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何のために生まれて、どう生きるがか、っていうのをね、アンパン見てた時に言ってて、
いやー、いい言葉だよなって感じたんですよね。 じゃあ僕は何のために
コーチというお仕事をしてるんだろうなって考えた時に、一番最初に浮かんだのが、一人一人に
花を咲かせる。これは僕はね、結構大事にしてるなっていうふうに感じてます。
人一人一人、やっぱ伸びるタイミングも違えば性格も違うし、何もかもが違うんですよ。
何もかもが違う子たちの、その何もかもを、例えばカンカンカンと全て揃えて均等にして、同じ色にすることっていうのを
僕はあんまり求めてないんですよね。 だからなるべく、すごい僕のキャパが必要になってくることではあるけど、
いろんな色が存在してて、高いや低いとか、丸いや四角いとか、でかいとかちっちゃいとかも含めて、全部
それをうまく活かしながら チームをまとめたいなって感じてるんですね。
だからうちのチームは、チームロゴは同じだけど、Tシャツは自分が好きな色を選んでいいんですよ。
好きな色にチームのロゴを載せて、だから自分の好きな色のTシャツを着てるから、ものすごくカラフルな集団ではあるんですね。
だけどそこには僕の思いがあって、君たちの個性は、僕は消したくないと。
大人の本当にエゴみたいな感じで、バシッと揃えるようなことはしたくないんだ。
だから君のいいとこはここだよ、君のいいとこはここだよねっていうのがあれば、そこを尖らせていく。
その尖ってる子が魅力的であるというふうに評価していきたいというふうには心がけてます。
ただ人に迷惑をかけるとか、暴力を振るとか、そんなのはダメですけども、それを個性とは呼ばないですけども、
やっぱりそれぞれに違いがあって、でもその違いを愛せるぐらいの器は持っておきたいっていうのは常日頃から感じてることではあります。
じゃあチームとして何が必要かというと、チームとしてはもう例えば山があれば山の頂上に向かう、その道はここだけだっていうよりも、
何としてでもいいからいろんなところから張って出てこいよ、ここまで必ず登り詰めようぜっていうのを、
僕はすごい高速でいろんな登り口をフォローしながら、それぞれの進捗を確認しているっていうようなのが今僕がチームを動かしている時のイメージみたいな感じね。
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ただ、絶対にやりたいなと思っているのが、1人1回とは言わんけど、必ず努力の結果、花が開いたみたいなことを感じてほしいんですよ。
これは絶対にやろうと思っている。
これを感じていくことをチーム内でやっていると、いろんなことをやっているチームではあるけども、最終的にはここで良かったよって思ってくれるんじゃないのかなって感じているんですね。
花を開くっていうのは、やっぱりいろんな手順がある。
そもそも種を植えることから必要になってくるし、そこから芽が出て、でもなかなか花開くまで時間かかるよ。
もうね、いろんなことがあると思う。
だけども、それでも丁寧に丁寧に肥料からお水をあげてとか、いろんなことがあって虫が来てとか、いろいろあるかもしれない。
全部それを一人一人と向き合って何とかやりたいなとは考えている。
この向き合うっていう行動は自分自身、僕自身にエネルギーがないとなかなかできないんですね。
例えば100という力があって5人に注いで20パーずつになってしまうと、20パーで人は動かないんですよ。
だから1対1の100、100、100、100みたいなのを瞬間火力でバンバンバンで出していく。
それを繰り返していく。
毎日当たり前ですけど、必ず1回は声をかけるとか、何人も見てるからね、難しいところもあるかもしれないけど、必ずちょろっと話をしていくみたいなことは気をつけてやってます。
特に大事な試合前になってきて、レベルが高い子につきっきりになりそうな瞬間もあるけども、それも含めて気をつけて見てはいます。
平等公平の観点からいけば、レベルが高い子に時間をかけることは、僕の中ではそれは公平な扱いになるかなと。
逆にまだまだ伸びしろがある子っていうのは、そんなにパッと見ただけである程度のことがわかるから、時間かけなくてもできたりはする。
それもちゃんと説明してないと、あの子には15分、私には1分みたいな話になったらいけないから、そこまで考えてるかどうかわかんないけど、そういうふうにちゃんと説明はしたりする。
でも納得はしてくれる。
例えば、50m、21秒泳ぐ子と30秒で泳ぐ子っていうのは、やることも内容も全部違うわけですよね。
それを1分でそれぞれに理解するように伝えろって言われると、逆に早い子がかわいそうだなと思ってるんで、僕はそういうのはちゃんと伝えたりはする。
僕の高校1年生までのコーチは、早い子しか見なかったんですよね。
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だから、早い子しか見ないとなると、そうではない子から、もしくはそうではない子の親御さんは面白くないわけですよね。
その話はでもね、親からよく聞かされてたんですよね。
だから、僕はそうはなっちゃいけないなとは感じているので、気をつけてはいるけど、やっぱり楽しくなっちゃう瞬間もあるからね。
見てしまったりはするけど、なるべく気をつけてたりはする。
こうやって一人一人と向き合うっていうのは、こっちに熱量とある程度疲れていない状態というか、健康でないとなかなかできないことではあるんですけども。
理想だけど、それをぶらさないではできているのかなとは感じている。
オリンピアンがね、徳島に試合のときにゲストで来てたときに、うちのチームのTシャツを見て、「うわ、カラフルで可愛いな。」って言ってたよね。
同じロゴだけど、全員色が違うから。
でも僕は、それは別に個性があっていいねとか、個性を色で表しているとかじゃなくて、単純に可愛いって言ってくれただけなんだけども。
僕はでもね、彼らが家で、「何色にする?今年?」みたいな感じで、「じゃあお母さん、私、この色にする。」って言ったら、「あんたそんな派手なの?」って言うけど、「いや、でもなんかこの色好きやし。」って言って。
それを書く過程で色々選んで、子供たちが自分で決めた色を自分で着てるって。
なんか、そういう選ぶっていう過程も、僕は成長にとっては大事だと思うしね。
雑になったプリントをコンコンって揃えるみたいな作業は、プリントだったらいいけど、人はね、もう歪でいいと思うんですよね。
特に僕が、「この枠にはまりなさい。」っていうのは、自分自身がそう言われるとあまり好きじゃなかったから、そういった思いが強すぎて、なんか個性の強めの集団になりつつあるのかもしれませんが。
ただ、せっかく自分が代表としてやってるので、こういった理想をちょっと入れてもいいんじゃないかとは思ってます。
なんかこれね、でも、変な子って言い方悪いけど、やっぱね、尖った面が、なんかボーンって、これは全然できんけど、これめっちゃ上手いなってやつの方が伸びるんですよね。
でもそれはね、ちっちゃい時にそれを見たら、なんかダメなところにすごい映ったりするんですよ。
うわ、なんか下手やなとか、なんかおかしいなと思って、それをね、安易に直してしまいがちになるんですよ。
それを僕はしたくないと思ってる。うわ、なんなんこいつ泳ぎめっちゃ汚いけど進んでるからこれでええかって思えるようなコーチでいたいし、なんかそれを面白がっていたい。
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こいつめっちゃ汚いけど、よくよく見たら結構ここで高度な動きしてるなっていうのがわかるコーチでいたいと思うんですよ。
直すところってすごい簡単で、例えば人をパッて見た時に、悪いところはどこですかって言われたら、もう何個でも答えれる。
でもいいところを同じぐらいの数答えるには、見る側のスキルってめちゃくちゃ大事なんですよね。
わかってないと答えれないから。だから、そういった意味で、あそこダメだよね、ここダメだよねっていう人は、僕はそんなにレベルは高くないんではないのかなと思ってます。
逆に一見すると変な感じの動きをしてることに対して、それがめちゃくちゃいいなって笑ってて、どういうところがって聞いたら、いやでも見てみ、この時のここのここなんか抜群にすごいじゃんって、
こんな変な動きなのにここでこんなに進むってすごくないかって言ってる人の方が、僕はね、わかってる人だなと思う。
だから僕はコーチとして、コーチと話をするときは、特に指導とか育成方法とかを話すときは、そういったなんか変なことを、わりかし面白がるコーチと意見があったりしますね。
逆になんかああいうの、手の動きダメだからこっちの方がいいよって言って、なんかもうこのスクールはこのクロールです、この平浮きですみたいな泳ぎを統一してるところの方があまり魅力は感じないし、
そこにはまった子は早くなるし、でもはまらない子は個性を消し去ってしまって、みんな同じ泳ぎ方で泳ぎなさいになってしまうと、なかなか結果は出ないと。
これはもっと遡れば泳ぎを同じにするために、その人の性格であったりとか個性であったりとかも同じにして、同じものを量産していく作業ではなくて、その子に合ったものを提供する。
つまりこちら側のスキルが求められる仕事がコーチングではないのかというふうに僕は思っております。
だから楽しいですよ。一人とて同じことがないから。旗から見ると何年も同じことしてるなって言われるんですよ。言われるけど、1年たりと同じことなんかないですからね。
もう全部全部違うし、ある子で全国に行くことに苦労しなかって、でもじゃあ次の子ではものすごい苦労しながらもう這いずり回りながら行ってたりするから、なんかもう全く違うわけですよ。
全く違うけども、だから楽しいんだろうなっていうふうには感じておりますね。
個性を守るのは難しいのかもしれない。結構労力がかかるしね、手間もかかるんだけども、それをできるコーチではいたいというふうに常に考えております。
ということでこれで終わります。