「痩せるお薬をやめたらリバウンドした」にならないために
2026-05-14 04:01

「痩せるお薬をやめたらリバウンドした」にならないために

「リベルサス」「マンジャロ」「オゼンピック」……最近、SNSなどでこれらの名前を見かけることが増えましたよね。食欲を抑えて体重を減らすお薬として注目されています。

今回は、これらのお薬が気になっている方や、実際に使い始めたばかりの方に向けて、27年間医療現場で栄養指導を行ってきた管理栄養士の視点から、「お薬をやめた後のリバウンド」を防ぐためにぜひに知っておいてほしい栄養のお話をします。

これらのお薬は、もともと糖尿病の治療を目的として処方される薬です。美容や痩身目的での使用を勧める内容ではありません。お薬の使用や体調の変化については、必ずかかりつけの医師にご相談ください。


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こんにちは、管理栄養士のたえです。
今回は、食欲を抑える作用のある痩せるお薬を使っていても、
食事の改善が必要だよという話をしたいと思います。
SNSでリベルサスとかマンジャロ・オゼンピックといった名前を見かけることが増えてきました。
これらはGLP-1受容体多動薬と呼ばれるお薬で、
食欲を強力に抑えて体重を落とす作用があります。
気になっている方も多いのではないでしょうか。
食欲を抑える力は本当にあって、体重が落ちやすくなるのは確かです。
でも、食事の土台がないまま使っていると思ったような結果につながらないことがあります。
食べる量が減ると体重は確かに減っていきます。
でも減るのは脂肪だけじゃなくて、大切な筋肉も一緒に減ってしまいます。
筋肉は車でいうとエンジンのようなものです。
エンジンが小さくなれば燃費が落ちるように、筋肉が減ると基礎代謝が下がって、
太りやすく痩せにくい体になっていきます。
食欲が減っていても食事を抜いたりせず、バランスよくとって、
特に卵とか豆腐、乳製品などの食べやすいタンパク質は意識してほしいなと思います。
食物繊維についてもお伝えしたいことがあります。
食事の量が減るとビタミンとかミネラルだけじゃなくて、食物繊維も不足しがちです。
私たちの腸の中には、このお薬と同じGLP-1というホルモンを自分で作る仕組みが備わっています。
腸内細菌が食物繊維を食べて炭酸脂肪酸というものを作り、
それがきっかけになって体がじまへのGLP-1を出してくれるんです。
海藻やキノコ、もち麦を意識して食べることが、体が本来持っている力を引き出すことにつながります。
それからお薬はずっと使い続けることはできないので、やめた後のことも考えておく必要があります。
これらのお薬は自転車の補助輪のようなものなんですね。
補助輪をつけている間に自転車の正しい漕ぎ方を覚えておかないと、外した瞬間に転んでしまいますよね。
なので、お薬の力を借りて食欲をコントロールしやすい間に、食事を見直し、良い食生活を整えておくというのが大事なんです。
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私が病院に勤めていた時に、このお薬を使っている患者さんの栄養指導を何人も担当したことがあります。
お薬で一度痩せたけれども、やめた後にリバウンドしてしまって、栄養指導に来られた方もいました。
先日参加した講演会の後に、肥満治療をされている講師の先生にその話をしたところ、
リバウンドはどうしても仕方がないんです、とおっしゃっていました。
お薬を使っている期間に食事を整えられると、やめた後にも良い影響が出てくると思います。
痩せるお薬が気になっている方の参考になったでしょうか。
ではまた。
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