限られた練習環境での工夫
これはね、珍しく同じ環境の人から質問が来ているので、これどこかわかんないですけども、
少ないコースしか借りれない中で、どうやって前向きにトレーニングをさせた方がいいのかっていうね、お話があったんですよね。
で、公共の施設っていうのは、もう場所が確約されてないわけですよ。
行ってみたら、一般の人とごちゃ混ぜになる日もあれば、うまくコースが取れてたら、自分たち専用で使える時もあると。
ただ、今の環境なんて別に全く良くないと思う。
25メートル一コースだけで、全11名です。11名のもうでっかいやつらがドドドドって泳ぐわけですよ。
まともに泳げたもんではないですよね。
だからメニューの工夫とかをしたりとか、強度の工夫をしていったりとか、いろんなことをしながらやってます。
でもこれもね、もう何年目にもなると慣れてきて、その中で何が必要かっていうのを常に話しながら。
何も説明しないと、なんとなく悪い環境でやってるような雰囲気があるけど、
意図を説明してやると、わりと明確になるので、僕は一コースでもそんなに今は大したことはないなと。
競争の重要性と工夫
1点ね、競泳という競技は競い合って泳ぐと書きますけども、その点でいくと横並びで競い合う練習がここ最近全然できてない。
そこに関しては、若干強化を楽にするという方法が一つ削がれてるかなとは思います。
競争したら勝手に頑張るし勝手にタイム上がるんですよ。
だからそっちの方がコーチとしてもやりやすいとは思うんだけど、物理的にだって1コースしかねえんだからもう使えねえじゃんってなったら、
競争以外で己と戦うのか、相手のタイムを聞きながら自分が上回ったかどうかをチェックするか、何でもいいからやる方法は見出してもらえたらいいかなと。
逆にでもね、少ないチャンスで横並びで勝負できるときの集中力とかはすごいし、競争に飢えてる選手が育ってるなって感じがする。
横に誰か来たら絶対負けねえぞみたいな。
それをすごい楽しんでくれるから、もうちょっとしたら大学のプールが使えるので、それを使えるようになると競い合いがどんどんどんどん行われていく。
あれってね、たまに競い合うから楽しいんだってね。毎日競い合ったらね、そりゃ嫌になりますよ。嫌になる。
結局人はないものをねだりだと思うんですね。僕はなんかそんな気がする。
環境への適応と工夫の具体例
だから、コースがないとか、人数が多くて狭いとか、いろいろな条件がある。道具だってまともに使えなかったりもしますからね。
いろんな道具の中で、僕が使いたい道具はその施設では使えなかったりとか、もう一方の施設では使えたりとか、いろいろあるんだけども、そんなことはもうどうでもいいと。
与えられた環境で避けというのが僕の感覚。
投げやりとは違うんですよ。ある一定の責任を持っている。やってやろうって思うことも思い描いてるけど、
変えれるものと変えれないものをまずちゃんと区別しておいた方がいい。
変えれることは変えていったらいいし、理想の形に。変えれないものはその中でどう適応していくかってことですよ。
周りを見てても適応できてない人はいなくなってる感じがするね。
なんかこの条件に対して、いやそれはじゃあこれだったら早くならんよみたいなことを言ってる人は、僕からすればそれはもうしょうがないことだろうなと思うことでも、
なかなか自分でそれを変えようとする、戦おうとするか、諦めて無理だよってね。
どっちにしろあまり良い結果にはなってないようには見えるので、やっぱりそう考えると、環境なんてものは別にどうでもいいんですよ。
そんなものは。それよりも創意工夫でなんとかなるわけですね。
一例を挙げるとね、まあ本当に水泳界では知っている西予技がとても速い中学で日本新記録を出して、高校でも日本新記録を出しているような高校記録、中学記録をね、どんどん連発している子は、プールが浅いんで、すごく浅いんですよ。
浅いプールだから、西予技の上向いてバタフラにキックするみたいなバサロキックっていうのがあるんだけど、
それの練習ができないと、本番は2.5メートルとかのプールでやるけど、本当は深く入ってグーってやりたいんだけどできないから、浅いプールで横向きでバサロキックをしているんだと。
その子が横向きでバサロキックをしていて、スタートがどうなのかって考えると、日本トップレベルに上手いわけですよ。
で、それって浅いプールだからそういう工夫をした結果、いい方向にそれが働いて、環境とかではないよなっていうことで頑張ってね、スキルを磨いていった結果だと思うんですよ。
逆にね、ものすごい強いイトマンのチームとかだったら、そうだね、常に水深2.4メートルの場所で練習ができていると。
だからもう1.4メートルのプールじゃもうスタートする気になりませんみたいなことを言ってたわけですよ。
それを聞いたときに、まあまあ競技用プールとしては2.4メートルだけども、1.4って言っても普通のプールだったら、スポーツクラブのプールだったら1.1くらい。
さっき言った競技のこのところなんか90センチとか言ってたかな。だからもう差はありすぎるんですよ。やっぱ地方とお金を持っているクラブチームとの差っていうのはどっちにしろあるわけですよ。
そこを追い求めていったら、ものすごいいい設備があるところに自分が移動するか、もしくは莫大な資金を投じてそれを作るかぐらいしかないけど、
それってあんま現実見ないよなと。だったらそういう環境でやってる子たちに勝てるようなそういう工夫を持って、そしてなんか気勢をこう持ってやったるぞってやっていくのが面白いんじゃないって僕は思うんですね。
「好き」を原動力に
だから、なんか話はね、たぶんすごくそれてると思うんですけど。話はねすごくそれてるんだけど、だから好きでやっている選手がいて、環境を言い訳にしないコーチがいて、そこが手を組んで頑張ろうぜってやるのが僕はいいのかなと思ってね。
今はその方法でやってたりします。うちはね、外の試合にもどんどん行くし、県外での合宿も積極的に行っておりますのでね、もし一緒に何かできることがあればやってみたいしね。
夏にもいいプールで合宿はしますんでね、もし興味がありましたら聞いてもらえたら案内はしますので。公共の施設を使って水泳を教えてる人っていうのは増えてきた。
ただ選手を持って、その選手がしっかり高いレベルで活躍してってなると結構限定されるのかなというふうに思うんですけども、僕はまずは中志国で目立つというふうなレベル感までは確実に持っていきたいなと。
2年たらいけるんじゃないのかなと思うので、それぐらいになった時にでもいいですので、まだまだ小物ですがここから上がっていってやろうと。
それを楽しもうぜってみんなに言ってるんで、そんなチームでございますので。子どもたちの好きっていう気持ちをより広げてあげれるコーチなのか、その好きっていう気持ちを引き出してあげたりとか、気づかせてあげるようなことができた方が子どもにとってもコーチにとってもいい結果は出ると思うし。
そうやって子どもが好きで頑張ってるってなったら親御さんはね、まあ応援してくれますよ。だってそうじゃん。可愛い自分の子どもがさ、なんか好きなものに一生懸命、でもうまくいくわけじゃないんですよ。なんかこう負けたりとか、なんかタイムが届かんかったりとかいろいろするけど、泣きながらでもそれでも練習に行ってまた頑張ろうってしてるのを見てると、
意外と親御さんでも私も頑張ろうかなっていうふうに思ったりすると思うので、こういったことを考えていくと、僕はね、好きっていう気持ちを生み出してあげるようなコーチが最強なんじゃないのかなとちょっと思ったりするので。
で、好きっていう気持ちを持って頑張ってる子どもっていうのはものすごく輝いてますので、そういった方向で進めていったらいかがでしょうかっていうのが僕のあくまでも提案でね、正解はわかんないです。もう正解は常に探し続けてますので、どうなのかはわかりませんが、楽しんでね、やってくれるというふうに、なのがいいんじゃないのかなというふうに思っております。ということで、これで終わります。それではまた。