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それでも結局スタートアップ
2025-12-26 17:21

それでも結局スタートアップ

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オープンチャット「This is令和スタートアップOC」

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参加時の質問文にはSpotifyとお答えください。


■トピック

・東証グロースの上場維持基準問題とインフレ下でのグロース株の苦境

・2010年代後半以降のVC人気とフォロワー層の増加

・今から逆張りでベンチャー投資を始めるのは推奨しない

・それでもベンチャー投資を続ける理由

・セカンダリー取引との決定的な違いとリスクマネー提供の意義

・これからの逆回転:市場原理・リターンに向き合う重要性

・日本のスタートアップが日本を前進させているか

・規律ある投資と経営で次の段階へ進む


■キーワード

ベンチャー投資, スタートアップ, VC, 東証グロース, 上場維持基準, インフレ, グロース株, 逆張り, リスクマネー, 産業金融, セカンダリー取引, ハンズオン, バリューアップ, アニマルスピリッツ, ロマン, 市場原理, 資本主義, リターン, ガバナンス, 規律, 管理報酬, スタートアップエコシステム


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This is 令和スタートアップ ソロ編。
この番組は、うまづきベンチャー投資家 Yusuke Asakura が、スタートアップに関するよもやま談義を、一人でつぶやきながらお届けいたします。
ゆるりとお聞き流しください。
前回、日本国内におけるベンチャー投資の不都合な真実という話をしました。
かなり私が思う中において、なるべく現状を冷静に、正直に話したつもりでいます。
別に誰かのことを悪く言ってるつもりはないけれども、とはいえちょっとここまでストレートに話すと、気を悪くする人もいるかもしれないなというふうに思うんですけれども、
だけど、スタートアップエコシステムいいよねとか、オープンイノベーションいいよねとか、そういう安気に流れるのではなくて、
こういう市場から、マーケットから突きつけられている現実っていうのを、まず冷静に受け止めた上で、
その上で何をするべきなのかっていったことを考える必要があるんじゃないかなと思い、こんなトピックを取り上げました。
まあ年末なんでね、今までの総決算という意味ではいい話なんじゃないかなというふうに思います。
今日はそれを踏まえて、じゃあなんで自分がベンチャー投資をするのか、なんでそれに意味があるのかっていう話をしたいと思うんですけれども、
まず冒頭先に申し上げると、当面今後数年間少なくとも、ベンチャー投資の世界というのはかなり厳しいと思います。
それは前回もお話した通り、国内の投資をグロースの上場維持基準の問題もありますし、
また背景としてね、やっぱりインフレが進む局面でグロース株っていうのは構造的にしんどいですよね。
グロース株がしんどいっていうことはその手前にあるスタートアップだって当然しんどいわけで、これはなかなか厳しいんじゃないかなというふうに思います。
2010年代後半からですかね、スタートアップってかなり世の中に定着して、ベンチャー投資っていったところも興味を持たれるようになりましたし、
VCやってみたいっていう人も増えたやに聞きます。
いまだにそういう人たちって、他のVCのGPの方と話してると結構来るよねと。
ただどっちかっていうと、一番最初のイノベーター層っていうよりは、もうこれ言い方悪いけど、
2匹目の土壌を狙うようなフォロワーの人たちが増えたよね。
なんとなく人の資質的にっていう話は、これはもう一人じゃなくて結構な人が言っている話ではありますね。
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ちょっと辛辣な言い方になりますけど。
一方でね、今この瞬間のベンチャー投資に一攫千金とかブームに乗るみたいなノリで入るのは、
ちょっと相当センスがないのでやめたほうがいいと思います。お勧めはしません、私。
2010年代前半の頃に逆張りでベンチャー投資の世界に身を投じるっていうのはこれあったと思います。
当時はね、まだとはいえベンチャー投資はそこまで注目されていなかったと思いますけど、
だけどこの時期に入った人たちはとても良かったんじゃないかなというふうに思いますが、やっぱり今の時代とは前提が違う。
単純にね、経済合理性とそういったものの改善性といったものの掛け算で結構考えると、
キャリアの旨みだけで考えると正直今これからベンチャー投資の世界やっていくぜっていうのは厳しいんじゃないかなっていうのが僕のオブザベーションです。
まず、厳然たるね。
こんなこと言うと、スタートアップなんかやめてしまえ、ベンチャー投資なんかやめてしまえっていうふうに言ってるように聞こえるかもしれませんけれども、
全然そんなことはなくて、私は今後もここに根を張って仕事をしていきたいというふうに思っています。
じゃあなんでね、マーケットとしてここまで逆風の中であったとしても、あえてこれがやる意味のある仕事なのかということなんですけれども、
一つはね、その事業が生まれる現場、0から1になっていく、1から10になっていくという現場に立ち会える、
そういうチケットを得られる仕事だというふうに思うんですよね。
これは常常株の売買、セカンダリーで売ったかった、本当にトレードゼールして買いました、それが値上がりしました、売りましたっていうような、
そういう売買をするのとは一番決定的に違う部分ですね。
当たり前ですけれども、セカンダリーの取引ってね、どんだけビジレーク並べたところでそこに流動性を与えるのが仕事だとか、
別にいいんですけど、それが悪いとは全く思わないんですけど、どんだけ投資したところで会社には一線もお金入らないわけですよ。
もちろんね、それを全然正当化することはできると思うし、別に僕は全く否定もしてないし批判もしてないし、
この人たちいなきゃ困ると思ってるし、なんだけど、やっぱりね、より事業に近いところというか、
ちゃんとこのリスクマネーが提供されて、そのリスクマネーを使って会社が伸びていくっていうことに、僕はやっぱり意義を感じる。
それは本当に純然たる金融マンの目線からすると、投資家の目線からするとすごく生ぬるい感情かもしれませんね。
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どうでもいいんだと。それがもう儲かるんだったらやるし、儲かんねえんだったらやらないんだっていう。
それは全然僕は、それも本当におっしゃる通りだなと思いますし、全く否定しないんですけど、僕はやっぱりね、
やっぱり事業を作っていく、事業が生まれる瞬間に立ち会う、その事業をよしんば何とかして伸びるようサポートしていくっていう、
そこのね、ある種のロマン、これが捨てきれないですね。
やっぱり僕は産業金融の世界に身を置きたいと、心底を持っています。
なので僕は上場株の才能あるとは自分で思いませんけど、仮にそこで才能があったとしても、
まあそれよりも僕は、ちゃんとリスクマネーをリスクマネーとして提供するっていう仕事に憧れを抱きますね。
私自身はいわゆるハンズの本とかバリューアップって言葉嫌いだってことをずっと公言している人物ですので、
そういったものが万能だと全く信じていないし、VCが万能に価値提供できるなんて全く思っていません。
そもそも自分たちできてるのかっていう部分はあるんだけど、それでもなおね、
そこには何かしら会社が大きくなっていく、成長していくっていうところに、
投資家という立ち位置でありながらも能動的に関与できる、何かしら余白はあると思っていて、
そういう立場のチケットを持てるっていうのは、この仕事をやる意味であり、僕にとっては生き甲斐ですね、本会だと思っています。
だからそんなもんどうでもいいよっていう人は本当にどうでもいいと思うし、もうこれ趣味の問題ですから。
ただロマンというふうに申し上げましたけど、これ別に情報庁だけで言ってるわけでもないんだな。
ちゃんと不確実性の中心に身を置く権利、自分で自分の事業を盛り立てていくところに身を置く権利がこの仕事にはあるというふうに思っています。
ちょっとあまりにも抽象的すぎるかもしれないけど。
これが理由の一つ目ですね。
ちゃんと使われる、事業に使われるお金を提供できる立ち位置にいたいということ。
趣味です。
理由には、僕はこれが一番のポイントだと思うんですけど、前向きな人たちと仕事ができるんですよね。
スタートアップって本来合理的なものだけで考えたらやらないほうがいいケースが多いわけですよ。
だってめちゃめちゃ苦労するし、めちゃめちゃ苦労したところで本当に報われるかどうかわからない。
むしろ報われない確率の方がよっぽど高い。
多くの場合は、もともとどこかにお勤めであった人からすると給料下がるし、仮にね、勤めたことない学生企業家であったとしても、
なんか機械損失の方が大きいと思うんですよ。その瞬間その瞬間を切り取ってみると。
だけどそれでもなお、何か物事を成し遂げたいと思っている人たちが起業するわけじゃないですか。
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そこには何かしらそれによって世の中を前に進められるんだとかね、そういう確信だとか希望がある。
別にそこまで美しいこと、別に社会を変えますなんて言わなくてもいいんだけど、
これやったらきっとヒットして儲かるに違いない。俺が儲けたいんだっていうその思いであったとしても、
何かしらそういう前向きな気持ちですよね。これがやったらきっと伸びるに違いない。めっちゃ儲かるぜっていう。
仮にね、お金のとこだけ見ていたとしても、それでもなおそれは僕は前向きな感情だと思いますよ、希望だと思いますよ。
別にみんながみんな社会起業界である人なんて全くないと思いますもん。
そういった前向きなある種の売物に囲まれて切磋琢磨しながら新しい事業を作っていけるって、
これはね、やっぱり楽しいことですよね。前向きな人たちと仕事ができるということ。
僕はこれが最大の報酬だと思います。
なんかね、うまくいってない会社に慰めにいこうと思って、励ましていこうと思ってやったら、
なんかいやすごい良い作思いついたんですよってキリッと語ってるのを見るとですね、なんか逆にこっちが勇気づけられたりすることもあって、
こういうのを見るとですね、なんか良いなと思うよね、思います。
ここがね、やっぱり最大の僕は報酬なのかなと思っていて、この仕事をやる意味ですね。
外から見るとね、何かそういった前向きな売物でいいよね、とかスタートアップいいよね、オープンエクノベーションいいよねとか言ってる現場っていうのが、
外から見るとぬるいって見えたり慣れ合いって見える瞬間もあると思いますし、実際そういう側面もあると思います。
で、ちょっとそれ行き過ぎてると思うところが多々ありますよ。
なんだけど少なくともやっぱりスタートアップってみんななんていうかな、まあ今はちょっとだいぶ違うのかもしれないけれども、
もともとは大企業を中心とする世の中で確立されたキャリアから外れてしまった、
なんというかドロップアウトした人たちが肩を寄せ合ってね、ある種ゲットをみたいに助け合う、そういうコミュニティだったわけですよ。
で、それがちょっと何かあまりにも拡大しすぎたが故に、ちょっと調子乗ってるって言われたらそうなのかもしれない。
なんだけど、僕これ自体は一つの美風だと思うんですよね。
この部分っていうのはすごく大事にしたいなと思ってるわけです。
そうっすね。なんでこういったこと?何かその事業が生まれる瞬間に立ち会えるだとか、
あるいはその何か良くしていこうという前向きな人たちと、まさにこれアニマルスピーツ持つ人たちのはずですよね本来。
そのアニマルスピーツが十分なのか小さいのかって話はあると思うんだけれども、
だけど少なからず全く何もなかったらやってないもん。事業なんてめんどくさいし。
そういった人たちと一緒に働ける場であるってことは、それは何か僕は人生をかけて向き合うに足る仕事だと思っています。
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それがね、上場株の売買に比べて儲からないんじゃないか。不動産投資やってるのよりも儲からないんじゃないかっていう点はあるかもしれないけど、
それにはちゃんと向き合っていかなきゃいけないと思いますけどね。
一方でね、やっぱりロマンに逃げるのはそれは良くないなと思っていて、
こうやってね、今僕ロマンって言いましたけど、ロマンを語ること自体が免罪婦になるのはそれは違うと思うし、
やっぱりパフォーマンス、投資パフォーマンス、リターンが出せないんだったらやってる意味はないと思います。
やっぱり僕たちに求められているのは、VCであれスタートアップであれ、結局は市場原理の中に、資本主義の中にいるプレイヤーであり、
儲けるとかリターンを出すっていう点からも絶対に逃げちゃいけない。目を背けてはいけないっていうふうに思います。
で、これがまあ過去、そうですね、何年かわかんないけれども、お金がなんかある種、チープな環境。
僕もミクシーの代表やってた時から言ってましたからね。当時ってまあ、年間ベンチャー投資額1,200万とか1,400万とか、
1,200億、1,400億とかね、それぐらいの水準だったと思いますけど、その時ですらなんかもうお金がコモディティになってきたなっていう風に言ってました、私。
全然早かったと思うんだけど、だけどね、今となってはもうそれがお金がものすごくチープな環境になっているとも言えて、
まあこれはこれから逆回転入りますけどね、そういった環境だとなんかガバナンスだとか緊張感っていうのが欠落しやすい。
特に企業家とVC。私は別に緊張感を仰いたいわけではないですし、別にね、機嫌よくできるのが一番いいので、
そうであればそれでいいんだけれども、だけどやっぱりちゃんとリターンに向き合う、そのために何をするのか、自分たちは何をすべきなのかっていう、
ある種健全なぶつかり合いだとか、規律ってあってしかるべきだと思うんですよね。
必要なものだという風に思ってます。
少なくとも私自身は管理報酬だけで食ってるって言われるような仕事はしたくない。
できるかどうか、本当にパフォーマンス上げることができるかどうかは、これはもう最後の最後まで結果が出るまでわからないですけど、
当然うまくいかない可能性もありますけども、それでもやっぱりそこに向き合わなきゃいけないし、挑戦しなきゃいけないと思います。
そういう挑戦する価値のある仕事だと僕は思ってますね。
残念ながら今この瞬間、日本のスタートアップが日本を大きく前進させているかどうかっていうと、正直そうは思っていない。
過去10年ぐらい、日本に限らず、北米でもヨーロッパでもスタートアップってものがものすごく脚光を浴びて、
実際いろんなところからものすごく存在感のあるスタートアップが出てきた中、それに比べて本法どうかっていうと、
正直もう本当にとてもがっかりする状況。
がっかりするっていうのは、僕はもうティンに向かって唾を吐いてるわけですよ。
自分にもがっかりします。
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ただ同時に、ポテンシャルがこんなものだとも全く思っていないし、
本来は大企業を揺さぶるような存在になり得ると思ってるんですね。
別に大企業ぶっ潰せって言ってるわけじゃなくて、それによって大企業もより刺激剤で緊張感を持てたらいいじゃないですか。
ただ今この瞬間っていうのは、僕はやっぱりお金の巡りの構造の問題だと思ってますけど、
いろいろなものが噛み合ってないなと。
いわば日本のスタートアップエコシステム全体が要年期の状態であった。
そこにちゃんと規律持てよっていうふうに言われてる段階で、
本当に要年期の終わりですね。
育とうとしてる瞬間だと思います。
だからこそしっかり資本市場と向き合って、規律ある投資だとか規律ある経営で、
好きの段階に一人一人が進んでいかなきゃいけないんじゃないかなというのを、
誰の目線で語っとるんやという話ではありますが、
少なくとも自分たちはそうありたいというふうに思います。
まとめると、当面は日本のベンチャー投資って厳しいと思います。
これをどこまでのトーンでどう来年2月のスピーダのウェビナーで語るべきなのかっていうのは、
ともするとものすごくネガティブに捉えられかねないので、
ちょっと今頭抱えてますけど、僕はそう思います。
だからうまみ狙いで、なんか一発ここ来るといいことあるんじゃないかなと思って来る場所では僕はもうないと思います。
だけどそれでもね、これはね、やる意味のある仕事である。
事業が生まれる瞬間に立ち会い、そこに能動的に関わることができるということ。
あと前向きな人たちと働けるってことは、僕はもうとても意味のある仕事だと思ってます。
その上で、何よりロマンに逃げずにしっかりと市場の規律に向き合う。
それをね、やり切ることが大事なんじゃないかなと思いますね。
ずいぶんと偉そうなことを語ってしまって恐縮ですが、今回もあれですね、
同業者の人は聞かないでくださいって言う時はよかったな。
そんなことを思いながら、ちょっと2026年はね、
どんと来いと、インフレどんと来やがれと、厳しい状態来るだろうけど、
こういう時はね、変に逃げちゃダメで。
正面からぶつかっていくことが大事なんじゃないかなと思っています。
そんなことで、今日はおしまい。
17:21

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