いつもの収録スタジオを抜けて仕事途中でサテライト収録した番組、名付けてサニフラトーーク!今回は前回の続きで、高校の同級生のゲストと一緒に「社労士のブランディングと曖昧性を事業の武器に出来るか」等、その他諸々色々熱く語ります。
(注)このご時世ですので、トーク中はソーシャルディスタンスに配慮しております。
【ハイライト】
・企業が顧問社労士を選ぶ基準について語る
・社労士は企業と従業員の間に立ったバランサー
・社労士って専門や業務特化すべきメリットはあるのか?
・どの社労士も導き出す答えは一緒ではない論
・技能実習生の雇用についての難しさと必要な事
・ITツールで社労士の業務は代替されてしまうのか?について語る
・信頼関係はお金になるのか?
社労士試験に出てこない“リアルな知識”が武器になる
番組の冒頭では、試験に出ない業界特有の知識の重要性が語られました。たとえば運送業には、労働法以外にも「運輸局の監査」や「営業停止のリスク」など、独自の法令や運用ルールが存在します。こうした知識を事前に持っている社労士は、業界特化型として大きな強みを持ちます。
「答えは同じでも、背景知識の量で導き方が変わる」──これは社労士に限らず、あらゆる専門職が直面する“現場力”の差を示しており、特定業界への理解の深さが付加価値になることが語られました。
法律と経営判断の間で、“曖昧さ”と向き合うということ
社労士の仕事の多くは「法令違反の線引きをする」ことだけではありません。たとえば、違法と知りつつ経営者の“判断”に委ねる場面もあり、その後に調査が入ってから是正するという流れも珍しくない。こうした“グレーゾーン”との距離感が社労士のリアルな立ち位置です。
あえてフワッとさせることも、相手の自尊心や判断力を尊重する姿勢の表れ。正論をぶつけるのではなく、信頼関係をベースに助言するのが現場で求められているスキルだと語られました。
社労士にも“キャラとブランディング”がある
一言に「社労士」といっても、得意分野や印象はさまざま。たとえば海外人材に強い人もいれば、話しやすさ・安心感で選ばれる人もいる。中には「技能実習生の制度運用」や「ビザ要件と経営計画づくり」など、行政書士的な視点まで持ち合わせた対応を行うケースも。
法律の知識だけでなく、「その分野に詳しそう」という“雰囲気”や、「この人なら相談できる」という空気感そのものが、社労士としての価値になるという話は、多くの共感を呼びました。
高額報酬の社労士と、若手の社労士では“依頼内容”がまったく違う
番組では、「高単価な社労士とはどんな人か?」というテーマにも言及。大手の社労士法人が何をしているのか? 実は中身は意外と普通で、顧問件数が多いだけだった──という見方も紹介されつつ、本当に信頼される社労士は「自分の部下や事務所を経営して、揉め事を経験してきた人」だという意見で一致しました。
一方で、若手社労士には“若さゆえのメリット”があります。コスト面の柔軟性や、経営者と同世代ゆえの距離の近さ、そして制度の解釈の柔軟さ。社労士の成長段階と経営者の成長段階がマッチすることで、最適なパートナー関係が築かれるのです。
AIや自動化が進んでも、“相談相手”という価値は残るのか?
後半では、IT化が進む未来において社労士の仕事がどう変わるかについても議論が広がりました。例えば、給与計算や労務管理など“ルールベース”の業務は、いずれAIやクラウドソフトで自動化される可能性が高い。しかし、経営者の“不安”や“迷い”を聞き取るような相談業務は、今後も人にしかできない領域として残り続けるという見解が共有されました。
“答えを教えてくれる人”ではなく、“一緒に考えてくれる人”としての社労士。その価値は、むしろテクノロジー時代のほうが問われるのかもしれません。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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