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【番外編:加藤嘉一3】平時・有事・戦時で考える企業の対応:リスクへの向き合い方
2025-05-22 10:32

【番外編:加藤嘉一3】平時・有事・戦時で考える企業の対応:リスクへの向き合い方

■トピック

・ アメリカ出張で見たスタートアップと政治の温度差

・ Cold WarからHot Warへ:台湾有事の可能性

・ 冷戦と現代米中関係の違い

・ 相互依存関係と抑止力の現実

・ 中国の意図と準備:軍事行動と外交圧力

・ 平時・有事・戦時のフレームで考える台湾問題

・ 台湾有事と米中戦争が別物である理由

・ 日本企業と国家の準備すべき対応

・ BCPと物流:企業が取りうる具体策

・ 習近平の戦略的「有事」収束の狙い


■キーワード

台湾有事, 米中関係, Cold War, Hot War, 抑止力, トランプ政権, 習近平, 戦時体制, BCP, サプライチェーン, リスク管理, 地政学, 安全保障, 企業の備え, 戦争準備, 中国の意図, 軍事衝突, 平時, 有事, 戦時


■ゲスト 

加藤嘉一 Yoshikazu Kato(http://katoyoshikazu.com/)

国際コラムニスト(日本語・中国語・英語、3カ国語でコラムを書く)

1984年静岡県生まれ。

2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。

同大学国際関係学院大学院修士課程修了。

英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、

復旦大学新聞学院講座学者(2012.3~7)、

北京大学研究員(2010.9~2012.6)、

慶応義塾大学SFC研究所上席所員【訪問】(2011.4~2013.3)

ハーバード大学ケネディスクール 公共政策大学院 フェロー(2012.7~2013.6)

ハーバード大学アジアセンター フェロー(2013.9~2014.8)

ジョンスホプキンス大学 高等国際関係研究大学院 客員研究員(2014.9~2015.8)

世界経済フォーラムGSC(グローバルシェイパーコミュニティ)メンバー(2012~2016)

遼寧大学国際関係学院 客員教授(2016.9~2017.8)

香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授(2018.9〜)

米ニューヨーク・タイムズ中国語版コラムニスト。

台湾「新新聞」誌コラムニスト。

2013年よりダイヤモンドオンラインで「中国民主化研究」を連載中。

中国語の単著に『愛国奴』、『中国的邏輯』、『日本的邏輯』、

『从伊豆到北京有多遠』、『我所発見的美国』などがある。

2010年、中国の発展に貢献した人に贈られる「時代騎士賞」受賞。


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こんにちは、アニマルスピリッツの朝倉です。いつも、This is 令和スタートアップをお聞きいただき、ありがとうございます。
こちらのポッドキャストでは、普段はスタートアップにまつわるテーマについてお届けをしていますが、
今回は【番外編】ということで、中国にまつわる時事ネタを取り扱いたいと思います。
今日も引き続き、加藤義勝さんにお話を伺うんですが、
ちょっと聞いてみたかった話、これもまたバクッと大きい話になってしまうんだけど、
先月、僕はアメリカに出張していて、カンファレンスで、
そういうスタートアップの話も聞いたりはしてたんだけど、一方でやっぱり政治の話題っていうのが非常に多くて、
特にトランプ政権と中国との関係性みたいな大きいテーマっていうのが話題になってたんだけど、
結構ドキッとした質問の一つに、オーディエンスから出た質問の一つに、
現在というのはコールドウォーであると。
じゃあこのコールドウォーがホットウォーにまでエスカレーションする可能性ってどれぐらいあると思うという話をして。
登壇してらっしゃった方は、もともと政府関係にいらっしゃった方というふうに述べておきますけれども、
別にアウトサイダーが勝手に言ってるわけではなくて、
政府の同行も組んでいるであろう人が言ってたのは、50%って言ってて、
50%って言ったら何でもありじゃんって話ではあるんだけど、結構ショッキングな話だと思うんだよね。
5年以内にホットウォーに、5年後にホットウォーに移行してる可能性、50%って見てる。
これどう捉えればいいんですか?
そのホットウォーというのは、米中というコンテクストですね。
実際ね、それで言うと、今世の中ではホットな戦争は起きているわけなので、
アラブ中東、ヨーロッパで起きているわけなので、いわゆる伝統的な意味における戦争、
サイバーとかドローンとかっていう、最近のあれではなくて、
軍事力を用いた伝統的な戦争が起きているわけなので、
それで言うと、少なくとも今の時代っていうのは、平和な時代ではないっていうところだと思うんだけど、
今の、朝倉の質問の意味はよくわかるんだ。台湾ですよね、主にね。
台湾だったりで、米中が軍事衝突になりっていう、この可能性ですよね。
それで言うと、非常に面白いというか、興味深いのは、冷戦時代ですね、コールドウォーですね。
冷戦時代において、米国とソ連っていうのは、さっきの議論になったけれども、いわゆるデカップリング状態で、
非常にお互い対立をしていたと。ただ結果的にホットウォーは起こらなかったわけですね。
急爆被も一応回避したわけだから、っていうのがあると。
一方で今の米中、相互依存関係とかグローバル時代とか、その観点からすると、当時の冷戦とはちょっと違って、
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当然そのいろんな相互依存関係がある中で、当然これが抑止力になる。
つまりホットウォーを回避するための抑止力には当然なっていくと。なぜなら被害が大きすぎるからって。
交流が多ければ当然対象も大きくなるってことだ。
で、この中でホットウォーが起こるのか起こらないのかっていって、たぶんそういった議論だと思うんですね。
そうですね。
それでいうと、さっきの関係者が50%っていうのは、言って言ってないようなもんだなと思いましたけど。
そうだ。
大役の方っていうのはそういうことなんだなと思うんですけど、もちろん確立論とか可能性っていうのは当然あるし、
中国もアメリカも、そして我が国日本もホットウォーが起こるっていう前提で準備しなければ絶対にいけないと思います、これは。
そうだね。
戦争っていうのは最大の政治だっていう言い方もありますけれども、当然最後の手段としてそこを準備しないことは、当然これはそれは企業経営もそうだと思うんだけれども、
そのワーストシナリオの準備をしない、準備とか想定もしないなんてこれありえないわけだから。
そうだね。
だからそれをやらなければいけない。その意味で今、我が国もだいぶ遅れてるってなると思うんだけど、
ただ、やっぱり中国の意思というかね、中国の意図っていうところを考えると、自分がずっと分析してきたことをちょっと共有すると、
彼らっていうのはホットウォーっていう準備をするけども、それやっぱりしたくないわけですね。
やっぱり、だからこそ今、最近もよく言いますけど、政治経済外交世論軍事という手段を複合的に使って、
台湾に対する圧力を強化して、その軍事力というものは部分的には行使するわけだけれども、
アメリカに付け入れつきを与えないで、台湾と中国の当事者間の間で物事を決めるっていうふうに彼らは思っていきたい。
はい。
思っていきたい。まさにさっき前回話した習近平さんの意思はそこにあるっていうのが僕の考えです。
ただ、物事どうなるかわからないし、最悪の状況に備えて軍事力はしっかり持って、戦争が起きた時には相手国を撃退できるような状況は作っておくっていう。
これが中国がやってきている準備です。中国が持っている意図とやってきている準備。
でも我々に必要なことはまずはそこをしっかりと認識した上で、認識した上で、我が国にできることできないことっていうのを考えた上で、
当然政府と企業、あるいは住民ひとつとっても地域と違うと思いますので、ということをやっていくんだろうなっていうふうには思います。
ただ、さっきご質問にあったように、ホットウォーが起こる可能性っていうのは当然想定しておかなければいけない。
しておかなければいけないけれども、この闇曇り準備をすればいいっていうわけでもないし、
間違いなく5年以内にホットウォーが起こるからっていう前提で、これからの5年を過ごすのと、
あるいはあくまでも可能性確立として、ある程度より詳細かつ具体的なシナリオというか、そういったものを特に中国の考え方っていうのを理解しながら、
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あとはトランプ政権の動向とかも見ながら、これは確立論としてはこうだよねっていうことを企業であったりは、それなりに真面目にやっていって、
リスクとコストのバランスみたいなものも考えながら取り組んでいくっていう、答えはないと思うんだけれども、それが必要かなっていうふうに思いますね。
これ、いろいろ前提がこれから変わっていく中で、あんまりあてっこしても意味ないのかもしれないけれども、
台湾誘致というか、端的に言って台湾戦争が起きるってことは前提に置いた上で、台湾戦争がこれ即、米中のホットウォーに至ると思います。
もしくはトランプさん、台湾侵攻しましたと。侵攻の形っていうのが、いわゆる分かりやすい何かね、軍事力の衝突という意味合いではなかったにせよ。
じゃあそこにわざわざ、戦争嫌いなトランプさんが付け込むかな?介入するのかな?
あのね、そうとは限らない。で、これは朝からこういう議論好きだと思うからあえて言うんだけど、台湾誘致と米中戦争っていうのは全く別物で。
まあそうだよね。
で、あえてこういう議論したいんだけど、この台湾誘致とか戦争を巡る中で、自分は3つの状態があると思ってて、
それは、平時と、平時と、誘致と戦時。平時と誘致と戦時。
誘致イコール戦時ではないのね。
じゃない、じゃない。そうすると嫌々になる。
なるほど。
自分は今の日本の世論の非常に大きな問題だと思う。
それで言うと平時っていうのは、今は平時じゃないわけです。だって軍事演習とかバンバンやってるわけだから。平時ではないと。
で、平時に起きるのが平和的な統一。ただこの可能性ってのは極めて低いと思う。台湾の人たちと一緒になりたくないもんだって。
で、戦時っていうのはこれも武力衝突ですよ。
で、こうなった時に、まさに中国人民解放軍が台湾に対して劣気とした武力行使をしてやった場合に、
トランプさんちょっとわかんないけれども、基本的にアメリカっていうのは軍事介入してくると。
で、こうなると、まさに台湾をめぐる軍事衝突が米中戦争に発展するっていう機能はこの段階で起こるわけですね。
だからさっきの習近平さんの意図っていう観点からすると、まさに誘致の間で納めたいわけですよ。
つまり、誘致というのは、まさに戦時の手前で、さっき僕が言ったようなあらゆる圧力を最大化して、地域の緊張が高まってますと。
非常に警戒して、いわゆる我が国でも日本でも台湾誘致と言われてるわけですよね。
で、企業も政府もいろいろ準備しなければいけないって焦ってるという中で、この誘致の枠組みの中で台湾を取っちゃいたいっていうのが習近平さんの意思で、
自分はこれを強制的統一って呼んでるんだけど。
だからそう考えると、誘致の中で物事が収まるのであれば、当然、米中戦争には発展しない可能性の方が高くなって、むしろ中国はそこを望んでるわけですよね。
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企業に対してのインプリケーションで言うと、戦時になっちゃったらできることはないです。
土作戦ですから、もう。だって逃げるしかない、逃げるしかない、これはもう。
だって生命中に大事なものはないんだから。だからそこは想定しなくていい。
しても意味ないから。
ただ、誘致の中でなるとすると、BCPとかサプライチェーンとか物流とか、テクニカルな調整で、時期的なアレンジメントでリスクを最小化して、今後のことを考えるってことができるようになる。
これが、誘致の枠組みの技能。
でも大事なことは、習近平さんは、この誘致の枠組みの中で物事を解決したいと思ってるっていうのは彼の意思。
ただ、それが誘致が戦時になってしまう可能性に備えて、全面進行の準備は当然するっていう。そういうステーリーですね。
なるほど。まず、なし崩し的に何とか収めたいという。
それが対極圏の国のなんていうのかな、なんじゃないかなっていう感じがしないでもないですね。
なるほどね。
まあ確かに、戦時だとそもそもBCPもヘッダクレもあったもんじゃねえぞっていうのは本当にその通りですね。
うん。だからそこだけを想定するんだったら、もう撤退の準備した方がいいですよ。
うん。そうね。
うん。
なるほど。わかりました。次回ちょっとまた関連する話について、民間の視点で伺いたいと思います。
はーい。
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