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2025-10-30 27:44

#25 sio鳥羽周作の種あかし|「センス」を科学する感動体験の作り方

sioの鳥羽周作さんがゲストとして登場!

お姉さんの影響で、中学1年生にして代官山のA.P.C.に通っていたという早熟なカルチャー体験にMCの2人も大興奮。プロサッカーの練習生や学校の先生といった異色の経歴を経て30代で料理の世界へ飛び込み、現在のように脚光を浴びる前の下積みの日々を掘り下げます。

第1回目は「なぜsioはクリエイティブな大人たちを魅了するのか」、その原点を探ります。代官山の伝説的セレクトショップ「時しらず」での思い出話で種市さんと意気投合しつつ、ミシュランを獲得した「感動体験コース」のロジカルな設計思想まで。「センス」の本質と、それを支える「スタンス」を、いつものカルチャー×テックの視点で深掘りします。好きなことを突き詰めるヒントが見つかるかも?


▼番組概要

ファッション、ウェルネス、食、スポーツ、web3──感度の高い大人がちょっと気になる “これから” を、日常目線で語るカルチャー×テクノロジーの雑談ラジオ。MCは、BEAMSで数々の企画を手がけ、『OCEANS』で連載を持つ種市暁。“格好良さ”を信条に、サーフィンを軸にした生き方を発信するスタイルの探求者。そして、web3シーンを駆ける次世代の仕掛け人、小畑 翔悟。bitFlyerやNOT A HOTELを経て、ブロックチェーンの社会実装を進めるDecentier代表。異色のふたりが、未来のライフスタイルを軽やかに掘り下げます。週1配信、1話20分。難しい言葉は抜きにして、今を楽しむヒントを。


▼ゲストinfo

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▼ 種市 暁

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▼小畑 翔悟

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▼制作・ディレクション

NEXUS Studio: ⁠⁠https://x.com/NEXUSStudio8

サマリー

このエピソードでは、塩鳥羽周作が自身の飲食業界での経験と文化との関わりについて語ります。特に、レストラン経営におけるセンスの重要性や、それを支えるカルチャーや音楽の役割について深く掘り下げます。また、彼は「センス」を科学し、感動体験を作り出す方法についても話します。さらに、料理とファッションの共通点や、マーケティング戦略への洞察も紹介されます。食事の提供に関するコンセプトについて議論が進み、ジャッキー・チェンの映画や料理における体験価値の差分に触れながら、再現性の高い感動体験の重要性が強調されます。

塩鳥羽周作の自己紹介
こんにちは、小畑翔吾です。
こんにちは、種市あきらです。
この番組、テクノロジーとカルチャーの種あかしでは、ファッション、ウェルネス、食、スポーツ、Web3など、感度の高い大人が気になるこれからの話題を日常目線で緩く語っています。
お届けするのは、DecentierでWeb3のコンサルティングやデジタル会員権サービスSlappsを提供する小畑と、Beams出身で今フリープランナーとして活躍する種市あきらさん。
それぞれの視点で、ちょっと先のライフスタイルを考えていきます。
はい、ということで、自己紹介を。
塩野とばです。ついに来ちゃいましたね。
来ましたね。
5週ぐらいに渡って出るんじゃないか。
長い。
5週。
長いな。
すごいですね、嬉しいですね。俺だってこれ密かに見てますからね。
ほんと聞いてます?
聞いてます聞いてます。
シンクグリーンの。
関口さん。
関口さんのサイトが。
違う。名前変えて。
グリーニング。
グリーニングになってます。
グリーニング。
俺は時代止まってるから。
関口さんとかはお会いしたことないですけど、
やっぱ飲食の中では。
あの形ってやっぱ新しいじゃないですか。
運営とか、あとは不動産とコンテンツっていうのは。
あれ今まで自分たちの料理人とかなかった。
ところが、関口さんとかが続いて新しい業態開発したりっていうのは、
ここ近年のレストランシーンのシェフのまた新しい活躍の場を作ってくる。
みんなはなんか興味深かったし。
またカルチャー好きっすもんね、あの人。
好きですね。
おしゃれっすもんね。
自分がついてけんのかどうかって話ではありますけど。
いやいやいや、ねえ。
ファッション番長じゃないですか。
ファッション番長っすね。
ねえ。
いやいやもう。
料理界のね。
いや僕はね、ウールに身を包んでベッドの上で横になりたいですよ。
ウールのあれでね。
あれでね。
あれめちゃくちゃ入ってきました。
あれセクシーにしたね。
あれめちゃくちゃ入ってきました。
チェックしてますから。
ちょっと。
今日、とばさんにもいろいろ聞いていきたいんですけど、
最初は僕らがテーマにしてるカルチャーかけるレストランとかカルチャーかける飲食とか、
僕塩さんすっごい好きで何回も言ってんすけど、
もういろんなとこからそういうの感じるんで、
その辺なんかどんなこと考えてお客さんに料理提供してんのかとか空間提供してんのかとか、
ちょっとその辺から入ってきたいなって思ってんすけど。
いいですね。
なんか僕あれなんすよ。
レストラン始めたのが37とかだ。
超遅いんですよ。
独立したの。
修行もしてましたけど、
修行したのも32とかなんで、
それまで学校の先生とか、
サッカー選手の練習生とかやってたんですけど、
もう、僕今47ですけど、
もう中1の時には、
アーペイセーのダイカ山行ってましたから。
そうなんすか。
そうなんです。
あの超狭いとこで、
当時店員の人がロン毛でめっちゃ感じ悪くて、
奥の変な布みたいなのが試着室になってんすけど、
そのうちで言って、プレッシャーに負けて、
試着室から30分声かけられたのが出てこなかったっていう。
あれ何だったの?みたいな。
そういう時代から、
パタゴニアとか目白に買いに行ったりとか。
おー、目白のパタゴニア。
中3でグローバルのダッフルを雨横で買いに行く。
おー。
来ましたね。
当時系来てるね。
え、待って出身は?
埼玉なんですけど。
あー、そっか。だからそっか、来れるもんね。
そしたら全然。
俺がめちゃくちゃ、当時ラブラドールリトリバーだったなー。
パタゴニアのシンチラとかが流行ってたんだけど、
姉貴のおかげでそうなってんすよ。
なるほど。
あーわかる。だって俺と多分4個5個ってところで。
ちょうどお姉ちゃんと同じ年代です。
そっか。
俺が高1の時にパタゴニアでシンチラっていう名前で出て、
で、高校の同級生のお店で取り扱い始まった時だから、
多分それが小学校とか。
なるほどね。
で、エレレビーン個人輸入して。
そう。
あー結構すごいね。
そうなんすよ。
なるほど。
そこ行っちゃったから。
そっから来てるんだなー。
だってもうエビアンのあのボトルホルダー首から下げたもん。
やばいっすよね。
やばい。
それやばいっすよね。
結構エリートだね。
そうなんです。ガキの頃からめちゃくちゃ好きだった。
えー。
すごいわそれは。
そうなんですよ。
ちょっと待って、そういう話今日?
そういう話。
まず入り口がそういう話。
そういうことなんだ。
で、それがずっと好きで。
仕事はだからでも普通にこう。
そうですよ。普通の働きながら、学生やりながらじゃないですか。
で、なんかあまりにも好きすぎて、
学校の先生辞めた後にカフェで働くんですけど、
大河山のフレームスってクラブあったんですよ。
あ、わかる。
あーはいはいはい。
で、あそこの近くに時知らずがあって。
あ、そうだ。
確かにそうだ。
そういうことか。
そうなんですよ。
え、フレームスで働いてたの?
ちがうちがうちがう。あそこの近くのディエゴっていうサッカーの
ディエゴマルドが好きなカフェで働いてて。
そうなんですか。
ここで給料を、給料日に給料袋ごと持って時知らずで頭決めるとか書いてました。
あのまだあれでしょ?2坪3坪ぐらいの時に。
ちっちゃいでしょ。
一ノ瀬と順次がいたときでしょ。
そうです。で、高橋さんっていう。
あ、高畑ね。
高畑君とかがいたとき。
そうですそうです。
で、それ田中さん大河山行ったとき。
だって俺がビームスで吉田のプロジェクトやったときに大河山で始めて、
そのときに昔からそう仲良く遊んでた一ノ瀬が時知らずを同じぐらいに作ってるから。
そうなんですね。
で、原宿から大河山のお店に行く途中、歩いて行く途中に俺は時知らずでサボってたの。
だって当時そういう福井関係の人が時知らずでみんなで休憩一緒に行ったりとかしてて。
当時あのハイストリートっていうハイブランドに足元スケシュみたいなのがめっちゃ流行ってたときに行ってました。
あ、そうなんだ。
そうね。俺は昼間そこでサボって夕方はロックステディっていうのを輪っこ回りやってブランドをやってた。
森君がブランドやる前にやってたバー。そこで夕方からサボるっていう夜。
っていうルーティーンが結構出来上がってたから。
その時ちょっとリンクしてたんだね。
そうですね。あそこのナンバーナインとかがあったとこで何のカフェ行ったりとか中華屋行ったりとか。
なるほどね。
そっから?
そっからなんかずっと福井はずっと好きじゃないですか。
で、職業は?
職業そのときはカフェはバイトでカフェで働いてたんですけど、カフェは辞めてもうちょっとちゃんとしたカフェに移動して。
これもう料理でちょっと舐められたくないからレストラン行くかって始めたんですよ。
それがもう31ぐらい。
それって簡単に行けるものなの?
行けないかったですよ。
だからその修行27ぐらいから本格的にレストランで働き出してからは友達誰とも会わないで7年間ぐらいずっともう服も買わず。
そうなんですか?
そうです。
服好きだったらTNV辞めちゃった岡田っていうのがいて親友なんですけど、お正月に連絡して服のお下がりもらうっていうので。
そのレベル?
そう。
じゃあもう一回もう断ち切ってこれはって言って。
ほとんど会ってなかった。
一番大好きなものを一回止めて。
で、金もなかったし忙しかったからとりあえず。
で、服買えないから会いたくないじゃないですか友達がみんな買ってるのに。
だからもうそこは地下に潜りつつ。
相当ヤバかったっすよ。
修行時代が?
7年ぐらい。
7年。
で、お店買い取って上原にオープンして1年目。
え、修行してたらお店を買い取って。
そうです。
買い取るってどういうこと?自分のお金で?
そうです。
借金して。
そうです。
もう今でも忘れないですけど親父と渋谷の雑居ビル行って実家を担保に1000万ぐらい借りて。
そうなんすか。
カルチャーとセンスの融合
こういう感じでお金借りて大丈夫なのかってドキドキしながら始めて。
だから最初は親父が皿洗いとかしてましたもん。
あ、そうなんすか。
人いなくて。
すご。
毎月お金足んねえなと思って誰にお金借りようかなってずっとメモしてましたもん。
ちょっと好かれようとしてなんかめちゃめちゃいい話してない?
してないですよ。
本当?
本当本当。
めちゃくちゃ気合入ってるじゃん。
オープン、長期間のオープン前の日に椅子が届いてギリギリオープンしたんですよ。
なんか欲張って9時以降アラカルトにするって言って初日営業したんですよ。
そしたらうちの今の副社長とかが9時ぐらいからみんなヤカラみたいな友達連れてバーっと入ってきて。
でも小屋はくんどうさんとかがまだ食ってんすよ。
くんどうさんとかまだ食ってんのにヤカラがなんかカウンター並んじゃって。
もうなんかもうしっちゃかめっちゃかなって。
次の日からもうアラカルトやめます。
1日で伝説のアラカルトやめるっていう。
カオス。
カオス。超ビップみたいな初日が来るじゃないですか。
巻きでもうヤカラが騒ぐっていう。
最悪の地獄絵図でしたけどね。
でもスタートはうまくいってたっていうことでしょ。
買い取った前のお店はグリってお店で。
その時にめちゃくちゃ売れたんですよ。
タブレットが3.6ぐらいだったのが4.11ぐらいになって予約取れなくなって。
そこから買い取ってそのままの勢いで1年目のミッションおかげさまにその時は取れたんですけど。
その時の戦略が。
ロゴを水野学さんって熊本とかやって。
あのザのね。
そうです。
水野さんにお願いした時にデザインとは何なのかとか色々教えてもらって。
これを基準に全部を揃えていこうっていうのと。
戦略的には当時ニュースピックスとかで経営者がちょっと前に出てくる時代だった時の。
広告代理店とかクリエイティブの人向けにセンスがいいってお店にしようって最初に決めて。
自分もカルチャーとか音楽とか好きだから。
キャビアとかウニとかそういう人も来なくていいから。
センスいいなっていう人たちが話題になる店を作ろうっていうので。
音楽も最初大木野修也さんに頼んで。
その後色々その辺のヤバい室野君に頼んで。
今は室野君ずっとやってますけど室野君とか。
もうとにかくカルチャーな音楽入れちゃうみたいな感じにして。
そうですね。アートもだからそういうのめちゃくちゃこだわってやったりとかしてたら。
藤井さんってノンネット藤井さんとかもちょっとユニフォームやったりとか。
靴コラボのやつでユニフォームしたりとか。
そういうので服とか好きな人ヤバい分かってんなこの店みたいなことやってましたね。
いやー面白いですね。
それだから繋がりができてきた人たちにお願いしてったみたいなそんな感じなんですか?
センスの概念と料理の関係
そうですね。もう好きな人に自分が昔憧れた人に料理が少し有名になって食べに行きたいみたいな人が増えた時に
普通に偉そうとかでもなくフラットにお願いできる状況になったっていう。
なるほど。
これブーンで見てた人じゃんみたいな。
藤井さんブーンで振り回ってたでしょみたいな。
そういうところエアテラフマラ入ってましたよねみたいな。
エアズームサイズミックス行ってましたよねみたいな。
そういう人に行くみたいな。
すごい。
伏線回収。
そうそう。サイラスにいましたよねみたいな。
あんまり言われてほしくない内容も入ってそうな気もするけど。
面白い。
でも当時の藤井さんとかめちゃくちゃ憧れてノンネイティブ大好きだった。
はいはいはいはい。
面白いな。
モータンにノンネイティブがあった時から行ってましたね。
へぇー。これはすごいね。
モーティングとかで牧田さんとか。
なんですけどほら、おたねさんとか一番こう。
なるほどねー。
サイコーズクワイヤットとか。
そっかー。
それで一回やめてるからこそボカンってきたんだね。
で自分がね、ちゃんと地位というか。
お金もちょっと余裕ができて。
フラットにね。
そうです。
でもなんか展示会行きたいとかそういうのじゃなくて、
自然な流れで出会うのを待ちつつ。
なんか口コミでみたいな。
でもその時にはもう知識も本当に好きだからめっちゃ話せるじゃないですか。
はいはいはいはい。
そっからだんだん仲良くなって。
もっと言うと料理のディティールのこだわりと、
例えばキャプテンサンシャインの小島さんの服作りのこだわりとか、
だからしんちゃんのこのかわいいところとかがリンクして。
最終ものづくり好きでやっぱ同じ奥行くじゃないですか。
うん。
藤井さんもそうですけど。
そこでなんか憧れの人とものづくりとして話せるようになって、
みたいなところがやって楽しかったっていうのは。
確かに。
だから領域が違うだけでみんなこだわってるから話が合うんですよね。
そう。
だってみんなダサいの嫌いじゃないですか。
確かに。
だからたまにありましたよね。
すげー好きだなって思ってても、
その水いっちゃってんのかって思っちゃうときとかも逆に良くないですよね。
インスタって良くないですよね。
俺はあんまりそこはフィルター通さない方だから。
僕ら料理人だから料理のお店のフィルターは見ちゃうから。
あーまあね。
やっぱりなーみたいなのもあるじゃないですか。
でもなんかやっぱりSNS時代になってそういうところの、
なんかレストランのマーケティング見ないで、
なんか洋服屋さんの売れてるお店のやり方とか超見てました。
あー。
だから売り切れ商法とかもそうだしとか。
はいはいはい。
なるほどねーみたいなのはすごい見てましたね。
あとやっぱ洋服屋さんの派閥にめっちゃ詳しくなるっていうね。
ここはそうなんだとか。
そういうの気に入ってて。
だってでも逆にその仲良くしてる人とかめっちゃ嫌いな人のところを
めっちゃ良いとか言ってたらこいつやばいなってなるじゃないですか。
だからその時代を常に避けてあるあるっていう。
どこに寄せていくかって。
大胆で繊細。
大胆で繊細確かに。確かに。
でも確かにねそのブランドって似て非なるものが実はあったりとかね。
もろもろあるからね細かいところでいくと。
そうなんですよ。
いやこの間ビビったんですよ。
だってタネジさんとお店行かかったじゃないですか。
でなんかめちゃくちゃ服の話して僕分かんないんすよ。
でも二人めちゃくちゃ盛り上がってて。
いやいやいや。
なんだこの料理人はと思って。
やばいんですよ。
すごい。だからあの辺のこう。
ほんと詳しいっすよね色々。
そうっすね。だからボイス行って祖父に見に行って当時ね。
で祖父やべえ高ぇなとかブリストルやべえじゃんっていうのを
一回落ち着かせるために金魚味で一回飯行くの。
そこで一回ほんとにこれ。
豚シャブ食って。
そうっすね。漫画盛りして。
で一旦ここでほんとにブリストルのダウン7万払っていいのかどうかとか。
心落ち着けてね。
で行くんすよ。もう泣きなしの7万円を持ってダウン買いに行くんすよ。
いいこの話。
でも面白い。
面白い面白い。
お店のコンセプトは上原に作った時から変わってないんすか?
変わってない。
変わってない。
もういつもクリエイターに刺さる。
やっぱりセンスのいい人たち。
おしゃれっていうのとはちょっと違うんですけどセンスを。
センスってタネさんやっぱあれじゃないですか。
おしゃれみたいに思われがちですけど
その場所場所における最適解をチョイスできる能力じゃないですか。
もうちょっとクリエイティブな話になると。
なんかセンスがいいって言って
葬式にめっちゃおしゃれな服着てきたら
それってセンスないじゃないですかってなるから。
わかるんですけどTPOに合わせたチョイスをできる人が
センスがあるから知識がなきゃいけないって話だと思うんですけど
若い頃はセンスイコールおしゃれみたいに思われちゃうんですけど。
そうねこれを持っててこれを揃えてって
そうじゃないもんね。
そうなんですよ。だからなんかそこの
本質がわかってる人たちに刺さる。
だからそうなるとキャビアとかじゃなくなってくんすよ。
なんか自分がやりたいところは。
でも逆にそこに尖り切ったからこそ
選ばれるって言ったと思います。
農林水産省みたいななんとか省の
偉いの人がスーツでめちゃくちゃ予約してきてんのに
その席の上のスピーカーでガンガンヒップホップ流れてて
音うるさすぎだからって怒られてるのに
これがうちですって言っちゃう。
そういう店です。
いやいいっすね。
ファッションとカルチャーの違い
当時の大河山アーペン生のスタイルですよ。
接客めちゃくちゃ悪くてもこれがうちだからって。
絶対伝わらないやつね。
農林水産省の方には。
お客さん来てんのにずっとひじついてしゃべってんのよ。
しかも生デニムにワークブつくのがいい。
からのリップはウインクルっすもんね。
本書けるよ。
アーペン生からの清永さんのソフトウェアって話もありますからね。
すごいわ。
面白い。
だからスタイルっていうよりもスタンスって感じを打ち出したっていうのが良かったと思うんですよね。
なんかおしゃれでタバコとか吸うけど料理はそうでもない。
ファッションなのかカルチャーなのかってそこの違いがあると思うんですよね。
ファッションなのかカルチャーなのかの違い。
だから料理にファッションやってる人もいらっしゃるけど
そこには飯がうまいとかちゃんと文脈がないからやっぱファッションなんですよね。
でもカルチャーって文脈とか流れ知ってるから
なんか結構ずっしりちゃんとしてるっていう。
なるほど。
そういう話だと思います。
いやー面白い。
どうですか?
喋り。
言語化能力。
でも本当にリアルに通ってリアルに好きだから。
これ嘘ないのよ。
これはさすがにチャットGPT開いて
多分なんかその引っかかりそうなワードを調べてきて話せる話じゃないから。
いやそうだと思いますよ。
本当に好きだから。
やっぱり買いたくても買えないっていう
なんか敗戦もしてるわけですよ。
祖父のね、当時祖父のナイキンになる前の初期のブリストルの
なんかあのトラックスーツを惨敗してたりとかするわけですよ。
それを要はバイトしてヤフオクで買うみたいなこともやってるんですよ。
そういう道通ってますから。
でやっぱ中田商店でなんかグン物買いに行くんだけど
知識ないからよくわかんないですよ。中田商店わかんないですよ。
行くけどわかんないですよ。
そういうことだ。
それでねバーバリーの会社の男の会社出てきて
バーバリーなのにこんな横文字じゃなくて日本語なんだみたいなね。
そういうとこ通ってます。
そろそろレストランの話も聞いてみたほうがいいような気もするんですけど
今は仕様とあといろいろプロデュースワークがあるでしょ。
あとあれですね。
お店全部業態違いでやってるんで
仕様以外にもすき焼き屋さんとか立ち食いパスタとか
いろいろやってるんですよ。福岡とか。
それも考え方っていうかアパレルの中でレーベルを分けたりとか
ちょっとOEM的にやる部分もあったりとか
前に少し出るのも考えてやってる?
全部違うのやって経験値を貯めるっていう
いろんなものからインプットするときに最強になれていくじゃないですか。
だから今もくじそばとコラボしてるんですけど
いや俺それ見て食いに行こうと思った。
あれね、代々木八幡店がやばいですよ。
なんでかって言うと、くじそばってフランチャイ人みたいなんですけど
それぞれ別の会社がやってるんですよ。
その会社によって面も違うし、結構自由度ありすぎなんですよ。
マジで?
だからよくわかんない、便利店乗ってねえじゃんみたいなこともあるんですけど
でもその中でも八幡はのれんに乱切りそばみたいなの書いてあるんですよ。
そばへのこだわりが違いすぎて、マジでおいしいんですよ。
俺も行ったら売り切れてたりとかしてますよ。
マジですか?
あの駅のとこでしょ?
行かないと、行かないと。
ヤバいっす。
それは行こう。
だから結局、なんで俺イタリアンとかアフレンちゃんにそばやってんだって話じゃないですか。
それって寿司屋さんが最善でやってるみたいな話だから
だからその幅の広さがやっぱ違うんですよね。
なんかそれで言うとホワイトのアイザーさんがユニクロやるみたいな
アイザーさんともたまにそういう話するんですけど
感動体験を制作する方法
やっぱそれって業界に理解されないこともあったりするじゃないですか。
なんか金なのかとかわかんないですけど
俺も最初そういう風に言われたんですよね。
やっぱ金でしょ?とかそういうのやって
でもそうじゃないんですよ。
目の前のものを単純においしくしたいんですよ。
なんか別に何だっていいんですよ。
コンビニだろうが別にアイスだろうが何だってよくて
ただおいしくする人だから
それだけできちゃうんだよな。
でムカつかれちゃうんだよね。
まあ言い方ね。
もうちょっと変えればムカつかれないような気もするけども
ちょっと求められてるからね。
クライアントワーク
やっぱりカルチャーだから。
さすがカルチャーだから。
スタンスでありそれがスタイル。
そうっすね。
スタイルっすね。
素晴らしい。
でも仕様に関して言うと
めちゃくちゃ設計図が実は超あって
仕様コースっていうのは
これは何回も言ってるんですけど
感動体験をするためのコース設定がされてて
打順があってやること全部決まってんすよ。
ドラマチックカーブっていうのがあって
昔の仕様っていうのは一番最初にめっちゃ薄いスープ出るんですよ。
なにこれレストラン超繊細じゃんっていう
感動体験の価値
そこがうますぎちゃダメなんですよ。
スペシャリティの馬肉の真っ赤な皿がめちゃくちゃおいしく作ると
この下がって上がってる分のマイナス10とプラス10は
20のポイントじゃないですか。
ただそれがチャーシューっていうかスープもおいしいと
5で次10だとすると
差分が5じゃないですか。
だから感動体験薄いんすよ。
だからそれって実は映画ね
一回ヒーローがやられて
修行して倒すって
まさにジャッキー・チェントがそうじゃないですか。
最初弱いじゃないですか。
そっから下がってからの上がった分の
体験価値の差分を作るように
コンセプトに3つぐらいそういうのを入れてるんですよ。
ちょっと待ってこれ
なんていうの
あんまりうまくないものを少し作るってこと?
っていうそういう言い方ではない?
じゃないですね。
分かりづらいものというか?
丸なんですけど
丸の強弱ってあるじゃないですか。
綺麗に丸にはなってるんだけど
その丸の強弱をつけてくって感じですかね。
狙ってわざとまずいの作るっていうよりは
なんかただ鶏の出汁だけとか出すとか
超シンプルなペペロンチーノ
何も具が入ってないのあえて言っといて
次にめちゃくちゃいい食材いっぱい入ってるやつ使うとか
そういうことね。
差分ですね。
あと美味しすぎないっていうのは
うまみのボリュームの話ですね。
なんかちょっと淡く作るとか
なんかそういう話ですね。
意図的になんか外してくってことではない。
これ外すってなったらハイストリートになっちゃうんで
意図的にね。
意図的にそこでスケッチ合わせるんですかっていうね。
すっくんの話スケッチ。
いやでもめちゃくちゃ科学されてますよね。
だから僕もなんか打ち合わせしてて
まさにそのコースの体験の話
ホームページも出てますよね。
出てるんですけど
めっちゃロジカルなんですよ。
超面白くて
こんな風に考えんだみたいな。
なんかその
例えばじゃあ箱根に行って
朝パッとまた起きた時に
とんでもなく綺麗な景色って感動するじゃないですか。
これは再現性がすごい低い感動体験だから
レストランでそんな出たとこ勝負やってたら
結構むずいじゃないですか。
あとアラカルトとコース
寿司屋さんも最近コースになったじゃないですか。
あれなんでかっていうと
やっぱり寿司屋さんには寿司屋さんの
食べてほしい体験の価値があるわけですよね。
例えばマグロの油っこに食べた後に
小肌いったりとかってのもあるけど
なんかアラカルトにすると
ずっとマグロばっか食われちゃったりとかするじゃないですか。
いやいやいやいや
ウニも食べてよみたいな話になっちゃうのが良くないから
こっちである程度コントロールしていくっていうやり方が
再現性の高い感動体験を作るっていうので
コース料理っていうのが存在してて
そのコース料理をどういう風に
ロジカルに組み立てることで
感動体験を作りやすい精度を上げるっていう感じにしてるんですよ。
いや面白い。めちゃくちゃ面白い。
これがなんか言語化されてるのがすごい面白いな。
でも言語化できないと再現性低いからやっぱ。
確かにそうですよね。
例えばわざと部屋のエアコンを26度にして
冷たいお水を最初に出すって話なのか
もう22度にしててお水でいても
そこのお水には感動しないじゃないですか。
だからラーメン屋ってあれはわざと
エアコン効果してねえんじゃねえかって
あの夏のラーメンって何なんですかね。
でもとんでもなく汗かきながら
家系食った後の水が一番美味いですよ。
家系じゃなくて水か。
考えてんのかな本当に。
それはある。それはありますよね。
それはあるじゃないですか。
ありますね。
だから結局富士山を登って食うカップラーメンは
無条件に美味いのはそのストレスじゃないですか。
ストレスを与えた結果のご褒美だから。
まあサウナみたいなもんだもんね。
まさにそれサウナ理論っていうのが
うちの料理にあって
デザートはまさにサウナ理論なんですよ。
めちゃくちゃ甘いの作って
めちゃくちゃ苦いの入れるっていう。
プリンとかも甘く作るけど
キャラメルがめっちゃ苦いから
甘さに対して苦いのくださいって言った時に
ありますよっていう。
これが皿の中に自然性を作ることで
納得する味になってるみたいな。
これ実はショートケーキもそうで。
甘いホイップクリームに酸っぱいイチゴが気持ちいいみたいな。
シフォンケーキとコーヒーとかもそうだしとか
そういうことなんですよ。
いやーすごいなー。
食の提供と体験
あとめっちゃ店にポリシーすごい肝心っすよ。
タネさんどう思いましたこの間行って。
いやもうその通りだよ。
ですよね。
だから僕一番初めは上原行ったんですけど
まず暗いんすよ。
暗いっすよね。
明かりが。
海外のレストランって全部暗いんすよ。
でもまあそうね。ヨーロッパ行くとね特に。
明かり暗くていい感じの音楽かかってて
みんなラルフローゼンの結構デカいめのシャツ着てて。
あれもね自分めっちゃこだったんすよ。
今までいろんなとこで制服とかやったんすけど
ホールの人がエプロンしてたりとか
なんかジャケットとかはなんかダッサイなってなった時に
あえてラルフの全部違うやつを古着屋で探しに行って
自分で買ってるわけじゃない。
そうか。ヨヤギならそうなんだ。
ビッグサイズの古着で買いに行って下着たとか。
そうなんすか。
それでみんな好き好き着てんすよ。
でもう全員足元ニューバランスきょーんみたいな。
それでラブラドールレトリートの服装回収する。
そこ。
でもRRLだとちょっと傷厚めになっちゃって。
やっぱねラルフのビッグサイズ。
なるほどね。
テロテロ。
でもねRRLだと基本ね全部暑いからね。
暑いっすからね。
終わっちゃったよ1回目これ。
このまま、このまま行っちゃおうかな。
だからもう5周目じゃないですか。
第5周目まで行けます。
全然本題行ってないですもんね。
やっぱり面白い面白い。
本題、本題どこ。
いや本題は後段っす。
だから前半は今みたいな感じ。
この番組テクノロジーとカルチャーの種明かしは
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感想は種明かしラジオをつけて
ポストしてもらえると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに。
27:44

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