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2023-06-03 12:15

#04.地球の歩き方を創刊したダイヤモンド・ビッグ社とガイドブックのこれから

旅行ガイドブックで日本を代表する様な『地球の歩き方』を創刊したダイヤモンド・ビッグ社が、特別清算を開始したと言うニュース。
既に「地球の歩き方」自体は、学研グループに譲渡されているので、これからも刊行が続いて行く訳ですが、日本人の海外旅行をサポートし続けてきた存在なだけに、やっぱり愕然としますね。
でも、正直、今の時代にガイドブックって、ネットに勝てる要素があるんだろうか…

#旅 #地球の歩き方 #バックパッカー
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00:07
はいどうも、tabi-fm、たびかずです。
前回の放送、羽田の空港の中にあるカプセルホテルに泊まったよという話題を取り上げたんですけど、
その放送の最後のほうに、フライトの話を次にしたいなという話をしたんですけど、
ダイヤモンド・ビッグ社という出版会社さん、出版だけやってたわけじゃないんでしょうけど、
出版会社が5月付けで特別生産を開始したというニュースを読んだので、
ちょっとこの話題を触れたいなと思って、今回の放送は内容を変えてお送りしようかなと思います。
このダイヤモンド・ビッグ社というのが、地球の歩き方、海外向けの旅行向けのガイドブックを創刊をした会社なんですね。
この中の、2021年1月に学研グループの方に編集部〇〇上等をして撤退をした。
地球の歩き方事業からは撤退をしたという形なので、
もともとメインの事業を上等したので、こうなることは分かっていたんですけれども、
地球の歩き方といえば日本を代表するようなガイドブックで、
今コロナ禍、海外行けなくなってからは日本の各地のガイドブックも出しているようなシリーズですけどね、
それがいよいよ大元がなくなるという形になるはずなんですね。
1979年に創刊した地球の歩き方なんですけど、
一番売り上げが良かったのは1996年9月ということで、
その頃の日本人旅行者ってどういう感じだったのかなって、
遡ってみたんですけど、バックパックで人気がある作品である沢木孝太郎さんの
深夜特急が完結したのが、第3弾が出たのが1992年。
その後ドラマ化をされてるんですね。
大沢孝太郎さん主演で、主演というかほとんど大沢さんしか出てこないんですけど、キャスト的には。
ドラマ化されたのが1996年、97年、98年。
1年に1本ずつどんどん出ていくという作品で3本は撮られてるんですけど、スタートが1996年。
それを真似たわけではないんでしょうけど、電波少年のテレビ企画の中で、
サルガン石、今で言う有吉さんが入ってたユニットですが、サルガン石がヒッチハイクに出たのも1996年なんですね。
ああ、歩き方が一番人気が出てたのが1996年ということだったんで、すごい納得するなあ。
03:01
インターネットが今みたいに普及し始めるのが1998年。
それでもまだ1998年ごろって一般的ではなかったはずなので、かつ字文化が生きていた。
全然第一線で生きてた時代っていう感じがあって。
その後2001年に同時と初テロが、米国がアメリカのほうであったので、そこで一気に海外旅行熱が一回しぼんでしまうわけですけども、
やはりそこまでの間、95年、96年ぐらいから2001年のテロまでが一番輝いてる時代だったんだろうな、地球の歩き方的にはという感じですね。
地球の歩き方は何がすごいかというと、一部では地図が結構間違っている、情報が間違っているということで地球の迷い方とまで揶揄されてたんですけど、
それでもね、2年周期で大体海底版が出る、情報が新しい版が出るっていうのは、世界的にも地球の歩き方ぐらいなんじゃないかなと。
英語版でロニープラネットっていう世界的なガイドブックがありますが、あれで待っても待っても全然出てこないっていう感じのガイドブックなので、
2年周期で出てくるっていうのは本当にすごいなと。
しかも世界いろんなところで本が出てるわけです。
韓国であったり、香港であったり、中国もいくつかに再文化して出てたり、タイだったりベトナムだったり、それぞれの版が2年周期で出てるわけで、本当すごいなと思うわけですけどね。
特に昔の版は口コミ情報を結構重視されてたような感じがあって、口コミがこうやってガイドブックに乗るっていうのもなかなか何か画期的なシステムだったなと思うんですね。
今でいうインターネットの役割をしてたような、ブログのような役割をしてたような活字でもあったなと、存在だったなと思うんですね。
実際自分が旅を始めた頃ってまだ地球の歩き方、皆さん片手に旅をされてた時代で、安い宿にゲストハウスに日本人で集まると、東から来た人は西の情報をもらう、地球の歩き方をもらう。
逆に東に行く人に今まで使ってきた地球の歩き方をあげる。
そういう交換文化みたいなのがしっかりあったなって。
中を開けてみると、本を見てみると細かに書き込みしてるような人がいたり、
逆にもうビリビリに破いてるような、もうそろそろ本当に破けそうなぐらいのボロボロなガイドブックを持って旅をしてる人がいたりと、
本当にガイドブックを見るだけで人の個性が出るなっていうのがすごく面白いな、交換して面白いなっていつも思ってたんですけどね。
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その地球の歩き方の創刊された会社がいよいよ終焉という形になってきました。
こうたどってみても、日本人の旅行者の歴史をたどれるような形になってるかなと。
最初の頃本当にバックパッカー、貧乏旅行、節約旅行の記事しか書いてなかったのが、
どんどんどんどん安宿だけではなく中級宿、あとかなり手が出ないような宿までホテルまで乗っけるようになって、
誰でもが使えるようなガイドブックにもなっていった。
逆に言うと海外旅行は一般化したからこそそうなったんだろうなと思ったわけなんですけども。
じゃあこれから地球の歩き方、学研グループさんでしばらく観光は続くんでしょうけれども、
どうなっていくんだろうなと思ったときに、やっぱりインターネットの方が情報が早いわけじゃないですか。
リアルタイムで更新される情報が、新しい情報が写真付きで出てくる。
勝てないですよね、やっぱり活字文化ではね。
2年周期で新しいのが出るって言ったって、2年待たなきゃいけないわけですからね、最悪。
それがリアルタイムで更新されるインターネットに勝てるかって言ったら、
勝てるわけがないんですよね。
やっぱりガイドブックってのはこの先なくなるのかなと思ったときに、
自分の旅行を振り返っても、前回1月2月にタイに行ったんですけど、
ガイドブック持ってかなかったですね。
それはタイ、何回も行ったことのある国だからっていうのもあったんですけど、
今回1月2月は東北部のイサン地方に回ったんですけど、
初めて行くような地域だったんですけど、それでも買わなかったですね。
その前はサウジアラビアに行ったときも、やっぱり同じように買わなかったですね。
自分も買わなくなっちゃったんだなって、ふとこのニュースを見たときに思い出したんですよね。
そういうふうに振り返ってみると、あ、自分も買わなくなってるんだ。
そういうふうな感じで、どうやったら買う人が増えるようなガイドブックになるんだろうな、
やっぱり難しいよな、明暗が出てこないなと思ったんですけど、
唯一考えられるのは、今までみたいに一冊買い切り買ったらそれでおしまいっていうような感じではなく、
どんどんどんどんアップデートされていく、ただしサブスクレスみたいなガイドブックじゃない限り、
もうインターネットの情報には勝てないようだと思ったんですよね。
ただサブスクにするにしてもね、毎回毎回同じ場所に行くわけじゃないから、
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価格設定は非常に難しいよなと思うよね。
もしくはロンブラン、ロンリープラネットみたいにもっともっと何かしらに特化していくガイドブックになっていかないと。
今みたいに総合詩で売ってるような、いろんな客層相手に歌っていくようなガイドブックだとさすがにしんどいよねっていう感じは、
しちゃいますよね。
それでもやっぱり僕なんかはまだ本を片手に旅をしてた時代の人なので、
なんとかして形を変えておかえ、品を変えじゃないですけど、生き残ってほしいな。
特にやっぱり慣れ親しんだ自分たちの言語である日本語で書かれてるのはわかりやすいわけですし、
写真も豊富ですし、地図も見やすい、読みやすいっていうレイアウトなので、
なんとかしてね、残ってほしいなと思うわけですよね。
せっかく授業上等されて学研グループでシリーズは続いてますし、
この中でね、ずっと海外版は新しい版が出なくなってましたけど、
ようやくここに来て新しい版も出るようになったのでね、
手に取ってみて、またアップデートされた情報をね、
頭の中にインプットして新しい旅に出るっていうのはいいなと思うんですけどね。
それでもね、やっぱり何かしらスタイルを変えていかないと、
この先ガイドブックっていうのは厳しいんだろうなと。
それは海外旅行だけじゃなくてね、日本でもそうですよね。
日本でもいろんなシリーズのガイドブックが出てますが、
同じようにグーグルで調べれば、インスタで何かを見れば、
Twitterで見れば、YouTubeで見れば、すぐ分かるような時代に
ガイドブックを買う必要ってじゃあ何があるんだろう。
何のためにみんなガイドブックを買うんだろう。
別にね、本じゃなくてもいいわけですからね。
それをわざわざ買うっていうように向けていくには、
ただ単に本の方が読みやすいとか見やすいっていう以外に
何か付加価値をつけていかなければいけない時代なんだなと、
改めて強く思いましたね。
ただやっぱり歩き方、非常にお世話になったんでも本当に
ありがとうお疲れっていう一言に尽きるかなと思いました。
また新しい版、何かしらどこ行く時にね、
ちょっと久々に買って旅に出ようかなと思った次第です。
次回こそフライトの中の話を、
そんなに大した話ではないですが、
北陸に向けて旅をしているよという話をしていきたいなと思います。
皆様のいいね、レター等々ございましたら、
どんどん遠慮なく送っていただければ幸いでございます。
12:03
ありがとうございます。旅活でした。
失礼いたします。
12:15

コメント

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