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みなさんこんにちは、たかしです。今日は職人さんとの思い出話をしたいなと思います。最後までお付き合いください。
こちらはですね、私が20代の中盤ぐらいに出会った職人さんとの思い出です。 その職人さんはね、王さんとしましょう。
王さんはですね、当時年齢が50代中盤ですかね。
職種は溶接工、配管を溶接したりしてもらいましたね。配管だったり、その工材ですね。
溶接工をしておりまして、見た目はサンドイッチマンの伊達さんみたいな風貌で、結構大らかな性格の方で親しみやすい感じの人でしたね。
現場がですね、当時私はプラントの施工管理をしてましたので、工場が屋外で配管の溶接をしてたんですね。
その現場が残業ベースだったので、夕方になっておりまして、現場に私と一時
下請けの監督さんと、その下請けの王さん3人でね 現場で作業をしてたんですけれども
その時ですね、王さんがグラインダーというディスクサンダーと呼ばれるもので、ちょっと何やら削り始めたんですね。
ちょっと薄暗くて、工場の中には電灯とかもあるので、その明かりで手元が見えなくはない感じですね。
明るくはないけど、見えなくはないぐらいの感じで、グラインダーを使って物を削り始めたんですよ。
そこでね、ちょっと気を利かせて、私はヘルメットにヘッドライトをつけてるんで、そのヘッドライトで手元を明るくしてあげたんですね。
その削り終わった後に、王さんが私の方を見て、高橋君ってモテるでしょみたいな話になって、そこから距離が縮まりましたね。
そのことをすごく褒めてくださいましたね。
そういう小さい気遣いが積み重なると、職人さんとの信頼が増えていく、そんな感じですね。
これをきっかけにですね、その後も王さんと会うたびに色々お話したりとか、本当にいつも気さくに話しかけていただいて、挨拶とかしてもらって、
すごく会うのが楽しいなぁと思いましたし、またこの人と一緒に仕事したいなぁというふうに思いましたね。
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普段なんですが、私の視点はその工場内にあるんですけれども、普段王さんはその工場からすぐ近くの
協力会社の工場で日々配管だったり、鋼材を溶接したりしております。
なので、ちょくちょくその工場には仕事で行くんですよ。 例えばその工場で作った配管を現地につける前に圧力試験と言って、配管が大丈夫かどうか
試験をするんですね。なのでそういう時にプレハブというか、協力会社の工場に行くんですけれども、行くと大体王さんがいるんですよね。
今日何しに来たの?みたいな。そんな感じになって、あとは休憩時間も一緒になると
コーヒー買ってやるから一緒にちょっと一泊するべみたいな。そんな感じでコーヒーを送ってもらって、タバコ吸いながら暖床をするというような関係性になりましたね。
なので途中からその工場に行く時は職人さんたちが一泊するタイミングで行くようにしてましたね。
そのコーヒーを飲んでタバコを吸いながら喋るという時間もね、僕の仕事の中ではすごくいい時間だったので
そういうふうな関係性がありまして、とてもお世話になりました。
ただね最後心残りがありまして、私が新卒で入った会社を辞める時に2回ぐらいその工場に
退職のご挨拶をしようと思ったんですが、なかなか会わなくて最後の最後に。
2回ぐらい挨拶しに行ったんですけど、ちょっと今現場で立ってるわという話をされて、結局挨拶ができないまま
岡山を去ってしまったわけなんですが、 今こういう仕事をしているとそういう人間関係の構築の仕方
っていうのを何か思い出して、ふいにね王さんの顔が思い出されましたね。
今も元気でやられているといいですね。 連絡先まではねちょっと知らなかったんで、その後は
ことはわかんないんですが、やっぱ現場監督をしているとね、こういう出会いと別れというのもね
ありますので、それもね人生をより豊かにしてくれる思い出だなぁと、最近つくづく思いましたのでお話ししてみました。
ちょっとねあの移動中にね撮ってますんで一発撮りをしています。
でちょっとね話がつかない部分あるかもしれませんが、最後までお聞きくださいましてありがとうございました。
今日は以上になります。バイバイ
