物語の始まり
おはこんばんちは、寸尺かんなです。
物語は目玉焼きを真上から見ているシーンから始まります。
これは目玉焼きといってもまだ焼く前なんですけれども、卵を割ったばかりの状態で、黄身が盛りっとあって周りに透明の白身の部分がある状態が映されるんですよね。
ここへですね、こんもりと盛り上がった黄身の部分に注射針で何やら薬品を注入しているシーンから始まるんですね。
この中の液体を全部注射で刺して、針を抜いたら、しばらくすると黄身の部分がプルプルプルって痙攣し始めるんですよね。
しばらくプルプルって揺れていると、プルンって小さな黄身が横に出てくるんですよ。
つまり黄身が分裂したシーンなんですよね。
こんな意味ありげなシーンからパッと画面はまた変わって、今度は道を真上から映しているんですね。
道で何やら作業員たちが星型の印というかマークを道に埋めているんですよ。
埋めて、そこにアルファベットの文字を入れたりとかしているんですね。
パッと作業員が作業を終えると、エリザベス・スパークルという女性の名前が刻印された星型のマークが完成しているんですよね。
これは有名なハリウッドのウォーク・オブ・フェイムという道に有名なスターたちの名前を埋め込んでいくんですよね。
星のマークでね。ここにある俳優の名前が刻まれているっていうシーンから始まって、
これずっとカメラは真上から撮っているので誰の顔も映らないんですけど、
頭のてっぺんとかね、行き交う人を真上から見下ろすような形でカメラは固定している状態なんですよね。
このエリザベス・スパークルという女優さんが星の刻印の上でポーズを撮ったりとかして、
エリザベスこっち向いてパシャパシャとかね、カメラマンがフラッシュを浴びせているシーンから徐々に時間が段々と経っていってですね、
ウォーク・オブ・フェイムのエリザベスの刻印のところをいろんな人が行き交っていくんですよね。
最初のうちはですね、わーこれエリザベスの刻印だわーって言って、私この人の大ファンなのって言ってね、行き交う人もいれば、
この前で記念撮影をしたりするファンもいたりね、寝そべってね、この星と自分がちゃんとカメラに映るようにしてね、写真撮ったりとか、
いろんなシーンが出てくるんですけど、徐々に徐々にですね、時間が経っていって、
何やらね、この星型のね、このマークも少しひびが入ってきたりですね、
割ともうみんな適当にパーッとね、別に何も見返られることもなくね、この彼女の星の上をね、スタスタスタスタ歩いていくんですよね。
もう誰もあーエリザベスだとか言わずにね、スタスタスタスタ通り過ぎていって、
挙句の果てに誰かね、食べてたジャンクフードをベシャってね、こぼして、あーみたいなんで、
慌ててなんかナプキンで拭いて、適当に拭いて、あと足でシャッシャって擦って、
立ち去っていく人とかね、いたりっていう状態が、この冒頭のシーンなんですよね。
ワークアウト番組の収録
で、こっからですね、パッと画面が変わって、エアロビクスっていうね、こう踊るような、
有酸素運動のね、そういうワークアウトのね、番組をやっているシーンになるんですよね。
で、ここでエリザベス・スパークルっていうね、先ほどの星型の女優さんが真ん中でね、
さあみんな足上げて、はいここでジャンプして、とかって言って、まあこのエクササイズをしてるわけなんですよね。
で、これはだからワークアウト番組なんですけれども、彼女は、えーとね、まあおそらく中年女性なんですけれども、
すごいスタイルが良くてですね、ロングヘアで、で、まあこの年齢にしてはすごく綺麗な人なんですよね。
で、後ろに、こういうワークアウトビデオとかね、あの番組を見たことある人だったらわかると思うんですけれど、
真ん中にこのトレーナーがいて、で、後ろに今この訓練を受けている生徒さんとかね、
アシスタントの人たちがずらっと5、6人並んでいて、一緒に運動したりとかするんですよね。
で、そのね、後ろで踊って、ワークアウトしている人たちもね、みんな、えーと、ほとんどがね、中高年の女性なんですよね。
うん。まあそんな感じで、だからこの番組は、まあ中高年向けのね、ワークアウト番組だっていうことがわかるんですよね。
で、まあ収録が終わって、「はい、みんなありがとう。今日も最高だったわねー。」とかって言って、
番組終わって、タオルでね、汗を拭きながら、あのまあこの撮影のスタジオからバッとこうね、テレビ局の廊下に今出るわけですね。
そうするとね、もう真っ赤というかね、赤いね、あの廊下ですごく印象的なんですよね。
で、赤い廊下をバーっとこのエリザベスがね、水を飲みながらこう歩いていくんですけれど、
そうするとね、すれ違う人からもう、リジー、誕生日おめでとう。リジーっていうのはエリザベスっていう名前をリジーって略されたりするんですよね。
で、もう誕生日おめでとうございますとかってね、いろんな人に言われて、ありがとう、みんなありがとうとかって言ってね、
言いながら、まあこの廊下を行って、トイレに行こうとしてるんですよね。
この廊下にはですね、彼女の今までのこのワークアウト番組がね、長寿番組だったことを物語っていて、
ずっとね、あの何年かに1回撮った等身大のね、大きなポスターが廊下に飾られてるんですよ。
だから最近の彼女ね、50代か、今の中年の彼女から徐々に徐々にね、廊下を行くにつれて、
彼女がだんだん若いね、あの頃のポスターとかもずっと貼られている廊下を、
ずっと私たち観客も横からね、一緒に歩いてるかのようにして見るんですよね。
クビの危機
で、そこでトイレに入ろうとしてたんですけれど、女子トイレがね、故障していたので、
誰もいないことを確認して、男子トイレの方に今入るんですよね。
で、男子トイレ入ったら誰もいないんで、ほっとして、
この個室の方にね、入って、カチャって入った瞬間にですね、
廊下からわーってね、なんか想像しぃ声がわーって聞こえてきて、
バーンってね、あの男がね、偉そうな男が入ってきてですね、
世を足しに来てるんですよね、もちろんね。
で、もうなんだお前ら、もうあんなババアも、
とっととクビにして、もっと若くてピチピチしたの、
誰か捕まえてこいよ、みたいなことを言ってるんですよ。
これはだから、エグゼクティブの、おそらくプロデューサーだと思われる男なんですけれども、
もうこの人はこの人で、まあいい歳のおっさんなんですけれど、
そんなのをよそにね、あんな50過ぎた女なんて、もうね、
もうそんな妊娠もできないし、あんなのももう化石だよ、化石みたいなね。
もうあんなのとっととクビにして、早く若い、誰かいい子連れてこいとかって言ってるんですよ。
そしたらなんかね、電話の向こうでなんか言われたみたいで、
いやそんなね、アカデミー賞取ったとか関係ねえしとかって、
とにかく若くて、みんながね、見ててハッピーで、
なんか嬉しい気持ちにね、ワクワクするような気持ちになるような、
誰か連れてこい、わかったか、ブチみたいなね、感じで、
電話をもうワーッと喚き散らして、夜を達して、
その後、手も洗わずに出ていく、感じの悪い親父がいるわけですよ。
その人が出てった後、そーっと個室からエリザベスさんが出てきて、
放信状態なんですよね。
長く続いてきた番組で、今日も先ほどまで誕生日を祝ってもらったんだけれども、
なんとね、自分がもう、クビになろうとしているということを、
こういう形で知らされてしまうわけなんですよね。
ここからシーンが変わってですね、いきなり先ほどの、
トイレで手も洗わなかったおっさんのドアップで、
一生懸命ね、エビの皮を剥いて、もうモリモリ食ってるんですよ。
汚いシーンなんですよね。
クチャクチャクチャクチャ言いながら、食ってるドアップでですね。
もう、いやーとかって言ってね、とにかく会食中なんですね、このエリザベスとね。
エリザベスはさっきトイレで、こいつの本音を聞いてるんでね、
何にも口をつけずに、ぼーっとした顔して、
この男がエビをむさぼり食ってるところを、呆然と見てるんですね。
君ももうね、まあもうね、そろそろもう随分この番組にもね、
貢献してきてくれたから、まあもう君も今日誕生日でね、
もうそろそろだからゆっくりしたらどう?みたいなことをね、
アンに言うんですよね。
で、それって何?私をもうクビにしようとしてるわけ?って言うと、
いやいやいや、そういうつもりじゃないんだよな、みたいなことを言いながら、
もうモリモリ食べて、あ、おージョージとかって言って、
このレストランは行きつけの店のようでですね。
で、まあ顔見知りに見たらね、そそくさとそっち行って、
エリザベスを置き去りにしてね、この親父はどっか行っちゃうんですよね。
で、まあとにかく、まあもうどうせ私はクビになるんだってもうわかってるんでね、
放信状態でテレビ局は後にしてですね、
で、まあ運転しながら自宅に帰ろうとしてるんですね。
そうするとですね、大きなね、自分のこのワークアウトのね、
番組のポスターがドーンとね、この貼ってあるんですよ。
貼ってあるっていうかね、あの大きな看板を見てるんですよ。
事故と病院
で、そうするとね、この看板で、この古いポスターをね、
剥がす作業をしてるのがわかって、
まあ自分のまさにポスターがね、ビリビリと引き裂かれそうになってるとこ見て、
思わずね、目で追っちゃうんですよね。
ああ、私のポスターが剥がされるって思って、ぼーっと見てたら、
ドーンってね、横からいきなり車が飛び込んできて、
まあ交通事故になっちゃうんですよね。
で、車がもうドンドンドンってひっくり返ってですね、
何回転もするような大事故だったんですが、
場面が変わってね、病院にいるんですね、彼女ね。
で、そうするとお医者さんが、
いやー、エリザベスさんね、うちの妻があなたの大ファンなんですよ。
もう光栄ですとかって来て、
彼女はね、もう呆然としてね、放心状態なんですよね。
で、医者が愛想よくいろいろ話しかけてるんですけれども、
もう全然返事しないで、ぼーっとしてるんですけれど、
で、医者はね、とにかくあなたね、もうとにかくラッキーなことにね、
どこもあれだけ大きな事故だったけれども、
どこも悪くありませんよって、
ちょこっとね、どっかあの、念座してるぐらいなんで、
もう大丈夫ですって言ってね、言われて、
そしたらね、なんかね、もうエリザベスは何にもね、言う元気がなくて、
だから事故にあったこととかも、あまりね、自覚がないようなんですよね。
で、もうね、思わずね、すすり泣きながらね、
ふーふーふーって言ってね、泣き出しちゃうんですよね。
で、そうすると、このお医者さんはね、途方に暮れて、
いや、とにかく、もういつでも着替えたら帰って、お帰りいただいて大丈夫ですからって言ってね、
もう、そそくさと立ち去っちゃうんですよ。
神秘的なUSBメモリ
ところがですね、ここに、この医者のね、アシスタントで、
横に、まあ、あの、サブのお医者さんが、
まあ、お医者さんなのかね、看護師なのかがついてるんですよね。
これはね、ものすごいハンサムな若いお医者さんなんですよね。
で、このお医者さんはね、ずーっと、まあ、この主治医がね、
あの、エリザベスにいろいろ言って、あの、なんか、話しかけてる間もね、
じーっと彼女のことをね、意味ありげに、まあ、見つめていたんですよね。
で、まあ、この主治医がまあ、出てった後ですね、
えー、おもむろにね、泣いてる彼女の肩に手をのせて、
でね、こう、ずーっとね、彼女のね、背中をね、こう、手でね、
すーっと、こう、な、なでるんですよ。
で、慰めてくれてんのかなと思って、
エリザベスはーっていう感じで振り向くと、
まあ、すごく若くて美しいね、このお医者さんが、
あの、とにかくね、この背中をずーっとね、さすりながらね、
様子見てるんですよ。
で、背骨の位置と、で、周りのこの肉、肉をね、ちょっとわざとつかんでみてね。
うん、なんか、あの、どれぐらいこう、あの、肉がつかめるかみたいな感じで、
なんか、いろいろね、あの、触診っていうんですかね、してるんですよね。
うん、で、な、え、何かおかしいことあるんですか?って。
え、何もないって、さっきのお医者さん言ったけど、
なんか、何かおかしいんですか?とかってね、
エリザベスが心配になって聞くと、
いや、あなたはね、完璧です。
あなたはね、完璧な候補者です。
という風にね、言うんですよ。
で、ちょっとエリザベスはね、もうキョトンとしていて、
うん?っていうね、何のことかさっぱりわからなくて、
で、とにかくね、この若い医者は、そっと彼女に、まあ、握手して、
まあ、彼もさっと立ち去っちゃうんですよね。
そしたらね、手に何か、あの、握らされて、
で、まあ、このね、美貌の若くて、
で、まあ、このね、美貌の若い医者はね、立ち去るんですよね。
で、パッと何気なくね、手を広げると、
先ほどの医者はね、えっと、このエリザベスの手の中にね、
このUSBメモリーカードをね、握らせてたんですね。
で、なんかね、メモ用紙にくるまれてるんで、
ふーっと思って開けると、まあ、このUSBが出てくるんですけれど、
何気なくね、このメモ用紙に書かれている文字を見ると、
これが、私の人生を変えました、っていうようなことが書いてあるんですよ。
なんのこっちゃ、っていう感じでね。
まあ、とにかくでも、もう、自分はね、長年頑張ってね、
続けてきた番組をクビになるっていう気持ちで、
まあ、ドヨヨーンとね、病院の外に出てくるとですね、
まあ、なんかね、もう、とにかくドヨンと歩いていると、
あ、エリザベス?リシー?リシーかい?って言って、
いきなりね、男の人に声かけられるんですね。
で、メガネかけた、まあ、あの、ほっそり、細身のね、おじさんに、
まあ、声をかけられてね。
リシー?覚えてないかい?僕だよ、僕!とかって言われて、
え、誰こいつ?みたいなね、もう、へえ?みたいな顔で、
もうね、疲れてるし、もう、落ち込んでるし、
もう、なんか、人に話しかけられてもね、なんかもう、
まあ、放心状態なんですよね、エリザベスはね。
で、誰?っていう感じで見てるんですけど、
ほら、僕だよ!って言って、
どうやら、中学、高校の時の、まあ、同級生の男で、
ほら、僕だよ!フレッドだよ!って言うんですよね。
で、なんかね、たぶん、エリザベスは、
全然、彼のことを覚えてなかったみたいなんですけども、
ああ、フレッド、あなたね!みたいなことを言って、
一応、愛想笑いするんですよね。
そうすると、フレッドは、
いや、君は相変わらず綺麗だね!って、
全然、変わってないね!って言われるんですよね。
で、もう、僕はね、もう、すっかりね、
だから、病院のね、中学、高校の時に、
でも、僕はね、もう、このコレステロールの数値とかも悪くてね、
もう、恥ずかしい状態なんだけど、
いやー、でも、君に会えて嬉しいなー!とかって言って、
でも、大活躍じゃないか!とかね、
言って、もう、話しかけられてるの、
ヘイヘイ!っていう感じで、
まあ、エリザベスは聞いてるんですけれども、
そこでね、あの、よかったらね、
まあ、久しぶりに会ったのを、いい機会に、
よかったら、今度、僕と食事でも、
食事でも、どう?っていう風に言われるんですよ。
で、そこでね、
フレッドはね、
病院でもらってきた審査の紙かなんかに、
自分の電話番号を書いて、
で、エリザベスに渡すんですよね。
で、もう、エリザベスさんはよく、
わかんないけど、
とにかく、受け取って、
ありがとう、じゃあ、また、
ちょっと、スケジュールが空いたら、
また電話するわね。
じゃあね、って言って、
別れるんですよね。
で、その時に、
エリザベスはね、
あのー、
じゃあ、また電話するわね。
じゃあね、って言って、
別れるんですよ。
で、もう、そんなことよりも、
とにかく、落ち込んでるんで、
それと、なんかね、さっき、
医者から渡されたものが、
何なのかって、気になってるんで、
そのまま、家に帰って、
で、このUSBをね、
とにかく、テレビに刺して、
見てみるんですよね。
そうするとですね、画面は真っ白なんですけれども、
男の声で、いろいろね、
語りかけてくるんですね。
で、
「より魅力的な自分を
無双したことはないですか?」
っていう風に言うんですよね。
で、「より若く、より美しく、
より完璧な自分を
夢見たことはないですか?」
って言うんですよ。
でね、もう、エリザベスはね、
方針状態で、この画面をくいるように
見てるんですけれども、
たった一度のシンプルな、
あのー、作業で、
それは実現します。
っていう風に言うんですよね。
で、「もう一人の、より完璧なあなたを
解放してくれます。」
という風に言うんですよ。
これを見たエリザベスはね、
なんだこれーって、もうね、
もういい加減なこと言いやがって、
みたいな感じで、
もうすぐにUSBを抜き取って、
ポイってね、ゴミ箱に捨てちゃうんですね。
新たな出発
で、もうね、腹が立つんで、
そのまま一人でね、バーに行くんですよ。
で、すごく背中がね、
開いたね、背中にだから、
スリットが入った、あのー、
この、なんていうかな、
スリットが一人で、
バーのカウンターで飲んでるんですよね。
で、そうすると、バーの端ではですね、
あのー、金髪の若い男女が
イチャイチャしながら酒飲んでるんですよ。
で、彼女はまあ、
それをなんとなく見るともなく見ながら、
一人でね、寂しく飲んでるんですよね。
で、そっからですね、
パッと画面が変わって、
もうエリザベスの自宅で、
トイレのシーンなんですね。
で、トイレにもう、あのー、顔をね、
ツップして、もうゲゲ吐いてるシーンなんですよね。
で、真っ白なね、
あのー、洗面所というかね、
トイレでね、
で、もう彼女はゲーって吐いてて、
で、もうまあね、もううんざりして、
で、そっからですね、
まあ顔をね、まあ、あのー、
吐いた後ね、口をゆすいで、
で、ついでに顔も洗って、
で、なんとなく鏡をね、
じーっとまあ、見てるわけですね。
うん、要するにもう50を過ぎた女はね、
もう賞味期限切れだという風にね、
もうプロデューサーに言われて、
うん、方針状態で自分の顔、
じーっと見てね、
顔を拭いたりね、
しながらいろんな角度で自分の顔を
じーっと見てるんですよ。
うん、で、あの服も脱いでね、
で、自分のボディラインをね、
こうずっと見てるんですよね。
そうするとね、これね、あのー、
まあ、あの彼女はね、
この世代のね、
普通の女性たちに比べたら
はるかに意識もね、
ちゃんとしているし、
気を使ってるんでね、ダイエットもして、
プロポーションも保ってね、
美しさをキープしてるはずなんですけれども、
これですね、
えーと、この背中からね、
彼女のだからもう、
後姿をね、
まざまざとね、
映してるんですけれど、
やはりね、50過ぎっていうかね、
これ、実際のこのデミー・ムーアーっていう主演の
女優さんが62歳なんでね、
もうやはりね、お尻のね、
肉とか、まあ、
ちょっと垂れてるんですよね。
うん、で、お腹もですね、
ちょっと、あのー、
ややね、たるんでるんですよ。
ずーっとしてるんですよね。
で、それをね、じーっと自分でね、
見ながら、で、お腹にちょっとこの人、
あざがあるんですけれど、
あざとかをね、こう、自分でこう、
触りながらね、
なんかこう、肉のたるみとか、
ボディーシェイプをね、
ずーっと自分でね、じーっとね、
何かね、もう、なんかこう、
観察するような目で、
じーっと見てるんですよ。
で、そっからですね、
またね、自分の部屋にですね、
ちなみに彼女の部屋っていうのは、
マンションの上の方の階に住んでると
思われるんですけれど、
で、このリビングの窓からはね、
彼女の看板がね、
あのー、かかってて、
最近剥がされたね、
この看板がよく見えるところに
住んでるんですよね。
で、もう自分が今までやっていたね、
このワークアウトの番組が
もうなくなるっていうことは、
じーっとね、自分の、
まあその、今までは看板が付いてたところをね、
ぼーっと見ながらね、
で、なんかね、
あのー、飾りが置いてあって、
あのー、なんていうかな、
あの丸いガラス玉で、
中、ちょっとひっくり、
逆さにひっくり返して、
また元に戻すと、
ファラファラファラって、
あのー、金粉みたいなのがパーってこう、
粉雪みたいに舞う、
あのー、なんかガラス玉の、
おもちゃというか、飾りがありますよね。
で、これで彼女自身をかたどった、
ガラスのね、この置物があるんですよ。
で、これをじーっとね、
ひっくり返して、
もうね、雪が舞ってるのを見ながら、
じーっとね、見てるんですけど、
だんだん涙ぐんできて、
で、これをね、もうガーンってね、
もう壁に向かってね、投げつけるんですよ。
で、壁には彼女の、
割と最近の写真ですけれど、
よく撮れているね、
あのー、ワークアウト中のこのレオタード着た、
アッポのね、
あのー、大きな大きなポートレートがかけてあったんですけど、
これめがけて、バーンって、
このガラス玉を叩きつけて、
で、もう彼女のこのポートレートのね、
額縁がちょっと割れて、
この辺りがね、
ちょっともうガラスが粉々になってるんですよね。
で、これを見ながら、
もうつらくても見てられないっていう感じで、
で、結局ですね、
あのー、先ほど捨てたね、
このUSBをね、もう一回ね、
ゴミ箱から漁ってきてですね、
で、このUSBの裏側にですね、
あのー、USBにはね、
サブスタンスって書いてあってね、
で、裏側に電話番号が書いてあるんですよ。
で、ここにね、ピポポポって電話して、
うん、で、
注文しますっていう風に言うんですよね。
で、今日はここで終わりにして、
続きはまた次回とさせていただきます。
選択と改善への道
ごきげんよう。