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スタートアップのコーポレート・ガバナンスの難点
2024-12-19 15:54

スタートアップのコーポレート・ガバナンスの難点

トピック

・ 日立製作所の企業再生とガバナンス改革の事例

・ 日本企業における社外取締役の課題と実態

・ VCによる投資先企業への関与の難しさ

・ スタートアップ企業における株主総会と取締役会の現状

・ 投資家としての評判リスクと適切な指摘の balance

・ 東証プライム基準のガバナンス要件と実務上の課題

・ 健全なガバナンス体制構築に向けた提言

・ 経営陣と投資家の関係性における本質的な問題


キーワード

コーポレートガバナンス, 社外取締役, ベンチャーキャピタル, 企業再生, 株主総会, 取締役会, 投資家関係, 経営監視, 未公開市場, 経営改革, 東証プライム, ステークホルダー, 投資家評判, ガバナンス基準


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This is 令和スタートアップ。この番組では、猫大好き森厚子と、馬大好きYusuke Asakuraが、スタートアップにまつわる話題について、ゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについて、ゆるふわっとお話をしております。
今日は、スタートアップのコーポレート・ガバナンスという、随分と壮大なテーマなんですけれども、
これ全体話してたら、本一冊二冊かけてしまうような内容なので、少しかいつまんで一部だけお話したいと思います。
で、なんでこんな話をしようかと思ったかというとですね、
先日、これ特にオフレコとか何も書いてなかったから言っていいと思うんですけど、
IGPIグループですね、経営競争基盤グループが主催しているシンポジウムにお招きいただいて参加してまいりまして、
そこで、
日立の河村名誉会長のパネルを聞いていたんですね。
河村会長と言えば、皆さんよくご存知なんじゃないかなというふうに思いますが、
リーマンショック後の日立の立て直しを図られた方です。
確か、ボトムですね、税引き後利益でマイナス7千億円だか8千億円だかっていう、
なんかちょっとよくわかんない規模感の赤字を出して、どないすんねんみたいな状態になった。
そういった時にですね、ほぼ引退されていたんだと思いますけれども、カムバックされて、
当時のアナリストとかはね、すごい古い人が帰ってきたっていうことでむしろ落胆したっていうことを、
ご本人の本で書いてあったと思いますけれども、
日立の再指導、再生を牽引された方ですね。
この時の模様、少し僕のファイナンス志向という、それこそ今から6年ぐらい前に書いた本に、
ちょっとだけ事例を記載しているので、ご興味ある方ご覧いただければと思うんですけれども、
そんな日立の河村名誉会長のお話です。
やっぱりすごいキャッシュがショートしそうで大変で、
そう方々に回ってグローバル労働省やって、散々期間投資からかなり悪態疲れたっていうような話でしたけど、
03:01
頭下げてお金調達し、なおかつこれが大変だったって言ってたのが、
事業の切り離しですね、とかクローズするとか、そっちの取り組み、これが大変だったっていうふうにおっしゃっていて、
それはすごいシンパシー感じる部分ですけれども、だいぶ返り値も浴びながら頑張ってきたと。
これ実際おっしゃってたのが、日本のサラリーマンって先輩から受け継いだ事業を守ることしか、
しかはちょっと言い過ぎだけど、守るっていうことを大前提として動いてるから、
それを削るとかそういったことはまかにならんっていうことで、いろんなところに生意気があり、
創業者の作った事業まで踏み込んで、もう生意気なき改革をやり切った。
そういう日立の河村さんの話です。
彼がその講演中を話しなさってたこととして、やっぱりコーポレートガバナンスがとても大事だというお話で、
私もあまり詳しくは存じ上げなかったんですけど、
日立って河村さんになられて、そこから指名委員会、指名報酬委員会を設立されたのかな。
これつまり何を言ってるかというと、
自分がいつでも委員によって首に裂いてしまうかもしれないという場を自ら作られたと。
なおかつ社外取締役も、それこそ海外、主にアメリカの一線の経営者をずらいと並べて。
これご本人おっしゃってたのが、散々いろいろお叱りを受けたっていうことをおっしゃってましたけど、
こういった大変な状況の中で活動されてきたそうです。
これ非常に面白いなと思いながら聞いていたんですが、
やっぱりこの中で印象に残ったのが、河村さんおっしゃってたのが、
日本人の社外取締役っていうのは優しすぎる。経営に対して。
河村さんは経営で色々指摘される側の立場だったわけですが、優しすぎる。
それは何か優しいことだとか、人情味だとか、義理だとか、そういったものが美徳とされているからそうなるのかもしれないけれども、
なかなか切り込んで正しいことをズバッと言えない。
そういったことをお話になっていました。
対して、それこそ海外の社外取締役っていうのは、ずけずけ色々厳しいことをおっしゃるという話ですね。
河村さんご自身もひたちではかなり大胆な、
あの規模の大企業で信じられないような大規模な改革を断行されたわけですけれども、
ただ、そうは言いつつ、他の会社の社外取締役をやるとですね、
正直自分もそこまで厳しいこと言ってないんだよね、みたいな。
そんなことをおっしゃっていたんですが、
06:00
なんかこれってお話聞いていて、僕思ったのは、
なんだ、なんかこれって日本のスタートアップもあんまり変わらんなという、
そういうことを思って、今日のテーマに立っているという、そんな次第です。
日本で未成長のスタートアップが取締役会を設置するとなるとですね、
社外取締役に入るのは基本的にVCですね。
VCから、主にリードの投資家から派遣されてきた社外取締役たち。
で、もちろんね、中には独立社外取締役をレートステージで敷くケースもあります。
私、実際、ラクスルとロコパートナーズで独立社外取締役をやりましたけど、
これはかなりレアケースで、基本は株主がVCなんだから、代表者が来ると。
これ自体はそんな変な話じゃないんじゃないかなというふうに思うわけです。
僕はスタートアップのコーポレートガバナンスだとかのあり方というのを、
東証プライムの大企業、それこそ日立みたいな会社と同列で並べて論ずるのは、
かなり無理あるなというふうには思っていて、
それはあまりにも現場感がないんじゃないかなというふうに思う人間です。
ここはまあ議論あろうかと思いますけど。
例えばね、取締役会っていうのは基本的に、極端なこと言うと社長のボスであり、
もっと言うと、基本的に取締役会の最大の仕事というのは、社長をクビにすることだ。
これは富山和彦さんがよくおっしゃることなんですけど。
これは確かにサーリーマン社長中心の大企業の中においては、あるべき姿であり、
非常にスタートアップと通ずる分も多々あるだろうなというふうに思いつつ、
それをそっくりそのまま援養して論じるのは、ちょいと無理があるんじゃないかというふうに考えている人間です。
そうすると議論あると思います。
それはさておきなんですけれども、
やっぱりズバッと厳しいこと言えない、生優しいことしか言えないっていうのは、
共通している部分でありますよね。
もちろん気になった部分は言ったりしますよ。
言ったりするんだけど、
どこかそれは距離感を測りながら、
どこまで言っていいものかな、みたいな。
そんな感じで言ってしまう。
そうやっておもんばかることがダメなのかというと、そんなこともないんだけど、
ものすごく気を使って、晴れものに触れるような感じで、
何もの言いをしてしまうっていうことがあるわけですよね。
実際起こっていると、少なくとも私は思っているし、
少なからぬベンチャーキャピタイストの方も同意してくださるんじゃないかなというふうに私は想像します。
09:03
なんでしょうね、これってやっぱりね、
ちょっといい加減にしろよみたいなとこまで行くとね、
行くとこまで行ったら結構ワーっていう人もいるんだけれども、
うーん、ちょっとあんまり口やかましく言うと、
これがなんかVCのバッドレピテーションになるわけですよ。
いや、なんかあそこのVCは言えたら口やかましいとか、めんどくさいとか、
投資してもらうんじゃなかったみたいな。
僕はこういうものの見方っていう、その起業家側のものの見方が、
僕自身も起業家だった人間として、
全てが全てフェアだとは思いません。
思わないし、一方でちょっとVCもちょっとあまりにも
稚拙なものを言いしてるときもあると思います。
もんだけど、構造的にあんまりVCってすげえずけずけずかずか、
厄介でものを言いづらいっていう、
そういう状況っていうのはあると思うんですよね。
で、一方でこれ、一旦上場すると、
この間の当初から発表されたグロース市場のあり方のレポート、
これいつかまたこれについても論じたいと思いますが、
ここにも記載されてた通りですね、
いろんなことを他方面からボロカス言われるわけですよ。
株主から。
無責任に言いたい放題言いやがってみたいな。
ここにすんごい落下ギャップがあるわけですよね。
だから言うなれば、
未上場の段階って、
VCが基本的に外部投資家のほとんど、外部株主のほとんどだとするならば、
ほぼほぼ取締役会内社は株主敬礼をもって、
毎月株主総会が行われてるような状態であると。
そこではどちらかというと、あんまりずげずげ厳しく言うというよりは、
頑張れ頑張れっていうような、支派するような発言が主体である。
なぜならば、
一つは、これはもうベンチャーキャピタリスト側が未熟であるがゆえに、
どういったことを指摘すればいいのかわからないというケースもあろうかと思いますし、
また同時に、さっき言ったみたいに、
何か厳しく指摘することによって、
自分たちのバッドレビュテーションに結びついてしまう可能性があるのであれば、
それは避けたいという、保身的な思い。
この両者が相まって晴れものに触れるような、
そういったコミュニケーションになりがちなことがあるわけです。
だけどこれがね、もう上場したら全く関係ありませんから。
VCは売りますし、安々そうですよ、そういう商売なんだから。僕らだって売りますしね。
上場したら、全然会ったこともない外部の株主から、
クソ株だなんだってボロッカス言われたり、
下手すりゃ買ってもいない株主からボロッカス言われるっていう、
12:01
これのギャップがすごいわけです。本当にL2のようなわけですね。
で、もうなんか嫌になっちゃって、
もうなんかめんどくせーなーってなってしまって、
仕事よりも遊びに専念しましょうと、
なってしまう経営者、マジでいますね。
それはそれでダメなんだけど。
なんかねーけど、ここのギャップを埋められないのかなーっていう思いがあってですね。
上場して言われることって本当に不当だなーっていうふうに感じることとか、
なんもわかってねーくせにっていうふうに思うこと多々あるんだけど、
なんもわかってねーくせにってそれを伝えなきゃいけないし、
伝えたところで伝わらないやつがほとんどではあるんだが、
少なくとも伝える努力はしなければいけないし。
ちょっと言い方が厳しく聞こえるかもしれませんが、
VCが経営者を甘やかした結果、上場後に、
なんかそのギャップ、なんで前まであんなみんながんばれがんばれって言ってくれたのに、
こんなボロかせがえなきゃいけないのっていう、
そういうギャップに苦しむことってあると思うんですよね。
で、またそのVC側はですね、
さっき申し上げた通り、先ほどから申し上げてる通り、
あんまり厳しく言うと嫌がられちゃうので、
割と甘やかすコミュニケーションをする。
あるいはそういうVCが、いいVCとされてしまう。
企業家フレンドリーであるみたいな。
企業家の仲間であるみたいな。
まあそういう、なんだろう、
レッテルバリっていうのを、
まあいわば革新的にやってるケースも多々あると思うんですけど。
ただね、これって本当にいいことなのかなっていうふうに思いますね。
なんかこれだと、まさに悪化が業化を駆逐するような状況になるし、
引いては、上場後の自分たちの苦しさにつながりかねないと。
まあそういうもんですよね。
これ、河村さんは別の記事、昔の記事で面白いことをおっしゃってて、
例えばね、ゴルフとかスキーでもテニスでも何でもいいんですけど、
カメラで自分のフォームを撮って見てみたら、
なんかすごいぎこちない感じで、
いや、なんだろう、これなんかおかしいんじゃねえの?
俺こんな下手なはずないっていうふうに、
みんな思うんだけど、
けど現実はどう考えてもカメラが正しいと。
で、取締役界っていうのもそういうもんなんですよってことを、
河村名誉会長、10年ほど前の日経新聞のコラボでおっしゃってます。
なんかね、この点、僕は繰り返しになりますが、
東証プライム水準のガバナンス水準っていうのを求めるっていうのは、
これはあまりにも現実払いしてるというふうに思うんだけれども、
そうやって社外取りに入る側、
独立社外取締役の場合もあるかもしらんが、
大概のケースVCですね。
VCも、なんかもうちょっと自分たちがカメラとなれるように、
しっかり指摘することを指摘する。
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まあこれが、長い目で見て本当にその会社のためになるんじゃないか、
その企業家の自身のためになるんじゃないかっていうふうに思うんですけど、
言うは安しで、難しいもんですね。
ここまで話して、結局結論難しいねっておしまいなんですけど、
バランス感見ながら、ちょっと人間関係決定的に壊すわけにはいかないけれども、
だけど言うべきところをちゃんとピシャッと言っていかなきゃいけないなというふうに、
言うの気持ちいいわけでもないし、めんどくさいし、
なんかできれば他の株主さんに言ってよっていう感じではあるんだけど、
まあだけど責任持ってそういうこともやっていかなきゃいけないなというふうに思ったりする、
そんな今日この頃であります。
スタートアップのコーポレートカバーなんですね。
またちゃんとまとめて、どうかのタイミングでお話できるようになればいいなと思います。
ということで今日はここまでおしまい。
15:54

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