姑の役割と食事
みなさん、こんにちは。ソプラノです。
【嫁、シュート目問題5】ということで、久しぶりにこのテーマでお話ししたいと思います。
前回、ルールを決めたがらないシュート目ということでお話をしました。
そんな中でもですね、何とか折り合いをつけながら生活をしていったわけなんですけれども、
彼女の一番の役割は、食事、晩御飯を作ること。
これは、ほぼ彼女の手によってなされておりました。
ですので、私は安心して仕事ができたわけです。
ですがですね、洗い物関係は一切しないんですよね。
片付け掃除はやらない、無関心だったので、
朝、昼、晩、私が出勤してから、その後のお皿、お茶碗、鍋、釜、包丁類、その他諸々は全部
溜まっておりましたね。
ちょっと思い出しても肩が痛くなってきましたけど。
そんな感じでしたが、一応食事はですね、作る人が買い物に行くのが一番効率がいいわけで、
与えられたもので作るのはやっぱりストレスだと思うので、当時まだ元気でしたから、
彼女に1ヶ月分の食費生活費ですね、洗剤とかそういった日常費も全部買えるのを渡して、
その中でやりくり、足りなかったら言ってねっていう状態で全てを任せてきました。
それが多かったのか、足りなかったのかっていうのは、いまだに分かりません。聞いたこともないし。
彼女はね、食費ノートっていうのを全部つけてました。
B5サイズのノート。なくなった後すごくいっぱい出てきました。たくさんね。
きっちり書いてましたね。一つ一つ。
でも、やっぱりそれを見ると遠慮が入ったりとか嫌だろうなと思って、やっぱりお菓子も食べたいだろうし、
ちょっと頑張って節約したら何かね、自分にご褒美も買いたいだろうし、
そんなのをね、いちいちチェックされてると思ったらすごい嫌だろうなぁと思って、
つけてることは知っていたし、どこにあるかも知ってたけども、なくなるまで私はそれを一切見ませんでしたね。
でも彼女はつけてました。
二人とも勝ち気ですね。結構気の強い二人がいたのかもしれない。
私見ないの分かってて彼女ずっと書き続けてましたからね。
そんな彼女ですが、脳卒中で倒れですね。
利き手のある右半身がほぼ動かない状態になって、そこからリハビリが始まるんですけど、
その時に私は一つですね、リハビリの先生にお願いしました。
どんだけかかってもいいから、とにかくご飯が作れるようにして戻してくださいと。
難しいことはいいです。料理さえできればいいです。この人の楽しみはこれだからというところで、
本人にも料理ができるまでは帰ってこないでねって言っておきました。
そうしたらですね、彼女気が強いもんですからね。
ちゃんと蓄膳だけ作れるとこまでだったでって言って退院してきましたね。
なのでその後ですね、どんだけ時間をかけて作ってたかちょっと想像できませんが、
一切大変だからとかそういったことで、平日の晩御飯を私が作る。
その頃はもう主人なんて全く登場しませんから。彼女が私しかなかったので、私は一切出しませんでしたね。
たとえお漬物とご飯のみっていう日があったとしても、はいはいって言って普通に食べてました。
それはその後彼女は腹膜癌を発症し、入院してそのままこの世、あの世へ行ってしまうんですけれど、
役割の重要性
その時まで、結局最後の入院の直前まで、彼女には晩御飯だけはずっとお願いしてました。
やっぱりね、役割っていると思うんですよね。
もうその頃には買い物も行けなかったか、行けなかった?
やっぱり脳卒中で倒れた後っていうのは、人と同じペースで歩けないので、
別に私たちは彼女に会わせられるんですけど、
会わせられているということがすごく勝ち気な強気な彼女にとっては嫌だったんですよね。
だからもう行ってきてって言って。
どうしても気晴らしとかで自分で買い物行きたいときは、私たちがいない平日の昼間に娘を連れて行ってましたね。
娘とか息子とかを連れて、荷物持ちに連れてね。
で、買い物に行ってきました。
これから同居前提にお執留さんとのお付き合い方を考えられる場合にはですね、
とにかく死ぬまで担当してもらう役割をお執留さんに与えておくというのはお勧めします。
そのやり方が気に入らなかったり、いろいろ思うところあると思うんですけど、
違う人間なので、違いはあるんですね。
ただその、これは自分の役割だっていうところが、
やっぱりおばちゃんの方にあると、またここは手出しができないところだっていう諦めがこっちにあるとですね、
ブレーキがかかるそうなんです。
やっぱりブレーキがね、必要なんですよね。
感情が、あれもこれもそれも気に入らない、あれも気に入らないって言った時に、
どこか一つ許す場所っていうのが必要ですね。
平日の晩御飯はもう100%おばあちゃんだったんですけど、
土日については私がやってましたので、
その時に好きなものを作ったり、
気に入らない家事のポジショニングじゃない、なんていうんだ、収納スペース、収納方法とかあったら、
おばあちゃんにとって使いにくい形になるのかもしれないけど、
ここぞとばかりに自分のいいように描いてました。
当然平日の間にあっという間に元に戻る。
元に戻るというか、彼女の場合はもう手前手前に入れてましたから、
どこにあるかわかんなくなるっていうのが、それが普通、日常なんですけどね。
それはイラってした時はやってましたね。
使いにくくなるだろう、この野郎と思いながらも、
自分のいいように、ここ私のうちよ、みたいな感じで、ガシャガシャガシャってやってました。
彼女はどう思ってたかわかりませんが、また似合っとるわぐらいのことだったと思いますけどね。
でもおかげで、とにかく晩御飯はどんな祖食でも、
孫たち、彼女からいくと孫たちは文句を言わない子に育ちました。
あれ?私の料理には文句言いますね。おかしいな。
そんなことで、嫁修留問題としてはですね、
最後はやはりお修留さんの方が先に衰えていくことを思えば、
彼女が1日も長くボケずに、自分の負担を少なくするために、何かひとつ役割を決めておくことをお勧めします。
これたくさんはない方がいいと思います。
やりたい時にやる人だったんで、あんまりですね、与えすぎるとですね、
自分の入り込む余地がない場合があるとイライラするので、
洗濯物の下り、また違う回でやりますけど、
洗濯物もね、結局私がやることになったんですけどね。
ここだけはという、1つ譲り合うポイントを持っていくといいかと思います。
それでは最後までお聞きくださりありがとうございました。
それではまた後日お会いしましょう。