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VC目線で惜しいと感じるスタートアップピッチ
2024-09-16 10:27

VC目線で惜しいと感じるスタートアップピッチ

ベンチャーキャピタリストの視点から、「惜しい」と感じるスタートアップの資金調達ピッチの問題点と改善点について。事業の本質から外れた目標設定や非現実的な成長予測の危険性、真に価値のある事業成長と適切な資金調達の在り方について考えます。


トピック

・ ピッチで見られる残念な傾向と本質的な問題点

・ 最年少上場志向の危険性と事業成長の本質

・ 事業成長スピードと市場環境の関係性

・ 過度なバリュエーション志向の問題点

・ ユニコーン企業志向の落とし穴

・ 経営者のエゴと事業実態のバランス

・ 適切な資金調達の姿勢と重要性


キーワード

スタートアップ, ピッチ, 資金調達, バリュエーション, 成長戦略, 最年少上場, ユニコーン企業, 市場環境, 経営者のエゴ, 事業実態, VC視点, 投資判断, 持続的成長, IPOタイミング, 適切な調達額

感想

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This is 令和スタートアップ。この番組では猫大好き森厚子と馬大好きYusuke Asakuraがスタートアップにまつわる話題についてゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについてゆるふわっとお話ししております。
今日も一人でぶつくさ話しながらお届けをしています。 今日はサクッとお話しできるかなと思うんですけれども、
お話したいのは、ピッチを受けていて、残念だなとか惜しいなって思う、もったいないなと思うピッチ、これについてお話をしたいと思います。
結論からすると、事業に即して必要な資金の量だとか、事業に即してあるべきバリエーション、事業に即してあるべき経営スピード、
こういった事業に即していない事情、理由というものを資金調達のピッチの場で優先される方、適切な事業成長とはまた違ったロジックで資金調達をしようとするピッチ、
これがですね、もったいないというか、惜しいなと思うピッチのまるっとしたまとめになります。
少し具体的にお話をしたいんですけれども、残念だなと思うのは、例えば最年少上場したいという類の話ですね。
いいんですよ、どういう夢、野望というものを持とうと、何かしたいと思うのは人それぞれですから、各自自由ではあるんですけれども、
ただ残念ながら事業の成長スピードって、そういう思いで実現するものではないと思うんですよね。
あるいはIPOのタイミングって、本来その会社が永続的に成長するにあたって、相応しいタイミングを見計らうべきであって、
その過程において経営者が最年少かどうかというのはどうでもいい、全く関係ない事象であるというふうに思うわけです。
こういう理屈を持ち込んで、ピッチの際に説明を受けると、せっかく面白い事業であったとしても、
残念だなというか惜しいなというかもったいないなという気持ちに、そんなことにとらわれなくてもいいのにというふうに思ってしまうことがありますね。
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他、よく事業というのは天動説ではなくて地動説だというふうに言うんですけれども、
成長スピードというのを自分たちが自在にコントロールできるかのような、
こうこうこうしたらものすごくスピードを上げられるんですみたいな、そういう説明を受けることがあります。
さっきの最年少上場というのにひも付いた話ですけど、もちろんそういう要素もあるんですよ。
何か仕組みを変えたらだとか、あるいはリソースを獲得した、それに必要な人員を獲得したら、
それによって一気に成長が加速するというのはもちろんあるんですけれども、
ただ往々にして事業の成長スピードというのは自分たちを取り巻くマーケット、
市場環境が規定するものだというふうに私は思うんですね。
ある程度市場環境という枠組みがあった中で、
その中でいかにして自分たちが良いプレイをするか、良い活動をするか、これにかかっていると思っています。
なのでそういった観点をないまま、
どうしても自分たちは自分たちの会社の事業にいつも取り組んでいるわけですから、
どうしても主観的なものの味方になってしまうのは仕方ないことですし、
そういう時こそ外部の人からいやいや客観的に見てというような適切なツッコミを提供することによって、
良い自己認識ができるという部分もあると思うんですけれども、
さっきのね、最年少上場みたいな、そういうマーケット環境を無視していたりだとか、
あるいはその会社の永続成長というところと関係ないロジックで、
そういった会社のものすごく大きなイベント事をなそうとしているというのは、
これ結構本気で考えられちゃうと、そういうことじゃないんだなというふうに思ったりはします。
気持ちはわかるんですけどね。
もう一つはですね、とにかくバリエーションを引き上げたい。
あるいはとにかく資金調達額を増やしたい。
それもまた繰り返しになりますけれども、
事業実態を沿わない規模感。
こういうピッチを聞くと、なんかもったいないな、ピンと外れてるんじゃないかなというふうに思います。
もちろんね、これも留意点があって、
じゃあ本当に会社の適切なフェアなバリューって誰なの?どこにあるの?
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これはもうみんな自分の心の中にあるわけですから、
あくまでそれは主観的なものであるということは免れませんし、
特に私なんかは投資家の立場でありますから、
なるべく低い価格でその会社に入りたいという思いもあり、
そういった点でいうともちろんポジショントークという側面はあります。
またね、調達額にしてももちろんその調達額が大きいことによって、
何かしらより多くの事業投資ができるということは、これは間違いありませんので、
その気持ちももちろんわかります。そういった背景もよく理解はしています。
という流法がありつつなんですけれども、
ちょっと違うんじゃないかなと思うのはね、やっぱりなんだろうな、
自分の周りの企業家、その会社がどれくらいのバリューだったかとか、
あるいはどれくらい調達したかという、そこにどうしても頭がとらわれて、
あるいはそういった数値というものがアンカリングされすぎてしまってですね、
中はちょっと自分たちの会社の今の実態といったところから
乖離した目線を掲げているんじゃないか。
この話を聞くとですね、仮に事業が良かったとしても、
どうやってコミュニケーションを取ればいいかなというのが、
すごく難しく感じてしまうところがあります。
ちょっと落ち着いてくれということですね。
一番わかりやすいのは、ユニコーンを作りたいんですみたいな、ユニコーンがいいんですみたいな話。
日本だと時価総額1000億円以上がユニコーンと言われていて、
今の為替環境だと1450億円だと思うんですけれども、
ユニコーンに到達する1000億の往来を超えたいと。
アメリカでもそういった傾向があるみたいで、
ワンビリオンをギリギリそのバリエーションを超えているスタートアップって結構あって、
一方で800ミリオン、900ミリオンっていうのは明らかに少ない、
正規分布してないっていう、そういう話を聞いたことがあります。
なので、こういったある種の思惑っていうのは、
世の東西を問わずということなんだと思うんですけれども、
ただね、何のための資金調達なのかっていうと、
目の前の事業っていうのをより大きく伸ばしていって、
自分たちのサービスソリューションっていうのを、
より多くのお客さんに届けることであると思うんですよね。
そういった道筋からずれたロジックで資金調達するっていうのは、
僕はやめたほうがいいんじゃないかなというふうに思うし、
そういったピッチを聞くと、なんかちょっと惜しいな、もったいないなと思ってしまうということですね。
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実際、過去にものすごくユニコーンということにこだわって、
何が何でも1000億付けるんだっていうような、
そういった企業家の方にお会いしたことあります。
実際、その会社はそういった条件で資金調達をして、
最終的には破綻をしました。
こういうのを見てると、別にそれが理由だったとは思いませんけれども、必ずしも。
だけども、何というか、やっぱり事業実態というよりも、
それ以上に経営者のエゴっていうものがあまりにも強く出すぎてしまう。
これもまたバランスが難しいところで、経営者ってエゴは絶対大事だと思うんですけども、
ないとそらすより困ると思うんですが、
ただ、事業とかけ離れた方向に、
会社を取り巻く諸条件というものを引っ張ってしまうような、
そういったエゴが発揮されてしまうと、
なかなかその先が難しいんじゃないかなというふうに感じてはしまいます。
そんなところで、こういった点ですね。
なかなか自分で見ていても、やろうとしても、
企業家の方、自分でフェアな条件でいくらなのって考えるのは、
なかなか難しいというのはよくわかりますが、
それはいろんな方と対話して冷静に判断していただければと思います。
おしまい。
10:27

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