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スタートアップはいかにして参入障壁を築くか?
2020-07-23 11:56

スタートアップはいかにして参入障壁を築くか?

「スタートアップ実践放談 シニフィ談」

この番組ではスタートアップや上場企業の経営にまつわる、やや玄人好みのテーマについて、シニフィアンの小林、村上、朝倉の3名が解説、考えをお届けします。


シニフィアンはレイターステージ・スタートアップを対象としたグロースキャピタル『THE FUND』の運営などの産業金融事業、上場企業・未上場スタートアップに対する経営アドバイザリー事業、上場株式投資事業などを行っている会社です。  

なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動をとることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。


お話しした内容は加筆修正を加えて、随時以下のホームページにも掲載しています。


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スタートアップ実践砲弾 シニフィ弾
こちらの番組では、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについて、グロースキャピタルを運営するシニフィアンの小林、村上、そして私、朝倉の3名が、解説・考えをお届けします。
はい、こんにちは。シニフィアンの朝倉です。
シニフィアンの小林です。
こんにちは、シニフィアン村上です。
はい、ここ最近ですね、レートステージ向けのグロースキャピタルを運営する我々シニフィアンが、レートステージのスタートアップとお会いする際、主にどういった点に注目しているのかといった点をお話ししております
が、
今回は、事業の価値に関わる項目の中で、競争優位性、参入、競争優位性というのは、もう少し別の言い方をすると、参入障壁があるということなのかなというふうに思うんですけども、この競争優位性についてお話を
したいと思います。
これ、何なんでしょうね、競争優位性があるということっていうのは。
そうですね、多くのスタートアップは何かしらの課題があるところに対して目をつけるので、それが世界中でただ一人しか目をつけていないということは普通はないので、何か複数の人が目をつけているわけですよね。
そういう意味では、ある市場があったら、そこに対して複数のプレーヤーが存在する。それに対して競争で勝っていくということが必要になるわけですけども、
初期的なフェーズ、特に市場の立ち上がり期だと、あんまり競争障壁が云々かのと言わなくても、全員が成長をエンジョイしているタイミングってあるんですよね。
みんな伸びている。でもあるどこかのタイミングで、勝ち組とそうでない人の優勝劣敗がはっきりしてきてですね、
それが後者に、負け組の方に入っちゃうと、途端に事業の旨みがなくなってしまうというケースがあるわけですね。
まさにそこで勝ち残れる存在かどうかというところですね。
もしくはあるいは、そもそも参入を許さないで1人しか存在しないような、そういう唯一絶対のプレーヤーになれるかどうか。
まさにそういう観点が、この市場が発展して、かつその事業をやっている会社自体が大きくなっていく中で、
この勝ち残れるという観点が非常に重要になってくる。そのポイントだと思います。
そうですね。これまたシードアーリーのVCさんと全然違うかなと思うのは、
売り上げを伸ばす観点において、本当に最初はアーリーアダプターを捕まえていくことで、
売り上げって作れるし、伸ばせると思うんですよね。
ただ一定程度成長していくと、ユーザー側もマーケットが広がっている中で、
いくつかの商品の中から選択をしていくということが必ず出てきますから、
その時に選択をしていただく理由、競争優位性がなければ、
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今後の売り上げは伸びないということになってしまうという観点で、
レイトからポストIPにとって非常に重要だという観点と、
あともう一つこれは非常に思うことは、ある程度レイトのフェーズに来た時に、
圧倒的に競争優位性がない、もしくは逆に競争優位性あるプレイヤーが他に複数いるという状態のマーケットって、
そこから追いつき追い越せ、そこからさらに競争優位性をそのプレイヤーに対して作っていかなきゃいけないということになるので、
実はこの難易度っていうのはある程度育ってしまったスタートアップにとっては、
決して簡単なことではないと思っているんですよね。
このリスクを取れるとすると、かなりそういったことに対する予測外然性が必要になってきますけども、
なかなか難しいものだというふうに見ざるを得ないと。
なので我々が投資するタイミングで一定の競争優位性を持っているということは非常に望ましいですし、
競争優位性がなくても成長できるフェーズは終わってしまっていると、
こういったところが我々が重視する背景にあるのかなと思います。
わざわざ私たちのこのペンタグラムの中で競争優位性参入消費というふうに挙げてますけども、
冷静に考えたらね、そもそもスタートアップってこれないの当たり前だと思うんですよ。
なぜかというと、スタートアップも何もないところから事業を立てているわけで、
なぜそんな事業を作ることが、ゼロから作ることができたかというと、
そこに参入消費がなかったかということのわけですよね。
だからある種シードアリーの段階で参入消費なんかないのって、
これは当たり前での話なんだと思います。
ただ一方でやっぱりマーケットが面白いとなってくると、
もちろん他のスタートアップも参入してくるし、
より大企業なんかもそのマーケットを目指して、
いろんな内で打ってくるかもしれません。
そういった中において、どうやって新しく入ってくる人たちに対して差別化をして、
自分たちの事業をより大きく広げていくことができるか。
一番ありがちというか、あったら悲しいのは、
スタートアップたちがワーッと競ってですね、
このマーケット取るぞって競い合ってたと思ったら、
ある時にものすごく大きいプレイヤーが来て、
全部それに飲み込まれてしまったっていうようなパターンですよね。
決済市場なんかは本当にこういったことが起こり得る、
あるいは起こった市場なのかなというふうに思うんですけれども、
そういったことが起こらないようにするために、
どういったことをするのかという話ですよね。
特に大企業という意味だと、
スタートアップが事業アイデアをパクられたみたいな話って、
よくある話ですし、
これモラルの面でいうと、
そうですね、ただこれって、
別に事業をやってたら、
その事業モデルをパクるプレイヤーが出てくるのは当たり前ですよね、本来。
あるいはパクった手段というのが、
何か事業提携を持ちかけて、
何か良いことがあるよといったようなことを言って、
情報を引き出すだけ引き出して、
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それを活用したとなったら、
それはちょっとモラル的にどうなのかという話はあるかと思いますけれども、
ただこれ言ったところでやられたものは仕方ないので、
そういったことに負けに入りしないためにも、
自分たちでどういった競争優位性を作っていくのか、
これを意識しておくことは非常に重要なんじゃないかなと思いますし、
また決して簡単なことでもないと思います。
そういう意味だと、競争優位性がなければいけないというのは、
ちょっと強すぎかもしれなくて、
競争優位性が全然ないという状態でない、
圧倒的に競争優位性があるプレイヤーは他に存在していないということが一つ大前提なのと、
競争優位性というのは、多くのケース、
プロダクト単品で作れているケースは相当レアだと思うんですね。
ここにしかないプロダクトみたいな。
プロダクト力だけで競争優位性がありますみたいな。
相役とか、特殊なIPとかで守られている領域は別かもしれないですけど、
多くのスタートアップにあるような、
メディア、インターネット、サービス系の事業であると、
基本的にプロダクトそのものの差別化っていうのは、
非常に次元的であると、そんなに永久ではないということを考えると、
参入商業というのが、よりグロースステージにおいては、
総合格闘技的に作っていくと。
営業なのか、ブランドなのか、
もしくはキャピタルの力なのか、採用力なのか、
何か総合的にやることによって、
じわじわと掘りを高くしていくということなので、
それに必要な戦略と体制があるのか、
それに必要不可分な一つ一つのエレメントが最低限保有されているのか、
それによって我々との議論で、
参入商業機能をより高めていけるのか、
っていうところが見定めのポイントであるので、
投資時点で誰よりも圧倒的に擦れてるんですっていうことを、
企業家に、こわだくに主張いただく必要まではないのかなと思っています。
そうではないと思っているので。
そういう意味では、この参入商業機能の部分っていうのは、
時間軸が必要な概念だと思うんですよね。
特にそういう意味では、よくありがちなのは、
今、目の前に存在している競合だけを念頭において、
その障壁だったり優位性を語られるのも、
これはこれでまたちょっと違うのかなというふうに考えていて、
我々は何度も言う通り、長期投資を本位としているわけですね。
そうすると、今は現れていないけど今後来るであろう、
大資本を持ったような高発参入であるとか、
あるいは今はまだないんだけど代替製品であるとかが現れてくることがあって、
そうしたものに対してどういう障壁があるのか、
それはスイッチングコストの高さなのか、
何らか規模を獲得した後のブランドだったりコスト制限効果なのか、
そういうものが複合技なんでしょうけども、
そういったものが業界環境としてどういうふうに変化していって、
そこで自分たちがどういうポジションを取れるか、
というものを考えていくということが、
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この観点では必要なんだろうなと思いますね。
販入障壁って、本来スタートアップの世界で語るのはちょっとはばかられるぐらい、
結構深遠というか、ハードルの高い議論ではあってですね。
例えば、それこそ以前もCinifiedanでお話したかもしれませんが、
ウォレンバフェットみたいな、
ああいう非常に成熟したマーケットに投資をする人たち、
バリュー投資家なんかが大好きな概念ですよね。
どれだけハードの高い概念なのかといったことを提示するのに、
一つ例をお出しすると、
農林中金バリューインベストメンツキャピタルというのを
ファンドを産みをなさっているバリューインベストメンツですね。
奥野さんという方がいらっしゃいますけれども、
この方最近、共用都市の投資という本を出しているんですが、
この中で、GAFAの4社の中に1社だけ、
参入障壁という点では仲間外れがいるというふうに言ってですね。
それがFacebookだと言っているんですけれども、
Facebookはネットワーク効果があって、
参入障壁あるだろうと言っているけれども、
あんなもん、全然参入障壁でも何でもないというふうにぐらい、
これぐらいの長期投資家の方々からすると、
もうピシャリと切られちゃうんですよね。
ネットワーク効果って本当に参入障壁なのかどうなのかという話、
私たちの死に行きなんでも以前やりましたけれども。
だけど、我々がご出資差し上げるレートステージのスタートアップって、
直に上場企業になることを見越していらっしゃるような方々が多くのはずで、
その方々からしてですね、
Facebookって非常に強大な大帝国なんだけれども、
ただ上場期間投資家の目から見たら、
あんなもん参入障壁でも何でもないと言われてしまう。
ずいぶんと残酷な現実だなというふうに思って、
それはさすがに厳しいなと思ったりすることもあるわけですけれども、
逆に言うとこれぐらいハードの高いものなんですよね。
そこまで従前たるものを期待するのはそもそもの間違いだと思いますし、
そんな100%完璧なものがあるというふうには我々も思っていないですけれども、
どうやって強みを築いていくのかといった点、
これに対するアテンションというものは重要だと思いますし、
単に今までも伸びていたからこのまま伸びると思いますんだと、
それはちょっとなかなか厳しいなという話かなと思います。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
こちらでお話した内容は何らかの投資行動を取ることを勧誘するものではありません。
いかなる意味においても特定の有価証券、
金融商品の売買の申し込みを推奨するものではないことをご理解ください。
11:56

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