有益性と共感性のバランス
さて、今日はですね、あなたが共有してくれた資料、有益と共感の究極の掛け合わせ、これをもとにSNS発信の革新に迫っていきたいなと。
役に立つ情報と心に響く共感、これ永遠のテーマですよね。どうバランス取るのかっていう。
本当にそうですね。多くの人がどっちか一方に偏っちゃうとか、あるいは両立って難しいなって感じてるんじゃないでしょうか。
まさにそこなんですよ。資料もまず最初に、このどっちかを選ぼうとする考え方、ゼロ百思考って呼んでますけど、これに注意を促してますよね。
すごく役に立つんだけど、なんか人間味がないなーってスルーしちゃう投稿とか。
ありますね。
逆に、わかるーってすごく共感はするんだけど、まあそれで終わっちゃうみたいな。
どちらもなんというか、届ききらない感じですよね。有益な情報だけだと、ちょっと無機質で、まるで教科書みたいになっちゃう。
一方で、共感性の高いエピソードだけだと、読んだ後で、じゃあ私はどうしたらいいのって、具体的なアクションにはつながりにくい。
なるほど。
資料はこのゼロ百思考が、せっかくのコンテンツの可能性を狭めてしまうって指摘してるわけです。
そこで大事になってくるのが、掛け合わせるっていう視点ですよね。
あの面白い例えがありました。食塩水の濃度。
はい、ありましたね。共感性がベースの水で、有益性がそこに溶け込む食塩。
ふむふむ。
これらを別々に考えるんじゃなくて、もう一体となった食塩水として捉え、その濃度、つまり配合バランスをどう調整するっていう、そういう考え方ですね。
なるほど。水だけでも塩だけでも意味がないと。混ぜるからこそ味が出る。
コンテンツも同じで、有益性と共感性を分けるんじゃなくて、一つの投稿の中でどうブレンドしていくか、そこが鍵なんだと。
まさにその通りです。
で、そのブレンドの仕方、配合バランスこそが発信する人の個性とか独自性につながっていくわけですね。
なるほど。ただ情報を流すんじゃなくて、どういう味付けで届けるかが重要だと。
その味付けの具体的な方法として、資料が特に大事だって言ってるのが、機能的ベネフィットってキーワード。これどういう考え方なんでしょう。
これはですね、単に製品とかサービスの機能、つまり何ができるかっていうスペックを説明するんじゃなくて、
その機能が使う人の生活とか、あるいは感情に具体的にどんな素晴らしい恩恵、つまりベネフィットですね、それをもたらすのか、その価値を感情豊かに語ることなんです。
スペック語りじゃなくてストーリー語りみたいな感じですかね。
まさにまさに。例えば資料にあったマイクの例ですけど、高性能ノイズキャンセリング搭載だけだと単なる機能の説明ですよね。
これがいわゆる機能性訴求。
機能性訴求。
そうじゃなくて、このマイクがあれば周りの騒音を気にしないで、あなたの伝えたい声だけをクリアに届けられますよとか、
まるで自分だけのスタジオで撮ったような満足感を体験できます、みたいに語る。これが機能的ベネフィックです。
なるほど。
機能、つまりノイズキャンセリングがもたらす感情的な価値、クリアに届けられる喜びとか満足感とか、そっちに焦点を当てるんですね。
なるほどな。だからあなたにとってこんないいことがあるんですよって感情に訴えかけるスペックっていう有益性にうまく共感性を乗せていく、そんなイメージですかね。
その通りです。すごくわかりやすいと思います。資料ではこれを歌のミックスボイスにも例えてますね。
ありましたね。自声、有益性と裏声、共感性を滑らかに繋いで表現の幅を広げる技術。どちらか一方の声だけだとやっぱり表現力って限られますけど、うまくミックスさせると力強くも繊細な魅力的な歌声になる。
コンテンツ作りも同じで、有益性という自声と共感性という裏声、どっちかに偏るんじゃなくて意識的にミックスさせてその配合比率をコントロールすることが深みとか魅力を生むんだ。
ただそのミックスってなんか難しそうですけどね。自声と裏声どっちもしっかり出せないと綺麗には混ざらないですもんね。
おっしゃる通りです。そこすごく大事な点で、資料もまずはそれぞれの要素、つまり有益な情報をしっかり言語化する力と相手の感情に寄り添って共感を呼ぶ力、この両方をまず個別に高める必要があると示唆していますね。
なるほど。まずそれぞれを鍛える。
特にしっかりした共感性という土台があって初めて有益性との効果的なブレンドが可能になるんじゃないかと。ここは重要ですね。
配合バランスの重要性
焦って混ぜようとするんじゃなくてまず土台作りが先だと。で、そのうれで最適な塩梅を探していくと。
そうなんです。自分の発信する内容とか届けたい相手に合わせてどのくらいの濃度がいいのかな、心地よいのかなって少しずつ配合を変えながら試していく。
資料ではこれをABテストみたいな地味な作業だって言ってますね。急に変えずに微調整を繰り返して反応を見ながら、あ、これだっていうバランスを見つけていく。
時間はかかるかもしれないけど、そのプロセスがあるからこそ単なる情報提供者じゃなくて信頼される発信者になっていくわけですね。
論理的な納得と感情的な共感、その両方を満たすから深く刺さるコンテンツになる。
まさに。その結果として読者の方とかフォロワーの方の間に強い繋がりが生まれて、それが影響力にも繋がっていくというふうにまとめられていますね。
いやー、これは深いですね。有益性と共感性、対立するものじゃなくて、むしろ最高のパートナーなんだなぁと。
その繋ぎ役が機能的ベネフィットで、調整技術がミックスボイス的な配合感覚ということですね。
そう整理できると思います。スペックを語るな、感情的な価値を語れと。
そして配合を意識的にコントロールする。
そうですそうです。
これほんとSNS発信だけじゃなくて、たとえば仕事のプレゼンとか、普段のコミュニケーション全般に応用できそうですよね。
全く同感です。そこでですね、最後にこれを聞いているあなた自身にちょっと問いかけてみたいんですけど。
もしあなたが明日送るいつのメール、あるいは次の会議でのほんのちょっとした発言、
そういう日常の場面で、この有益性と共感性の配合バランスをほんの少しだけ意識的に変えてみたらどうでしょう。
なるほど。
相手の反応とか、あなたの意図の伝わり方に何か変化が起きるかもしれない。
ぜひちょっと試してみていかがでしょうか。