現場の重要性
MCで日本メンター協会オフィシャルパートナーのたまここと今井陽子がお送りする毎日がちょっと楽しくなる3分フリートーク。
現地に行ってみなければわからないことって本当に沢山ある。今日はそんなお話です。
昨日、うちの娘は美大の大学院生です。その大学院の生徒たちの展示見に行ってきました。
これは先日ここでも少しお話をした天王寺アイルにあります中川特殊工さんという会社のご行為で、
天王寺セントラルタワーというビルの1階のロビーをお借りして、6月6日までやっている展示です。
昨日の夜はちょっとレセプション的なことがありまして、私も夕方6時から行ってきました。
やっぱりアーティストそれぞれの作品に込めた思いを聞くことができたこと、そして何よりそういった協力をしてくださっている中川特殊工の会社の皆さんに
感謝を直にお伝えできたこと、それがすごくありがたかったです。
それから教授にもお会いして、同じように感謝をお伝えできたこと、それがかけがえのないチャンスだったなと感じます。
まず1つは、あのセントラルタワーというビルの名前、セントラルというのが中川特殊工さんの中っていうね、そこが込められたセントラルタワーっていうビルのネーミングにつながっているということを知ることができました。
そしてそのセントラルタワーの中には中川特殊工さんの事務所があるわけではない。オーナーとしてその事務の事務じゃなくてビル管理の方はいらっしゃるそうですけれども、
昨日のレセプションに出てくださったスタッフの方々というのは別のオフィス、銀座の方だったかな、そちらからいらしている方ばかりということで、ああなるほどというふうに思いました。ビルオーナーだから1階のロビーをそうやって貸すよということができるわけですよね。
そして一人一人が作品に込めた思いを一人5分ということで語る場面がありました。娘の作品もただ見ただけでは面白いなぐらいで終わってしまいます。でもそこに込めた思いを聞くことで、なるほどと味わいが2倍にも3倍にも4倍にも5倍にもなるなというふうに感じたんです。
風と回転という作品があります。この作品に込められた思い、それは娘が3月にタイの友人のところに行って3週間ぐらい滞在したんですけれど、その時に感じた思いを形にしたということなんです。
東南アジア玄関などの扉を開けて人々が生活している。そこには風が通り抜けやすいようになっていて、その風がカーテンを揺らしたりみたいなところから、そういった風という目に見えないものを形にしたというふうに言っていました。
この作品の写真を後で入れておこうと思いますが、トップの金属でできているところが扇風機みたいにくるくるくるって回るんですよね。その回る部分はラッパみたいな形のものが2つ繋がったような感じになっていて、よく見るとそこには小さな穴がたくさん空いているんですね。
そうすると上から差し込む光が中を覗いた時に、ちょっと万華鏡みたいな感じで光の粒子みたいな感じに見えるというようなところも、その見えないものを形にするという創意工夫に込められたというところなんていう話をしていました。
そんな背景を聞くとより本当に味わえるんですよね。だから現場に行かないとわからないことって本当にいっぱいあるなということが昨日の私の収穫でした。
交流とチャンス
それから先輩方が助手としてそこで働いていたり、講師として実際に教えてくださったりしているそうなんです。ある一人の方がチャンスというのはどこに転がっているかわからない。
だから常に自分がこういうものであるということをお伝えできるように名刺のようなものを持ち歩いていて、そこでつながったご縁から自分も活躍の場をもらったということをおっしゃっていました。
いや本当そうだなと思いました。私は昨日名刺も持たずに出かけてしまったんです。でももしかしてそこで中川特殊校の方とか他の方に名刺を渡していることができたら何かチャンスをいただけたかもしれないなんていうふうに思いました。
そこから何か交流ができたかもしれないですよね。まあ確かにそうだな、失敗したなっていうふうに思いました。すごくね、吸収すること、収穫できたことがいっぱいある展示だなっていうふうに感じました。
中川特殊校さんのこの取り組みはなんと280回以上つながっているものなんです。1990年代から続いていて、私の娘の大学のみならず様々な美大がそこの場を借りて展示をやっていると。
本当にありがたいことでございます。中川特殊校さんありがとうございます。この展示6月6日まで平日の夜8時までやっています。土日はお休みです。会社の帰りなどにぜひお立ち寄りいただけたら嬉しいです。今岩岡がお送りしました。それでは。