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こんにちは石井ケンイチです。 今週もたまゆらタイムの時間がやってまいりました。
7月に入りました。いよいよ夏らしさが増してきましたね。 梅雨明けはまだ地域によって差がありますが、雨の合間に覗く青空や強い日差しに季節が確実に夏へ向かっていることを感じます。
朝から気温が高い日も増えてきました。 少し外を歩くだけでも汗ばむようになり、冷たい飲み物やさっぱりした食べ物が恋しくなる季節です。
この時期になると、子供の頃の夏休み前の空気を思い出す方もいるかもしれません。 まだ夏休みではないけれど、どこか心がそわそわする。
夕方の風に少しだけ夏祭りの気配が混じる。そんな季節ですね。 山の緑も一段と濃くなってきました。
そして夕方になると日中の暑さが少し和らぎ、遠くからの虫の声やカエルの声が聞こえることもあります。
夏は暑さが厳しい季節ではありますが、その一方でどうぞ皆さん、水分補給を忘れず無理のないようにお過ごしください。
さて、今日7月6日から始まるこの1週間、過去の出来事や記念日などを少し見ていきましょう。
まず明日、7月7日はやはり七夕です。 1年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って会う日として知られています。
笹に短冊を飾り、願い事を書く。 学校や家庭で短冊を書いた記憶がある方も多いのではないでしょうか。
そして7月7日はもう一つ、そうめんの日でもあります。 これについては後半で詳しくお話ししますが、実は
七夕とそうめんには古い歴史的なつながりがあるんです。 単に暑いからそうめんを食べるというだけではないんですね。
そしてもう一つ、7月7日は浴衣の日でもあります。 浴衣といえば夏祭り、花火大会、縁日。
最近は着る機会が少なくなったという方もいらっしゃるかもしれませんが、 浴衣姿を見るとそれだけで夏の情緒を感じます。
7月9日はジェットコースターの日。 1955年東京の高楽園遊園地に本格的なジェットコースターが登場したことにちなむ日です。
これジェットコースターって呼んでるのは日本だけらしいんですよね。 世界的にはローラーコースターっていうらしいです。
いずれにしても夏の遊園地とジェットコースター、考えただけで少し汗が出そうですが、 あのスリルと開放感は夏のレジャーにぴったりかもしれません。
ちなみに僕は高いところから落ちるのは大嫌いなんて絶対に乗りません。 そして7月10日は納豆の日。
7、10、納豆、語呂合わせです。 納豆は好き嫌いが分かれる食べ物ですが、夏の食卓にも合いますよね。
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7月11日は世界人口デー。 世界の人口や暮らし、食料、環境などについて考える日です。
一人一人の生活は小さく見えても、地球全体で考えると大きなつながりの中にあります。
そして7月12日は人間ドッグの日。 1954年に東京第一病院で短期入院による総合的な健康診断が始まったことにちなむ日です。
夏は暑さで体調を崩しやすい季節です。 こうした記念日をきっかけに自分の体を少し気遣ってみるのも大切ですね。
そしてちょっとまた7月7日に戻るんですけど、 世界に目を向けてみますと、この7月7日はタンザニアのサバサバの日なんですね。
サバというのはスワヒリ語でナナという意味です。 だからサバサバで7月7日なんですけど、1954年のこの日にタンガニーカアフリカ民族連盟が結成されたことを記念する日です。
現在では商業や産業の振興を祝う日となり、旧首都ダルウェスサラームでは国際貿易博覧会も開かれています。
サバサバ、日本語で聞くとどうしても魚のサバを思い浮かべてしまいますね。 今サバサバって言うと魚のサバを思い浮かべてしまいますって話をしたんですが、そんな歌を聞いてください。
山崎葵、サバサバ。聞きいただいたのは山崎葵さんでサバサバでした。
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さて後半は明日7月7日の七夕にちなんだお話をしてみたいと思います。 日本の夏の始まりを告げる行事の一つですね。
子供の頃、短冊に願い事を書いた記憶はありませんか? サッカーが上手になりますように、ピアノがうまくなりますように、
ケーキ屋さんになれますように。 大人になると願い事を人前で書くことは少なくなります。
けれど、けれど子供の短冊を見るとそのまっすぐな願いに胸を打たれることがあります。 七夕はそんな願うという行為を一年に一度思い出させてくれる日なのかもしれません。
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七夕の物語といえば、織姫と彦星です。 織姫は旗織りの上手な女性、彦星は牛飼いの青年。
二人は結婚しますが仲が良すぎて仕事をしなくなってしまいます。 それを見た天皇が怒り、二人を天の川の両岸に引き離しました。
しかし、あまりにも悲しむ二人を見て、一年に一度だけ7月7日に夜に会うことを許した。 これがよく知られている七夕の物語です。
とてもロマンチックなお話ですが、実はこの行事の由来はそれだけではありません。 元々は中国の吉光伝という行事が始まりだとされています。
手芸や裁縫、書道、芸ごとの上達を願う行事です。 旗織りの名手である織姫にあやかって、技が上達するように願ったんです。
つまり七夕は最初から恋愛だけの行事だったわけではありません。 むしろ、ものづくりや技術、学びに関する願いが込められていたんですね。
この風習が奈良時代に日本へ伝わり、日本古来の信仰と結びついていきます。
日本には七夕詰めという信仰がありました。 水辺の旗屋で神様に捧げる布を織る女性のことです。
この七夕詰めの七夕が漢字の七、そして夕方の夕と書いて七夕と読む由来となったとも言われています。
こういうところが日本の行事の面白いところですね。 海外から来た文化をそのまま受け入れるのではなく、
日本の季節感や信仰、暮らしと混ざり合って独自の形になっていく。 七夕はまさにその一つです。
やがて江戸時代になると七夕は庶民の間にも広がっていきました。 寺子屋が普及し子供たちが文字を学ぶようになると、
短冊に願い事を書く風習が定着していきます。 当時の願い事は今のように幸せになれますようにというものだけではなく、
字が上手になりますように、裁縫が上達しますように、学問が身につきますようにというものが多かったようです。
つまり七夕は努力と願いが結びついた行事でもあったんですね。 ただ願うだけではなく、上達したい、成長したいという気持ちを短冊に込める。
これは今でも通じるものがあります。 そして七夕飾りにもそれぞれ意味があります。
短冊は学問や芸事の上達。 織鶴は長寿や健康。 吹き流しは織姫の意と表し、裁縫や芸技の上達を願うもの。
巾着は金運や商売繁盛。 綱飾りは豊良や食べ物に困らないこと。 紙子は裁縫の上達や役除け。
何気なく飾っているものにも一つ一つ願いが込められています。 そしてもう一つ。
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明日7月7日はそうめんの日でもあります。 七夕とそうめん。一見すると少し不思議な組み合わせに感じるかもしれません。
暑い季節だからこそそうめんを食べる。 それももちろんあります。 けれど七夕にそうめんを食べる風習にはもっと古い由来があるとされているんです。
もともと中国には柵ペイという食べ物がありました。 小麦粉を練って縄のように細長くねじったお菓子。
あるいは麺のようなものだったと言われています。 古代中国では7月7日にこの柵ペイを食べると病を避けられる。
無病息災で過ごせると考えられていました。 その風習が日本にも伝わり、やがて柵ペイは時代とともに形を変え
そうめんへとつながっていったとされています。 つまり七夕にそうめんを食べるのは無病息災を願う古い風習でもあったんです。
さらに細く長いそうめんは天の川にも見立てられます。 白く細い麺が器の中に流れる様子は夜空に広がる天の川のようにも見えます。
また織姫が織る糸に見立てられることもあります。 暑い日に冷たいそうめんを食べる。それだけでも十分に美味しいですが、そこに
無病息災や願いという意味が重なるといつもの食卓が少し特別に感じられます。 七夕の日に家族でそうめんを食べる。
その時少しだけ由来を話してみる。 昔はこれを食べて病気にならないように願ったんだよ。
そう話すだけで食卓も一つの季節行事になります。 七夕の願い事もそうめんに込めた無病息災の願いも、
そこには人の暮らしを守りたいという思いがあります。 年に一度くらい自分は何を願っているのか、何を大切にしたいのかを考えてみる。
七夕はそんな時間をくれる行事なのかもしれません。 だってお別れの時間が近づいてまいりました。
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。 お相手は石井健一でした。
それではまた来週この時間にお会いしましょう。 玉揺らのような優しい時間をどうぞお過ごしください。