多様性の概念
YAMATAROFARMの福利厚生、本日は11月の20日、時刻はもうすぐ午後の4時になるところです。
昨日もちょっと本当は収録をしていたんですけども、何故か冒頭5分しかちゃんと録音できてなかったみたいな感じになってしまったので、ちょっと撮り直しをしようと思っております。
前回かな、多様性投資文化っていう話をしようと思ったけど、というところで切ったので、実際その話をしていきたいなというふうに思っております。
一気に撮ると、うまくいかないときに結構ショックなので、このまま連続で撮っちゃおうと思うんですけども、
3分割にしようかなというふうに考えておりますので、できたら全部聞いてもらえて嬉しいです。
多様性投資文化についてというところですね。
まず多様性投資文化というところ、本当に最近いろんな価値観が生まれて、そしていろんな価値観を認めるという行動というか行為というかそういったものが
少なくとも自分が子供のときよりは受け入れられる文化になってきたのかなというふうに思っております。
自分が子供のときってものすごいモノカルチャー的というか、ものすごい一つのものがめちゃくちゃ流行るというかね。
例えば歌番組とかCD何枚売れましたとかそういうのもそうだし
みんなのみんなこれは共通してみたいなところがあるんですけど、今は人それぞれなのかなというところで、価値観とかそういったものは本当に多様化しているんだろうなというふうに思っております。
前に、結構前かな、新野文工科ラジオで結構ご御所の方がゲストで来られたとき、すみませんお名前は忘れてしまったんですけど、
高度経済成長の中でそのすごい単一というか統一感のあるものがめちゃくちゃ嗜好されていた中のカウンターカルチャーとしてクラフトのものが出てきたみたいな話をされていたかと思います。
そこでいわゆる文工科というところが流行りだしたというか注目されだしたという、そういうお話をされていたかなと思うんですけども、経済という軸で見ても基本的には
自分が小さいときの株式会社の教科書的な教え方、株式会社は何のためにあるのかというと理順を最大化するというのがあったんですよね。
要は最大限の売上を上げて最小限のコストにすることで利益を最大化させるというのが株式会社の目的である、そういうふうな習い方をしたかと思います。
これすごいですよね。今考えるとめちゃめちゃすごいこと言ってるなっていう感じなんですけど、
でも学校で先生がマジで普通に言ってたんですよね、社会の先生が。
っていうぐらい本当に経済的には経済的な価値が価値であるっていうところがものすごい広まってったというかね、当たり前のようにそういう価値があるというのがあったかなと思います。
その結果として経済的に正しいこと、なるべく同じものをたくさん食べる、バリエーションも出せない、そういうところが正しい判断というか、そうなってしまう土壌だと思うんですね。
その結果として、いわゆる外れ値のようなものとか、リターンが最大化されない方をされたものというか、そういったものがクラフトのものとか手作り、オーダーメイドみたいな、そういう形でマスではない生き残り方をしたのかなというふうに思っております。
ただ、今、SNSの進歩、そしておそらくですけど価値観が変わったっていうことが結構大きいかなと思うんですけども、そういった中で、ものすごい価値っていうもの、例えば利益を最大化させるっていうものの利益の評価軸っていうのは変わったりとか、
そういうのもあるし、例えば、いいものから自分に合ったものみたいな、そういう価値の変動っていうのも出てきてるかなというふうに思います。
本当に、平成の時からすると、平成初期みたいな、自分は昭和の最後、昭和62年生まれなので、平成の初期っていうのは小学生ぐらいだと思うんですけど、
そういう時からすると、失われた30年というふうに言われはするものの、その価値観がものすごい入れ替わってきたような、そういう時代の流れの中にいたのかなというふうにも思ってますけど、
ものすごい多様な価値が生まれて、また消えていくということが今もなお行われているのかなというふうに思っております。
で、保守文化というところに話を続けていこうかなと思うんですけども、その価値っていうのは何で生まれるかって言ったら、やっぱり認めるか認めないか、誰かが認めるかっていうところになるかなと思います。
やっぱり基本的には金額、金銭価値っていうところが一番わかりやすいと思うんですけども、みんながみんな金銭価値というよりは欲しい人が高く買う、逆に言うと欲しい人のところに届ける、それがマーケティングというところで実践されてきているというふうに思いますし、
基本的には高い金額がつくように売るといったところになってきているかなと思います。
ただ現在として、これを聞いてらっしゃる方はだいたい自分の知ってる人だと思ってるんですけど、金銭的な価値っていうところだけじゃないものっていうのがものすごいたくさんあるっていうのはご承知の通りかなと思いますし、
コミュニティの形成
自分が3ちゃんからしゃべってきた存在価値と金融価値の話、これも価値っていうところの話になっています。お金では測れない価値っていうのもものすごい出てきてると思いますし、
ただその多様な価値観っていうところが育まれてきたということで、やっぱりそれがまさに多様性をより広げていくということにもつながっていってるのかなというふうに思っております。
一方で、多様になっていく、バリエーションが増えていくっていうことは、逆に言うと経済的には儲かりにくくなるという行動にもなってくるかなというふうに思います。単一なものをね、例えばですけど
パソコンっていうものに対して、いろんなメーカーがいろんな機種を出してますけども、パソコンって言ったら全部これって決めてしまった方が、もちろんコストを下げられるわけですよね。すべて互換性があって、パソコンって言ったら全部これって
OSとかそう言っても関係なく全部これ、みんなが持ってるのは全部一緒のものってなれば、おそらく面白みとかは全くないかと思うんですけども、生産コストみたいなものはもうすっごい下がると思いますし
かなりインパクトのでかいことになるのかなというふうには思ってるんですけど、すごい広く世の中の中でいくと、本当に経済的価値っていうところから
さっきの言い方で言うと存在価値が近いかな、そういったものが少し重きを置かれるようになってきたみたいな、そういう時代になっているのかなというふうに思っております。さあお店に着きましたのでまた納品に行ってきます
納品に行ってきまして、これから3店舗目に向けて走っていきます。ざっくりとね、多様性と推し文化っていうそれぞれの話をしたんですけども
ちょっと重複しますけども、やっぱり決め手というか、そういう流れにしたのはやっぱりインターネットとSNSっていうのはすごい大きいかなというふうに思っております
やっぱり一昔前、そうですね、たぶん自分が学生の時とか中学生高校生ぐらいとかで西暦の、例えば2000年ぐらいか
インターネットができ始めた時っていうのは基本的には受け取る術が増えたみたいな、テレビとか雑誌とかそういったものの延長線上みたいになっていたかなというふうに思います
一部ではその時点で発信をしていた方もいらっしゃると思うんですけども、そこから例えばブログサービスが結構流行ったりというか
2チャンネルとかもね、一つ発信の手段になったかなと思いますし、それが新たなコミュニティ生成っていうのを育んできたのかなというふうに思っております
ということでちょっとコミュニティっていう話を挟んでいきたいなというふうに思っておりますけども
SNSが多様性を認める大きな道具というかね、になっているかと思うんですけども、その間にはコミュニティっていうのが存在するのかなというふうに思っております
好きなものが一緒の人が集まるとか、住んでいる所が、出身地とかの方がわかりやすいかな、ネット上とかだと
住んでいる人もネット上でもつながるっていうことが結構当たり前になってきているのもあるし
例えば同じものが好きというと、誰かがあなたこれも好きかもしれないよみたいなことを教えてくれるとかそういうのも頻発するというかね
そういうことが起こりやすくなってきているのかなというふうにも思ってますし
SNSというもの、ポッドキャストとかも含めて思ってますけども、インターネットの方が広くていいかな
インターネットとかSNSを含めたインターネットという言い方でいくと
そういったものがコミュニティづくりっていうのをすごい加速化させたなというふうに思ってますね
そのコミュニティづくりっていうのが
多様なコミュニティが形成されることで、多様な価値観を生む
それがやっぱり多様性を生むという
そういうことが起こしやすくなってきているのかなという段階構造的なことを思っているという感じですかね
経済と価値の変動
例えばパソコン、さっき出だしましたけど
みんながみんな同じパソコンでは現実には違うわけですし
パソコンのメーカーとかパーツ一つ一つとか
いろんなパソコンって評価の仕方ができるかなというふうに思います
スペックがいいとか金額、金額に対するスペックでコスパとか
ベンチマークの数字みたいなのも一つ評価軸になると思いますし
シンプルにモニターがでかいとか
キーボードがいい感じとか音がいいとかね
いろいろパソコン一つとってもいろんな評価軸があって
そのいろんな評価軸に合わせていろんなタイプが販売されてるっていうところになってくるかと思います
もちろんそのタイプによって売れてる売れてないみたいなのがあるかもしれないけども
それでもニーズというかね
そういう多様な価値観があるからこそ
多様なパソコンが製造されているということにつながってくるかなと思っております
屋台でもそういうことは結構起きてきてるというふうには思ってますね
ただ多分他のものに比べてまだまだそういう感覚というかは薄い
多産業というか多品目に比べて生鮮品というのはあんまり多くないような気もしておりますが
基本的にやっぱり野菜っていうのは流通段階ではいわゆる企画品ですね
企画品というと工業生産品みたいに言われますけど
大きさ形とかそういったものを揃えたものですね
その揃えたものが基本的流通
例えば農協とか卸売市場中卸業者店舗みたいな
基本的な流通によって大量消費というか大量に出回っているところがあるかと思います
野菜とかだとマジで顕著なんですけど他の品目も食品とか近い品目もそうなのかな
やっぱもう今ね自分が年間で20品目ぐらい
20はないかなぐらい作ってるんですけども
これ一つ全部ブロッコリーいっちゃうとかであればめちゃくちゃ単一というか集約ですし
さらに言うとその面積に対して同じ時期に同じ品種をずっと植えていくみたいな
やってやれんことはないですよね本当にやってやれんことはないし
そうすればもうめちゃくちゃ効率的かと思います
一斉に収穫しないといけないんで
それが叶えればできればもちろん注意書き付きではあるんですけども
まあでもそんな感じで品目を集約すれば基本的には作り方とか気にするポイントっていうのも一緒だし
作る時期っていうのも一緒なんで
それがわかりやすく利益を出しやすい作り方なのかなというふうに思っております
ただそれを自分はしないんですよね
一つなんでしないかというと栽培上こちら都合ですね
栽培者側の都合でいくと同じものを作り続けるっていうのは連作障害になりやすい
連作障害っていうのは一つのもの
例えばブロッコリー自分よく作ってるブロッコリーっていうのは連作障害
ブロッコリーにつく病気っていうのは決まってるわけですよ
例えば病気虫が決まっているわけですね
作を終えてブロッコリーをすき込んでまた真っさらな畑にするとしても
その虫とか病気っていうのは畑の中で生きてるんですね
真っさらにして地の中にすき込んで
例えばそれが完全に分解されたとしても
農業と多様性のリスク
完全に分解されてからブロッコリーが好きな虫とか病気っていうのは減っていくわけなので
いなくなるということにはならないんですよね
いなくなるまではすごい時間かかります
なのでその状態でまたブロッコリーを植えたら
最初からブロッコリーが好きな虫とか菌とかっていうのは
ちょっといる状態になってるわけですね
一番最初に植える時からしたら
2回目に植える時っていうのはちょっといる状態でまた始まると
っていうのがどんどん繋がっていくわけなので
次第にはブロッコリーを植えて
全然虫とか病気で物ができなくなるみたいなことがあり得てしまうということになります
これは多分ほぼすべて
米は不思議と連鎖障害っていうのはないんですよね
淡水状態にしたり水を張ったり水を抜いたりっていう
そういうことするからっていうのもあるかもしれないですけど
米っていうのは同じ田んぼに毎年毎年やってても
連鎖障害っていうのは起きない不思議な作物なんですけども
多くの作物というのはそうでもないわけで
なかなか一つのものだけでずっとやっていくっていうのは厳しいです
実際に厳しいからこそずっと
例えばトマトをずっと作っていた人が
トマトの病気がもうずっと出てしまって
トマト栽培は諦めるみたいな
そういうことも実際あり得てるわけで起こってますね
そんな感じで同じものを作り続けるっていうのは
すごい自分にとってのリスクが高いと思っているのでやってます
もう一つは集約するっていうことは
めちゃくちゃでかいメリットがある一方で
連鎖障害のリスクもそうだし
大量に裁かないといけないっていうところが
自分はちょっと難しいっていうところですね
例えば市場とか農協に出しちゃい
適当に利益の最大化を求めて
例えば農協とか市場に出すっていうと
多くの場合は誰が出したかっていうことは消されるわけですね
もちろん箱に記載とかされてるわけなんですけども
それはもう関係ないんですよ
誰の例えばブロッコリー山村のブロッコリーだろうが
他の人のブロッコリーだろうが
基本的には一緒くたに集められます
中にはね誰々のブロッコリーということで
ブランドっていうかそういったものもあるんですけども
なかなかやっぱりそこまでは
いかないケースが多いかなというふうに思います
そうした場合にやっぱりその他大勢みたいなところで
一緒になることが前提になるので
美味しく作るメリットが薄いんですよね
たまたま採ったブロッコリーが美味しくて
でもそれは誰へのっていうふうな明記がされていない
だからリピートすることがすごい難しくなるし
お店側としてもじゃあ誰々さんのくれっていうのは
いやいや難しいですよって言われちゃうわけなんで
誰々さんのくれっていうそういう声が実際にあったら
そういうふうに動くっていうのも一つかと思うんですけども
基本的には一緒くたになることでスケールメリット
を作るということで規模集約で経営も効率化する
っていうのが大目的なので
よくも悪くも差を出すことが効率的ではないわけですよね
効率的ではないつまり多様化しにくいというよりは
多様でない状態なんですよね今野菜っていう
というふうに自分は思ってます
それもだいぶ例えばコロナの時に
食べ直さんとかポケットマルシェさんとか
そういうECサイトが生まれたりとか
その前からでも産直っていうのがすごい注目されてきたりとか
そういったところで個人農家っていうのが
ある意味では注目というか
生き残る筋っていうのができてきたと思うんですけども
大多数の理由に関していくと
個性を出さないことに価値があるというか
そういったところも出ている
そういったところが実際のところを大半かなというふうに思ってます
自分からすると個性を出さない
おいしく作ることにインセンティブが発揮されないよねっていうところに
発信と農業の未来
すごいそれ作る意味あんのみたいな
作る意味はもちろんあるし
食を支えるというかベースを作るというところがめちゃくちゃ大事なんですけども
それ俺がやる必要あんのかなみたいなことを結構思ったりしてますね
というよりはそれはそこに任せて
そうじゃないところになる人がいた方がいいよねって思ってるっていうのは正確かな
ちゃんとおいしい野菜を作って
普通に大規模な流通に載せる野菜っていう選択肢があるのはもちろんいいし
ただ一方でちゃんとおいしい野菜を作るっていうところで
ちょっとないがしろになってきてるんじゃないですかみたいな
そういうことを思っていて
はっきり言ってしまったらあまり儲かりにくい農業経営をしているということになります
ちょっと本当にやばいんで
明日かなちょっと相談に行こうと思ってるんですけど
自分からすると野菜農産物に対して多様性があまり認められてる状態ではないっていうふうに思うんですよね
じゃあどうするのっていうところでいくとやっぱりまず発信をする
クリエイターというか生産者というかそういった側でいくと
発信をするっていうのがまず第一だし発信しなきゃ受け取ってももらえないし
そういったところになるかなというふうに思ってます
なので最近農園のポータキャスト番組を始めました
今イベントシーズンでちょっと仕事が忙しいんであんまり止まってるんですけど
モニターも募集してますのでもしよかったらと思ってますし
12月になったら今のところブロッコリーがちょっと顔を見せてきたもんで
ブロッコリー取れたらまたお返しを再開したいなというふうに思っております
なかなかお返し届こうって本当に申し訳ないんですけども
昨年の夏にご支援をいただいた分について本当にちょっとずつお返しをまたしていきたいなというふうに思っております
気持ちはすごいあるんだけどなかなか栽培技術が追いついてきないっていうのがやっぱり現状なのでちょっと戸惑ってますけど
これはもうマジで何年かけててもお返しを1年に1回になっちゃうかもしれないけど
それでもお返しをしたいなというふうに絶対思ってるので
本当にごめんなさい待っててもらえたらありがたいですみたいな感じの指針もありつつ
近い感覚はおったんととの康二さんとかも持ってらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども
多様性ってあった方がいいよねっていうのをなるべく体現したいなというふうに思ってるっていう感じですかね
はいということでこれでちょっと多分前編ですね
三分割じゃなくて二分割にちょっと流れでなるかなわからないけど
とりあえず区切りのパート1を終わりにしたいと思います
続いてここから何でその前の視聴戦の時に合わせて言ったのかといったところに
つなげていこうかなというふうに思ってますんで
もう少しお付き合いいただけたらなというふうに思っております
ではとりあえずパート1終了ですお聞きいただきましてありがとうございました