四季の思い出と別れ
秋の空では思い出を 冬の街では悲しみを
春の風には身を任せて
夏の空には旅立ちを 夏の街にはお別れを
夏の風は人を残して
夏の電車は走る 僕らを乗せて走る
引き返した息も知らないで
夏の電車は走る 遺跡が叫び走る
残してきた人を知れば
少し前の口の動きが目に浮かぶ
だけどそれは白線の外側
星の詩がよみがえる
そんな地図を重ねてみる
だけど夏の風は走り走る
僕の独り言を
春の風は走り走る
残してきた人を