でですね、これなんでこうなると思います?
これは、もちろんお金が集まるからでしょ。
その、相関関係、因果関係の捉え方の話だと思うんだけれども、VCが入るから不正が起こりやすくなるっていうよりは、不正を起こしやすい人がVCのお金を狙いに来るっていう側面はあるんだろうなという気がします。
そうですね。
これ100%のお金フルフルで入ってしまうようなPEって結構難しいよね。
それは逆にデューデリジェンスの重さも全然違うし、そもそも投資のスタイルが違うからそういう濃淡が出るのは当たり前だと思いますけれども。
そういった中において、VCをある種、食い物にしようとする傾向はあるんじゃないかなという気はする。
ちなみにこれ、ガバナンスの話になっていくんですけれども、この論文でもう一個見ているのが、創業者支配が強いか強くないかみたいなのを見てるんですよ。
なるほどね。TVだったら創業者支配なんかないからね。
そうなんだ、おっしゃる通りで。そこが結構ポイントになってまして、創業者支配が強いボードの会社はVC支配、あるいはセッパン50-50ぐらいの持ち分の会社に比べて不正を課す確率が2倍だったそうです。
次に投資家の持ち分が、普通株換算での投資家持ち分が10%高いと不正確率は19.3%下がるそうです。みたいなことがあるので、ここが一番ポイントになるのかなというふうに見ております。
だからガバナンスが隠しやすいかどうかっていう言い方があってるんですかね。
必ずしも詐欺とは一緒ではないけれども、例えば、経営者の私的な使い込みみたいな話とかね。
どっちかっていうと、今アクティビストとかがつくのってほとんどそういうやつじゃない。ほとんどでもないけど、そういうものが多いじゃないですか。
そういった上場企業でも非常によく起きていて、それはVC云々って話もあるんだけれども、やっぱり創業者の持ち分の話もあると思うし、
持ち分が実はそんなになかったとしても、すごく影響力の大きい、ある種組織内でのカリスマみたいな人っていうものがいて、
これがある種のさ、なんか喫好した派閥争いで、グループである種三国志みたいに群雄合協というかね、パワーバランスが取れてる状態だったらそういうのってすぐ足元すくわれるから起こりにくいけど、
特定のカリスマみたいなのが大きくなると。だからまあね、残念ながらちょっと不名誉な今は事例になってしまったけど、ニデックとかもそうじゃないですか。
そうなるとそういうことが起こりやすくはなるでしょうね、構造としては。
おっしゃる通りです。もう一個、この量的研究、面白いのがありまして、ここの研究者たちが仮説、これは何で起きたのかっていうことをどんどん考えてたときに、
一つの問いがもう一つ浮かびました。何で創業者支配の暴動が増えたのかっていう問いにつきあたって、それも検証してみました。
この研究チームが言ってるのは、朝倉さんがさっき言った話に通じるかなと思ってるんですけど、資金調達市場の加熱が原因なんじゃないかと言っています。
つまり交渉する局面でスタートアップの方が投資家よりも力を持つと、投資家はバリエーションを吊り上げるでなく、ガバナンス上の権利を差し出して枠を取りにっていう動きをするので、
この論文内では内政的な創業者の残業かみたいな言い方をしてるんですけど、ちょっと和訳するとすごい難しい単語になっちゃうんですけど、こんな呼び方をしてるんですけど、
市場全体のバリエーション倍率と不成立を並べると、バリエーションの倍率っていうのは不成立に2,3年先行して動いてるそうです。
だからそうなっちゃうっていうことですよね。
初回のVCラウンドの時点の市場加熱度っていうのも出してるんですけど、1標準偏差高い会社っていうのは、その後不正を犯す確率が平均比19%高いそうですよ。
みたいな感じで、スタートアップ側が強くなるとスタートアップ側に有利な、決められる範囲がやっぱりでかいと自由度高く経営できますので、それがイコールガバナンスの緩みに直結するかっていうのは言いにくいんですけれども、
自由度が高い分っていう、こうなってるんじゃないかみたいな考察がされています。
これが本当にざっくりこの論文を見ただけなんですけれども、どうですか?
だけど面白いですね。
面白いでしょ。
すごく共通する点があるなと思いました。
最後の案外、そこは自分の中では反直感的だったんだけど、
例えば不正っていうのもどこまでいくのかあるじゃないですか。
例えばの話ね、さっき名前挙げたセラノスなんかは、誰がどう見てもしかも健康に関わるものだからアウトでしょっていうのはあるし、
例えばね、今スタートアップ詐欺ってGoogleで言ってみたんですよ。
そしたら出てきたのがオルツ。
これ別に公開出ててるんだから、ファクトだから言うしかないと思うんだけど、
オルツと、あとこれもありましたね、MTUって医療系のスタートアップで、
これはバイアウトファンドが買ったんだけど、すごく内容が虚偽でしたみたいな。
これ言うならば、スタートアップ出資の会社がバイアウトファンドを騙しましたっていう、
PEを騙しましたっていうケースだね。
外形的にはそういう括り方になると思うんだけど、
これとかはさ、それはダメでしょってなるじゃないですか。
で、その不正度合いの濃淡ってある気もしていて、
そうですね。
で、例えばこれどうなのみたいなのって言うと、
これ僕もなんか事実関係を把握してるわけじゃないから、
分かんなくなってくるとこで言うと、
例えばWeWork、アダム・ニューマンってさ、またそれこそ頑張ってるじゃないですか。
で、今度はアンドリュー・セン・フォロイツが出資してますからね。
アンドリュー・センが出資してんだよ、新しい会社。
で、じゃあこれアダム・ニューマンがやった不正って何だったっけっていうことを考えると、
うーん、なんかまあ不動産の自己取引とか消費保険の売却、
自分が持ってたWEっていう消費保険を会社に高く売ろせようとしたとか、
どっちかというと私物化だよね。
何か会計をごまかしたっていうよりは、どっちかというと株主とのコンフリクトで、
世の中に何か影響を与えてるっていうよりも、
で、まあ経営は単純になんかうまくいかなくて破綻はしましたけれども、
どっちかというとなんかその不適切とされてる内容っていうのは対株主との話だと思うんですよ。
うんうん。
だからそういう意味で言うと、何か上場企業でもないし、
世の中に何か出してるっていうよりはちょっと内向きな話の気もするんだよね。
うん。
で、とはいえダメだと思うんだけど。
だからその不正のインパクトって違うじゃないですか。
はい。
やっぱりセラノスみたいな生命に関わるものってなったら、
そりゃあかんやろって思うし。
うんうんうん。
だけどそれ言い出したら、例えばさ、日本国内に目を向けてみるとね、
上場企業で10年ちょっと前にそういう医療関係の不適切な情報を出した会社って別に普通にやってるよなっていう。
特に誰も逮捕されてないよなって思ったりする部分もあるし。
だからまあこれ捉え方すごく難しいっすよね。
というのが思うことでしょうか。
あとそれ言い出したらさ、じゃあライブドアってそんな、あんなになるほどひどいことだったのっていう。
うんうん。
結局ライブドアってなんかひどい会社だよね、悪かったよねっていうけど、
じゃあなんかみんな何がそんななんだろうな、悪いって言われてる原因のなんだろう、
何が問題視されてるか知ってますかって言うと案外みんな知らないじゃない。
でこれは捉えように言っちゃったから会計処理のミスなんだよね。
それが紛失って言われてるけど、だけどそれこそさ、堀江さんが最終的に実刑食らうときにさ、Tシャツ書いてあったみたいに、
なんかあのよっぽど巨額の紛失をやっているっていう方式人達って、
じゃあそんなペナルティ受けてたっけって言うと全然違うよね。
どう考えてもこれアンフェアで、何かしらの作為が入った判決だよねっていうことが見て取れるわけじゃないんですか。
で今じゃあ実際ね、カムバックされて、どこまでカムバックって言えるかっていうのはあるけども、
インターステランの創業に携わってらっしゃいとかっていうのもあるから、
不正って言葉一つ取ってもすごく難しいなっていうのは、今話しながら、話を聞きながら思ったところでしょうかっていうのが、
一つ。あとはまあそうですね、さっき言ってた中で言うと、市場がホットだから、
そこに投資をしたい人たちが群がって、要は企業家と投資家のパワーバランスが、
企業家によるとそういった不正が起こりやすいというのは、これは本当そうだなと思います。
よくね、全然違う、それこそバイアルトファンドの世界の人とかと話をしていて、
言われてそうだなと思うのは、何というか、あんまり資料の足りないお金が集まると、
ろくなことにならないっていうのはよく言いますよね。
ガバナンスとか、何だろうな、そういう会社に対して何かをインプット、
投資家が何かものを言うことって、それが企業家側にしてみたらめんどくさいし、
鬱陶しいことでもあるし、できれば避けたいって気持ちは、それはそれでわかるんだけど、
何かそうなるとやっぱり、何かろくでもないことになるなと。
とはいえ、あんまりそこ口やかましい姿勢っていうものを前面に出し続けてると、
企業家からは忌避されてしまうから、投資家としてもなかなかそういう、
うちは厳格にやりますよってスタイルはなかなか打ち出しづらい。
むしろね、企業家フレンドリーですっていう風な言い方をしている方が、受けはいいじゃないですか、企業家が。
こういう微妙なバランスの中で駆け引きが起きてますよね。
だけどあんまりこういうのがずっとほったらかされている状態だと、
この間の金融庁からVCの運営に期待すること、推奨期待される事項っていうのが、
今まだ最終化は、これ去ってない、改定されようとしてるのか。
してますけど、要はオルツの一件があってから、デューディージェンスにおいて第三者を加えて、
デューディージェンスしなさいみたいなのが加えられそうになっていて。
だけどオルツの場合ってこれ監査法人も見逃していて、そもそもデューディージェンスの本来プロであるVCが見逃していることを、
なんで外部の第三者入れたら解消されるんだっけ、オルツが再現されないんだっけって、
これ全くロジックが通ってないと思うんですよ。プロセスが重くなるってことはわかるんだけど。
確かにダブルチェックでなくなるとは言わないけれども、その発生限度は下がるっていう風に言えるのかなという気もするが、
そうなると当然投資検討プロセスって遅くなるしさ、結局のところスタートアップはそれによってデューデリー対応コストとかが上がっていくことになるし、
逆に言うと真面目にやらない人たちの方がさっさと条件出せて投資のラウンドを先に進められるって言うと、
バカ正直にこれでやってる方がバカを見るみたいな、そういうことになりかねないなと思っていて、
考える意図は理解をするんですけど、それでいいんだろうかって思ったりもしますよね。
まあけど本当それで言うとやっぱりオルツギみたいな人たちは本当に迷惑だなと思いますよ。
だってそういう一部の人たちのさ、大半の人たちはなんか真面目にやってるわけじゃないですか。
さっきのね、USの57社中1社っていう風に言ってましたけど、多分どうなんだろうね、
日本において57社中1社ってことないんじゃないかなって私はしますけれども、
少なくとも北米においても57社中56社は真面目にやってるわけじゃない。
そうですね。
そのさ同じクラスに1人いるかいないかのやつのせいでさ、
全体が高速が厳しくなっちゃうみたいなそういう話じゃん。
本当迷惑だよね。
だからそれはもうペナルティーすごく厚くして、
そういうのを起こさないっていう方向にインセンティブ付けする方がいいんじゃないかなというふうには思いました。
私もね、その意見賛成なんです。