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スタートアップの詐欺はどう設計されるのか
2026-08-20 28:23

スタートアップの詐欺はどう設計されるのか

不正とは、嘘をつくことではない。見せかけの外観を構築し、演じ、そして守り抜く──その一連の組織的な作業のことである。シリコンバレーで証券詐欺として訴追された企業の裁判記録を読み込んだ研究者たちは、そう定義しています。

今回は、インペリアル・カレッジ・ロンドンとエムリヨン経営大学院の研究者による論文「Criminal Deception in Silicon Valley」を題材にしています。2000年から2023年にかけて訴追された12社と、それに関連する27件の裁判記録を横断比較した質的研究です。中心にあるのは「ファサーディング」という概念。投資家の期待と実際の実績のあいだにどれだけギャップがあるかによって、作り込みの深さが三段階に分かれていく──その構造が、驚くほど具体的に整理されています。後半では、投資家は本当に被害者なのかという論文の問いかけを受けて、実務のなかで危うさの兆候はどこに出るのか、そしてどこまでなら線が引けるのかを話しています。


▼ 今回のトピック

・2000年から2023年にシリコンバレーで証券詐欺として訴追された12社・27件の裁判記録を読み込んだ質的研究

・12社の調達総額は18億ドル、確定した損害は6億8,760万ドル、創業者・経営陣に言い渡された実刑は合計73年

・中心概念「ファサーディング」──ファサード(建物の見せかけの正面)を構築し、演じ、守り抜く組織活動としての不正

・従来の研究は「どんな物語を語ったか」を見てきた。この研究が着目するのは「物語を裏付ける証拠を組織的に作り出す作業」の比重

・訴追された創業者たちは、ビジョンを大きく語ることの延長線上にはいない。誇張ではなく捏造だ、という明確な線引き

・第1段階(シード期・ギャップ小):作り込みは言葉だけ。証拠を出せない代わりに、証拠を求めない相手を選んでいる

・第2段階(実証を求められる段階・ギャップ拡大):捏造されるのは未来ではなく過去の実績。単発では破綻するため、証拠は必ずセットで組み立てられる

・第2段階の守り方は、情報の集中と統制。数字を創業者が抱え込み、CFOの採用要求を拒み、社員同士が財務を語ることを制限する

・第3段階(スケール期・ギャップ極大):デモで体験そのものを偽装する、監査報告書やリファレンスチェックといった検証プロセスを乗っ取る、規制当局の指摘を言い換える

・第3段階の守り方は、秘密主義の制度化。スタートアップらしい社内呼称を与えることで、不正が通常業務のように扱われていく

・投資家は被害者なのか──期待値を設定しているのも、ガバナンスを手放しているのも投資家側だ、という論文の指摘

・「導入済み30社」の実態が3社だった、他社からの評価額をちらつかせる──不誠実と詐欺のあいだにある広い領域

・危うさの兆候:足元のトラクションや資金繰りの話を極端に嫌がる。突き放す型と持ち上げる型、どちらも共通するのは「足元を語りたがらない」こと

・ビジョンを語る力と紙一重であること。もし創業期の名だたる起業家がいま目の前に現れたら、投資家の目にはどう映るか

・リスクをゼロにするアプローチは機能しない。それでも引ける線──リード投資家と責任の所在が見えないラウンドには入らない


▼ 参考情報

8/24【解説セミナー】2026年上半期 Japan Startup Finance- スタートアップ資金調達動向 -

https://jp.ub-speeda.com/seminar/20260824_cfcd/


スピーダスタートアップ情報リサーチ

https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/


Tim Weiss, Nevena Radoynovska「Criminal Deception in Silicon Valley」Organization Science(2026年6月29日オンライン公開、DOI: 10.1287/orsc.2024.19981)

https://pubsonline.informs.org/doi/epdf/10.1287/orsc.2024.19981


The Mars Volta

https://open.spotify.com/intl-ja/track/36AY05TRGH2CXGYiKjCZ8B?si=922b29f27e724f13


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※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。

感想

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00:10
This is 令和スタートアップ、アニマルスピリッツ、Asakuraです。
どうでもいい話のコーナーです。本編に急いで、移りたい人は適当にスキップしてください。
今日は音楽ネタですね。バンド紹介。古いバンド、僕がひょっとしたら一時期最も聞いていたであろうバンドを紹介したいと思うのですが、
The Mars Voltaです。 2001年に結成されたアメリカのロックバンドですが、
元々、アット・ザ・ライブインというポストハードコアバンドなのかな、ジャンルとしては。
その中心メンバーだった人たちが組んだバンドなんですが、
すごい、キングクリムゾンのパンクの熱量で演奏するっていう、そういうバンドですね。
ものすごいハードコアと70年代プログレッド、あとそこにラテン音楽とかジャズとかサイケとか混ざって、
わけがわかんないし、曲10分超えることもあるし、曲途中で何度もテンポとか表紙変わるし、
プログレ感あるな、好きな人は大好き、嫌いな人は多分嫌いっていう、そういうバンドですけど、
代表作はデビューアルバムですね。デビューアルバムにして完成形、逆に言うとそれ以降はそこまででもなかった。
僕もデビューアルバムばっかり聴いてますけど、2003年に発売された、これ読めないんだよな、
Delused in the Comatoriumっていうのかな、これ未だにこのファーストアルバムの名前がわかりません。
これがね、よくロック史上屈指のデビューアルバムっていう風に呼ばれますけど、
これもね、アルバム投資のコンセプトがあって、人が殺粗剤と何か薬物の過剰摂取で渾水状態に陥って精神世界をさまよいながら、
現実へ戻るか死を受け入れるか葛藤する物語っていう、もうね、よくわかんない、とってもコンセプチャルなアルバムなんですけど、
ぜひ騙されたと思って聴いてもらいたい、そんなバンドですね。
The Mars Volta、これのデビュー作の2曲目、InnerCiatic ESPを発売しておきますので、ぜひ聴いてみてください。
03:03
みなさんこんにちは、森です。
爆笑から始まったよ、朝倉です。
連続でね、今日は収録をしてるんですけれども、次の収録に移るっていう5,4,3,2のカウントが始まってるタイミングで、
なぜか朝倉さんがそこでその発見を言うみたいな発見をですね、今伝えてきまして、私は思わず笑ってしまっているという状況です。
なんとなく楽しく2人で収録してます。
なんでこんな笑いが起きたのかっていうのは、8月24日月曜日の11時からやります、スピーラさん主催のJapan Startup Finance 2026上半期開設セミナーがあるんですけれども、そこで分かる予定になっておりますので、
ぜひ皆さんこちら無料でご登録いただいて視聴できるものになっておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
この番組は経済情報プラットフォームスピーダーの提供でお送りいたします。スピーダーはスタートアップ検索サービスに加え、丸の内を拠点にスタートアップ関係者が集う交流イベントも運営しております。
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ご興味ある方はスピーダーまでお問い合わせください。
はい、ということで本日のテーマに移ってまいります。
今日も不正です。スタートアップの不正をテーマにいきたいと思います。
今日はですね、不正はどう組み立てられているのかっていう気になるテーマでいきたいと思います。気になりますよね。
うん、ドキドキしちゃう。
これですね、前回も不正にまつわる論文を見てきたんですけれども、フックとなっているのはテッククランチさんから出ている7月31日の記事でございます。
VC出資先のスタートアップは不正が多い研究者たちはその理由がわかったと考えているっていう、これ和訳したタイトルなんですけれども、
こちらの記事がソースとしていた論文が2本ありまして、そのうちの1本を今日も見ていきたいと思っております。
今日は使うのはインペリアルカレッジロンドンとエムリニオンビジネススクールの研究者によるクリミナルディセプションinシリコンバレーという論文になります。
シリコンバレーで詐欺として訴追された企業の裁判記録を読み込んで不正が実際にどういう手順で組み立てられているのかを分析した研究になります。
興味深いですね。
これは気になるね。
ケーススタディということですよね、めちゃくちゃ気になる。
ちょっとおさらいを軽くしておくと、前回は定量分析だったんです。
06:01
殺意されたデータを組み合わせて、それを企業群を作って比較をするということがありました。
分かったことが、VC出資先の不正がこの20年で増えていたということと、増えてたんです。
結構2021年に爆上がりしたっていうのがありました。
2つ目が、定量研究って因果関係の断定はできない研究なんですけれども、
創業者の属性とかを分析した結果、ガバナンス構造に原因がありそうだっていうのが分かりました。
要は創業者の力が強い、創業者ボードの会社の方が不正を起こす確率が結構高い。
5倍ぐらい高かったっていうのがありました。
3つ目、そのガバナンスが緩んだ背景には市場調達市場の加熱があると。
案件を取りに行くために投資家がガバナンス上の権利を差し出していることがあるんじゃないかっていうところまでが分かっていたことです。
今回は、なんでそういうふうに不正が起きているのかっていうのをめちゃくちゃ見ているものになります。
調査対象は、2023年からシリコンバレーで証券詐欺として訴追された12社と関連する27件の裁判記録になります。
この12社は合計で18億ドルを調達し、6億8,760万ドルの損害と、
すごい損害ですね、と、創業者経営陣への合計73年分の実刑判決をもたらしているそうです。
すごいですね、類型にしちゃうとすごいんですけれども。
これの裁判記録を読み込んでいます。
投資者への取材はしてないです。
12社を横断比較して、共通のパターンを類型化して整理するっていう質的な研究になります。
では、早速見ていきたいと思います。
この研究が共通化するって今言ったじゃないですか。横断して共通化した概念を見つけました。
名付けてファサーディングです。
ファサードっていうのは建物の正面、見せかけの外観のことです。
組織論ではこの会社、真っ当だと関係者に信じ込ませるために、組織の内側の人間が建てる見せかけの正面という意味で使われるそうです。
知らなかった。
論文が言うには、不正とは嘘をつくことではなく、見せかけの外観を構築し、演じ、守り抜くという一連の組織活動だというふうに定義しています。
従来の研究では、どんな物語を語ったかということに注目をしてきたんですけれども、
この研究はそれに加えて、物語を裏付ける証拠を組織的に作り出す作業っていうの方が、実際には大きな比重を占めているっていうことを指摘しています。
何を言っとるんじゃって感じなんですけども、その後の結果を見ていけば、こういうことね、みたいな感じになります。
09:01
このスタートアップ界隈って、タムとか夢を大きく語ることって、よしとされるじゃないですか。
それ嘘かって言われると、なんか微妙じゃないですか。夢ですみたいな感じになるんですけども。
それこそね、ビジョンの日本語訳はホラですってよく言うよね。
言ってることはわかりますよ、それは。
そうなんです。この論文がポイントにしてるのが、そういうビジョンとか夢を大きく語るっていう延長上に、この疎通された創業者たちはいませんって明確に言ってるんですよ。
これ面白いですね。
そうなんだ。大きく盛りすぎちゃったとか、そういうことじゃないんだ。
行動としては出てるんですけど、そうじゃなくて、誇張じゃなくて、完全な創作をしてるから犯罪者っていう感じなんでしょうかね。
未来に対して受けたビジョンの大きさとかじゃなくて、ある種の古代妄想とかじゃなくて、もう嘘なんだ。
工作してたっていうのがポイント。そこは明確に線が引けますっていうのは、その研究のポイントです。
めちゃくちゃ面白いじゃん。
この工作、いわゆる作り込みの深さっていうのを、この研究では3段階に分けていて、この作り込みの深さを決めるのは、
投資家が期待している業績と実際の実績のギャップの大きさによって決まると言っています。
面白い。なので、この3段階っていうのは主にシード期、事業拡大期、スケール期みたいな感じで変わってきます。
隠すものは何かで、どういう作り込みを行うかっていうような体系だって整理ができたそうです。
第1段階まず見ていきます。これはね、サーフェスファサーディングってこの論文では言ってるんですけど、
だいたい時期的にはシード期です。このさっき言ったギャップですね、期待と実績のギャップは小さいです。
隠している、企業が隠すのは何かっていうと、実績が何もないことです。
見せているのは成功が目前に迫っているという姿っていうのを見せたいっていうインセンティブがあります。
で、その時に相対する投資家は誰かっていうと、素人でまだプロの投資家が多くない時期です。
なので、そういう相手に対して作り込みは何をするかっていうと、言葉だけです。
例えば、大手からの買収がほぼ決まっている、もうすぐ案件取れるんだみたいなことですよね。
裏付けの書類は1枚もありませんっていう形です。
ただ、証拠を出せない代わりに、証拠を求めない相手を選んでいるというのが第1段階の特徴になります。
守り方も原始的で、追及されたら他人のせいにするっていう、元従業員が金を漏れ落したみたいな、そういう感じですね。
だから、長くは持たない。素人でも見抜ける嘘が素人しかいない場所で通用していただけという世界観なのがこの第1段階です。
12:03
第2段階はですね、リインフォーストファサーディング。かっこいいですね。
リインフォーストファサーディング。時期は事業の実証を求められる段階。
だから、だいたいPMFとかしたぐらいの時期なんじゃないかなっていうふうに推察されるんですけど、ここからギャップがだんだん広がり始まります。
隠しているのは何かっていうと、ビジネスモデルが証明できておらず成長が鈍いことです。
どういうふうに見せようとしているかっていうと、市場での牽引力が加速しているという姿を見せたい。
ただ、相手がプロに変わります。VCが入ってきます。
なので、証拠を要求されます。
そうすると、言葉だけじゃ足りなくなるという形になります。
じゃあ何をするかっていうと、過去の実績を捏造し始めます。
ここが従来の研究との違いと言っています。
企業家の疑問は長らく未来を大きく語ることとして理解されてきました。
しかし、疎通された案件で起きていたのは過去の創作だったそうです。
実現していない売上を計上する。存在しない顧客契約を作る。
請求書は銀行取引証明書を捏造する。第三者の署名を捏造してタームシートを立ち上げる。
そうですね。しかも単発では機能されないと。
一つを検証されたときに別の書類と辻褄が合わなければ露検するので、
必ず証拠のセットとして組み立てて捏造するそうです。相当な作業量でしょうね。
これは完全にアウトだね。
アウトですよ。
これは完全にアウトです。
分かりやすく、ちょっと1のところはちょっとまだ上場、下場というかギリギリ解釈の余地あると思うんだけど。
分かりません。
これがオルツ型ですね。完全にアウトですね。
そうですね。
じゃあ、こういうことをしている会社って追求されたらどういう守り方をするかというと、
これもパターン分かっていて、情報の集中と統制をするんです。
創業者が年次計上収益の計算表を自分だけが保持して、3年にわたってボードからのCFO採用要求を拒み、
社員同士が財務について話すことを制限するという形になっています。
なので、書類は作ってもね、社内の誰かに見られたら終わるんで、情報統制というのをするんですっていう形です。
CFOも巻き込んじゃってるとかね。
確かにね。オルツとかね。
どこまで行っても限界あって確認するのって、
ゲームの時とかにね、現物確認せよって言っても、じゃあキャッシュを確認することってできないし、
銀行口座をオンライン口座で開けてもらってるとかを見せてもらうかっていうのもさ、
それもいくらでもフェイクの仕様があるから、本当わかんないよね。
見抜けないでしょ、本気でやられると。
どこかに限界はあるとは思う。
気になる第3段階ですよね。
進化したディープファサーティングです。
気になる。
スケールアップ機でギャップが極端に広がってるような時期ですね。
15:03
隠してるのは何かっていうと、簡単でスケールしてないことです。
どういうふうに見せようとしてるかっていうと、急速拡大しているという姿です。
相手もプロが複数になりますよね。結構厳しい状況になると。
投資家だけじゃなくて、銀行とか事業パートナーとか、複数のプロが入ってくる段階ですよね。
そうするとどうなるかっていうと、3つの手口が加わるそうです、工作に。
1つ目、体験そのものを偽装する。プロダクトデモ。
ある医療系の企業は、投資家向けのデモで自社の独自機器を使っていると見せながら、
実際には他社製の分析装置で検体を処理していたみたいな話とかね。
なんかちょっとセラノスに近い感じですね。
2つ目、検証プロセスを乗っ取る。
ある決済系企業の創業者は、KPMGの監査報告書を自分で書いたそうです。
すごい、KPMGのレターヘッドに乗せ、監査法人とのやり取りをしているかのようなメールまで送っているそうです。
さらに、自社の社員に顧客企業の担当者を演じさせ、投資派のデューデリジェンスの電話に出させる。
別の企業では、社員があるブランド企業の幹部になりすまして、リファレンスチェックに応答させていました。
3つ目は、規制対応を操作する。
当局からの警告をボードと投資派に伏せるということですね。
即時の危険という判定を、警備の不備だと言い換える。
必要な検証を済ませていない検査で、保険会社の請求を出し、臨床から収益が上がっていると投資派に示す、みたいな偽装まで行っているという形になります。
じゃあ、これどうやって守り抜いているかというと、秘密主義の制度化になってしまうという形になるそうです。
ひたすら組織ぐるみで隠してしまって、例えばグロースハックみたいな社内故障までつけるそうです。
スタートアップらしい言葉を与えることで、そういう不正をしているということを隠すという動きになっております。
ここまで作り込まれると、なかなか見抜くの難しいんじゃないのかなという形にしています。
じゃあ、投資派は被害者なのかというのが、この論文で言及されているんですけれども、
普通は投資派は被害者とされて、訴追されるのは創業者だけなんですけれども、論文ではその整理に流法をつけています。
理由を2つ。1つは、機体を設定しているのが投資派だという論点。
でも、そういう職業なんだけどなという気もするんですけれども、
さっき言った通り、ギャップの深さがこういうインセンティブを生む原因になっているからというふうに、この研究論文でも言っているからですね。
もう1つは、ガバナンスを手放しているのも投資派だというふうに言っています。
投資派が取締役界の議席を持っていれば、そこには監督義務があるから、
先ほど浅倉さんが言った通り、どこまで踏み込めるかという議論の内はあるんですけれども、そのような形で言及されています。
18:00
じゃあどうするのかという話なんですけれども、規制側で対応すれば罰則を強くするとか、
投資家側の検証プロセスそのものを見直すみたいな意見も出ていますけれども、これもどこまでかという話と、
あとは起業家教育というようなことが言及されておりました。
どうですか、この失績研究。
いやーこれ面白いね。
すごい面白いなと思います。
なんかやっぱり段階的なステップ論があって、1位はまだこのギャップショーシードキーはちょっとまだ解釈の余地があると思うんだよね。
どっちかに倒れると思う。
いやーまあこれはまだ森というかさ、ビジョンホラーの範疇じゃないっていうものと、それはアウトだよねっていうのと、
あとなんかその創業者が信じ込んじゃってるっていうケース。
一方でその後半の2番3番、そのギャップ中、ギャップ極大っていうところは、これはいよいよアウトだなっていう話。
例えばそのグロースハックって呼んで何かその不正をするって話あったけど、
これも確かさ、もうね何回も引き合いに出してしまって申し訳ないですけど、
オルツも循環取引のなんかそのスキームを、なんかなんだっけな、ちょっと正式な名称忘れましたけど、
ネオサーススキームとかなんかそんな名称つけてたっていうのをなんか読んだ気がするよね。
すげーなって思うけど。
型に当てはまってるってことですね。
はまってるね。
すごい。
難しいですね。
あの1番はね、やっぱり言ってもそのシードキーのやつって、これはやっぱり解釈の余地ってどうしてもあって、
例えばさ、このシード段階でもうすぐIPOとか大手による買収が決まってるってなんかさすがにそこまでは聞いたことないけど、
けどさ、3年でIPOまで走り切りますって言う人はいるじゃん。
目標は夢ですみたいな。
それは本当にその人そう思い込んでたのかもしれないし、
なんかあんまり作為的に騙してやろうと思ってそう言ってたかどうかってのはちょっと読み取れないなってところと、
あとなんかIPOとか買収って話までそこまでいくじっとまでこの段階シードタイミングで言うっていうのはあんまりない気がするんだけど、
例えばさ、もうこの会社に導入が決まってますとか言われて、
それ角度どれぐらいなんですか、契約はしてるんですか、契約はしてませんとか言われてよくよく側面調査してみたら、
単にプロダクトでも見たっていうだけだったとか。
これもう超あるあるだよ。
導入済み30社っていう風に聞いて、実際蓋を開けてみたら本当に本導入とか契約に立ってるのは3社だけでとか、
27社は確かに商談した形跡はあるけどみたいなのは、これは全然ある。
導入済みとはですね。
だけどこれもなんか難しいんだよね。
軽社の人なんか前伸びでもうここまで握れてんだからっていうところもあると思うし、
何かしらそこは進捗がゼロだったわけではないと思うんだよ。
だから何かなんだろうな、それを持ってじゃあそいつは詐欺師だっていう気は僕はないし。
21:05
騙そうとしてない可能性高いですよね。
本当に分かってなかったりとか、もう何かちょっと先走っちゃったりとか、これはすごいあるから、
まあそれは何かそういうもんだと思ってチェックしますよね。
で、とか、あとはあれかな。
他の投資家からこんなバリエーションとか評価で調達の話が来てますみたいなのをふっかけ回すみたいな。
これもよくありますね。
他社さんいくらでこれぐらい出すって言ってますよみたいな。
これも狭い世界だから分かっちゃうんだよね、そういうのって後から。
なんだけどやっぱり調達したいっていう気持ちが前の目になってしまってっていうのはある種その好意的な解釈だし、
ただ不誠実は不誠実ですよね。
だからそれをどこまで重きを見てその不誠実さに対応するかっていうのがその投資家によって異なると思うんですけれども、
まあただそれは一回そういうことやってしまうと一定話っていうのはあるから、
レピトーションとしては追うことになりますよね。
で、今まで僕たぶん自分のエンジェルとか会社からの投資とか、
VCからの投資だとかいろいろ合わせると、
仮にこれ百何十社は投資してるはずなんですよね、ちゃんとカウントしたことないけど。
少なくともVCだとやっぱりだいたい1%ぐらいだから、
それ思うと一万何社見てるのかって話なんだけど、そんなに見たっけっていうのはちょっとわかんないけど、
まあ何かしら多分設定はあったんでしょう、過去それぐらい。
ってことを考えたときに、確かに後からそういった人たちが不誠だとか、
不誠かどうかわかんないけどちょっと危うい、
まあけど不誠だね。
で、なんか問題化したっていうことは後から聞くこともあるじゃないですか。
幸いにして今まで自分で関与して投資したところで、
もう明らかな不誠だってなったことはないんだけれども。
だけど後からなんかその見送ったところがこんな不誠が起こりましたみたいな話っていうのはあるわけですよ。
でね、まあこれもやっぱりいくつかパターン化できるなーって気がするんだけど、
さっきあったその創業者が情報を抑え込んでしまうって話に近いと思うんだけれども、
足元のトラクションの話とかお金回りの話をしようとするとすごく嫌がられたりとか、
なんとなれば、そんなちっちゃい話してんのみたいな。
なんか俺はこういうビジョン、夢を買ってほしいって言ってんのに、なんか随分と志低いんですねみたいな感じで。
切れ気味に言う。
あ、スタートアップ側がってことですね。
そうそうそう、投資家に対してリアクトされるとか、
まあそれちょっとなんていうかな、北風の対応で言うと北風的な対応だけど、
あるいは対応的に、さすがなんとかさんよくわかってらっしゃるって言って、
24:02
そのビジョンの話ばっか膨らませて、やっぱりね、他の人たちはなかなか伝わんないんですけど、
なんとかさんやっぱ話わかりますねとか言って、やっぱさすがですって言って、
おだててくるパターンとか。
要は共通点として足元の話をしたがらないっていうことだよね。
既存プロダクトだとかの話じゃなくて、その次の新規のプロダクトの話をずっとしてとか。
これもやっぱり紙一人なんだよね。
ある種それもさ、ビジョン語る力っちゃ力だし、やっぱり今ないものを見なきゃいけないからさ。
だから、まあその中においてね、
多かれ少なかれ企業家である以上、そういう未来を語るっていうのは、むしろそれないとダメだしさ。
あってしかるべしなんだけど、その中において、じゃあ足元の話さえどれだけ嫌がるのかなとか、
そういったところでちょっとバランス感覚的にこの人どうなんだろうみたいなことを感じることが多かったですよね。
自分があったことがあって、後からすごいやっぱり問題化しましたってことを明るみになっている会社を見ると。
なんとなく感じますよ。別に自分に見聞き力があるとまでは言わないですけれども、
ちょっと怪しいなとかっていうのはわかる。
実態をなかなか話したがらない。
あとめちゃくちゃ数字持ってくるとかね。
なんかそれはね、傾向ありますね。
だけど難しいのはやっぱりね、とはいえやっぱりアニマルスピーツに突き動かされてみんなやってる人たちだし、
そういう人たちじゃないと逆に言うと大きい会社は作れないと思うし、
創業期の損産が仮に現れたとしたらさ、
いやめちゃくちゃ怪しいな大丈夫かなこいつって思ってる可能性はむちゃくちゃあるよね。
あると思います。
だからまあ、なんとも言えない、ほんと難しいよねっていうことと、
あとやっぱりね、本当にこれバランス感の話だと思っていて、
やっぱりそういう不正に自分たち被害者として巻き込まれないっていうことと、
巻き込まれているうちにある種、作意ではないんですよ、
信頼を与えているという中において加害者に利用されている側面もあるわけじゃないですか。
そういったことにならないためになるべくそのデューデージェンスとかしっかりやらなきゃいけないっていうのはあるけど、
どこまでいってもリスクゼロってのはないんだよね。
ゼロリスクってことはなくって、それやりだすと本当何もできないっていうことになってしまうから。
だからそれがまあ本来のそのスピード感だとかリスク取るだとかっていう、
おぼろしき広げるっていうスタートアップ特有のスタイルっていうところと、
どこまでバランス感を持って見ていくかっていうのは、
リスクをゼロにしますっていうアプローチは絶対ワークしないっていうのは言いますけどね。
かといって今のままでいいとも思わないですけど。
あとはなんかその、なんだろうな、投資家の立場でラウンドに参加するにしても、
リード投資家とか責任者誰なんだっていうのが見えないところはやらないとかはあるよね。
27:03
それはなんとなくみんながお見合いしながら相乗りしてますみたいな状態っていうのは危ういなと思います。
今回不正がどう組み立てられるのかっていうのを丁寧に質的に研究した論文から、
この中心概念のパサーディングっていう概念で整理されて、
結構具体的に動機が何でどういう行動してるかっていうのがつまびらかに記載されてますので、
こういうことしてんだなっていうのがわかりやすいんですよね。
しかもパターン化されてるっていうのがわかってるので、参考になるんじゃないかと思いました。
投資家の皆さんに。
これすごい面白かったですよ、この論文。
素晴らしい論文ですよね。
もしかしたらね、原文読んだら私解釈間違ってる説あるかもしれないですけど。
多分こういうこと言ってんだなっていうふうに。
一応私の方で再整理した内容になってるんで間違ってたらすみません。
ただ、原文面白い論文になってますので、ぜひこちらご覧いただければと思っております。
この番組について、いいね、お気に入り登録をもしよければしていただければ嬉しいです。
次回は何にしましょうかね、また考えていきたいと思います。
次回もお楽しみに。
おきげんよう。
おきげんよう。
28:23

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