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ソフトバンクグループ決算とリアル連動型スタートアップの展望
2020-06-16 18:37

ソフトバンクグループ決算とリアル連動型スタートアップの展望

この番組ではスタートアップや上場企業の経営にまつわる、やや玄人好みのテーマについて、シニフィアンの小林、村上、朝倉の3名が解説、考えをお届けします。


「スタートアップ」と言うと、一般的には急成長する未上場企業のことをイメージすることが多いと思います。一方で私たちは、スタートアップのことを世の中に新しい産業を創出する原動力だと考えています。

未来を生きる世代のために、スタートアップを通じていかにして新しい産業を生み出すか。こうした命題を通じて、スタートアップに関わる方々へのヒントを提供できればと考えています。


お話しした内容は加筆修正を加えて、随時以下のホームページにも掲載しています。


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スタートアップ実践砲弾、シニフィ弾。この番組では、シニフィアンの3名、小林、村上、そして私は桜が、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについてお話しします。
はい、今日話をしているのが2020年の5月19日ですけれども、ちょうど昨日、5月18日にソフトバンクグループの決算発表があってですね、非常に字幕を集めていたという、
そういう状況ですね。見てみると、内容は皆さんご存知の通りだと思いますが、大幅な、これ初めてなんですかね、ここまでの赤字を彫った会社というのは、PL上の話ですけれども、
2011年の東京電力を超えたという話を、今日誰かがしていたのを覚えていますけれども、営業利益がマイナス1兆3646億円ですか、というものすごい額の赤字を出したというのが、今現在非常にニュースになって
いる状況です。
いやでもこの会社は実は、PLについてはなかなか実態を把握できないというか、投資のインパクトが大きすぎて、正直この赤字黒字の数字だけだと、中身がどうかというのはなかなかわかりづらい会社ですよね。
だから孫さんもおっしゃるように、これも投資会社として見てくれと、ソフトバンクグループ自体は積極的に株主価値というのを決算説明しようにも盛り込んでいますね。
そうですね。今回のPLだけで言うと、実はこのビジョンファンドSVF事業と彼らが位置付けているものが、1兆2566億円の利益が昨年だったものが、マイナス1兆9313億円まで3兆円のズレを見せている
ということなので、それだけこの投資のインパクトがソフトバンクグループにとっては影響が大きかったということですね。
見てみたら、そこを牽引していた、結局のところ営業利益の増分ないしは減分というのを牽引しているのはほとんどビジョンファンドであるというのが今の実態なのかなと思います。
ソフトバンクグループの決算説明資料ってしばしば非常に独創的なユニークなプレゼンで有名で、今回というとこのプレゼン資料の一番最後の方にユニコーン企業の課題コロナ禍というのが出ていて、需要の急減フリーキャ
ッシュフローの赤字という赤い丸が出た後、馬が3頭走っていてそれが崖に落ちてしまうと。
コロナの谷というのに落ちて、そこからユニコーンプラスしかも翼が生えた馬が1頭飛び立っていくというような、そういった絵が出て話題になっていました。
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前は金の画帳を持っているみたいなものでした。
これが何なんだという、人によってはポエムと呼ぶわけなんですけれども、大変話題を集めていたわけなんですが、
僕個人的に気になったのは、むしろこれ冒頭の方の部分で何かというと、今回のコロナショック、コロナ禍によって世の中経済全体が未曾有の危機ですというような説明をしているんですけれども、
その際に引き合いに出しているのが、旅行への影響と自動車産業への影響とレストランへの影響なんですね。
それにプラスして労働への影響というのもあるんですけど。
これ考えてみたら、この産業種ってものすごくオフラインな世界で、本来ソフトバンクグループがずっと掲げていた、この決算説明資料の一番最後にマツビにも出てますけれども、
情報革命で人々を幸せにっていう、情報革命という文脈から一番遠い世界にも思えるわけですよ。
だから、確かに世の中全体未曾有の危機っていうのはその通りなんだと思うんだけれども、
それをソフトバンクの説明にあたってですね、この産業種を引き合いに出されることの意味って一体何なんだろうなっていうのを、
結構僕なりにはじっと考えてしまうところがあって、
ミッションと全然かけ離れた世界の出来事を引き合いに、自分たちの苦境感を説明するっていうのはどういう意味があるのかなっていうのをちょっと考えてしまうところがあるんですね。
実際その子会社の情報革命の中核であるソフトバンク、グループじゃない方ですね。
電話会社の方のソフトバンクの方を見てみると、こちらは結構好調であるという状況で、
場合によってはこれ示唆すること何かっていうと、自動車産業にしても旅行業にしてもレストランにしても、
これが何かしらそのソフトバンクグループに影響を及ぼすとするならば、
投資文脈でこういったオフラインの世界をDXしていく、デジタルトランスフォーメーションしていくっていうような、
そういう文脈があったのかなという気もするんですけれども、
それって本来の情報革命っていうところから軸足からぶれなければ、
実はあんまり関係なかったんじゃないかなという気がしないでもない。
実際、USのテク系の会社って案外しぶとく伸びてるわけで。
僕の感想からすると、
ソフトバンクを見るのに一番向かない見方がPL的見方で、
1兆3000億の赤とか9000億の赤字ってほとんど意味なくて、
またもう一個僕は見方が間違って良くないなと思ったのは、
ソフトバンクイコールビジョンファンドっていう見方も僕はすごい違和感個人的にあって、
どういう風に僕は捉えてるかっていうと、やっぱりビジョンファンドも含めて、
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ソフトバンクグループ全体がよく考えられたポートフォリオっていう見方ができるかなっていう風に個人的には捉えてます。
多分、情報革命とかいろんなものが起きたときに、
これだけ幅広くコマースもあり、通信もあり、半導体チップもあり、
情報を取るような解析側もあって、
っていうときにソフトバンクグループが一番手が出しづらい部分っていうのが浮かび上がってくると思うんですよね。
そこをビジョンファンドが捉えにいくという風に、
ポートフォリオ上の位置づけを見てあげると、
結果的にビジョンファンドが張ったシナリオは短期的には損をしましたけど、
逆にビジョンファンドが張ってない領域に関しては健調だったということでいくと、
グループ全体で見れば、よくできたポートフォリオで、
何か本当に情報革命がもう一段進んだときには絶対負けない、
もしくは大勝ちするような、そういう戦略っていう見方も個人的にはできるかなと思っています。
いくつか個別の趣旨を引き合いに出しちゃうと叩きがいはいくらでもあるのかもしれないですけど、
全体で見なきゃいけない会社っていうところがあって、
僕はさっきの朝倉さんの情報革命の論点に関しても、
まあ僕は好意的に捉えてる方だからよけそうかもしれないんですけど、
やっぱりリアルとの融合が進んでしまったときに、
どこを押さえておくかっていう観点を考えたときに、
多分ビジョンファンド的なアプローチって有効に機能してたはずだし、
まだ結果も出てないのかなという捉え方もできる。
ただコロナによって張ってたシナリオが少し補正が必要であるということは、
多分誰もが認めるところなので、
ファンドという特性で張ってしまっていることと、
本業でやってしまっていたこと、
どっちが大きくリスク出てたかというと、
まあどっちもどっちかもしれないけど、
ビジョンファンドということで、
孫さんそこに張ってたという捉え方をどう評価するかかなというふうにも見てたりしますね。
なので引き続きソフトバンクの張っているシナリオは、
崩れてねえんじゃないかっていうのが僕の感想ですけどね。
この意味でいうと、おそらくプロ筋の人で、
今現在この時点でビジョンファンドを創価すべきだと思っている人って誰もいないはずで、
そもそもファンドのパフォーマンスっていうのを、
この時間軸で見るっていうことは相当無理があるでしょう。
ガバナンス云々という話はちょっと去っておきですけれども、
ことファンドのパフォーマンスということに関しては、
まだまだ10年ぐらい経ってみないと、
蓋を開けてみないとわからないよっていうのが今の段階の話だから、
あまりそれをどうこう個別の話をどうこうしても仕方ないんじゃないかな。
一方で僕が特に今今回の決算でいうと、
やっぱりどうしてもビジョンファンドのところに目が行ってしまうところもあって、
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結果としてちょっと現象面として面白いなと思うのが、
面白いというか興味深いっていうことだなと思うのが、
ビジョンファンドの今回の状況っていうのをですね、
いわばユニコーンバブルの崩壊であるというようなことと、
片付けてしまうというか、
紐付けて説明する言説であるのかなと思っていてですね。
これ自体即座に間違いなのかっていうと、
全然そんなことないし、多分にその影響あるんだけれども、
なんかもうちょっと因数分解できる気がしてるんですよ。
それはいわゆる過剰流動性を背景としたユニコーンバブルの崩壊という、
行的な面もあるんだけれども、
一方でこのスタートアップ投資テーマの質的な変化っていうのも、
結構あるんじゃないかなというふうに思っています。
どういうことかというと、
例えば過去そうですね、
6,7年ぐらい遡ってみたときに、
何が起こってたかっていうと、
オンラインで完結したテーマって、
だいぶ出がらし感があったと思うんですよね。
もともとのドットコムバブルがあって、
SNSバブルがあって、
並行してスマートフォンのバブルがあってみたいな、
そういったいろんな環境の変化に伴うムーブメントというものがあって、
そのときそのとき、
特にオンラインを主戦場とした事業というものが、
いろいろ対等したんだけれども、
ただここ5,6年に関していうと、
オンラインで完結した事業って相当出がらし感あるぞっていうような感覚を、
僕は持っていたし、
であるがゆえに、
例えばUSのもう少し早めのシールドアクセラレーターなんか見てても、
大体何かしらリアルと関わっているとか、
あるいはバイオと関わっているとか、
バイオに何かしらソフトウェア的な発想を持ち込んでみたいな、
そういったテーマが多かったんですよね。
確かにここ近年大きくなったオンライン完結型のスタートアップって、
真っ先に思い浮かぶのってスラックなんですけれども、
逆に言うとそれぐらいで、
確かにスナップチャットとかTikTokみたいなのもあるかもしれないですけどね。
だけど実際はいわゆるユニコーンブームっていうところに
象徴される会社って、
UberでありAirbnbとリアルに踏んづいた会社。
これがソフトバンクグループVisionFundっていうところの文脈に、
より近いところで言うとやはりWeWorkだし、
オイルだったりするわけですよね。
こういった何かしらオンラインとオフラインを融合していこうっていうような、
そういったテーマじゃないですか。
VisionFundってある意味今回のユニコーンがどんどん続出しているところに
張っていこうという、
半ばマクロベッドに近いような投資仮説を持ったファンドだったというふうに
理解をしているんですけれども、
そこの主軸であったものって、
オンラインオフライン両方を統合したようなものであったんだけれども、
結果として今のコロナの状況を踏まえて、
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オフラインに対する強烈な向かい風っていうものが来ていて、
今何が起こっているかというと、
上場している会社ですけれども、
やっぱりZoomだったりだとか、
ネットフリックスみたいな、
いわゆるオンライン完結型、
僕らがもう出殻してしまったと思った領域が、
なんとなくホットになっている。
これが一家制のものなのか、
それともここから先、
もう少しこの傾向が続くのかっていうのは、
ちょっと私は判断つかないんですけれども、
僕自身もかなりオフラインとの融合っていうものが、
これからテクノロジーの世界がすごく重要になってくるんだろうな、
と思っていた中においては、
確かに結構大きな変化だなと思うところですし、
ビジョンファンドの場合は、
そういった影響を質の面で、
量の面というよりは質の面でモロに被ったんじゃないかな、
というような見え方がしています。
僕はソフトバンクは崩れていないけど、
ビジョンファンドについては、
量的質的な変化っていうのはあるなと思っていて、
僕の視点で一つ思っているのは、
このリアルとの融合を進めた背景って、
やっぱりそのGARPAとの対立構造を含めた、
MOTOですね。
参入消費をいかに築くかの重要性が、
より高まってきたと。
よりオフラインだけで完結したMOTOの築き方っていうのが、
特に米国を中心に難易度が高まったときに、
よりハードウェアであるとか、
リアルアセットに注目するような流れができたと、
思っているので、
一つ僕が今後において投げかける問いは、
どのように今後スタートアップはMOTOを築いていくのか。
仮にリアルとの融合というのを積極的に推し進めることが、
本当の意味で差別化になりづらい、
もしくは推し進めづらい世界観で、
どのようにMOTOを築くかっていうのが、
僕が一つテーマかなと思っているのが一つと、
あと二つ目はですね、
リアルとの橋渡しをすることということで、
非常に競争力を持つのが、
キャピタルのパワーだったと思うんですよね。
孫さんのビジョン・ファンドは、
リアルとの融合を進めることで、
ファンドの大きさで参入収益を築くという作戦、
後押ししたわけなんですけども、
この流れがどうなるのか。
つまり、大型投資、大型ファンドっていうのが、
必要かつパワーを持っていたという時代が、
もしリアルとの融合っていうところが、
なかなか積極的に捉えづらいときに、
じゃあ先ほど申し上げた、
リアルとの融合と資本による壁以外で、
どのようにモートを築くのかということでいくと、
もしかすると、より本当の意味で
テクノロジーの差別を追求するような会社が、
例えば一つの仮説としては、
求められていくとか、
何か違った調理を生むきっかけになるかな、
という気はしています。
もう一つ僕も重ねて思うのは、
リアルとの融合っていうのは、
本当にVCに限らず、
事業会社の次の柱のテーマだったり、
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至る所でこのリアルとオンラインの融合というのは、
見られたと思うんですけども、
デジタルトランスフォーメーションとか、
オープンイノベーションと呼ばれるものって、
大抵この軸でしたからね。
CVCもこのテーマで通して多いと思いますし、
そういう意味では、
かなり広くループしたものだと思うんですけど、
今それが急激にリモートだったり、
オフラインに寄っているというのは、
コロナ禍の大きな影響だと思うんですけども、
じゃあリアルを全くデジタルトランスフォーメーションしなくて、
良くなったのかというと、
それをまだそう判断する時期性もそうだなと思っていて、
一方で自分の中で悩みがあるのは、
例えばエンタメって日本でデジタル化、
実は工業ビジネスの方が足元がすごい調子が良かったじゃないですか。
まさにリアルが調子が良くなって、
これが例えば、
まさにフォートナイトのゲーム上で、
アメリカの有名なラッパーが、
大きなオンラインバーチャルイベントで、
トラベススポットがやったってやつがありましたけども、
あれが2700万人が参加したみたいな話がありましたけども、
実はライブがいきなりバーチャルになるなんて、
誰も思ってなかったんだけども、
リアルとオンラインの融合とか、
VRとか混ぜてアンドカナぐらい思ってたかもしれないですけども、
いきなり1足飛びどころか2足ぐらい飛んで、
いきなりオンラインオンリー大規模イベントみたいになるみたいな。
これがそんなのだいぶ先だろうと思ってたものが、
リアルとオンラインをステップにしようと思ってたのが、
一気にオンラインに行っちゃうっていうゾーンはあるかもしれないと思いました。
これは旅行がVRだけでやっちゃうとか、
トータルリコールの世界ですけどね。
そういう方向が起こり得る部分と、
いやいやとはいえリアルもやっぱりデジタル化、
トランスフォーメーションを進めながら、
やっぱりそこは着実にやっていくっていうテーマが残りますよね、
みたいなものとかが並存するのかなという気はしてます。
そうですね。
やっぱりリアルっていう時に、
実サービスをリアルで受けるっていう話と、
あとデータポイントとしてのリアルっていう話があったと思うんですけど、
先ほど小林さんが言うように、
サービス自体が一部デジタルに置き換わったりとか、
逆により多分単純にリアルだけでやることの難しさっていうのを、
逆に今回食らったんだとすると、
よりデジタルとのデータとの融合っていうのを、
もう一段、二段高めていくようなことをしたりとか、
サービス自体をよりリアルだけじゃなくて、
デジタルで補うような形で、
よりある種、頭を使ってリアルアセットをレバレッジするような作戦がないと、
単純にリアルサケットをアセットを抑えるだけだと、
難しいっていうところは出てくるのかもしれないですね。
まさにリアルのデータっていうところが非常に面白いところで、
今のリアルとの融合の部分って、
マネタイズの話も去ることながら、
データポイント、リアルのデータを取っていこうよという、
各企業のデータ取得合戦だったりするわけですけれども、
じゃあこの先リアルでの物の移動みたいなものが全くなるかどうかというと、
そんなことはきっとないはずで、
そこの価値って普遍的だと思うんですよ。
18:02
一方でオンラインに通した世界っていうのは、
なんとなく人々の行動変容が外部要因によって、
半ば暴力的に変容したことによってですね、
なんかちょっと白字が出現しつつあると。
オフラインの方に関して言うと、
オフラインのデータを理解しつつ、
抽象的な話になっちゃうんだけど、
いかにオンラインでマネタイズするかみたいな、
そういったデータのちゃんとマネタイズ方法を見出せるかどうかっていうのは、
大きなテーマになるんじゃないかなという気はしますね。
18:37

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