この番組、水星移住計画は、聴く人皆様のライフスタイルの選択肢を広げることを目的とした、株式会社水星によるポッドキャスト番組です。
私、ホテルC京都の矢舘と申します。
代表の龍崎翔子です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
翔子さんと一対一の収録は、多分初めてですかね。
初ですね、多分これ。すごいレア。
レア回。
マジでレア。
最近やっぱり、翔子さんと高見さんと金井塚さんと3人でしゃべる回が増えてきてるので、
割と僕のプライベートの友達でも聞いてる人が増えてるなっていう印象がありますね。
マジですか。やば、嬉しいです。
翔子さんのお話を聞きたいっていう人が、天の声を聞きたいっていう人がいるんじゃないですかね。
ありがたいですね。本当にまだ全然そこまで至ってないんですが、
気持ちだけでも大変嬉しいです。
今日は矢舘さんと差しでしゃべるという形で。
そうですね。
そんな今日はですね、翔子さんの持ち込み企画ということで、
寺巡りはいいぞと。
アラサーからの寺巡り入門ということで。
これをちょっとしゃべってみたいと思ったきっかけみたいな部分があったんですかね。
5、6年ぐらい前に、
うちの会社に応募してくださって、面接受けてくださった方がいたんですね。
すごい若い女性、私より多分3個ぐらい年下の大学生ぐらいの方で、
話しているときに、趣味とかって何かあるんですか?みたいなことを聞いたときに、
御朱印集めが趣味です、みたいなことを言っていて。
いや、まだ20とかそこらで何が楽しいの?ってその時思ったんですよ。
めっちゃおばさんの趣味じゃんってその時、思った印象があるんですけど、してれながら。
なんかここ3年ぐらいになってから、御朱印集めめちゃめちゃ楽しいやんけっていうことに、
自分がすごい気づかされて、あの時の自分はもう何も分かっていなかったなっていうのをすごい実感しまして。
それできっかけで、寺とかいろいろ巡るようになったんですけど、
寺そのものが面白いっていうより、寺巡りってすごい面白いということに先に気づき、
ちょっとこの魅力を、水星って結構いろんな土地ごとの空気感の違いを楽しもうねみたいな、
土地ごとのテロワールとか、そういうのをめっちゃ大事にしてたりする会社なんで、
うちの会社のメンバーとかもその土地ごとの、
独特の哀愁とか結構味わえる方とかそういう多いイメージがあるんですけど、
ちょっとお寺のテロワールという、そういう新しい拡張マップがあるっていうことを、
みんなに伝えたいっていう思いで、ちょっと持ち込ませていただいたっていう感じでございます。
私もそんなにお寺特別好きとかないし、いくらでもあるし、
何が楽しくてご主人集めてんだろうなってことをずっと思ってたんですよ、これまで。
ただ、一方で京都だからどうとかじゃないけど、
人生でどっか行って、別にその町でやることないから、
とりあえず一番有名な神社とかお寺を参拝するしかないみたいな瞬間でまあまああるじゃないですか。
私が多分観光業で働いてるっていうのもあって、
結構いろんなエリアの視察とかに行かせていただいたりすることもわりと機会としてはあるんですけど、
その時にお寺とかに行かせてもらって、
ちょっとおみくじとか引いて、それでもう終わりみたいになるのが結構もったいないなぁみたいなことも結構思っていて。
ある時、家族で琵琶湖の中にチクブ島っていう島があるんですよね。
めっちゃちっちゃい無人島なんですけど、
そこが結構神仏集合の島みたいな感じで、
すごい宗教的な意味があるとされている島があるんですけど、
そこにまっすぐに観光で遊びに行った時に、
島なんで言ったらちっちゃい山みたいな感じで、
その山登った先に小屋があって、そこで御朱印帳を売ってたんですよ。
親と行ってたんで結構暇だなっていうのも思っていて、
ノリでその御朱印帳を買って御朱印を書いてもらったんですけど、
それをした瞬間に私の世界が変わったというか、
ゼルダの伝説でいうと、新しいマップが1個できた、新しい図鑑が開いたみたいな感じで、
この図鑑を埋めたいみたいな気持ちになってしまったっていうのが結構な感じでした。
自分の人生の転換点みたいな感じで、
それ以降京都に戻ったら京都寺だらけじゃんって思ったんですよ。
本当にボーナスステージみたいなぐらいポケストップが乱立してて、
めちゃくちゃお香が炊かれてるみたいな状態が京都なんですよ。
これ御朱印を集めたくて集めたくて仕方ないっていうふうに、
だんだん認知が歪んでいって、
土日とか暇な日とかに朝9時とかに起きて家出て、
12時お昼になるまでにいくつ御朱印集められるかのRTAみたいな感じで、
チャリで一生懸命京都寺を駆け回って、
御朱印って1枚300円とか500円とかなんでそれをとにかくコレクションするみたいな、
そんな人生になったっていう感じなんですよね。
僕の友達にも集めるの好きな人いて、
その人が言ってたのは写真よりもより自社での体験を鮮明に思い出せるトリガーになって、
心との向き合いにおいて、家に置いておくことでかなり意味があるみたいに言ってましたよね。
この人めっちゃちゃんとお寺と向き合ってますね。
ちゃんとお寺巡りをして、その機面として御朱印ちゃんと集めてる方な気がする。
多分思い出す様子が結構なってる気がしますね。
デザインとかも特別なものが多かったりするんですよね。
自社ごとのデザインとか仕様が。
御朱印って本当に興味ない人が見たら全部一緒に見えるんですけど、
よく見ると一個一個結構違ってて、
違うのはある意味当然ちゃ当然なんですけど、
御朱印っていう一つのフィルターを通すことで、
そのお寺の考え方とか、何を大事にしてるのかとか、
どういう雰囲気のお寺なのかとかが全然違うっていうのがすごい伝わってくるみたいな、
そういう一つの物事を見るための断面の一つとして私結構捉えているんですよね。
例えば、私結構御朱印集めしてて、
すごい一周回って好きだなって思った寺があるんですけど、
めちゃくちゃ照根たくましい寺なんですよ。
京都の東山の方に、
松林寺っていう葛に林に寺っていうお寺があるんですよね。
多分そのいわゆる京都お寺ヒエラルキーというか、
観光のお寺っていうか、
いわゆる京都お寺ヒエラルキーというか、観光地としての強さとか、
お寺の中の核としての優位賞みたいな、そんな高くないお寺で、
結構割と地域のお寺みたいな感じのところなんですけど、
この松林寺はマジで商売上手というか、
照根のたくましさが御朱印に現れている。
まず御朱印ってそもそも、
手書きの直筆で書いてくれるものと書き置きって2パターンあるんですよね。
書き置きはポストカードみたいな、
プリントされているだけのやつと、
事前に書いてくれたものが置いてあるって2パターンあって、
それを割とみんな工夫したりとかするんですけど、
ここの松林寺はすごい特殊で、
直筆と書き置きの2パターンなんですけど、
直筆は普通の寺だったら事務員さんが書いてくれるんですよ。
事務員さんっぽい感じの人が書いてくれるんですけど、
松林寺は住職しか書いてくれないんですよ。
お住職に書いていただくには、
整理券をまずゲットしないといけなくて、
この整理券をゲットしてからお住職に書いてもらえるまで、
絶対2時間ぐらい待たないといけないんですよ。
1時間か2時間。
そういうシステムになってて、
しかもこれが先着1日30名限定みたいな感じで打ち出されてるんですよね。
しかもこの御朱印代っていうのが、
普通だったらだいたい300円。
有名じゃないお寺だったら。
有名なお寺だったら500円とか。
ちょっと凝った霧とかだと1000円とか。
ほんまに高かったら1500円とかなんですけど、
この松林寺の御朱印、お住職が書いてくれるのは、
お値段はもう、
お住職がこれいくらでって言ったら、
もうそれ払わないといけないみたいな感じになって。
こっちからの投げせん、お伏せせんじゃなくて、
そこからの。
言われた値段を出さないといけない。
その時点で絶対500円とかじゃ済まへんやろうなみたいな感じするじゃないですか。
お住職がわざわざ自分のために書いてくれてるんやから。
で、
お住職がお寺に書いてくれると、
お寺に書いてくれてるんやから。
で、
仮にこれ1000円とか1500円だとしましょうと。
加えてこの2時間待ちますよって言われた後に、
この2時間待つ間に、
社協しませんか?って言われるんですよ。
社協体験いかがですか?
社協体験が1回2000円とか3000円とかなんですよね。
待ってる間、松林寺そんなに大きいお寺じゃないんで、
結構暇になっちゃうので、
多分みんな社協体験する。
考えた時に、この社協書きますよ、
御朱印もらえますよ、
多分1人4000円くらい使うんですよ。大前提。
これが1日30人でしょ?
だから12万円じゃないですか。
加えて、
これが年365日やりますよってなったら、
それだけで5000万円くらいになるわけですよ。
すごいな。
上手すぎないと思って、
これすごすぎるやろみたいな。
で、この、
私は結局待てなかったんで、
直筆のは頼まなかったんですね。
で、書き置きの御朱印が、
バリエーションがクソ豊富なんですよ。
マジで。
普通やったら、せいぜい3種類とか、
そんくらいなんですけど、
10何種類とかあって、
で、しかも、
私が行った時が、
ちょうど阪神が優勝した年だったか、
その翌年とかだったんで、
ARE御朱印っていうのがあって、
え?どういうことですか?
阪神IPコラボ。
あれを祝うための御朱印みたいなのが、
700円とかに売られてる。
この、なんか、節操の無さ。
優勝とかじゃなく、
もう、なんか、
阪神ファンにちゃんと捧げたいみたいな、