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たねと暮らすポッドキャスト
たねと暮らすポッドキャストは、奈良県で畑仕事を楽しむ私、内田洋人。
夫で植木屋の僕、内田孝文が、
四季折々の畑や種、庭やアートのことを話すポッドキャストです。
時々ゲストを交えて、お酒やおつまみもたしなみつつ、たねと暮らしを考えていきます。
24世紀ごとの更新の予定です。
さあさあさあさあ、始まりましたよ、第1回。
今日は、第1回の収録が、9月の22日の終文の公開の予定です。
終文って何ですか、内田君。
え?
テスト。
終文?
昼と夜の長さが同じで、ちょうど1年の半分くらい。
あ、違うわ。
どこで切るかによるけど、どこでも半分になるかもしれないね。
半分。
半分ではないね。
だから、終文の反対側にあるっていう意味では半分かもね。
半分かもね。
終文・下始・終文・当時って4つに分かれてるね、1年間。
そうね。
これ一番秋を感じやすい時。
気持ちいい季節やね、今ね。
稲刈りが始まったとこもあるし、ちょうど栗がね、取れたね。
取れた。
別に自分の栗じゃないのに取れたねとか言ってね、どういうことやけど。
そうそう、ちょっと僕は煮足を通してて、お客さんのところに生えてた栗の木からちょっとだけね。
いただいてね。
ちょっとだけの割には結構あったけどね。
1.5キロくらいあったんですけど。
これは何にするんですか?
昨日の晩に仕込みをしたんだけども、栗の渋カーニを何年かぶりに作りました。
何年かぶりだっけ?
あれだってやったのは、
もう2年くらいかな?
もっと前で3年くらいになっちゃうかも。
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毎年ね、なんかすごい手間かかるものをちゃんと作れる人からもらったりね。
なんか、私栗あんま好きじゃないんだけど、実は。
今年はちょっとあまりにも大量なので、かわいそうだから手伝ったよね。
いや、その前の方がもっともっとたくさんあった。
あの時は手伝わなかったね。
ほとんど配り歩く、出来上がったのが配り歩いたっていうね。
秋のギフト、秋の手仕事ギフトをこしらえたみたいな感じ。
良かったね。
昨日の晩もね、うつらうつら眠りながらみたいなところ。
意識半分ないぐらいな感じで。
まぁ、栗も種ですよね。
あ、そうね。
あ、そっか、栗も種なんだね。
そうだよ。食べられる種だよ、あれは。実は。
そうか。
うんうん、そうよ。
そうか、結構じゃあ食べられる種みたいなものっていうのは普通にたくさんあって、日常的に食べてるものっていうのはたくさんあるのかな?
あるよ、米とか。
忘れがちなお米も種ですし、小麦とかも種をひいて粉にしたものです。
実は、超毎日大量に食べてる感じです。
僕の好きなピーナッツは?
ピーナッツも種ですね。
あれも種。
柿の種は?
柿の種はスナックですね。
そうね。
じゃあ結構日常的に普通にこう暮らしの中で種っていうのはやっぱり食べたりとか何か加工されたりとかっていうのは普通にあるわけ?
うんうんうん。
あんまり意識したことない。その種っていうことをね、なんかこう考えたことが僕はあんまりなかったんで。
うん。
なんか、この番組でちょっとね、奥さんの洋ちゃんにいろいろちょっとその種に関してはね、聞いて勉強したいかなと思ってて。
僕は旦那でありながらこう、洋ちゃんがこういろいろやってるその種の活動っていうのは実は全く知らないんで。
なんかやってるわっていうのはわかるし、ちょっと応援でもしようかしらとかそういうのはあるんだけど。
意外と全然細かいことはわかってないし。
何をこう一生懸命やってるんだろうなとかいつも思いながらも。
ちょっとその辺ちょっと今日は話を聞いてみようかなと思います。
じゃあそのどっかかりとしてちょっと番組で今日の種取りっていうコーナーをやろうと思ってて。
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やってみていいですか?
いいよ。
じゃあちょっと今日の種を持ってきますね。
種?
はいはい。
じゃあここにいこうね。
これ、あいて。
ここはねちょっと台所、うちだけの台所ですので。
そうですね。いろんなことが起こるからね。だんだん追いやられていくかも。
本当にプライベートな、プライベートレディーの。
じゃあ今日の種、これ何の種ですか?うちはこれ知ってますね、実は。
これはあれでしょ、ハブ茶。
そうそう、ハブ茶。
ハブ茶はお茶なんですけど、結構種取りしやすくて私お気に入りなんですよね。
簡単に種が取れる。
じゃあちょっと剥いてみてください。
細長い、これ何センチくらいある?もう20センチくらいある鞘。
鞘、もうすごく細長いものでこれは。
豆、どう言ったらいいのか。銀杏豆をもっともっと細くしたような形。
インゲン豆ね。
うん、インゲン豆ね。
でその細く。
もっと下でやったほうがいい。
ちょっと前。
それを今乾燥させたものが、もう茶色くなってこうパラパラ。
パラパラ。
はい、殻はこっちに入れてください。
出てきた、種が。
種がね。
これかっこいいでしょ、この種。
なんかね、菱形。
そう。
形がツヤツヤしてて、とても。
なんかあの、何だっけな、お菓子で。
カリ、え、違う。
コンペイト?
違う違う違う、チョコレートの。
昔の。
えーと、あるな。
分からへん。
最悪なことに分からへん。
チョコレートめちゃくちゃコーティングして、小判型みたいにしてるやつだろ。
違う、小判型じゃないよ。
あれ?違う?
違う違う。
まあいいや。
思い出したら。
あのー、種取りって、何のためにやるかっていうと、来年の種を取るっていうのもありながら、これは結構ね、食べるために。
あのー、ハブチャって、もし知らない人にはね、なんだって感じだと思うんだけど、この種を入れます。
えーと、そのままこう、フライパンとか鍋とかに入れて、
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で、あのー、からだきっていうか、火をつけると、
うんと、しばらくしたらパチパチはじけてくるのよ。
で、ちょっとフライパンだとはじけて飛んでっちゃうから、
あのー、ちょっと深めの鍋のほうがおすすめなんやけど、
それでパチパチはじけてきたら、そこにお水を注ぎます。
で、えーと、小さじ1、2杯ぐらいで、500mlとかぐらい注いでも大丈夫。
あ、種が小さじ1に足して、水が500g?500cc?
うんうんうん。
えー、結構たくさんっていうか。
で、そのときすぐには色が出ないんやけど、
えーと、5分ぐらい煮だして、で、そのあと火を止めて、しばらく冷めるまで置いとくと、
すごい鮮やかな、きれいな、えーと、赤茶色になってくる。
あの、びわ茶とか知ってる人?びわ茶みたいな感じ?
そんな色になってくる。
で、すごい、あのー、お通じにいいと言われていて、
私は味も結構好きなんだけど、結構、なんだろうな、特徴のある味だよね。
他で飲んだことない感じの味だけど。
そうだね、なんか独特の、えぐいというか香り?
石っぽい感じがするわけだよね、なんか不思議な。
うん。
そんなのがハーブ茶ですね。
なんかあれでしょ、人生フルーツのツバタ臭いとかすごく好きに。
そうそう、人生フルーツっていうのは映画、まあドキュメンタリーだよね。
で、お二人のツバタ臭いのお話で、えーと、
まあ、全国で大ヒットしたからね、結構見たっていう人もいると思うんだけど、
あの二人がもうあいえんしてたんだよね。
あれはなんか解毒作用っていうか、その浄化させるみたいな。
うんうん。
あまり飲みすぎるとね、たぶんゆるくなっちゃうんだけど、
でも、あのすごい、あの二人は大量に作って、
まあ毎日飲みつつ、いろんな人にも配ってたって書いてたね。
健康な感じがするな、あの二人。
そうそう。
で、うちの畑でもこれはもう、結構ずっと5年ぐらい種取りしてて、
あんまり大量に取れるから、なんか毎年やらんでもあんねんけど、
あの、勝手にこぼれ種で、これだから種取りも簡単。
なんかこうバーって開くと、どんどん落ちちゃって種が。
で、雨が降ると特にね、こう乾くとはじけやすいので、
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毎年すごい大量に。
あ、巻かずとも勝手に出てくるってこと?
もうほぼ。
ほぼ。
もう今はそんな感じで、
今年ももうすぐ、あの終分の頃に取れ始めて、
まあしばらく、結構長くね、11月ぐらいまでどんどん取れる。
で、ヌジヨウがあって、
そこは、都城国、発展都城国の農村支援をするっていう活動をしてたんだよね。
あとは緊急支援って言って、地震とか津波とか結構ひどい、
まあ戦争、内戦とかね、そういうのもあるんだけど、
アフリカとかアジアの国で、
そういうちょっと大変な事態に陥ったところに食料を支援するとか、
お家を準備するとか、なんかそういうことをやってるヌジヨウだったんだけど、
ある時にアフリカのマラウィっていう国があって、
そこがもう大基金なんだと。
で、そこに食料の支援をしたいけれども、
食料っていうのは結構お金もかかるし、
で、なかなか大変なので運んだりとか、
そういう支援が難しい時に、種を支援しよう。
で、みんな農民だから、種があれば自分たちで種をまいて、
しばらく時間はかかるけれども収穫ができるじゃないか。
それこそ土を肥やす、ナメカの種を食べられるし、
土も肥やしてくれるっていう種を支援することになる。
ところが、その時にアフリカ全体での問題になってるのが、
大きな多国籍の種苗会社が、
もう農民たちが自分たちで種を取ることを許さないっていう問題がある。
自家採取したらダメっていう。
そう。で、毎年貧しいのに種と肥料と農薬をセットで売ってる。
で、各国の政府といろんな独占契約を結んでいて、
自分たちで種を取ることができないことになってるっていうのを聞いた時に、
初めて種っていうのは、
そうだったって、自分たちがいつも食べてるものは、
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もとは種だぞというのに気がついたし、
世界征服をするには、種だぞって目をつけて、
いろんな会社、しかもすごく種の開発っていうのはお金もかかる、
時間もかかるっていうものを独占していくっていうことに対して、
やっぱり自分の暮らしを自分で作る一番の、
なんか源、毎日食べたいものっていうのの根っこがそこにあるよなと思って、
興味持ち始めたのがそこが最初かな。
なるほどね。
人類っていうか、もちろん世界各地さ、
農耕というか畑、その野菜を作りっていうのがあって、
みんなそれ、みんなというか各地それぞれ、
野菜を作り、種を取り、また巻いてっていうことをずっとずっと繰り返してきたわけでしょ。
いきなりそれで自家採取したらダメですよっていう風になってしまう。
そんな大器用なのなんていうんですか。
すごいよね。本当?みたいな気もする。
確かにね。
そんな勝手に、ならしたら勝手に種できて落ちて生えてきたりするわけじゃん、ハブチャとかも。
そうだね。
なのにそれはあなたのものじゃないですよって言える、そんなことあるのっていうのもあるし、
できるなら怖いと思うしね。
確かにね。
でもなんかそこにはすごく、畑やってみて気がついたのは安心感もあって、
こんな営みとして普通にあることを全員に対してやっちゃダメだとか言ったって育つもんねみたいな強さは、
畑とか種に関わればわかる安心感だなとも思う。
で絶対そういう権利っていうのは、生きる源を渡さないぞみたいな、
メラメラと盛り上がってくるものもあって、
私にとっては種って思うようにはなかなか育たなかったり、
相性がある。
まいても出ないとか、出ても実が実らないとかさ。
毎年違うしね。毎年とれるっていうのはよほど強いか、相性がいいか、
なんかこういろんな条件だと思うんだけど、
でも関わっていきたいなと思ってる。そういうわけです。
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なるほどね。庭の世界でもね、
僕ら植物、木や草花っていうのを扱ったりするけど、
結構大きい庭園とか小さい、普通のお庭でもやけども、
勝手に入ってきた木みたいなものがあったりとかして、
それは鳥が運んできたりとか虫がとかいろいろあるんやと思うんだけど、
ミショウボクっていうもので、
小さい?
そう、ピロってモミジが出てきてるわとかさ、
もっと強いエノキがとか、アカメガシアワとか、
やっぱり成長力が強いものがたくさん出てきたりとか、
奈良やったら例えばナンキンハセガとかっていうのがあったりとかして、
それを冬場の間、例えば落葉樹であれば冬の間に引き抜いてポットに入れて、
それをまたさらに大きくして、じゃあそれを庭に生かそうとかさ、
そういうことをしたりとかするし、
畑仕事みたいだね、なんだか。
勝手に生えてきたものっていうのはやっぱりその環境に適したものというか、
すごく攻め力強いというか、
ちょうどいい条件のもとなんだろうなとかと思ってるし、
それをそのまま庭の木として生かすっていう場合もあるし、
例えば植えた木がちょっと貧弱、環境が合わなくて枯れてしまうとか、
そういう時はすぐそばにあるミショウボクの木をそのまま大きくして生かしてみましょうとか、
そういうこともするし、
だから何かこう、種が落ち、それが芽吹き大きくなるっていうのは、
自然の営みの中なんだ、自然の循環の中でも出来上がってるんだ、
すごく感じるところがあって、
庭の世界も知らずとも色々あるんだなっていう感じがするしね。
そうだね、木だけを見てるとあんま気がつかないけど、
植木は植えるものだみたいな感じもあるけども、
そうじゃない部分もあるっていうか、
ちょうど自然と人間というか人工の間みたいなところだったりとかしてて、
面白いね。
次回、大体24世紀ごとの更新の予定で、
15日ごとになりますね、大体。
次は10月の8日が寒露っていう節気です。
これは何ですか、内田くん。
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字のごとく寒い梅雨と書いて寒露。
夜露とか雨とかがとても冬っぽく寒くなってくるらしい。
ほんと変わってるね、10月の初めでまだまだな感じだけどね。
日は暑そうやし、川もまだまだ忙しいとか、
そういう時なのかなと思うけども、
暦の上でも寒露、寒いっていうか冷たい露が降りてくるっていう。
夜がだいぶ冷えるからね。
朝に梅雨が超冷たいみたいな、そういうことからかなっていう節気ですね。
じゃあまたその次回に。
はい、次回に。
お送りしましょうか。
それではそれでは、また次回。さよならー。