1. 水中の会社員たち 〜30代ふたりの雑談Podcast〜
  2. 19|映画『急に具合が悪くなる..
2026-10-14 39:08

19|映画『急に具合が悪くなる』を観た感想を語り合う

この映画の良さは言語化しづらい/登場人物の純真なやりとり/さわやかな距離感/濱口監督の脚本のヤバさ/偶然の重なりの美しさ/エッセンシャルワーカーのかっこよさ/『手の倫理』/触れ合うことの危険性と重要性/ケアする側がされているという相互性/自分差し出す勇気とその見返り/行為を低レイヤーに落とし込むことによって滲み出てくる個性/第二言語話者への話し方/大切な人が急に具合が悪くなる可能性/一歩踏み出す勇気をもらえる映画


・映画『急に具合が悪くなる』濱口竜介 監督・脚本 https://www.bitters.co.jp/soudain/

・原作『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂 著 https://www.shobunsha.co.jp/?p=5493

・『手の倫理』伊藤亜紗 著 https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000345814


出演:村田、中野

収録日:2026年9月30日

感想

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サマリー

村田と中野が映画『急に具合が悪くなる』を観た感想を語り合い、濱口竜介監督の演出や、登場人物同士の爽やかな距離感について話す。原作と映画は大きく異なるが、原作の核を別の表現で受け継いだ映画化の巧みさや、偶然が短時間に重なる構成、介護士などエッセンシャルワーカーの仕事の身体性に注目する。伊藤亜紗の『手の倫理』を手がかりに、触れ合いは危険を伴う一方で、自分を差し出し、信頼や相互的なケアを生む行為だと考える。マリールーが勇気を出して声をかける姿から、傷つく可能性を引き受けて一歩踏み出すことの意味も語られる。濱口監督が台詞を感情抜きで繰り返し読ませ、行為を低いレイヤーに落とすことで、役者の個性や感情を滲み出させる演出についても議論する。第二言語話者に合わせたマリーの日本語の変化や、撮影順によって関係の深まりを表現する可能性にも触れる。映画を観た村田は、大切な人が急に具合を悪くする前に家族旅行をしようと決め、両親と弟たちの家族を誘って旅行を企画した。後半には大阪での移動や北大阪急行の車庫見学イベントの話も挟まれるが、映画が「観ただけで終わらせず行動したくなる」作品だという感想で締めくくられる。

『急に具合が悪くなる』の印象的な場面
中野に教えてもらったこの映画、『急に具合が悪くなる』を僕も観まして、いや、良かったよ、すごい。
嬉しいわ。 普通の映画館じゃ、なんかやってなくて、
小さな町の映画館に、重曹の映画館に行ったんやけど。 うん。
いや、なんかね、まあまあそれも含めてやけど、めっちゃいい映画で、
ほんまに観てよかったーって感じやったし、なんていうんやろな。
いや、いいよね。
いや、そうやね。これはほんまにむずくて、言語化むっちゃくちゃしづらいだよな、これ。 うん。
あの、浜口隆介監督が、多分すごいんやと思うけどさ。 うん。
でも他のドライブマイカーとかも観たんやけど、これが良かったから、
ドライブマイカーも観てみようと思って観たんやけど、
なんか、そっちはまあまあ普通に面白かったんやけど、やっぱり急に具合が悪くなるの方が断然俺は好きで。
ドライブマイカー観た? 観た観た。2回観た。
好きすぎて。 あ、そうなんや。あれ好きなんや。
映画館で観た? 映画館で観たね。
どっちが好き? 急に具合が悪くなるの方が、泣き度は高かったかな。
最後のなんか、やっぱカタルシスというか、最後のシーンがほんまに良かったやん。
最後のどの辺?
病院で演劇やって、途中で倒れてからのあの辺。
俺は結構途中が好きやってんな。
マリさんが最初に倒れて、介護施設で。
で、ちょっと横に、個室みたいなところで横にならせてもらうみたいなシーンで。
で、倒れてから目覚めて、
そしたら部屋で、五郎さんが看病みたいなしてて、夕日が部屋に差し込んでて。
で、五郎さんはこの後にまた外国かどっか行って、演劇はせなあかんみたいな。
なんか結構、それだけ聞くとちょっと冷たいような気もするけど、なんかでもほんまに2人とも爽やかにそういう会話してて。
で、そんなんしてたら、ともきが横の部屋から来て、五郎さんが連れてきたかちょっと忘れちゃったけど、ともきが来て、
なんか、自閉症の、自閉症やから喋られへんけど、なんか、
お、起きたかーみたいな、やっほーみたいな感じでともきが来て。
で、マリさんも、やあやあみたいな感じで。
で、その後にマリールーが来てみたいな。
なんかもうあの一連の流れが、もうなんか全員ほんまに超ピュアというかさ。
こう、何の汚れもありませんみたいな、その心がほんまにすっげーピュアで。
なんかそのやりとりがめっちゃ、なんかえーなーみたいな、この。
確か、あの時もなんか五郎さんが、なんだっけ、なんか親じゃないというか、なんかそういう発言。
あー言ってた言ってた。
その辺のこうスタンスというか距離感の取り方みたいなのもなんか絶妙で、良かったよね。
なんか、あれをその、いやあなたは娘だと思ってますとかってなると、くどいというか。
そうやね。
なんかすごいそんなんがなくて爽やかやねんな、なんか。
確かに、爽やかっていうのが確かに良い表現。
これちょっとシリアスになりそうなタイミングというか、
だけど、だらっとしてたね。
で、あれ多分なんかずっと長回しで撮ってて。
うんうん。
なんかもうあの映像の絵力と内容とかめっちゃグッときて、
泣くとかではなかったんやけど、なんかすごい印象に残ってるシーンで。
うん。
あ、コースキーやったな。
原作の核を映画にした濱口監督の力
で、なんか俺、その映画見てからあの、それこそポッドキャストで、
いろんな人が急に声が悪くなるの、こう感想とか言ってたりして、その辺聞いたりとか。
あと、キクシンダっていう、その、シンダっていうなんかカルチャーシというか、
カルチャーダッシーがポッドキャストやってて。
へえ。
で、そこで原作者の人が出てて。
マジで?面白そう。
そうそう。その人が今回の映画についていろいろ話してみたいな。
へえ。聞いてみよう。
そう、それもだからすごい良くて、合わせて聞くと、より面白さが伝わるんやけど。
ちょっとちゃうもんな、原作と今回のやつ。ちょっとどころじゃないか。全然違うもんな。
で、なんかそのインタビュー形式のポッドキャストなんやけど。
うん。
なんかその原作者は学者で、学者やから、なんていうか、自分の正しいと思ってることとか、自分の心情とか、
かなりブラサヘンというか、誠実に生きてるというか、そういうのをヒジヒジと伝わってくるインタビューなんやけど。
うーん。
彼女をもってして、天口監督のあの映画を、自分が言いたいこととか、自分のこう、大切にしてるやつをきちんと表現してくれてるみたいなのを、そのインタビューで話していて。
天口監督すげえな、みたいな。
そうそう、天口監督やべえな、みたいな。
いや、し、その、なんていうか、原作と全然違うやん、その往復書館を、あのテイストで、あの表現で映画化しているっていう感じで。
まるでこう、アウトプットとしては違うのに、その真となってる部分をちゃんと受け継いで、ちゃんと映画として完成させてるみたいな。
そこのヤバさというか。
それをなんか改めて感じて。
うーん。原作読んだ?
で、原作その真論聞いてから買ってはいた、買ってはいる。
あーそうなんや。
いや俺も気になっててさ、買おっかなーと思ってはいたんやけど、まだ手出てなくて。
ちょっとまず真論聞いてみるわ。
そうやね。ほんまに学者って感じで。
あーほんま。
なんか生半科のやつやったら多分オッケー出されへんかったんやろなと思って。
そうか。ほんま浜口監督の力やな、じゃあ。
あーほんまにすごいんやろなみたいな。
いや良かったからさ、浜口監督の映像とかもyoutubeで見たりしたんやけど。
はいはい。
この人はこの人でかなりこう、癖あるな。なんか。
癖あるしこだわりすげーある感じ。
あるね。
だからこそなんやろな。
そうやね。
映像のリアルさと偶然が重なる構成
いやもう最初のシーンも良かったしな、あのいっちゃん最初の映画。
こうマリールート、入居者の人が庭でタバコ吸ってるシーンが、
もうあこっからいきなりなんか、わーなんかいい映像やなって思ったわ。
シーンも全体的にやっぱ綺麗やしね、今。
せいなどやっけ。
ほとりで二人で喋ってるシーンとか。
あの京都に帰ったやんか、マリーが途中で。
あれ、あのシーンどうやった?
あの新幹線抜けるとこ。
新幹線抜けて、その京都のあのマリーの実家とか、
あの山の上登って下に田園風景見下ろすシーンとか。
俺って客観的に見たらああいう風景好きやねんけどさ。
ああいう風景とか古い古民家みたいなのとか好きなタイプの人間やねんけど、
なんかあの映画に関しては別にあんまりグッとこうへんかったというか。
なんかモチーフとして使われてるからそうだと思う。
いやーそうやね。
なんかこういうのみんな好きなんでしょ感が。
いやしなんかあまりにリアルじゃないというか。
まずマリーさんみたいな人がなんかあんなとこ住んでへんやろし。
ましてあんなちょうど田舎で育ってへんやろしみたいな。
なんかそれをちょっと感じてしまって。
ちょっと冷めたんや。
そう。
なんかこういう風景、こんな好きそうな風景やのに冷めることもあるんやみたいな。
逆にその介護施設のシーンとか、
トモキが路面電車と並走する公園の風景とか、
あんなんとかめっちゃ好きやったわ。
ああいうリアルな。
パリっぽく、パリやっけ?
舞台は。
パリかフランスかちょっとあれやけど。
ザ・フランスっていう感じではなく、なんか超リアルな映像が。
あれはなんか良かったね。
あの辺はどうでした?
資本主義がどうとかの下り。
あれはね、あれは難しいね。
なんかその、俺はなんか大した話はしてないなと。
というかまあ基本的な話しかしてないなと思ってたけど。
なんか、そうね。
いろんなポッド、感想話やポッドキャストとか聞いてると、
なんかこうなんかもっと勉強さなあかんとか、
もっとちゃんと世の中知らないかみたいなその辺を感じ取ってる人がいて、
こうやって受け取る人もいるかみたいなお情報だったりして。
いやあれはなんか復習になったなっていう感じがしたけど。
まあそうだよな。
なんか別に新たな気づきもなく。
そうだね。
あのシーンいるか?
別になくてもいいけどな。
作品の素敵さに影響ない気がするけど、なくても。
やりづらさみたいな、行動から来てるみたいな話をちゃんと説明してくれてる。
あーそうかそうか。
でマリー・ルーがあれを聞いて行動に起こすみたいな。
そうだね。大差の選択肢だね。
じゃあいるか。
いるな。
まあでもあの辺もいいよね。やっぱりこう夜間勤務のシーンもね。
中が深まってる感じがして。
途中で挟んでるけど。
あれをなんか一夜でやってるのもいいよな。
ほんまやね。確かに。
一夜でそこまで深まっていってる感じというか。
俺はなんかその前に話したときにその偶然のカステルルールの奇跡みたいなところを描いてて
俺はその美しさというか華麗さがいいなと思っててんけど。
あれを一夜で全部やり切ってるのはなんか
いろんな偶然の重なりとかたまたまな
たまたまが連続して
本当にたまたまそうなってる感じが綺麗やなと。
全体を通して。
あれを半日でやってるっていう表現が意味ある表現やもんなきっと。
あれを長い時間じわじわとやってるとはなんか違うというか。
ほんでマリー・ルー2本まで行ってるからなそれで。
そうそうそう。
ついこないだ会った人のために。
そうだね。
だからほんまにそのめちゃくちゃカチッとピースがはまったみたいなことやもんな。
うん。
それがほんまにすげえ運命的で。
出会うべくして出会いましたみたいな。
短時間というのがめっちゃ意味あるな。
エッセンシャルワーカーと身体性
いやほんでやっぱりこう
掃除てエッセンシャルワーカー、介護士とかの人らの話やけど
なんかその人らのかっこよさみたいなのはめっちゃ感じて
なんか自分の妻が保育士さんで
エッセンシャルワーカーでもあると思うんやけど。
まあそうでしょう。
まあ自分ごとではないんやけど親近感みたいな。
とかエッセンシャルワーカーの人へのリスペクトみたいなのを結構強く感じて。
なんかほんまにマジかっこいいなみたいな。
妻にも見てほしいなってちょっと思った作品やったな。
なんか多分どういう見方するんやろっていうのが気になってさ。
エッセンシャルワーカーの当事者との妻が見たときに。
で、なんか結構ボランティアでそういう介護の現場とかに行ったこともあるっぽいからさ。
なんかそういう人が見たらまた見え方ちょっとちゃうんかなみたいなんで感想を聞いてみたいなって思って。
おすすめはしたんやけどな。ちょっとまあなかなかタイミングがあれやから。
あれやけど。
3時間。
そうそうそう。
3時間かかるし。
しかも重曹でしかやってへんからな、大阪。
その話っていうとやっぱなんかその身体の触れ合う、触れ合いというか。
なんかやっぱり良いようなこの、両方社会において俺らはなんかコネクリ、頭はコネクリ回してなんか数字をいっぱい作ったりとか、
なんか売り上げがどうかとか、なんかそういう話してるけどやっぱこの手触りのある仕事とか。
手触りのある人との関係性みたいなのがやっぱりこう、熱いというか。
なんかほんまに真剣さが桁違いやと思うねんな。
うん。
仕事をする中での。
そうやね。
なんか頭使ってなんか売り上げがとか言ってる人、真剣な人たくさんいると思うけどさ、なんかその種類が違うっていうかさ。
やっぱ人と向き合う時のこう真剣さと数字。
覚悟機がない。
数字をするための真剣さはまた全然違う種類のもので。
なんかほんまにもう比べられへんぐらいこう圧倒的な差がある。
うん。
と思ってるから俺は。
いやそうでしょ。
うん。
なんかねほんまにそこが、俺はそこに一番感動したかなその。
確かにね。
この人らのかっこよさに。
だからその題材も好きやから俺は結構気に具合が悪くなるの方が断然好きやねんなそのドライブマイカーより。
ドライブマイカーはかなり淡々としてるからな。
そうそう。
でまぁなんか職業、舞台作家と舞台俳優とみたいな人らが出てくるけど、別にかっこよくはないからさ、その人らの職業は。
そこの、もちろん作品としては面白いんやけど、なんかそこのこう自分の中のこの熱いものがちょっと違ったな。
その、俺が当日書いてたメモとかを見ながら今話そうかなと思ってんけど。
うん。
やっぱその身体性みたいなのとかなり密接にこの映画関わってるというか。
そのエッセンシャルワーカーみたいな話もあるし。
なんかその途中とか京都行ってさ、マッサージし合うみたいなそういうシーンとかあったりすると思うんやけど。
やっぱりこの身体性をもって人と触れ合うことによって、いろいろ感じるものもあるんじゃないかなと思ったりして。
うん。
『手の倫理』から考える触覚とケア
で、昔、伊藤阿佐っていう哲学者がいて。
伊藤阿佐。
うん。
その人の本も俺は結構好きで、テノリンディってやつと。
ナノリンディ?
テノリンディ。
テノリンディと記憶する身体っていう作者は哲学者と言っていいと思うんやけど。
このテノリンディを読んで語られてるのが、
西洋とかにおいては、視覚情報とかの方がやっぱり情報量とかも多いし、即座に情報が伝わるんで、優位としてされていて。
その触覚はあんまり劣性とされているみたいな、そういう語り口から始まるんやけど。
で、このテノリンディにおいては、この触覚って結構やっぱ大事じゃないみたいな、そんな話をずっとしてるんやけど。
面白そう。
で、この触覚というか、触れ合うっていうのはかなり危険な行為でもあると。
触れ合うことによって相手から攻撃されたりする可能性もあるのにも関わらず、
触れ合うことで、なんていうか、触れ合うっていうことはつまり、自分を差し出してるとすら言えるんじゃないかみたいな。
だからこそ、相手との共鳴とか信頼を生み出す通路となるんじゃないかみたいなのを書いてて。
リスクテイクしてるってことか。
そうそうそう。これをすごい思い出して。
このエッセンシャルワーカーみたいなところで、介護士がいろいろ対象者に触れることでケアをしていくと思うんやけど。
ケアっていうのはやっぱり、その人に対してケアしているのもそうやし、ケアする側がされてたりもするみたいな。
そういう相互作用がやっぱりあるんやろうなというふうに思って。
だから自分が思いがけない、他者と交流、他者と触れ合うことによって自分が思ってなかったことを想起させられるとか感じ取るとか、
そういうことが奇跡とか偶然みたいなところにつながっていくのかもなみたいな。
当時メモとか書いてた。
自分を差し出し一歩踏み出すこと
なんか聞いてみたいのがさ、ケアをすることで自分も得るものがあるっていうのはさ、
与えてる側も与えられてるみたいな話だと思うね。
一方通行に見えて実は双方向みたいな。
なんかそれは結構、そういう側面があるんやろうなっていうのは理解できつつ、
そことこう、なんていうんやろう。
あともう一個そのマリールーとマリーの関係が急に親密になるっていう奇跡のようなことがあったやんか。
なんかそこが中野の中でどうつながってるんかなっていう。
まあ確かにちょっと身体性みたいなところとはちょっと違うかもな。
彼女らの関係の親密性に関わるの。
仲良くなってからやもんな、こう。
そうやね、このマッサージは。
でもマリールーが結構いつも勇気を出してさ、こう体大丈夫?みたいな気使うような質問して。
はいはいはい。
なんかそう勇気出して質問してくれてありがとうってマリーがいつも毎回答えてて。
なんかそういうリスクテイクじゃないけど、こう勇気出して一歩踏み出すみたいなのはマリールーは結構やれる人というか。
その実際の身体的なものではなくて、こう声かけるみたいなそういうケアみたいなのを含めてってことなのかな。
こう抗議の、なんていうか、自分を差し出す、なんかこう向き出しにするというか、リスクを取るっていうのが出来張る人なんやろうなっていう。
それをやってるから、こうやっぱり傷つくこともあるけど、こう急速に奇跡のように仲を深めることもできるっていう。
確かに。そういうかもしれない。
やっぱりその差し出すみたいなところはやばいね。
うん、一個マジでキーワードやな、それ。
やっぱ差し出さな、差し出してこそ、なんかああいう面白い人生が待ってるんやろうなっていう気がするというか。
いや、ほんまにそう思う。ほんまに思う。
それはちょっとほんまに勇気出してやっていきたいなって思わせてくれるような映画やな、あれは。
濱口監督の演出と滲み出る個性
差し出すみたいなのはちょっと違うかもしれないけど、ドライブマイカーを見た時に、俺が思ったのは、なんかその発話するとか、その行為をするっていうことによって、なんか理解が進むというか自己理解が進むみたいなことがあるなぁと。
うん。
いう風に思って、そのドライブマイカーを見た時に。
で、なんか浜口監督って、その映画を撮る時に、なんか役者に台本を一生、感情一切抜きにただただ読ませるみたいなことを一生やんねんけど。
浜口監督もやりはるんや。
浜口監督のなんかその映画を撮る手法として。
へー。
その、役者に一生台本を読ませんねん。
それドライブマイカーの中でそういうシーンあったよな。
あ、そうそうそう。それをまさにその手法で映画撮んねんけど。
そうなんや。
で、その演技をさせずに台本だけを一生喋らせることによって、
喋るっていうことを、役者に馴染ませていくことによって、
その感情、発言する時にその感情とかを、
役者が本人の気持ちで、本人の感情で表現できるみたいな、そういう心情を彼は持ってて。
へー。
で、行為をすごく低レイヤーにまで落とし込むことによって逆に感情とか、
そのなんか人の個性みたいなのが、逆張りで握み出てくるというか。
むず、むずいな。全然腹落ちせえへんな。
でもそういうあれを持ってはるんや。
そうそう、淡々と行為をすることによってでも出てくる個性とか、その人の感情みたいなのが、
行為に引っ張られるもの。
行為に滲み出てくるものみたいな。
そこがその人の個性とか、その人の持つ感情みたいなのを適切に表現してるんじゃないかみたいな。
あー、なんかちょっとわかったぞ。
なんかいきなり演技すると変に、自分のスーっていうよりかはこう、なんか取り繕ったものになるけど、
それを全部削ぎ落として淡々と淡々とセリフを言い続けることで、
じわーっとその人の心にある個性とかが滲み出てきて、
それを本人に気づかせるとか浜口監督が気づいて、
それがなんか、映画の醍醐味っていうか。
そういう哲学を持ってはるんやな。
そうそうそう。てかまぁ、そうやね。そう、俺は受け取ってねえけど。
ドライブマイカーとかもほんまなんか、すごい淡々とずっと喋ってるシーンとかもめっちゃあったと思うんやけど。
あれはなんかまさにそういう、なんか滲み出るものが出るんじゃないかなみたいな。
なんかずっと試してるんかなみたいな。
山引いては、そういう素朴なというか、
通話するとか何か行為を行うっていうことによって、やっぱり滲み出る部分あるんやろうなとか。
それこそがその人の個性とかその人の感情を色濃く反映していると。
第二言語の日本語と関係の変化
なんかその辺はなんか、この急に具合が悪くなるでも、
なんか女、似たようなことを言いたいんかなとか、
なんかこんなことを考えたりしたね。
なんかどのシーンがどうとかはあんまりないけど。
でも結構喋りのシーンが多いもんな、この急に具合が悪くなるもん。
そうやね。
しかしなんか本間っぽいよな。
なんかずっと。
さっきの村出てた五郎さんが病室というか入ってきてとか、
この劇やったっけ?
急に入ってきてとか、なんか本間っぽい感がずっとあるというか。
うんうんうん。そうやねんな。
で俺がさ、もう一個これもう本間っぽいなって思ったのが、
その一番最初の演劇終わった後に、
マリーさんとマリー・ルーが歩きながら話しするシーンやったやんか。
あの時にマリー・ルーは日本語を喋ってて。
うん、そうやったかな。
そうやって。
二人は最初は日本語で会話してて。
マリーさんとマリー・ルーが。
あーそうか。
で、まあマリー・ルーは片言の日本語で。
まあ別にそれはまあまあって感じだったんやけど、
マリーさんが結構書き言葉のような日本語を話してて。
え?
俺の印象では。であれはなんか、
あれまさに本間っぽいなって思ったんが、
俺もその日本語を第二言語で喋る人と日本語で会話する時は、
書き言葉みたいな日本語喋んない。
わかってもらいやすいように。
あんまりフランクな日本語喋ると難しいから。
対日本人には喋らへんような喋り方で喋るんやんか。
日本語喋る韓国人とか、日本語喋る中国人に対して。
ぼーかーぼーかもしれん確かに。
なんかそれがすげー本間っぽいと思った印象がある。
えーまあ、なるほど。
で後半にかけて、なんかだんだんその感じがなくなってきてん。
それはなんかもう2人の仲が深まって、
だいたい普通に日本語喋っても通じるっていう感どころが
マリーさんの中に出てきたのか、
2人の仲が良くなったからフランクになったのか、
わからへんねんけど。
後半は別にそんな違和感な、書き言葉っぽいって思えへんかったんやけど。
はじめのあの…
それも含めてかな。
うん。
こういう変遷みたいなのも含めて本間っぽいかもしれん。
なんか浜口監督ってできるだけ順番に映像取り張るって、
なんかで見て、
はじめに、はじめのシーンははじめに撮るし、最後のシーンは最後に撮るしみたいな。
はいはいはい。
なんかよくあんのはさ、そのロケーションごとに撮るみたいな撮り方もある。
だからはじめのシーン撮って、最後らへんのシーン撮ってみたいな。
で、次にまた別の場所行って、はじめのらへんのシーン撮って、
最後らへんのシーン撮ってみたいな。
なんかそれをあんまり極力やらへんみたいなのをなんかで見て、
なんかそういうのもあるんかなみたいなその、
馴染んでくるんじゃないけど。
確かに確かに。
そういうのもこうリアルな感じを出すための手法なんかなみたいな。
すげえ、すげえなって思ったわ。
すげえ作品やし、すげえ監督やなって。
そうやな。
俺はドライブマイカー見てからかなり好きで、
他も結構見てるかもしれない。
あ、マジで?悪の、何だっけ?
悪は存在しないとかも。
見た?
ちゃんと見たし。
あ、そうなんや。
あれ見たいなと思ってんねんけどさ、
あれってもうなんかDVDか何か買わない見られへんやんな。
そうやろな、もう今ではやってない。
ない気がすんねんな。
面白い?
ドライブマイカーよりかもしれない。
何かがあるというか、
あんまない感じする。
気になるなちょっと。
あとハッピーアワーっていう5時間の映画があるんやけど。
5時間?
そういうの見たん?
見た。
それさすがに家で見たやんな。
なんか神戸の元町映画館っていうとこで、
毎年その、
ハッピーアワー上映会をやってて。
えーマジで?
でそこに、
その、
神戸が多分元々拠点というかあれで、
その元町映画館もかなりこう、
関係があって、そのハッピーアワーの映画自体にも。
うん。
だからなんか出演者とかもその、
毎年の上映会に最後ザラーって登場してきてみたいな。
で濱口監督ももちろん来てみたいな。
マジで?
っていうなんかイベントみたいなのがあって、
それに参加して。
5時間映画館で見て、最後。
そこに出てきてた人らがザーッと入ってきて、
うわ、あの人らや!みたいなの。
やばそれ。
それ今年もやるかな?
やるんちゃうかな?
ちょっと気になる。
年末にやんね。
そうなんや。
俺が大阪行ってた時に町でやってたから見れたみたいな。
いやそれやばいな。ちょっと調べてみよう。
映画から家族旅行へ踏み出す
いや俺この映画見てさ、
まあ自分の親とかさ、
自分の大切な人とか、
まあ自分も含めてやけど、
急に具合が悪くなる可能性があるなっていうのをめっちゃ思ってさ。
ね。
だから、
まあ前から親と行けるときに旅行行きたいなみたいなアイディアはうっすらあったんやけど、
なんかほんまに行けるときに行かなあかんなって強く思って、
旅行を企画したわ。
すご。
なんかそれこそさっきのさ、一歩踏み出す勇気みたいなところももらったし、
なんかこう、親がそんな年いって歩かれへんようになるかもしれへんからさ。
で、まあそんな言うと俺も歩かれへんようになるかもしれへんしとか思ったらもう、
今やって思って、
今年の12月に、
こう大家族旅行と題して、
うちの親と弟家族と、弟二人おるから、
次男家族と三男家族と全員誘って企画したわ。
すごすぎる。
で、みんなに勇気を取ってもらって、
すごすぎる。
近道で行ってきますわ。
いやーそれはでも一番のあれやね、
映画を受け取ったアクションとしてらしい気がするな。
めっちゃ受け取ったよ俺はこの映画から。
いややっぱり、ちょっとさすがに勇気いったわ。
なんかおもろい回にできるかなーみたいなのもあったし。
あった。
でもそんな、もうあーそんなん言ってる場合じゃない。
俺はもうこの映画を見たからやるんだっつって。
すごい。
一番の感想というか一番、
俺が何ペラペラ喋る何かよりも一番重い。
もう人生変えてくれたと言っても過言じゃないかもしれないな。
確かにね。
いやほんまにそんだけこう突き動かされるもんがある映画やわ、これは。
うんうん。
なんか、なんか行動し、なんか行動せんのはもったいないって思わせてくれるというか、
見ただけで終わらせたくない、
なんかそういう魅力がある映画やな。
大阪の移動と北大阪急行の車庫見学
それで俺も先週、そのシルバーウィークは実家に帰ったぐらいは。
あー、ちょっとこの映画見たからみたいな。
全然関係ない。
全然そこは切り離した。
まあ刑牢の日でもあるしな。
大阪帰ってきてたよな。
そう。大阪急行の。
一瞬思い出したけど、
もうなんか子供の面倒っていうかあれを見てたりしたら何も見てない。
ただ北へ電車に乗ったわ。
白かったかどうかすら覚えてない。
全く見てない。見る余裕もない。
特に混んでるからな、北急の路線は。
なんか久々に梅田へ降りたから、
最初、美濃駅に乗りそうになって、
いやいや、ちゃうわ、中本屋みたいなとこもやったりして、
全然何も見てない。
梅田乗り換えってこと?
そう、なんか清大阪からJRで大阪駅まで行って、
梅田でなんか手土産というかフルーツみたいな、ちょっと買いたいなーみたいな。
百貨店行ってみたいな。
そうそうそう。なんか阪神めっちゃ綺麗になってたな。
あー、綺麗になってんのかな、あれ。
めっちゃ綺麗になってた、びっくりした。
で、阪神でフルーツ買って、で、梅田駅から、そう、見通すみたいな。
人やばかったんちゃう、そんな。
そう、やから、やからもう電車まで見てられへん。
そうやろな。
いや、ほんであれやろ、デパ地下やろ、フルーツって。
そうそうそう。
やばいやろ、あんなん。
だからそこでもちょっとイライラしちゃう、今さ。
あんなとこも絶対人、子供連れて歩きたくないところランキングナンバーワン。
で、スーツケース持ってるし。
やばいやばいやばいやばい。
ベビーカーで。
やばすぎ、ベビーカーだって通られへんやろ、あんなん。
いや、それは見る余裕ないわ。
だめだから。
いや、俺、ほんまに、今度、北大阪急行の車庫を見に行こうっていうイベントが募集してたから。
うん。
それで応募するわ。
どこにあんの?緑寺公園のとき?
桃山台。
桃山台か。ちょっとわからへんわ。あんまり。あんまりわからへん。
千里中央の隣よ。
隣か。
当たるかわからへんけど、当たったら車庫行って。
だいぶ濃くなってきたな、鉄軍が。
そのイベントがあるよって妻に言ったら、めっちゃいいやんってびっくりまくり帰ってきたから、
ふうふうともども濃くなってるわ、今。
やばいな、このポッドキャストもどんどん鉄チャンネルになってるみたいな。
ちょっと待った、もし当たったら報告するわ。
いやほんま、行ったことないわ。
行ったことないよな。
行こうとも思ったことなかったけど、今までの人生で。
鉄柱ぐらいは行ったの。
鉄柱なんてもちろん行ってるし、
濃くなっていくね、その過程もここに残していけたらと思うんで。
そうだね。
いやーよかったね、この、この映画を話せたっていうのがまずめちゃくちゃ嬉しいしな。
そうやねー。
見てこう感想言えるの嬉しいわ。
ほんま。
いやーマジで、マジで最高やわ、もうこの映画は。
さあ、というところで。
はい。
お疲れ様でした。
またねー。
またねー。
39:08

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