それでは早速コーナーです。 めくるめくライナーノーツ
このコーナーは、音楽についてたくさん語りたい、しかしどうしても内容が薄くなってしまうこの私が、大好きなCDアルバムについて、そのアルバムに寄せられているライナーノーツを元に紹介していくコーナーです。
第3回となります、今回のアルバムは、スマッシングパンプキンズのセカンドアルバム。 1993年のセカンドアルバムサイヤミーズドリームです。 2011年のデジタルリマスタリング版ですね。
このアルバムは、すごいアルバムです。 早速、今週の一説。
アルバムサイヤミーズドリームは、ロックの夢が叶った証拠の作品であると、同時に悪夢でもあった。
このライナーノーツを書いた人は、
これはデビッドワイルドという人で、このアルバムがリアルタイムで発表された1993年ではなく、このデジタルリマスタリング版に寄せられた2011年に書かれたもの。
2011年9月って書いてありますね。 そのデビッドワイルドのライナーノーツの冒頭文です。
ロックの夢が叶った証拠の作品であるんだけど、同時に悪夢だったっていう。悪夢。 夢が叶ったっていうのはわかるんですけど、悪夢っていうのはどういうことかっていうね。
このデビッドワイルドさん、調べたんですけど、このデビッドワイルドさんもやっぱりすごい大物みたいでですね。
この人は有名なローリングストーン氏で活動していたってことですね。 流れに渡ってこのローリングストーン氏のシニアエディターを務めたと。
多くのカバーストーリー、教師の特集やインタビューを執筆してきた人だと。物語性の高い文章が特徴だかって言ってるんですけど、このサヤミズドリームでのライナーノーツ、ほとんどがビリー・コーガンの
インタビューの言葉、スマッシングパンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンの言葉を中心に書かれているので、このデビッドワイルドさんの文章っていう感じではないです。
このサヤミズドリームに入っている日本語版の歌詞カードを見ると、ビリー・コーガンの言葉がいっぱいあります。
この全曲についてのビリー・コーガンの解説も載っているので、オリジナル版の発売から18年ぐらい経って、当時を振り返るようなビリーの話も聞けてとても面白いです。
というライナーノーツがこれは入っているんですけれども、まずこのアルバムについて説明していくと、一言で言うと、このライナーノーツやアルバムやビリーの話を聞いて、どんなアルバムかって思った時に、二面性がすごいあるなっていうのを思いました。
この最初のさっきの今週の一節での夢が叶うっていうのと、悪夢っていうね。夢と悪夢ですよ。このアルバムのサヤミズっていうのも、かつて結合創生時を指して使われた言葉。これ有名ですよね。
でもこれは直接的にその結合創生時のことを言っているのではなく、二人で一つであるよとか、あとは密接な関係だよとか、そういうのを表しているって言われてますね。このセピア色の双子の女の子のジャケットとかね。
有名ですよね。これじゃあどんな二面性が感じられるかというと、まずは曲の話からはいいですかね。この中で最も有名な曲と言ったら、Todayですよね。
で、この曲ちょっと明るい感じのドラマチックな感じのメロディーと曲調ですが、有名な話ですけど、ビリー自身の言葉を言うと、自殺寸前まで行った俺についてのみんなで一緒に歌える陽気な曲。どういう精神状態なのってことですよね。
このデビッドワイルドさんのライナーノーツに書かれているビリーの言葉を読んでいくと、このスマッシングパンプキンズの一作目のファーストアルバムのギッシュがすごいヒットして、
その中でファーストアルバムをさらに超えるヒットをレーベル側が欲しいんだけど、でもビリーとかは、バンドは同じようなもので超えてもう一回作ってヒットさせるっていう気はないと。
だからあれなんですかね。自分でハードル上げちゃったんですかね、ビリーはね。そのプレッシャーで、プレッシャーとかでビリーはいきなりうつ病になっちゃったと。
8ヶ月間ぐらい完全にやる気がなくなってしまったというので、自殺したいっていう強烈な思いが出てきちゃって、窓から身を投げるギリギリのところまで行った。その翌日の朝にベッドに座って書いたのが武装解除とTodayの2曲ということで、自殺ギリギリの時に生まれた曲。
で、その曲の歌詞がToday is the greatest day。今日が最高の日みたいな。これがねどういうことって感じなんですけど、20代の時に自分もつらかった時期があって、その時にねすごい救われたんですよね、この曲。
実際、最近、適応障害になってうつの症状とかも経験したので、それがどれだけのものかっていうのもわかるので、わかるっていうか想像ができるので、だからこそ生まれた曲なんでしょうね。
そう、でもなんか、いつだったかな。マッシングパンプキンズが復活した時に、その時オリジナルメンバーはビリー一人しかいなかったけど、その時のなんか音楽雑誌のインタビューとかを読んだら、
もうTodayを歌ってた頃作ってた頃の俺はもういないんだみたいな、あれはもう完全に過去に続いての曲に今やなっているみたいなことを何かで言ってた気がしますね。これは正確な話じゃないんですけど。
そういう、このTodayはこのアルバムの二面性を表す、象徴する曲。で、あとはこの緻密さと、あと純粋さとか無垢さがあるみたいな。
で、バンドメンバーの人間関係もほぼギリギリまで行っていたから、そういう緊張感があるとかっていうふうに一般的には言われてますよね。
で、あとはこのビリーの、2011年の時にビリーがこのアルバムを振り返って言ってたのが、これはもう完璧なアルバムだったっていうふうに言ってますよね。
完璧にイメージ通りに仕上がったという意味でこのアルバムを凌ぐものはないだろうねって言ってますよね。
ビリーは生まれつき立つ構築主義者なんだけど、だからどっちだかってアルバムの方が立派でピカピカのよりも気に入ることが多いんだけど、
でもこのアルバムに関してはこうしておけばよかったとかの後悔する必要が全然ないおかげで、とてもハッピーな気分なんだって。
で、このデビッドワイルドさんのライナーノッズに載せられている言葉を読み上げましたけど、こういうふうにビリーは言っています。
だからこのビリーも複雑な人ですよね。結局完璧主義者なんじゃないのかなっていう。
まあわかんないですけどね。
だからこのアルバムもプロデューサーとこのビリーがどんどんどんどん二人で進めちゃったから、
あと完璧な演奏を求めてドラマに900テイクぐらい何回も撮らせたり、
あと気が遠くなるほどギターを緻密にオーバーダビングしているそうですね。
全然その辺はわからなかったですけど聞いただけじゃ。
とんでもない狂気のような気の遠くなるようなレコーディングをしているわけですね。
制作をしているわけですね。これきっとね。
ちょっと嬉しかったのは、僕はこのスマッシングパンプキンズのギタリストのジェームズイハが好きなんですけど、
これクルリが主催している京都音楽博覧会っていうの10年ぐらい前にジェームズイハが来たんですよ。
ちょっとおじいさんみたいになったジェームズイハが。
というふうに生で見たりもしているのでね。
このスマッシングパンプキンズ時代の初期の写真とかかっこいいんですよね。
見た目もエキゾチックな感じがするというかね。
ちょっとアジア人っぽいビジュアルでね。かっこいいんですよね。
ギターもかっこいいんですよね。美しいしねリフがね。
メンバーの緊張がもう本当に極限にまで達してた中で、
バンドを離れるメンバーとかがいる中で、このビリーがイハと2曲を共作していると。
だからこのジェームズイハの美しいリフからメロディを作ったみたいなことを言ってますよね。
マヨネーズっていう曲とか、あとソマっていう曲ですね。
マヨネーズはファンの人気がすごい高い曲らしいです。
ソマもジェームズのあの美しいリフから生まれた曲なんだってビリーは言ってますよね。
結構入っている曲もトゥデイに代表されるように、
メロディとか演奏とかフレーズが美しいんだけど、
あとすごいギターのオーケストラみたいな音の洪水じゃないけど、
で結構重いテーマを歌ってますよね。
さっきも言ったけど、自殺とか自動虐待とかね。
だからBBCとかで流すの禁止された曲もありますよね。
ロールだっけな?武装会場?
でこのライナーノーツは最後までビリーのインタビューではあるんですけど、
ビリーは最後にこのように言ってます。
このサヤミーズドリームをスマッシングパンプキンズの装壁のもう一枚と言われる、
メランコリーそして終わりのない悲しみと比べて、
2011年の時にビリーが言っていたのが、
バンドの理想を移したアルバムとバンドの現実を移したアルバムっていうので、
たぶん理想を移した方がこのサヤミーズドリーム、
現実を移した方がメランコリーそして終わりのない悲しみだと思うんですけど、
それぐらいね、もう本当に完璧にイメージ通りに仕上がった、
緻密な完成度の高いめちゃくちゃすごいアルバムっていう、
そういうアルバムですね。
ということで今回のめくるめくライナーノーツは、
スマッシングパンプキンズ1993年のセカンドアルバムのデジタルリマスター版ですね。
サヤミーズドリームを紹介しました。
改めまして田中良人です。
で、僕も適応障害になりましたが、
なる前は今言ったようなことを、
頑張れ頑張れって言って成長しろって言って、
この成長っていうのも資本主義の追っての一つですよね。
どんどんどんどん成長することが楽しいんだよみたいな。
嬉しいでしょみたいな成長してできるようになると。
まあそうなんだけど、
終わりのない成長っていうのは地獄ですよね。
これなんかビジネスパーソンとかの思考ですよね。
成長し続けることが嬉しいっていう。
それが生き甲斐になってくると、
ブラック企業とかに囚われちゃったり、
利用されたりしますよね。
僕も適応障害になる前、
そういうのを言ってたんですけど子供たちにね。
でもやっぱりついていけない子もいたんでしょうね。
本当に悪いことをしたなと思いますけど、
でも別に僕が、
もともと大枠は考えたことじゃないしね。
自分が適応障害になって、
これもなんか、
自分が学校についていけない、
仕事についていけないし、
クオリティー下がっちゃうし、
ミス出るし、
かといってそれを全部なくさないように
完璧に仕事しようとしたら体調崩すし、
みたいなところで、
あ、待ってよと。
そういう子もいるんじゃないの?
っていうのに気づいたという。
やりたくてもできないんですよね。
努力したくてもできない。
あとは何か特性があってね。
特別支援教育を必要とするような子たちの特性があって、
頑張りたいんだけど、
これができるようになりたいんだけど、
言われてること分かってんだけど、
できねえんだよっていうね。
だからそういう人たちが多分苦しいでしょうね、
っていうことが僕も気づいたと。
でもね、
先生たちとか学校がね、
悪いことをやってるっていうわけじゃないんですよね。
だってもう資本主義っていう社会はしょうがないんだから、
その中で生きていける子を
こっちは育てなきゃいけないから、
だから6つの追手に追われていく、
そいつらが求める力を、
ミヒャエル・エンデの桃の時間泥棒じゃないですけどね、
その人たちが求める力をつけていかないと、
社会の中で生きていけなくなっちゃうから。
個性を伸ばすとか、
その子たち、その子に会ったとか、
強みを生かすとか、
って言ってるけど、
結局それは、
社会の前提には必ず会ってなきゃいけないわけですよね、
生きていくためには。
その社会の前提にまずもうついていけない、
そこから外れる人はどうするんだよっていう、
多様性なんでしょみたいなのは思いますね。
っていうのに最近気づいたっていう、
そういう話ですね。
なんかでも最近オルタナティブスクールとか、
ありますけどね、
結局ゴールがね、
その子が生きていく、
幸せに生きていくっていうことがゴールだから、
でもそれってすごく難しい問いですよね。
資本主義の中で、
幸せになることが、
果たして人間としての幸せなのかっていうことを、
多分問い直さないと、
資本主義の中で幸せになれれば幸せでしょ、
だからこういう力身につけるんだよ、
だったら話はシンプルで楽ですけど、
そこについていけなくて、
幸せに既になってない子はいっぱいいますからね。
で、これ今に始まった子じゃないですよ。
今ね、40代とか50代のひきこもりの人もいるから、
親がずっと子供の世話をしたまま、
子供が50代とかになり、
親が亡くなりみたいな、
これ今に始まったことじゃないですよ、これ。
昔からの問題。
じゃあどんな力をつけてあげなきゃいけないのか、
っていうのを考えますよね。
資本主義の中でやっていける力をつけることが正解なのか、
そうじゃない何か大切なことを教えてあげられる人になりたいですよね。
今学校の先生はね、
そういう自分の信念を持っている方もいらっしゃいますけど、
資本主義の中でやっていくっていう能力を、
今支出能力とかって言うんですよね。
たぶん次の学習指導要領の改定も、
そっち方面でさらに改定されていくんじゃないのかなと思った。
資本主義仕様の人間。
資本主義仕様の人間を作ることに、
やっぱり今学校教育は追われてる。
先生も追われてます。
先生が子供を追い立てちゃってるところもあると思いますね。
みんな真面目だからね、先生はね。
良くない?それやんなくてって。
いいよ、学力テスト。
めんどくせーから白紙で出しちゃえばとか言ったら、
ぶっ飛ばされますからね。
これは一つの視点ですけど、
こういう学校の先生が見てる方向とは真逆の視点から
見られてたらいいんですけど、ない。
という最後、暗い感じで終わっちゃいましたけど、
もう良くないっていうのが僕の意見ですが、
資本主義仕様の子にしていくのがもう良くないっていうには
覚悟がいりますよね。
それで路頭に迷ったらどうするんだ、子供が将来って言われちゃうからね。
はい。だからその答えは見つかりません。
ちょっと難しい話になりましたが、
だから息苦しさの正体っていうのがね、
やっぱり学校も社会も同じなんだろうなっていう、
そういう話です。
はい。ということで、ちょっと後半は真面目な話でしたけどね。
でももうこれしょうがないからね。
だからこの資本主義と生きていくっていう本は、
悲観するんじゃなくて、
僕今かなり悲観しちゃいましたけど、
悲観するんじゃなくて、付き合っていくしかないよっていう。
そのためにはやっぱり勉強して知って解き明かして、
そういうしんどさとかの正体を知ってないとだよっていう。
だから前回かな、前回僕が言った
人分知は武器になるっていう本と似てますよね。
ということでやっぱりこう、
メタになんで今こうなってんのかなっていう風に見ることが、
本当の自分らしさじゃないけど、
本当に自分が好きなものとか自分が信じるものを
見つけて追い求めていくことになるんじゃないのかなっていうことですよね。
何だっけこの、規範の内面化でしたっけ。
だから知らず知らずのうちに、
資本主義で生きてれば資本主義の考え方に染まっていっちゃうわけですよね。
子供とかね。
だから違う考え方も教えてあげなきゃいけないですよね。
承認欲を満たす以外の幸せなんか腐るほどあるようじゃないけどね。
それを僕がどれだけ知ってるのかわからないですけど、
まずは伝えたいとか教えたいとかの前に、
自分が知りたいのでね、
こういうことをまた考えていきたいなと思います。
はい、ということで田中良人のスタマースタジオでした。
ありがとうございました。