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スタートアップ経営者の最重要な資質は「誠実さ」
2020-07-09 10:39

スタートアップ経営者の最重要な資質は「誠実さ」

「スタートアップ実践放談 シニフィ談」
この番組ではスタートアップや上場企業の経営にまつわる、やや玄人好みのテーマについて、シニフィアンの小林、村上、朝倉の3名が解説、考えをお届けします。

シニフィアンはレイターステージ・スタートアップを対象としたグロースキャピタル『THE FUND』の運営などの産業金融事業、上場企業・未上場スタートアップに対する経営アドバイザリー事業、上場株式投資事業などを行っている会社です。  なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動をとることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。

お話しした内容は加筆修正を加えて、随時以下のホームページにも掲載しています。

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スタートアップ実践砲弾 シニフィ弾
こちらの番組では、スタートアップや上場企業の経営にまつわる、少しクロート好みなテーマについて、グロースキャピタルを運営するシニフィアンの小林、村上、そして私、朝倉の3名が、解説・考えをお届けします。
なお、こちらでお話しする内容は、何らかの投資行動を取ることを勧誘するものではなく、いかなる意味においても、特定の有価証券、金融商品の売買の申し込みを推奨するものではありません。
こんにちは、シニフィアンの朝倉です。
シニフィアンの小林です。
シニフィアンの村上です。
今日はですね、ペンタグラム、前回お話した内容の続きをお話したいと思うんですけども、前回ですね、グロースキャピタルを運営している私たちの立場から、シニフィアンの立場からして、スタートアップを見る際にどう
いった点を評価しているか、どういった点に着目しているかっていったことの概論、全体感についてお話をさせていただきたいと思います。
主にですね、5つの点を見ているというふうに、前回申し上げたかと思いますが、1つが経営チーム、2番目が事業の価値、3番目が上場企業候補としての体制、4番目が財務体質、5番目が投資条件ですね。
今回ですね、このうちの一番最初、経営チームについて、より細かく見ていきたいと思います。
経営チームといった時にもですね、我々はさらにこの経営チームを2つに分割をしていまして、何かというとトップマネジメントとチームですね。
前者のトップマネジメントっていうのは、通常であればおそらく創業者だと思うんですが、創業経営者の方のキャラクターだとか資質のようなものであり、
チームというのは、これ4で1の通りですけれども、そのトップマネジメントの方々を取り巻くチームの方々の差異株ですとか、ある種のやり取り関係性みたいなものを見ているということです。
そこからさらにトップマネジメントとチームというところも細分化していくつか項目があるんですけれども、
今日は前者トップマネジメントについてですね、何点か注目しているポイントに触れたいと思います。
トップマネジメントを評価する際にも、我々ずいぶん細かく言語化しているんだけれども、いくつか細分化しているポイントがあってですね、
1、2、3、4、5、6、7かな、7点あります。
順番上げてさせていただきますと、1番目が誠実さ、英語で言うとintegrityですかね。
2番目が柔軟さ、3番目が芯の強さ。
芯というのは何だろう、草冠に心で、マシンで捉えるとかの芯ですね。
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4番目が、これちょっと変わった言い回しかもしれませんが、自分の限界に対する認識。
5番目が知的体力、6番目が健全な野心。
7番目にですね、よくありそうなようやくここにリーダーシップがある、そういった構成になっています。
これもそれなりに意味があって、やっぱり特にこの7つの中で我々トップマーチメントに特に期待しているといいますか、
重視しているのが誠実さということですね。
誠実さ、integrityですよね。これを一番上に持ってきたっていうのは、本当に我々も議論した中で、
まさに揃って見られたことでしたよね。3人の見解がまさにこれを一番大事と見たところですよね。
そうですね、多分この誠実さがなければ、多分我々自身は何が正しいかわからない。
前回の総論の時にお話した通り、経営者だけが単独でやるということに別途するわけではなくて、
これだけ経営者単独では乗り切れないようなものを乗り越えていかないといけない。
競合環境なり大きな市場なり、そう考えた時に、そもそもいろんなことを一番よく把握しているのが社長、経営者、創業者なわけなので、
その人が誠実に状況認識であるとか状況を共有いただけないという状況というのは非常にリスクにしかならないし、
というふうなところが大前提としてありますよね。
誠実にしましょうって何でしょうね。
稲森さんの本とかに出てきそうな文言でもありますし、
ドラッガーの本なんかでもインテグリティーって絶対出てきますけれども、
何でしょうね、すごい独特的で、言ってみれば幼稚園で習うような当たり前の話ではあるんですけれども、
ただ実際ここを貫いている人が実はあまり多くないかもしれない。
あるいはここがずれていると、我々やっぱりエンゲージメントしていく。
経営者と対話をして会社の事業価値を上げていこうといったことを重視しているので、
取り返しのつかないことになる。
であるからこそこの誠実さというのが一番重要なんだと思います。
あとはやっぱり状況認識をして一番我々に説明してくれ、議論するきっかけを作ってくださるのは経営者なので、
誠実に組織の状況、競争環境の状況、フィナンシャルな状況というのを誠実にまず捉えてみて、
曇りガラスではなくてしっかりと真実を捉えて誠実に受け止めて、
それを我々に誠実にコミュニケーションしていただけるということが、
経営者との対話ということもそうですけれども、
我々自身がやっぱり会社に置かれている状況を一番しっかりと捉えるために必要な経営者としての資質なのかなと捉えているからにほかのないなと思っています。
そういう意味ではこの誠実って言葉自体はいろんな意味を包含していますけれども、
なんか丁寧とかそういう物腰がしっかりしているとかいろいろあると思うんですが、
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やっぱりこの我々が重視している文脈でいうと一番は先ほどの一連の話の中で出てきたように、
きちんと経営の必要なファクトだったり考えというのをネガティブなものもポジティブなもの両方きちんと棚乗しして、
ステークホルダーや周りの人々に示せるかどうか、きちんと開示できるかどうかというのが一番大きなポイントなのかなというふうに思いますね。
そうですね。そういう意味だともう分かりやすい言い方をすると、
ブルーシナリオだけを話すのがうまい経営者ではなくて、
むしろ率先して一番ネガティブなリスクシナリオを率先して話すような、一番ヤバいことから話すような、
そういった誠実さを持った経営者というのが、先ほどの表現の対局ですけど、非常に我々と相性がいいのかなと思いますよね。
これ簡単に言うんですけど、実はすごく難しくて、やっぱり企業家とか経営者ってちょっとおかしな人たちなんですよね。
特に創業経営者って、自分も多少やってたのでわかりますけれども、やっぱり自分がやってることがうまくいくって信じ込んでいなきゃいけないし、
ある種自分を騙し切るぐらい、ある種嘘ついてる気がなくても、
俺たちはこれ絶対いけるんだって言ったように、自分自身も信じ込んで、周りを巻き込んで、コブしていかなきゃいけない。
冷裁スタートアップをやってる人が、いやー、なんか結構きついと思うんだよねって言うなんてありえないわけですよね。
そういうことで言うと、不誠実というかどうか難しいけれども、
これ結構ですね、企業家本来の資質、一番重要な自分を信じる気持ち、現実、歪曲能力みたいなところと、
実は相反するところがあって、このバランス感を持ってる企業家って、そもそもかなり限られてると思うんですよ。
それでうまくいく人ってなかなかいないから。
そういう意味で言うと、これ実は簡単そうに見えて、ものすごく難しいポイントだと思うんですよね。
まったくその通りだと思いますね。
経営者がブルーなのは、ベンチャーなら当然だと思うので。
ベアな経営者とか嫌でしょ?
嫌だと思うんですよね。
我々はむしろ、ブルーであるなと言ってるわけではないんですよね。
ブルーなシナリオは当然ある中で、それに対するある種の客観視というか、バランス感覚を持って、
ちょっとこれ本当にできるんだろうか?リスクがあるとしたらどういうことだろうか?みたいなのを客観的に学ざせる。
そういうようなことなのかなというふうに思いますね。
なんでしょうね。虚勢を張る人って結構いますからね。
これまずいんじゃないの?みたいな話をすると、極端な話を怒り出す人。
何言ってるか意味がわからないとか、そんなわけないだろうって怒り出す人って結構いて。
あるいはそこまで極端じゃなくても、何かこちらが少し当人にとってみると、ちょっと痛いかもしれないポイントをつくと、
そこは大した問題じゃなくて、さらっと流されたりだとか、数値をことさらにファクトを開示してくれない。
こういうのはもう明確なサインですよね。
僕はブルーであることと誠実さって確かに一見反するように見えて、難しいポイントではあるけれども、
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かといって完全に相矛盾する概念でもないと思うんです。
本当にブルーで強い人であるならば、自分たちの至らぬ点だとか課題感っていうものも真正面から直視して、
それを開示して、なおかつそれを乗り越えていこうっていうような、そういったタフさを持てるんじゃないかなと。
そう思うとやっぱりね、それをなんでしょうね。
我々スタートアップなんだから、どこか課題感を持っているのは当たり前の話なので、課題感ないって言われる方が逆に変だと思いますし、
それよりはちゃんとそういった自分たちの課題点も正確に正直にトロして、
ちゃんと胸筋開いて話してくれる方々の方が安心感はありますし、一緒にやっていきたいという気持ちにはなりますよね。
僕は経営者の中で絶対上手くいくものってないと思ってるんですよね。
なので、よく孫さんとかいろんな経営者がおっしゃる、51対49で勝てるんだったらやろうかっていうそういう判断をしている中で、
明らかにその49の失敗シナリオっていうのがあるわけですよね。
ここに対して誠実じゃないっていうことを言ってるのであって、51のシナリオを信じ切ってやりきる方を疑ってるわけじゃないと。
なのでこのバランスなんですよね。もう100%成功することは絶対ないし、一方でほぼ失敗するのはやめてほしいと思うし。
多くののが成功確率4割か5割か6割か7割かの間にいるときに、失敗する確率リスクっていうところに対してどれだけ誠実か。
このバランスって本当に難しいと僕も思いますけど、これをやっぱり持ってる方っていうのは非常に素晴らしい方だなと一方で思いますよね。
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