原点思考の基本概念
こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチのたまきです。
このチャンネルでは、富士山が好きすぎて、富士山を見渡すお山へ移住し、田舎暮らしをする私が、大好きなストレングスファインダーを活かして、自分が描く理想の暮らしや生き方に近づくヒントを発信しています。
今日はですね、ストレングスファインダーの資質解説シリーズで、原点思考についてお話をしたいと思います。
最後まで聞いてくださると嬉しいです。
原点思考は、戦略的思考力というグループに属する資質で、英語で言うとコンテキスト、記憶が良いレコーダーという風に言われている資質です。
それでは、この原点思考の特徴を大きく4つぐらいお話ししたいと思います。
まず一つ目、過去、原点を振り返ることが好きと言われています。
現在ですね、今の状態を理解するためには、過去を振り返る。
そしてなぜなら、過去は絶対に今まで通過してきたものなので、必ずそこには答えがあるから振り返るのが好きという資質です。
二つ目、そもそもという言葉をよく使う人が多いですね。
計画の基礎が築かれたその時に立ち直る、その原点に戻るということが好きなんですよね。
それでそもそもという言葉をよく使うという風に言われています。
三つ目、過去の成功や失敗を分析して、過去が今後の行動にどう役立つかというのをよく考える傾向があります。
四つ目、この原点思考の資質が人に向いた場合というのは、その人の老いたちだったりとか経歴を知ることで、その人がより理解できたように感じる。
そういった特性があるのが原点思考と言われております。
原点思考が持つ強み
それではですね、この原点思考がプラスに出た場合、強みとして使われた場合はどのような特徴があるか、大きく3つぐらいお話ししていきたいと思います。
一つ目、これからですね、将来成功するために過去から学ぶ。
自分の成功体験だったりとか、歴史、範例、ケーススタディから学ぶ、そうした使い方ができる資質になっております。
過去っていうのは絶対にこれまで起きてきた事実なんですよね。その事実から学ぶことが好きな資質です。
二つ目、過去の重要な出来事を覚えている。一番最初にレコーダー、記憶力が良いというお話をしましたけれども、すごくよく覚えている特徴があります。
この正確な記憶や重要な記録を会社なんかで、チームであったりすると、そのチームに共有することで貢献したりもできるんですよね。
三つ目、過去の知識や文化を次世代に伝えることにも長けている。という風に言われています。
語り部さんなんかもそうかもしれないですよね。忘れられてはいけない過去の知識などを次の世代に伝えていく、そういうことができる資質と言われています。
それではこの原点思考がマイナスですね、弱みとして使われてしまった場合はどのような影響があるか、こちらも3つぐらいお話ししていきたいと思います。
過去にですね、意識が向きすぎると、やっぱり現在起きている変化や新しいアイデアに抵抗感を持つことがあるんですよね。
昔はこうだったとか、そういった昔話、昔良かったことばかりに目が行きすぎてしまうというようなところもあるかもしれません。
2つ目、ちょっと同じようなことになってしまうんですけれども、過去に固執するというような傾向もあります。
記憶力が良くて、自分の成功体験もよく覚えているので、その時の記憶に固執するところもあるかもしれません。
3つ目、今ここにあるチャンスが過去に固執したり、過去ばかり振り返っていると見えなくなってしまうということがあるんですよね。
過去や原点を振り返るというのも大切なことなんですけれども、そこばかりを見ていると、今現在のことが見えなくなってしまうこともあるかもしれません。
みなさん、原点志向の資質が上位に来ている人ってあんまりいないかもしれないですけれども、上位でトップ10ぐらいまでにある方はいかがですか?
私はですね、実はストレングスコーチになったばかりの頃っていうのは、できるだけ対面でコーチングセッションをしていたんですよね。
本当に最初の何人かになるんですけれども、今はもうオンラインでZoomを使ったセッションばかりなんですけれども、最初のうちは対面の方が自分もやりやすいかなと思って、
新幹線で東京行ったり横浜行ったりして、対面セッションをしておりました。
たまたま同じ日に2人セッションをする際に、1人の方が1位に原点志向が来ている方で、2人目の方は34位に原点志向が来ている方だったんですよね。
これ本当に偶然なんですけれども、面白いなというふうに思いました。
でもやっぱりセッションしていると、その特徴はすごいよくわかったんですよね。
1位に原点志向が来ていた方は、すっごく仕事が早くて、お客さんの立場だったとしたら、
こちらがちょっと待ってちょっと待って、もうちょっと私に歩幅を合わせてって思うぐらい、話というか仕事が早い。
お客さんを置いてけぼりにするぐらい早いような人だったんですよね。
だけど、新しいことになると、すごく戸惑いが多い方だなっていうのをすごく感じておりました。
だから私としてはすごい仕事が早いと思ってたんだけど、新しいことを始めるときの最初の一歩の出だしが本当に出ないっていうことに気づいてからは、
なんでだろうと思ってたんですけど、ようやく男性だったんですけど、彼のストレングスファインダーのレポートを見させてもらって、なるほどと思ったところがありましたね。
ちょっと特徴でお話もしたんですけれども、過去の判例とかケーススタディとか、そういうのから学ぶこともすごく好きなんですよね。
だからそういうところで学べれば、まだ最初の一歩が出るんですけれども、自分の周りにそうした判例がなかった場合っていうのが、もっと最初の一歩が遅くなるタイプなんだと思いました。
ついでにですね、ちょっとまた特徴に戻ってしまうかもしれないんですけれども、その彼もそうだったんですけれども、原点志向の資質が上位に来ている人は、歴史が好きな人が多くて、その彼もですね、本当に歴史が好きという方でしたね。
間違えてはいけないのは、原点志向だから歴史好きというわけではなくて、歴史好きな人には原点志向の資質が上位に来ている人が多いといった感じですね。
この違いわかりますかね。原点志向だから絶対歴史好きというわけではないんです。
あとですね、よく例えられるのは、原点志向の資質が上位に来ている人は、車を運転する方ならわかると思うんですけれども、バックミラーを見ながら前進しますよね。
車を運転する時って、ずっとバックミラーを見ているわけじゃなくて、要所要所でバックミラーで、後ろのことも今自分が走ってきたところを確認しながら運転すると思うんですけれども、ああした感覚だというふうに言われています。
私も車を運転するのが好きなので、うーんと思ったんですけれども、完全にしっくりきたかというと、そうでもないんですけれども、ただですね、私今山の中に住んでいて、夜ですね、暗くなってから車を運転すると街灯がすごく少ないので、バックミラーを見ても真っ暗なんですね。びっくりするほど真っ暗なんです。
そこでハッと気づいたんですけれども、やっぱりバックミラーで後ろを確認できないとちょっと怖いなっていう感覚になったんです。
私は原点思考全然上位にないので、あんまり原点思考を自分の中に感じたことはないんですけれども、そうであってもバックミラーを見ても映るものが真っ暗で何もないと怖かったので、おそらく原点思考上位にお持ちの方は、
そうやってね、バックミラーに映るものがもう真っ暗だったら、なおさら怖いという感覚になるだろうし、たぶんそのバックミラーイコール過去のことですよね。
過去から今までの繋がりみたいなものが確認できないと、なかなか一歩が踏み出せなかったり、ちょっと怖いっていう感覚があるんじゃないかなというふうに思いました。
それからですね、同じ日に原点思考が34位の方とセッションをしたんですけれども、その方はですね、本当にご自身でもすごく行動力はあるんだけど、過去は全く振り返らない、前だけを見ているっていうふうにおっしゃってたんですよね。
まさに本当に正反対なタイプだなというふうに感じた1日でございました。
原点思考ね、上位にお持ちの人って少ないなぁとは思ってるんですけれども、もしご自身がトップ10ぐらいまでに来ているようであったら、いかがでしたでしょうか。何か参考になる点があると嬉しいです。
今日は最後まで聞いてくださりありがとうございます。それではまた。