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東証グロース市場の上場基準引き上げについて5:スタートアップのリテラシー向上
2025-02-15 19:31

東証グロース市場の上場基準引き上げについて5:スタートアップのリテラシー向上

■ トピック

・ 東証グロースの上場基準引き上げ問題の現状

・ スモールIPOと上場ゴールに対する認識の変化

・ スタートアップとベンチャー企業の定義と違い

・ M&A出口戦略への意識の高まり

・ スタートアップコミュニティのリテラシー向上

・ スタートアップ界隈における量から質への転換期

・ 上場を目標とすることへの問題提起


■ キーワード

東証グロース, 上場基準引き上げ, スモールIPO, 上場ゴール, M&A, スタートアップ, ベンチャー企業, シリアルアントレプレナー, リテラシー向上, VC, 量から質への転換, コーポレートガバナンス, 市場の評価, 起業家, 投資家, 事業成長, 出口戦略, 経営者視点

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00:02
This is 令和スタートアップ。この番組では、猫大好き森厚子と馬大好きYusuke Asakuraがスタートアップにまつわる話題についてゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについてゆるふわっとお話ししております。
はい、今日は、今日はと言いますか、今日もまた、東昌グロースの上場基準引き上げに絡んだ話をします。
もう何回これやるねんっていう感じで、もう皆さんも触手を気味でしょうけれども、話してる本人も何回これやるねんと思ってます。
ただもうさすがにこれが最後かな。もうええでしょうの時期ですね。
はい、絡んだ話っていうふうに言いましたけど、本質的にはスモールIPOだとか上場ゴールの問題点、これが認識されてきたということについて話したいと思うんですね。
で、問いのますのは、今回の東昌グロースの上場を引き上げの話、話題、これ別に何か東昌から今この時点で明確な指針が出されているわけでも何でもないですし、
もちろんね、そういった委員会があってそのレポートが取りまとめられたというような、そういった事実はあるわけですけれども、何か指針が打ち出されたわけではありません。
ただそれをめぐってものすごくいろんな議論が巻き起こっているという状況ですね。
過去の配信を聞きいただいた方はもうキャッチアップされていると思いますが、改めて自分の立場を表明すると、私自身は東昌グロースの市場、上場基準を引き上げるっていうのは、
トータルで見て、あまり良い結果にはならんだろうな、ろくな結果にならんだろうなというふうに思っています。
だから賛成反対だとかね、そんなこと言える立場の人間ではないんだけれども、どちらかと言われたら反対ですね。
もちろんそれを目指す意図もわかるんだけれども、副作用が非常に多くて、特に日本のようなそういう企業家という人たちがもともとそんなに多くない場所においては、結構深刻な大きな副作用になるんじゃないかなというふうには私は思っています。
ただ、私が思ってたところでどうとなる問題でもありませんし、また実際に先日のレポート等々も含めて、実質的にもう外堀埋められつつあるんだろうなというふうには認識をしていてですね。
03:11
まあ、ろくなことにはならないと思うけれども、そうなってしまうだから仕方ないよね。そうである以上は別にべき論、マクロ論を語っても仕方ないから、自分ができることとしては、そうなったというか、そういう上場基準が引き上がるということを前提にした上で、どう立ち振る舞うかということを考えていかなきゃいけないなと。
それが基本的な私のスタンスです。
なんだけど、もうちょっとね、ポジティブな側面も考えてみようよと。せっかくだから、愚痴ってても仕方ないので、そこにポジティブな位置側面を見出したいという願望の下、今日はお話ししています。
冒頭に申し上げた通り、この東証グロースの上場を引き上げるか引き上げないかどうかっていうのは、あくまでこれ結果論というか、あくまで一つの現象の現れだなというふうに思っていてですね。
根本何が起こっているか、あるいは何が過去変わったのかというと、スモーラIPOだとか上場ゴールって、すげえ色々問題があるよということが周知されてきたということ。
これが注目すべきポイントなんじゃないかなというふうに思うわけです。
で、これ私自身、ミクシーという会社の代表を務めていて、代表就任時180億円の小型株ですから、上場は大きかったので決してスモーラIPOではありませんけど、
ある種の上場ゴールに近いような状態になってしまっていた、それは計らずという状態で、正確に言うと一旦株価上がったんですけどね。
そこから美しい右肩下がりで180億円まで下がって、どうしましょうかっていう、本当にどん底の時やって経営していたものですから、
本当に小型株の悲しみっていうのを本当に骨身に染みて感じるわけですよ。
だからそれ大変だよ、良くないよということはずっと言い続けてきたつもりでいるし、そういった問題意識を持って、
シニフィアンという会社を作って、スモーラIPOをしてしまった会社なのであれば、とはいえそこに光るものがあるんだから、あるはずなんだからそれをもっと伸ばしていこうよっていうような、
そういった考えだとか、あるいは、そもそも未上場の段階で大きな資金獲得できないんだから上場せざるを得ないよねってことを考えると、
日本の未上場のマーケットにしっかりと大きなリスクマネーを提供する、そういう主体が必要でしょっていう、
06:05
そういった問題意識を持って、グロースキャピタルやったりだとかザファンドやったりだとか、過去いろいろ活動してきました。
だけど今までグロースキャピタルザファンドを作ったのは2019年なんで、もう6年前になっちゃうんですけど、
あんま響いてなかったんですよね、その時は。
もっと言うと、僕が問題意識を持った2014年、2015年頃とかって、本当10年前ですけど、結構周りの人にも話したんだけど、
そうっすか、はいはい、みたいな感じで聞く耳を持ってもらえなかった。
これなぜかなってことを考えてみると、当たり前なんだけど、スタートアップって大変なわけですよ。
上場株の投資家の人たちからしてみたら、スモールIPOってバカにする対象かもしれないけれども、
とはいえ、当時のマナーズに上場できる水準まで会社を伸ばすことって、これは大変な運用なわけですよね。
そう思うと、当事者としてはそんなもん知るかよっていうのが、
俺はもう今目の前のことで大変だし、何とか上場一つのマイルソンとして頑張ってるんだと、
もっと言うとゴールだと言ってた人たちもいましたけど、
まあまあ、そんな精一杯やってますから、あんまり聞く耳を持つ余裕がなかった。
あと同時に、スタートアップとして活動してきて、上場してきた経営者っていうのもまだ少なくて、
スタートアップって言葉が日本に入ってきたのはだいたい2010年、11年頃で、
いまだにベンチャー企業って呼ぶ方もいらっしゃるわけですけど、
それ以前って本当にベンチャー企業って言ってたわけですよ。
ベンチャー企業ってこれ完全に和製英語で、
ベンチャー投資っていうのはこれ正しい英語でもありますけど、ベンチャーインベスメントってありますけど、
ベンチャーキャピターとかもあるし、ベンチャー企業っていうのはないわけですよね。
ベンチャーコーポレーションなんてことはないわけです。
ただ、やっぱりベンチャー企業とスタートアップって言ったとき、ちょっとなんかやっぱり微妙に違いを感じる部分はあり、
やっぱりスタートアップって基本はVCバックド、VCから資金調達して、
要は他人の資本を活用して大きく迅速にスケールさせようっていう点。
これやっぱりいわゆるベンチャー企業、何でもかんでも振興企業をひっくるめてベンチャー企業と言ってるものとは、
やはり異質な側面があったんじゃないかなというふうに思います。
何を言いたいかというとですね、10年前、いわゆるスタートアップの経営者っていうのはあまりなかったんですよね。
ポストIPをスタートアップの経営者って、もちろんいますよ。
ベンチャー企業を立ち上げて上場してた人たちは。
だけど、いわゆるスタートアップとちょっとテンションのノリが違う。
あるがぎりにあんまりその課題感というものも共有されづらかったんじゃないかなというふうに思っています。
09:08
これちょっと異論あるかもしれませんけど、僕はそういうふうに思っている。
あとやっぱりシリアルアントレプレーナーっていうのも全然いなかったですからね。
2周目の人たちっていうのはほとんどいないから、先の話に近いかもしれないけど、苦労するよっていう話がなかなか共有されづらいというか、
党の本人たちがあんまり苦労すると思ってない、別に何か問題あるというふうに思ってないっていう。
これは僕はリテラシーの低さだったと思うんですけど、そういう状況があったんじゃないかなと思います。
一方ね、ここ最近やっぱりスモーラIPを上場ゴールってこれいつぐらいからですか?結構言われだしたの。
今年ぐらいから?おととしぐらいから?
2023、24あたりから、言葉自体はもっと前からありましたよ。
あったけどあんまりみんなピンときてなかったのが、結構リアリティー持って語られるようになって、
まずいよね、という意識を非常に持たれるようになってきたなと思います。
要は上場後の成長継続が求められるという厳しい視点に晒されているということが、
ようやく未上場スタートアップの経営者の中でもそうだよね、というふうに周知されてきたということ。
そういうある種のリテラシーの向上の結果なんじゃないかなというふうに思っていて、
それはそこに至るまで累々と築かれたスモーラIPを上場ゴールの屍の上に成り立っている、
成り立ったリテラシー向上なのかもしれないけど、
これはやっぱり一歩前進したと言えるんじゃないかなというふうに思うわけですよね。
これもまた2024、23あたりからM&Aエグジット、M&Aエグジットというのが散々言われるようになって、
これももともと分かってたわけですよ。
僕だって10年以上前から、別に僕に限らずいろんな人が10年以上前から、
日本ってM&Aエグジット少ないよね、と。
アメリカ見てみろよ、8割9割はM&Aエグジットだぜって言ってたわけですけど、
そうなんですか、ぐらいの感じであんまり響いてなかった。
それがすごい周知されるようになったのって、ほんとここ1、2年なんじゃないかなと。
もっとM&Aエグジットを想定した方がいいんじゃないのっていうふうな意識の高まりって、
ほんとここ数年じゃないかなと思うわけです。
やっぱり顕著だったのがプレイヤーとしてコアリストですね。
スタートアップのM&Aっていうのをある種のアジェンダとして掲げて活動するプレイヤーが出てきたし、
またブーストキャピタルも近いんですね。
小澤さんも鼻からM&Aっていうものを多用してっていうことをおっしゃっていて。
これはまさに小澤さんご自身がヤフーでの経営経験に基づいて、
12:05
M&Aのある種買い手としての威力も知ってるし、
売り手としてのプチ人気も知ってるかゆえの観点だと思うんですけれども。
そういった点もありですね。
非常に認知が高まってきたんじゃないかなというふうに思うわけです。
いろいろ話してますけど、何が言いたいかっていうと、
いろいろリテラシーが高まってきたなと思うわけですよね。
だってこれね、詳しい人はわかると思いますけど、
とあるスタートアップ団体とか、団体の目的、理念みたいなとこに
一人でも多くの企業家に上場を経験させたいみたいなことを掲げていて。
これは僕、創設者の人に面と向かってはっきりと言い合い、
上場を目指すとかそういうのは本当にやめましょうよっていう。
結構言いましたけど、何度も言いましたよ。
関係者も聞いてるかもしれないけど、まあ嫌です。
だって間違ってると思う、それは。
そういう、それは何か本当に企業家個人にとっても幸せだし、
あとマーケットに対してもね、別にそっからちゃんと何か伸びていくんだっていう、
今そういう気持ちを持った、気概を持った会社であればいいけど、
そうじゃないんだったらこれ本当に何だろう、
マーケット汚すだけですよみたいな話はしていて、
ただまあそれ話したことあんまり響いてなかったなというふうに思います。
当時。ただようやく上場をゴールにするっていう考え方が、
まあ別に当時はゴールにすると思ってなかったのかもしれないけど、
あまりにも大きいマイルストーンすぎて、
目標感としてはやっぱりあまりにもデカいですよね。
もちろんその後も続いていくってわかってるんだろうけど。
だいぶそこが認識変わったんじゃないかなと思いますよね。
だって数年前までマジでキーワーカーのピッチを受けるときに、
いやなんか上場したいんですみたいな。
なんでしたいかというと甲子園に出るみたいな、
そういう気分でみたいなことを言われて、
いやそういうことじゃないからっていうのを何回も言ったし、
あと過去に僕のポッドキャストボイシーでもお話したかもしれませんけど、
最年少上場を目指しますとか言われると一番がっかりしますからね。
そういうことじゃないと。
別にあなたがどうとかそういうことじゃないんですみたいな。
そういう何だろうな、
自分の実績っていうことに結びつけて語らないでくれますかっていう。
まあそんなこと言ってたんだけど、
まあとはいえね、別に企業なんかしたことない人からしてみたらさ、
わかんないだろうし、まあ仕方ないよなと思いながら、
まあとはいえあまり伝わってねえんだろうなと思いつつ、
何度も何度も説明してきたつもりでいるんですけど、
さすがに最近そういう人減ったんじゃないかなという気はしますね。
15:00
もちろんスタートアップである以上、
エグジットってこれまあ企業家にとってのエグジット、
まあ出口ではないから、
別に事業ってずっと続くわけだし、
まあとはいえ既存株主に対するエグジットっていうのは
これ作っていかなきゃいけないし、
ある種目指さなければいけないっていう側面はもちろんあるんだけど、
それがあまりにも大きくないすぎると、
大学入学することが目的になっちゃってる人みたいになってしまいますよね。
だって結局その後、
大学入って何を学んでどういう人間になりたいかが大事なわけじゃないですか。
そういった時代から思うとですね、
どうもコーポレート我慢アンスってものがあって、
どうもそれが大事らしいっていうことだったりだとか、
あるいは上場したらいろんな市場の目に晒されて厳しく評価されるんだ、
まあそういう周知がなされてきた。
逆に言うと民情庁の段階ってやっぱりVCも基本的に
なんというかサポート役ですからね、
味方ですからね、みんな基本は。
別に買いたくて買えるわけじゃないし、
それはサポートしようという人たちが集まってやってるわけで、
ある種とても温かい世界なわけですよね。
本当はもうちょっと緊張感がいいと思うんだけど。
一方で上場額の投資家とかって本当、なかなかきついっすよ。
ゴミクズ扱い扱いしてきますからね。
じゃあ相手が言ってることが正しいのかっていうと、
それはまたそうも思わないけれども、
ただ少なくともそういう人たちに向き合っていかなければいけない
ということは知っておくべきだし、
そういったインチが広がってきたのかなと。
であるがえにスモールIPO上場ゴールってことが
すごく問題視されるようになり、
であるがえに東証グロースの上場基準を引き上げっていった論点が
ホットな話題になり得るっていう、
ある種めちゃくちゃ地味な話題じゃないですか。
なんだけどこれが重要な論点になり得てるという意味においてはですね、
これはスタートアップのコミュニティのリテラシーが上がってきたということの
勝算なんじゃないかな。
それはそれでポジティブに受け止められるんじゃないかなというふうに
思うわけです。
僕の同年代の人たちとか、やっぱりリーマンショック直後の
本当に何にもないときにやってきた。
もちろんその前ビットバレーとかいろいろ世界あったわけだけど、
一旦リセットされたわけですよね、そこで。
そこからスタートアップ増やしていかなきゃいけないよねっていうことで
2010年代はあっと人もお金も増えてきたし、
正直ね、5カ年計画とか言い出す前から散々そういった試みってされてきたわけで、
2010年代はある種スタートアップの量を増やしていくっていう
時代だったのかなというふうに思ったりもします。
一方、ここに来てやっぱり2023年、4年あたりから、
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特に2023年以降のマーケットの冷え込みっていうこともあって、
ここは一気にサースバブルも崩壊したし、現実に引き戻され、
ある種リテラシーを高めて自分たちの事業に向き合っていかなきゃいけないっていう
ある種量から質の転換期なんじゃないかなという気はしています。
そういう意味において上場基準の引き上げという議論、
これは本当にどうなるのかわからないまま私も話してますけど、
これは僕はポジティブな出来事だとは決して受け止めていないけれども、
仮になされるとしたら象徴的な出来事になることは間違いないだろうねというふうに思いますし、
また量から質への転換が図られていくということ自体は、
僕は大変結構なことなんじゃないかなというふうに思っていて、
これは一つエコシステムが前進したことの調査なんじゃないかなと、
中場自分に言い聞かせたい、前向きに受け止めたいと思っている、
そんな感じでございます。
さすがにこの手の話題もう職場気味で僕も飽きたのでもうええやろと思うんですけど、
ここまでこんなマニアックな話にお付き合いいただきましてありがとうございました。
ということで今日はここまで。おしまい。
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