのを今思い返してもありますよね。
野心はみんな大なり小なり何かしら持っているわけで、この健全なというところはまさに事故の利益のみじゃなくて、多分おそらく何らかの社会課題の解決だったり、それをもって産業を作っていくだったり、そういう大
きなテーマに対してタックルしていこうという、そういう野心ですよね。
そういう意味で言うと、これって単にお題目として私たちも掲げているだけではなくて、これはもう経済的に重要な条件であると。
単に小さくイグジットして上場するなり、買収されるなりして、制度をおしまいということであると、我々のステージから支援の数に当たっても、我々は対してリターンを得られない。
我々はやっぱり上場後も力強く成長していくようなスタートアップを応援していきたいというような支援を差し上げたいというような、そういったコンセプトでグロースキャピタルを運営していますし、そうしたコンセプト
と合致するようなインセンティブの設計になっているので、そもそもそうしてもらわないと私たちとしても商売にならないということがあるので、これ別に変な言い方ですけど、レートステージのVCだといいんですよね。
イグジットして局の底で回収というようなことを基本コンセプトとしてLPの方と握ってお金を集めているような、そういったアセットクラスの投資スタイルであれば、別にそれは問題ないのかもしれないですけど、サクッ
と上場というのもあるいはサクッと買収というのでも。
ただ我々の場合はちょっとインセンティブ構造が違うので、お台北では何でもなく単純にビジネスとして困りますという話でもあります。
そうですよね。その意味だと一定の成功を収めてしまうと、野心は持ちづらくなる。だからこそしっかりと野心を継続的に持ち続けてもらえるような、そういった健全さが必要だということと、あと大きな仕掛けをどんどん
していく必要がある。
さらなる成長を考えた時には既存のステークホルダーだけではなくて、潜在的により大きなステークホルダーを巻き込んでいかないと。なのであくまでも自己中心的になりすぎちゃいけない。持ちづらい野心なんだけど自己
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中心になりすぎちゃいけないという、こういったバランス感覚の意味を込めて、このフェーズならではの健全な野心というふうに思っていて、これがなければ僕も成長しないと思ってますし、成長を持続させ続けるだけのエ
ネルギーを持ち続けられないと思うんですよ。
なのでこれは非常に重要なファクターだなと思っています。
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