第52回 空気と建築 〜気は「空気」の「き」!?〜
2026-09-25 22:56

第52回 空気と建築 〜気は「空気」の「き」!?〜

建築設計は空気をデザインできるのか?そもそも空気ってなんだ!?というところから始まり、空気感と空気の違い、空気の語源などなど、いろんな話に飛びながら設計において大事なことを探る回です!


●「空気をデザインする」という広告

・設計する対象としての空気?

・綺麗にする=デザインする?

・体感はできる

●空気と空気感

・ひやっとした石の質感

・温もりのある木材

・その場の雰囲気に合わせた空気

●デザインの正解は1つじゃない

・クリーンにすることだけが目的?

・湿度や温度、クリーンさ

・汚い空気を求められることもある?

●汚いほうがいい空気もある!?

・喫煙所の空気は汚い方がいい?

・町中華やラーメン屋の染みついた"におい"

●賃貸物件の内見で感じる"気"

・気の良し悪しがなんとなくあるよね

・風通しや日の入り方、立地など

・空間と自分の感覚のマッチング

●気は"空気"の気?

・見えないものすべてがスピではない

・空気が重いとか言うよね

・コロナでより一層、空気が可視化されたのかも

●空気の可視化によって失われたもの

・コロナ以降、電車が苦手なトッキー

・世の中全体の潔癖性が上がった

●空気の語源は「空間に占める気」?

・マキのリファレンスコーナー

・見えないけど存在する"気"

・内面的な気=気持ち

・外面的な気=空気

●見えないものを信じる考え方はアジア的?

・ちょっと儒学的な雰囲気ある

・airと空気は違う?

・見えないものを作らないといけない

●空気感の良し悪しは誰でも感じられる

・空気の設計≠スピ

・設計者は意識的に空気感も扱う

・空気感の設計は実は大事

●つまるところ言語化していくのが大事かも

・あ〜あ、頑張らなきゃだ〜

●設計の手法との関連まで深掘りしたい

・インテリアの設計などは顕著かも


感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回は、建築における「空気をデザインする」とは何かを、空気そのものと空気感に分けて考える。換気や清浄化だけでなく、石のひやりとした感じ、ヒノキの香りや木の温もり、素材や空間構成が生む雰囲気も空気感を形づくると話す。クリーンな空気が常に正解とは限らず、喫煙所や町中華、ラーメン屋の染みついた匂いのように、スモーキーさや独特の汚れた空気感が求められる場合もある。賃貸物件の内見では、風通し、日当たり、周囲の建物、以前の使われ方などから、数値化しにくい部屋との相性や「気」の良し悪しを感じることがある。

空気をデザインするとは何か
トーク・オン・キャノピー 〜羽休めの建築雑談
このチャンネルは、大学の同期で、それぞれ建築関係の仕事に携わる、マキ、シュン、トッキーの3人が、毎回一つの日常のテーマと建築の設定を探りながら雑談をするトーク・バラエティーです。
はい。
じゃあ、今回はトッキー、お願いします。
はい。今回はですね、空気と建築です。
空気。むずめ。むずめとか言って。
あのね、この前、インスタグラムに空気をデザインするっていう広告を見たんですよ。
うん。
で、広告のイメージとしては、結構自然派。自然派な感じの雰囲気で、空と緑が映ってるような感じで。
で、建物の中の空気をきれいにしましょうみたいな。
うん。
で、多分、設備的な換気っていうよりかは、例えば、自然素材を使ったりとか、風の通りを良くしたりっていうことで空気をデザインするっていう意味だったと思うんだけど、それでちょっと空気と建築っていうのも一つできるかなと思いまして。
なるほど。
うん。
デザイン、デザインする対象に空気も含まれてるんじゃないかみたいなこと?
そうそうそうそう。なんか空気をデザインするって聞いてどう思う?こういうことじゃないかみたいな。
空気をデザイン、空気をデザインする。なんか今トッキーが言ったみたいな、空気をきれいにするみたいなことをイコール空気をデザインするってことなのかとはちょっとなんか引っかかりはあるよね。
あー。
別になんか答えがあるわけじゃないけど、なんかちょっと引っかかる。
それだけじゃないんじゃないかみたいな。
素材と空気感、クリーンさの正解
うん。
うんうんうん。
なんか体感で感じることは結構あると思うんだけど空気に対して。
うん。
湿度とか、まあ女もそうだけど。
うん。
デザイン、デザイン。
そう空気をデザインってなんか、結局その広告なんかそういつもさ流しちゃうからさ、戻った頃にはなくなってたりとかして、あのちゃんと見れてないっていうところで答えはわかってないんだけど。
そう、ただなんかそのやっぱりあの、あの空気、なんか二つの考え方が、あの、まあできるかなって思って、一つはその空気そのもの。
うん。
だから人間がその空気を、多分その空間の空気を吸ったりとか吐いたりとかする、その空気と、またなんか空間の空気感を作るじゃない、なんか雰囲気を作るみたいな、その2種類の話に結構つながる、分けられる、分ける話でもないかもしれないんだけど。
うん。
そう、ただなんか例えば石造りの、あの、建物とかだと、このヒヤッとした感じ。
うん。
ヒヤッとした空気感みたいなのは、なんかあるだろうなって思ってて、一方木の、ヒノキの、あの、内装がにヒノキを使ったりとかすると、そういうヒノキの香りみたいなのが感じられて、
木もぬくもりを感じるから、こう、なんていうんだろう、あったかい感じなのかなとか。
うん。
分かる分かる。
なんかその、なんか匂いとかさ、なんかその、何かが吸い寄されるみたいな方が、なんかこう空気をデザインするっていう風に近いのかなって思って。
うんうん。
それがなんかさっきのその広告の言ってることの対するなんかちょっとこう疑問。
うん。
全部クリーンにしたら、それが空気をデザインするってことだよねって話なのかなみたいな。
なんかその場の、なんかこう雰囲気に合わせた空気感にしていくみたいなのは、大事そうだなって思うし。
うん。
その空気って結局空気自体をコントロールするっていうことよりも、何かが空気に影響するみたいなことだとすると、今トッキーが言ったみたいな。
素材感によって空気感がちょっとこう変わるよねみたいなのはすごい納得できるかも。
うんうんうん。
はいはいはいはい。
そこがさっきの引っかかりかも。
そのデザインってこう、なんだろうな、正解一つだけじゃないんじゃない?
うん、そうだね。
なんか空気をデザインするって結構求められてることって一つぐらいしかないのかなと。
その極力こうクリーンな空気を排出する。
なんかそれが空気清浄機能かわからないけど。
うん。
それこそ質度の低いこうカラッとした空気を求められることもあるし。
うん。
まあジメジメとしたのが求められることがかなり。
だから空気をデザインするってなった時に。
うん、一方向的すぎるんじゃないかみたいな。
そうそうそう。
まあでも汚い空気求められてる場合もあると思うけど。
汚い空気っていうか、なんていうんだろう。
なんかそのスモーキーな感じみたいな。
ああ。
例えばC社バーとかさ。
C社バーめちゃくちゃ空気清浄機回してガンガンクリーンにしてますみたいになってたらさ。
なんか結構嫌じゃん。
ああ、なるほどね。
あとはなんかその昔で言うと喫煙所とかさ。
まあとか、喫煙所の空気って汚いからいいみたいな。
世の中の流れと逆行する流れだと思うけど。
でもそういうのを別に求めてる人もいるはずだと思うんだよね。
それがまあ少数になってきてるというか。
まあ世の中の世論の流れで綺麗なクリーンこそ最高みたいな。
なんかこう傾向があるけど。
実際なんかこう汚い空気感とかには汚い空気感の良さもあったりするよね。
ダーティリアリズムじゃないけど。
なんて言うんだろうな。
マチチューカみたいな感じかな。
ああ、そうそうそう。
マチチューカとかさ。
まあそれに近いと思う。
ラーメン屋とかさ。
あのちょっと独特の匂いが好きなんだよねとかさ。
なんかあれだからいいみたいなことってあり得るとは思うんだよね。
そういう意味で言うと空気をデザインするって言葉の意味としては
なんかそういういろんななんかこう
いろんな空気のバリエーションみたいなものを
どう組み合わせて世界作るかみたいなことなのかなみたいな思うと
さっきトキが言ってたみたいな広告の使ってる意味合い。
すごいクリーンな空気にしていくってことができるんですよってアピールだとすると
それは空気をデザインするってことと同じなのかみたいな
ちょっと違うんじゃないかって感じがある。
なるほどね。
確かになんか空気をデザインするっていう
広告として出すと
なんかやっぱり売るものだから
おそらく住宅とかそういうものを対象にして
なんかあの家を建てるときは空気のことも一緒に考えませんかみたいな
問いかけなんじゃないかなって思うけど
じゃあ我々建築家がその
住宅限らずね何かの設計をするとか店舗の設計をするとか
した時に空気をデザインするっていうことを考えたときは
そのクリーンなものを作るっていうことが
答えになるっていうわけではないみたいな感じだよねきっとね。
うん、そうだね。
賃貸の内見で感じる部屋の気
なんかちょっと話変わるかもしれないけど
なんか賃貸の物件を選ぶときに結構内見するんだけど
そのときなんかね
なんだろう
その部屋の木みたいなの
ちょっとスピリチュアルじゃないんだけど
部屋に入った時の
なんかパーソコンタクトみたいなの
が合わないで
結構部屋選ぶなと思って
米の方の木?
あ、そこまで言ってない
でもなんか言いたいことわかる気がする
わかります
木が入ってる入ってない空気が循環されてるとかもそうなんだけど
なんかちょっとぼんよりしてるなとか
うん
なんかなってやつでしょ
そうそう
わかるよ
うちのパートナーもめちゃくちゃそれ言う
言う?
なんかそれも空気感にちょっと近いのかなと思って
何がそうさせてるんだろうね
なんかさ、要因っていくつか思いつくんだけど
例えばなんか、なんていうんだろう
風通しがいい場所とかさ
日の入りが甘い
そうそうそう
日の入りが良い悪いとか
近隣の建物とちょっと距離が近いとかもある
なんかちょっと合わない
空間と私が合わない状態が結構
事例としてはあるなと思って
あれはなんかこう、なんだろうな
設計する時に目指してる空気感とはまたなんか違って
デザインじゃないところになんかある
動物的な
なんかその前住んでた人がどういう風に使ってたかとかも
ちょっと関係するのかなっていう
まあクリーニングすることが多いけどさ
すごい極端な例だと自己物件とか
みたいのもあったりするじゃん
空気の語源と見えない気
木は空気の木なのかな
スピっぽく感じるのって多分
言葉に表せられないものを
ちょっとスピッとして扱う
世の中の流れがあんのかなみたいな
それは現代の科学がいろんなこと解明しすぎて
見えない部分を見えないって認めたくないから
スピッと読んで囲って放置するみたいな感じが
なんとなくあると思うんだけど
今言ったみたいに例えば風通しが悪いみたいな
日当たりがとかって話って
それが空気に作用するわけじゃん
前の人が使ってた使い方がみたいなのも
壁とかはどんなにきれいにしても
空気にはそれが染み付いてるみたいな
だとするとその木の良し悪しみたいなのは
実は空気なのかもしれないみたいな
でもそれが目に見えないし測りづらい
でもそれ全部空気清浄機できれいにしたら
きれいになるのかっていうとまたそれも違うみたいな
どこまでが
でも昔の人が木のことを
空気のことを木と呼んでた可能性はあるなって思ってるんだよな
今みたいに
測る指標がなかったから
空気が重いとかっていう表現もあるじゃん
なんだろう
誰か喧嘩しちゃって
シーンってなった時に残りの人たちがみんな
重いみたいな
そうそうそう
ちょっと面白いよそういう意味で言うと
空気って言葉の使われ方が昔それっぽいことだったのかなって気がする
見えないから空気と呼ぶみたいな
今って科学によって
湿度とか温度とかいろんなもののパラメーターに分けて
空気というものを判断できる
ある程度捉えられるようになってきたから
空気は空気として確立してるけど
前まで空気ってなんだって感じの状態で
喋ってたとすると
木のことと空気のことって
ほぼイコールだった可能性があるのかな
確かに
コロナ以降だよね
コロナの前から多分
科学は進んでたはずなんだけど
コロナのタイミングで
いろんな科学者が
人が話したとか
くしゃみした後に
飛散物っていうんだっけ
どういう風に飛んでいくかみたいな
シミュレーションするみたいな
測るみたいな
あれを見てからだと思うんだよね
私電車大っ嫌いになっちゃって
あれを見てから電車が
あんまり綺麗なものじゃないっていう
感覚になってしまった
それまでは全く気にしなかったのに
だからちょっと
世の中全体の潔癖性を増した感じがあるよね
コロナ以降
そう
空気の
一番最初に
歴史の資料とかで出たのが
前野良宅が
1777年に
書物に残してたんだけど
空気を空間に占める機の意味で
空気っていう言葉を使ったって書いてあって
空間に占める機
まさにじゃ
さっきの仮説が結構正しかった
今回も教育者っぽい
ちょっと思ってた
語源とか気になる
いいね
まきさん
教育者研究者として
リファレンスを出してくれる
コーナー
まきのリファレンスコーナー
結構面白い
空間に占める機
江戸時代か
1700年だと
見えないけど
存在してる
木っていう概念があったらしい
江戸時代に空間という概念があったんだ
文化が一番
発展している
時代だからこそ
一番ではないか
見えないけど存在してる木みたいなのがあって
それが気持ちとかが
内面的なものとして抱えてるんだけど
空間に漂ってたり
するものを見えないけど感じるから
空気として
定義したらしいです
見えないけどやっぱりあるものではある
中国から来た
東洋的な見えないものと空気感の設計
言葉とかじゃないんだなって思った
もしかしたら来てるかもしれないけど
日本の中で空気っていう言葉が
書物に残るような
意識のされたのが
その時代だったんだなっていう
これ俺の偏見かもしれないけど
見えないものを
信じるみたいな
考え方が東洋的というか
アジア的っていうのかな
そんな感じがなんとなくするなって思った
はっきり見えない何かを信じる力というのかな
それがあるって言い切る力
西洋にあんまない感じがしている
勝手に逆にちょっと
東洋思想よりって面白いな
エアーとか言った時にさ
やっぱり物理的なものだよね
物理的な空気をね
エアーつって吐くものみたいな
その空気感を設計しなきゃいけないと
空気をちゃんと設計していかなきゃいけないんだなっていう
そこにも意識を向けていきましょう
っていう話かな
見えないものを作らないといけない
でもやっぱり日常の中でも
なんか空気感いいんだみたいな
お店とかカフェとか
わかりやすいけどさ
なんかいいみたいな
あるね
人が作ってる場合もあるけどね
だいたい作り出してるんだと思うんだけど
なんかそういうの大事だよね
感覚として
大事だと思います
スピリチュアルとかに回収されそうになっているのは
ちょっと避けたいなと思って
そんな感じではないよ
でも空気感作るの大事だよねみたいな
逆にそれスピリにならないために
我々はもうちょっと意識して
最初に結構トッキーが言ってたみたいな話が結構大事かなって
俺は思うんで
空気感作るのって結局
壁の素材だったりとか
どういう空間構成になってるかとか
本当のいわゆる空気感を作っていて
空気自体の構成物質みたいな
酸素、窒素、臭いが何入っているみたいな
ところだけで語れるもんじゃないよねみたいなところが
一番大事なんじゃない
って考えるとスピの話に寄った感じはないと思ったけど
寄ってはないんだけど
本来空間を作る
我々とかが
素材の選定をして
言語化できないからといって
スピの概念で
マーク仕立てられたりすると
気嫌いしないでくださいねってことか
それはスピじゃないんじゃないかみたいなね
確かにやっぱり言語化っていうのが大事なのかもしれないね
その空気感を作るのに当たって
こういうことを意識して
こういうデザインについて
言語化が私たちにできるかどうかっていうところが
スピっぽい感じか
本当にデザインしている感じか
の分かれ道なのかもしれない
素材選定を言語化する設計者の役割
まあそうね
そんな感じか
今日はこんな感じですかね
確かにね設計者としてね
いかにその空気を分かるように伝えるかみたいなのが大事だね
そうそう
頑張んなきゃだな
頑張んなきゃだな
こんな感じで
今回トッキー満足?
満足してるっぽいだろ
満足はそうだね
空気を読み取れ
でもなんかこういう形がとか
こういう構成がこういう空気を作るみたいなところにまで
話をどっかのタイミングで持っていけるともっと面白いかもね
インテリアとかでも
ブルックリンスタイルとか
ジャパンティーとか
最近ハイリーの言葉があるけど
それも多分空気感に近いなと思う
使ってる素材が
どういった形で統一されてるのかとか
どこを揃えてるのかとか
それも別の空気として
派生していったらいいかなと思いました
空気感とかデザインとかの
空気感だな
これは空気感と建築っていうところで
どっかのタイミングでまた作れるかもしれないですね
実際の建築とかも出せると思う
今日はこんな感じで終わりにしたいと思います
ありがとうございました
このチャンネルは毎週金曜日の朝に配信しています
取り上げてほしい日常のテーマや質問を募集しています
チャンネルの概要欄に記載のメールアドレス
インスタグラムへのDMまたはSpotifyのコメント欄へ送ってください
チャンネルのフォローもよろしくお願いします
それでは皆さんまた来週
22:56

コメント

スクロール