Product AI Talks。この番組は、ITスタートアップで事業づくり、プロダクトづくりに取り組まれている経営層の方をゲストにお招きし、
昨今のAIタイトルも踏まえた、AI時代のプロダクト戦略を深掘りする番組です。
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今回は、現在開催中のYコンビネーターWinter26に採択されているカルノーの松森翔也さんをゲストにお迎えしました。
YC採択企業のトレンドをひも解きながら、AIスタートアップの米国最新動向を分析、
さらに競争が激しく、スピードも桁違いの米国市場で戦う松森さんが、
AI時代の戦略をどう捉え、どんな意思決定をしているのかを伺っています。
ホストは私、Globes Capital Partnersプリンシパラの工藤真由がお届けします。
それでは今回は、カルノーの松森翔也さんにお越しいただきました。
松森さん、今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
カルノーは今回、Yコンビネーターの26Winterにも選ばれたというところで、
米国のスタートアップ事情というところも伺いながら、
そこに対してカルノーがどういった事業展開をしていこうとしているのか、みたいなお話をいろいろ伺えたらと思っております。
お願いします。
松森さん、簡単にカルノーのご紹介と、松森さん自身の自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。
改めまして株式会社カルノーの代表取締役CEOの松森と申します。
我々はジンバと呼ばれるワークフローオートメーションのプラットフォームを作っています。
主に大きなエンタープライズ企業さん向けに、
簡単に言葉の支持でAIエージェントを作れるようなツールを提供しているという感じでございます。
松森さんは今回どういった経緯で企業に至ったとか、これまでどんな形で過ごしてきたんですか。
僕は元々キャリアってほど大事なことではないんですけど、
自分は元々研究者で、ずっと深層学習とかAIの研究をしてました。
領域で言うとビジョン&ランゲージと呼ばれる画像処理と言語処理の中間領域みたいな研究をしていて、
それこそ今だとめちゃくちゃ当たり前かもしれないんですけど、
ChatGPTとかにリンゴの画像を生成してくださいと言うとリンゴの画像が出てくるじゃないですか。
あれを結構2019年とか18年ぐらいからいろいろ研究していて、
当時はめっちゃこの研究に何の役に立つんだろうみたいなのがあったんですけど、
白紙号まで取って、その後にちょうどChatGPTが出始めて、
元々会社を作りたいっていう思いがあったんで、
そこで自分のやっていた領域で何かできないかなと思って始めたのがきっかけになります。
なるほど。ありがとうございます。
この後いろいろカルノーとかジンバのお話にもさらにいろいろ伺ってみたいなと思うんですが、
まずは今YC26ウィンターというところで、今ご参加中なんですよね。
そうですね。今まさにプログラムの真っ最中という形で、
YC26ウィンター自体は1月の6日に始まりまして、
3月の24日かなにデモデーがある。
いわゆる3ヶ月間のプログラムで、今ちょうど折り返し地点みたいなイメージですね。
どうですか?ざっくり参加してみて、参加する前の印象と。
そうですね。やっぱりすごくインテンシティが高いっていうか、
本当にその3ヶ月、よく前段階で言われていたのが、
僕ら採択が決まったのは去年の11月の末なんですね。
その時にグループパートナーに言われてたのが、
このプログラムの期間中っていうのは、君たちのパフォーマンスが最も高くなる3ヶ月間だっていう風に言われていて、
今まさにそういう感じだなっていう印象ですね。
1週間単位の目標を立てられて進めていくとか聞きますよね。
最初に面接が終わって、一番最初のグループオフィスアワーっていうのがあって、
グループパートナーっていう投資担当のプライマリーの人と30分面談するんですけど、
その時にバッジ終わりの目標を立てようと思って、いろいろ目標を立てたらそのミーティング内で、
わかったと。じゃあ1週間後の目標はなんだみたいなことを言われたっていうぐらい、
すごく集単位で本当に売り上げをどれぐらい伸ばすのかみたいなことを話したりしてますね。
やっぱすごいですね。今回、ウィンター26って、
まさか松森さんって過去もYCは受けられていたっていう風に伺っているんですけど、
その採択企業の事業領域とか、ファウンダーのバックグラウンドとか、
松森さんとして過去もいろいろ振り返られたのかなと思って、特徴とか、
直近2,3年の違いとかってどんな風に見えてますか?
そうですね。ウィンター26のバッジをまず見てみると、
結構いろんなファウンダーがいるなと思っていて、僕がIC入る前に思っていたのが、
みんな20代でめちゃくちゃ若いみたいな印象だったんですけど、
意外と40代とか50代の人がいて、ネットワークのサーバーの機器と機器の間の通信速度を最大化するみたいな、
そういうことをやってる人がいたりとか、結構ダイバースだなっていうのと、
あとはロボティックスとかが結構多いなっていうのが今回のバッジの特徴かなと思いますね。
これはなんか自分が気になって調べてみたんですけど、
ロボティックスの会社の数が1個前のフォールとか2個前のサマースに比べると2,3倍ぐらい大きくなっていて、
数にすると多分10とか15ぐらいなんですけど、
とはいえロボットアームのことをやってる人とか、ドローンやってる人とかが多いっていうのが割と印象ですかね。
ロボティックスっていうのは産業用ロボティックスって感じ?それともヒューマノイドとかそういう形の多いんですか?
やっぱ倉庫系とか多いですね。倉庫のロボットとか、いわゆるアームロボットみたいな感じで、
でもアームロボットで折り紙が折れるみたいなロボット作ったりとかする人も結構いるっていう印象ですね。
次に企業家のバックグラウンド、今年齢の違いっていうところはお話いただいたと思うんですけど、
なんかよりビッグサイド、テックサイドとか、どういう方が増えてるとかって感じたりします?
そうですね。でもここのダイバーシティは、ICはもともとあんま変わってないなと思っていて、
基本的にはみんなもう全員テックで、バックグラウンドはハードウェアしかり、CSしかりっていう感じなんですけども、
基本はほぼ全員テックファウンダーって感じですね。
あと特筆すべきというか、コンバッチで多いなと思ったのはソロファウンダーが結構多くて、
ICってもともとファウンダーいないと入れないみたいな話があったんですけど、
今回は多分10%ぐらいがソロファウンダーで、最近AIのクロードコードとかオープンコードとかで、いわゆるバイブコーディングできるわけじゃないですか。
そういった影響もあって、ソロファウンダーでもゴリゴリ開発進めながら、ビジネスデブの方もできるみたいな流れになってきてるのかなっていう気はしますね。
それはなんかあれですよね、少人数でARR10億すぐいっちゃいますみたいな話が出ているから、まさにそれを表しているような特徴かもしれないですよね。
そうですね。
なるほど、ありがとうございます。私も今回お話伺いにあたって採択企業をざっと拝見していて、やっぱりアプリケーションレイヤーというんですかね、多くがAIエージェントみたいなところだと思うんですけど、
それはやっぱり言って多いなというふうには思っていて、
多いですね。
その中でも特定業務に絞ってフォーカスしているプレイヤーと、ニッチに見えるようなところも含めて絞っているプレイヤーと、
あとそれこそジマさんのように、AIエージェントをどんどん作っていこうっていう、そこを加速するようなソリューションを提供しているプレイヤーと、それぞれいるなと思ってて、
この後に実際、松森さんとしても、それぞれどういうユースケースで住み分かれていくんだろうかとか、
他の企業家の方とお話ししても、そのあたりどんな考え方、スタンスを持たれている、違いがあるのかとか、その後にどのように見てますか。
そうですね。最近のトレンドは、特定業務特化みたいなのは多いですね。
特に一番多いのが、特定業務エージェントを作って、そしてAIネイティブなんちゃらみたいな形で、
その業務自体を自分たちで、AIエージェントで武装しながら、その業務自体を自分たちでやるみたいなイメージで言うと、
例えば、これ結構前で成功している、2、3バッチくらい前なのか、去年くらいなんですけど、有名になっているところが、ハーパーとかコーギーっていうところがあって、
そこ何をやってるかっていうと、いわゆるAIネイティブインシュアランスブローケージとか、AIネイティブインシュアみたいな感じで、
いわゆる保険業務って、保険代理店がいたりとか、アメリカの場合はブローカーとかがいたりとか、
そもそも保険を提供するキャリアーみたいなところがいたりとかするんですけど、
その業務を今までは、SaaSとして、B2B SaaSとして効率化するので、これを使ってくださいよっていう形で提供していたのが、
今は提供するんじゃなくて、自分たちで内製して、自分たちで保険会社とかブローカーをやりましょうみたいなのが結構流行ってますね。
で、このハーパーとかコイーとかめちゃくちゃ伸びてて、YCの多分歴史の中でも一番伸びてるんじゃないかっていうふうに言われてますね。
これって、例えば、インシュアラーの世界はあれかもしれないですけど、今までの既存のSaaSみたいなところも、過去入り口になるようなデータって抑えてきたわけじゃないですか。
それこそわかりやすいのって、例えばCSとかで、マゼンレスとかってチケット全部抑えてました。
ただそこにシエラとかデカゴンみたいな、業務を代替しに行くようなプレイヤーが出てきてますみたいな。
ここって日本でもよく、既存のソフトウェアがAIエージェントを持ったほうが強いんじゃないかみたいなところと、
いやいや、そこはAIネイティブで新しく入っていくのが強いんだみたいな議論って起こったと思ってるんですけど、
その辺りって松森さんってどんなふうに見てますか。
でも何か思うのが、多分領域によってすごく違っていて、
インシュランスの領域って、ちなみになんですけど、僕のルームメイトがYCのバッジメイトっていう奇跡みたいなことが起こったんですけど。
すごい。
そうなんですよ、そうなんですよ。
ヴィンセントとフランクってやつがいるんですけど、彼らがやってるパンタインシュランスっていうのは、AIネイティブインシュランスブロケージっていうそういう会社で、
結局彼らが言ってて面白かったのが、保険業界にSaaSをまず売ろうとした。
で、売ろうとしたら、モチベ的に忙しすぎて勉強する時間もないし、
一つ一つの会社の単位とかが小さすぎて、そもそもSaaSを入れるメリットがないみたいな状況になっていて、めっちゃ産むの難しいよねと。
でも、ただそれを自分たちがやったら、より多くのトラフィックを捌くことができるから、売るっていうよりも自分たちに入れた方がいいっていうようなロジックで、そういうAIネイティブ企業をやってるんですね。
で、結構多分こういう企業って、保険業界以外にもあるのかなと思っていて、
一方、CRMとかってあるじゃないですか、そもそも。
SalesforceとかCSとかZendeskとかって、そもそもありきであって、それをどう使うかみたいな、そもそもデータもそこに溜まってるし、動かせないものとしてあるんで、