今回のゲストは、株式会社マネーフォワード 取締役執行役員 ビジネスセグメントCOOの竹田正信さん。
今年に入り、汎用AIで仕訳を丸ごと自動化する会計事務所が現れ、マネーフォワード自身もMCPを公開。「ヘッドレス化」が着実に進んでいます。
では、自社のプロダクトをどこまでAIに委ねるのか。竹田さんの答えは「どうなるか分からない、だから全方位に張る」。既存SaaSへのAI組み込み、MCPによる外部開放、自社エージェント「マネーフォワード AI Cowork」——この三正面作戦が、現時点の経営判断です。
三つを貫いていたのは、どこまでAIに渡すかの線引きでした。
汎用AIを自ら使いこなす層は、竹田さんの体感で顧客の1〜2%。残る大多数には、誤りが起きたとき誰が責任を持つのかまで含めた設計が欠かせません。エンタープライズならなおさら、人が承認した痕跡が残っているかが問われます。
だから外部への開放は制御できる範囲から広げ、自社で届けるAI Coworkではガバナンスを自ら握る。「安全であるがゆえに、より自由度が高い」——竹田さんが描く世界観です。
AIにどこまで任せるか。自社ならどこに線を引くか、考えたくなる回です。
【アジェンダ】
- () マネーフォワードの事業概要と、竹田さんのキャリア
- () ヘッドレス化時代のプロダクト戦略―「どうなるか分からない、だから全方位に張る」三正面作戦
- () 1円のズレも許されない領域で、どこまでAIに渡すか
- () 外部開放とAI Cowork——両立の狙いとバランス
- () 同じ領域でも競合とプロダクト思想が異なるのはなぜか
- () AIネイティブな新興プレイヤーをどう見るか
- () 「System of Recordとしての堅牢さ」はどこに宿るのか
- () 新しく取りに行くコンテキストと、BPOのAI化
【ゲストプロフィール】
竹田 正信 / 株式会社マネーフォワード 取締役執行役員 ビジネスセグメントCOO
2001年インターネット広告代理店にて企画営業職に従事。2003年株式会社マクロミルに入社し、2008年取締役就任。同社の事業部門を主に管掌し、事業戦略、人事戦略、企業統合、新規事業開発を主導。2012年株式会社イオレに転じ、取締役経営企画室長に従事。2016年株式会社クラビス取締役・CFOを経て、2017年より、当社グループに参画。
※本エピソードは6月に収録した内容です
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