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起業経験がないとVCにはなれないのか
2024-12-02 15:05

起業経験がないとVCにはなれないのか

VCになるために起業経験は本当に必要なのか、という疑問について、自身の起業家・経営者としての経験も踏まえながら考察します。VCとスタートアップの仕事の本質的な違い、エンジェル投資家としての可能性、そしてVCファンド運営の実態について、現場からの視点でお話しします。

トピック

・ VCに起業経験は必要か?という一般的な認識

・ VCとスタートアップの仕事の本質的な違い

・ 投資判断とサポートの優先順位

・ エンジェル投資家として起業家が活躍できる可能性

・ VCファンドの資金調達の実態と難しさ

・ ファンド運営におけるデプロイメントの重要性

・ 組織マネジメントの観点からみたVC業務の特徴

キーワード

ベンチャーキャピタリスト, 起業経験, エンジェル投資, ファンドレイズ, 投資判断, デプロイメント, 組織マネジメント, 投資リターン, ファンドサイズ, LP(出資者), トラックレコード, ポートフォリオ管理, バリュエーション, イグジット, スケーラビリティ


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This is 令和スタートアップ。この番組では、猫大好き森厚子と、馬大好きYusuke Asakuraが、スタートアップにまつわる話題について、ゆるふわっとお話をしているのですが、
今回は森さんがおらず、Asakura一人がスタートアップにまつわるトピックについて、ゆるふわっとお話ししております。
はい、今日もAsakuraが一人でぶつぶつお話をしております。
今日なんですけれども、ベンチャーキャピタリストになるために、起業家の経験、起業経験は必要なのかどうかという話をしたいと思います。
これ以前したことないと思うんだけどないですよね。
割とよく言われるんですよね。自分はVCになりたいんだけど、やっぱり起業してる経験がないと、何言っても説得力ないし、スタートアップの人に対して。
やっぱり起業してこなきゃダメなんじゃないかなと思ってる。
中にはね、そういうVCになりたいから起業しようと思うみたいな人までいて、いやそれはさすがに本末転倒でしょみたいな。
逆にそういう思いでスタートアップできないと思うよみたいな。
そんな話もしたりするんですけれども、ベンチャーキャピタリストという仕事に興味関心を持つ人の中では、やはり気になる程度のようです。
結論から申し上げると、VCになるために起業家経験というのは必要ないというのが、私の今の考え方です。
私自身は元々自分で起業していた人間ですし、また上場企業の経営をしていた人間でもあります。
そういった経験が今VCを行うにあたって役に立っているか、エッジになっているかというと、これは確実にある。
必ずあるんだけれども、ただみんなが好きな言葉を使うと山の登り方としてですね、フォーじゃないとVCになれないかというとそんなことは全然ないよというふうに思いますし、
実際日本で今VCをやっている人たちというのはほとんどそういう起業経験のない方々ですよね、ということは確認できるんじゃないかなと思います。
そうであるがいいね、起業経験あると俺起業したことありますよ、あなた達ないでしょうみたいな、そういうポジショントークだとかね、マウンティングはできるかもしれませんけれどもし、
まあそういったものはね、使えるだけ使って自分のブランディングにしていけばいいと思うんですが、
まあけど別にそうじゃなくても全然できるよね、というのが私の所感です。
まずもってね、スタートアップがやることとVCがやっていることって結構違うわけですよね。
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起業家ってやっぱりちゃんとオペレーションになって、その会社を切り盛りしていかなければいけないという、そういう役割を担っているわけですけれども、
VCの本質的な仕事って別に辞去をやることじゃなくて、だって辞去をやらないんだから、それよりも本当に良い会社を見極める。
そしてね、そこからはもちろん個々の起業家をサポートしていくということが大事なんですよ。
なんだけど、皆さんここのイメージが強すぎてそこに引っ張られているんだけど、
実態としてはサポートするよりも良い会社をちゃんと見定めてしっかり投資をすること、こっちの方がより大事です。
その際に投資条件どうであるのか、これはバリエーションだとかね、みんなの大好きな優先株の条件の話だとか、
そういったことをちゃんと見定めるということであったりだとか、どうやってイグジット機会を作っていくかであったりだとか、
あるいは金額をどれくらいその案件で捌くことができるかだとか、
こちらの方がね、よっぽど大事で、当たり前なんですけれども、おそらく起業家の人たちが思っている以上に金融の仕事です。
めちゃめちゃ金融の仕事です。
なので、そういった起業家の方に対して何かサポートをして聞いてもらうとかどうかっていうのはもちろん大事ではありますけれども、
あくまで全体の仕事の一部でしかない。
ないし、一番極端な物言いをすると、そんなサポートなんかしないで勝手にぐいぐい伸びてくれる会社に投資をして、
黙って見てるというのが一番いい行動になります。
ただ現実問題そんな会社ってなかなかないし、何もやりたくねえなと思っていてもほっといてもやらなきゃいけないことがたくさん出てくるので、
どうせやることは出てきます。
であるがゆえに、起業家としての経験、経営者としての経験は大いに生きるかもしれませんが、
別にそれが本質だとは僕は思わないという。
そういうことですね。
それぐらい、起業家とVCの仕事って全然違います。
この点はね、結構起業家の方々もすごく軽く見てるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
だってVCって何か要は金出してるだけでしょ、カチューマに乗ってるだけじゃんっていうふうに思われるかもしれないし、
それは必ずしも否定はしないんですけれども、
いやいや、それは見ているところがごくごく一部なだけであって、
思っている以上にとても大変なんだよということは、両方経験者立場からして感じることですね。
両方それぞれ違った領域で大変だなというふうに思います。
当たり前ですよね、両方起業なんだから。
起業家の方ができることとできないことってあると思うんですけど、
僕は起業家の方にとって、エンジェル投資をするっていうのは比較的難易度が低いと思います。
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比較的難易度低いし、なおかつちゃんとパフォーマンスを出すことができるだろうと思います。
例えば僕にとってみれば、エンジェル投資ってすごく楽にやってきて、楽にパフォーマンスを出しているなというふうに思います。
もちろん投資リターン目的でやってるわけじゃないから、それはあくまで副次的なものなんですけど、
結果的にめっちゃ投資リターン出たなというふうには思っています。
これは何かというと、やっぱりそういった経営者、起業家の方にお金を出してほしいという、
そういう経験ある人にサポートしてほしい。
しかもVCみたいな、完全に営業目的でやってる人たちとはまた別に、
もうちょっと中間職の人たちにサポートしてほしいなという評価はいっぱいいて、
そういった人たちに対して良いプレゼンスを持てると良い案件が集まる。
これはありますし、あとだいたい小額でやるから、
エンジェル投資3000万、5000万やる人なんていないわけですよ。
いんのかもしれないけど、それはもうほぼプロエンジェルというか、
単に手金でやってるファミリーオフィスですよね。
手金のソロGPみたいな勢いでやってる。
実際のエンジェル投資なんてせいぜい数百万なわけで、
それぐらいの運用の規模感でリターン出すというのは、
実はそんなに難しくはない。
あと何より、あらかじめ定められたファンドサイズというものがあって、
ファンドサイズでパフォーマンスを出さなきゃいけないのがVCであるのに対して、
もともと決められた金額というものがなくて、
なおかつその決められた金額をいついつまでに
投資しきらなきゃいけないみたいなこともないわけですから、
別にエンジェル投資家って投資しなきゃいけないという理由は何もないので、
のんびり何もせずに待っていてはいいわけですよね。
投資案件ないんだったら、できなかったらできなかったで、
放置していてもいいわけだし。
これはいいですよ。
で、いいやつだけ乗っとけばいいわけだから、
これはパフォーマンス普通出ますし、
エンジェル投資でパフォーマンス出ないのであるならば、
それは何かよっぽど問題あると思います。
そもそも向いてないと思います。
こういった観点で言うと、
まずもって企業家の方でエンジェル投資っていうのは
かなりやりやすいんじゃないかなと。
ただ、これがですね、
事情が違うのは、やっぱりファンドを作らなければいけないということですよね。
ファンドを作るっていうのはやっぱり、
いろんな、まずもって出資者に話をしに行かなければいけない。
そこにお金を出してもらわなければいけない。
これがね、結構ね、なかなか大変なんですよね。
もちろんスタートアップの資金調達だって大変ですし、
いろいろ、何だろうな、苦労されることが多いのは
重々承知なんですけど、
とはいえね、VCも軽く自分みたいな人間が
ファンドを作ったら簡単に資金調達できるだろうと思いきや、
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結局のところトラックレコードがないとかそういったことが言われてですね、
あれ思った以上にお金集まんないなみたいなことがありますし、
いやーお金集めるのって結構大変ですよね。
スタートアップの方って常に資金調達をしてるだとか、
投資家とのミーティングばっかりしてるって思いがちかも、
株主とのミーティングばっかりしてるって思いがちかもしれませんけど、
ファンドはね、もっとそれが多いというか、
それが本業だから当たり前なんですけど、
お金集めるのが完全に本業の一部なんで当たり前ですけど、
よりヘビーだということですね。
だからVCのね、すごく初心者の人たちが思いがちなことっていうのは、
なんでファンドでレイズしてきただけの、お金集めてきただけで
会社投資してないとか思っていると、
投資した会社に関与してない奴が偉そうな顔してるんだって思うかもしれませんけど、
これは多分何もわかってない人ですね。レベルゼロの人が多分思う。
僕もそう思ってましたし、今だと恥ずかしいなと思いますけれども、
みんなそう思っちゃうよねっていうふうには思います。
ただやっていくと、お金集めるってやっぱりすげー大変だなっていうことが
だんだん気づくようになるということですね。
加えてこうやって集めたお金を、ちゃんとデプロイしなきゃいけないわけですよね。
10億円集めたら10億円をちゃんと投資しきらなきゃいけない。
30億円だったら30億円投資しきらなきゃいけない。
100億円だったら100億円投資しきらなきゃいけない。
これがね、なかなか大変なわけですよ。
あんま思ったほどいい会社来ないなとか、
まあいいんだけど、事業はいいんだけど、
バリエーション高すぎて、これじゃ全然一旦回収できないなみたいな。
そんなんがついて結局投資できませんでしたってお金返すわけにはいかないんですよね。
厳密に言うとそういうファンド縮小するとかお金返すっていうパターンありますけれども、
これやっぱりLPの信頼を大きく損ねることになりますよね。
そこにコミットしてそれだけプールしていて、
あなたがデプロイできるって言ったから出資していたのに結局できなかったんですねっていうのは、
これはもう明確に原点になりますし、
次のファンドの蘇生っていうものが難しくなる、ハードルが上がるということは
あげられるのかなというふうに思います。
この辺り、やっぱりファンドをちゃんとデプロイしきるということ、
ファンドのポート掘り予定をちゃんとマネージするということ、
そこでちゃんとエグジットを生み出しながら一定のリターンを生み出していかなければ。
これがやはりですね、VC。
冬のスタートアップ企業とはまた異なる難しさの部分なんじゃないかなと思うわけです。
ちなみにおまけですけれども、
VCのいいところというのがあってですね、
これは先日、とある企業家出身のベンチャーキャピタイストの人、
そう言っても人数が限られちゃうんですけど、
そういう人と話してて、ほんとそうだよねっていうふうに思ったのが、
もうね、企業家やっててオペレーションなんかやりたくねえよと、
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ほんとうんざりしてるよと、
だから自分はファンドサイズも大きくせず、
人とにかく雇わずにやっていきたいんだって話をしてみて、
めっちゃわかるよね、その気持ちみたいな話をしていました。
なんとなればね、企業って、
これやってる方よくわかると思いますけど、
結構な時間、組織マネジメントだとか、
なんだろうな、人のマネジメントだとか、
もっと言うと社員の期限どうやって取るかとか、
そういったところに労力、リソースさかれるわけですよね。
これもううんざりしますよ。
事業の戦略だとかオペレーションだとかじゃなくて、
ほとんど結構組織の細かな課題とか、
人がまたこんなことに文句言ってるとか、
文句多いなこいつって思いながら、
それうんうんって聞いてポッチングして、
そこに答えていかなければいけない。
会社やって組織化してしまうとですね、
この手間っていうのがあまりにも大きい。
中には全くそういうのしませんとか、
そういうのは誰か別の人に任せてますっていう、
そういう経営者もいますけど、
まあ多いですよね。モチベーション上がらんとか、
知るかよって感じなんですけど。
だけどそう言わず頑張っていこうよとか、
こういう目標を持ってみようかとか、
そういう持ちかけをしていかなければいけないわけですよね。
人が増えれば増えるほど、こういった課題が増えるし、
また人が増えることによって、
そこの組み合わせの悪さだとか、
人と人とのおめごとだとか対立だとか、
派閥だとか政治だとか、
そういった課題が高度化、複雑化していく。
もうめんどくさいったらありゃしない。
こういう気分になるわけですよね。
であるがえに、先日僕が話していた、
清川出身のVCの人は、
もうちょっとね、組織とか作りたくないんですよ、
みたいな話をしていて、
いやわかるわそれ、みたいなそんな話をしていました。
やっぱり究極ね、
いかに組織をうまくマネージするかよりも、
マネージする必要のない状態を作りたい。
組織なんかもしたくないというのが本音でして、
その点ね、なんかスケールするぜって言っている人たちって、
すごいなあっていうくらい。
それは本当に心底思いますね。皮肉じゃなく。
自分はもうやりたくねえなあっていうか、
思うので、いわゆる会社経営だとか、
あるいはファームとして大きくなるってことは、
あんまやりたくないなあというふうに思うんですけれども、
まあこの点がですね、
ある種スタートアップの場合は、
一定組織においてもスケールしていかなければいけない
というところはあるので、
スケールする必要が必ずしもないVCの
良い点なのではないかなというふうに思います。
はい、それでは今日はこんなところです。おしまい。
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