前から読もうと思って読んでいなかった、三島由紀夫「金閣寺」を読み始めたら、主人公の吃音の描写に心を奪われてしまいました。吃音というもの、吃音であるということについて、「金閣寺」の描写をもとに、自分なりに見つめ直した話です。
音楽のコーナー「めくるめくライナーノーツ」では、フーファイターズのファーストアルバムを紹介します。
<大体のチャプター>
本が読めない!/ 「奪われた集中力」/ 三島由紀夫「金閣寺」の主人公は吃音/ 「吃音は内界と外界の扉の鍵」/ 「嘲笑が眩しい」/ 「私という存在から吃りを漉し取る」」と・・/ 吃音が歪んだアイデンティティになってしまう
フーファイターズのファーストアルバムの紹介/ グランジと切り離して作品を捉え直す/ フーファイターズの来歴
文学による吃音の再発見/ まずはとにかく本読もう
おたよりお待ちしています↓
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サマリー
田中嘉人は、仕事やスマートフォン、YouTubeなどで集中力を奪われ、ここ1か月ほど本を読めなかった状況を振り返る。三島由紀夫の『金閣寺』を読み始め、主人公・溝口の吃音が内界と外界をつなぐ扉の鍵として描かれていることに強く惹かれ、自身の経験と重ねながら、発話のタイミングがずれる感覚や、現実から取り残される虚しさを語る。作中の嘲笑や、吃音を精神の弱さとして扱う時代背景にも触れ、吃音を自分そのものだと思い込むことや、からかわれることで存在を認められるという歪んだアイデンティティを、鶴川の優しさとの対比から考える。音楽コーナーでは、フー・ファイターズのファーストアルバムを紹介し、ニルヴァーナ後の悲しみという文脈だけでなく、デイヴ・グロールのソングライティングと陽性のエネルギーから捉え直す視点を取り上げる。最後に、文学によって吃音を再発見した経験と、まずは『金閣寺』を最後まで読みたいという思いを話す。
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