SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び
投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社 End of Ocean 代表でお金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いたのち、今はスタートアップファイナンスの支援をしたり、経済メディアで寄稿したりしているしげえです。
それでは、今回は2回目ということで、ポイント買いですね。
プラットフォーム囲い込み手段としての買い物時の特典ポイントというテーマでお話ししていければと思います。
では、しげさんお願いします。
ありがとうございます。前回の簡単におさらいすると、ポイントの発展の歴史、4段階ありまして、
まず最初にスタンプとかシールといった古典的なアナログ。
2番目がその時期カードみたいな、ただこれ付着管理ができない、ただ単にアナログなのがデジタルの時期で管理できるようになりました。
3番、Tポイント、Dポイント、楽天ポイント、コンタのような共通ポイントみたいなのがあって、
最後には自社アプリとか自社ポイント、マクロナルドとかスターバックスみたいな、そういうふうになってきてるっていうのが大きなポイントの歴史になってくるんですけども、
結局ですね、このポイント、なんでこんなことしてるのか、しかもポイント1%とか楽天とかバイトとか10倍とか5倍とかっていうのを付けたりもすると。
ありますね、確かに。楽天1番見るとポイント祭りとか言って5倍とか9倍とか。
そうですよね。
記憶書いてあります。
究極、一言で言うとやっぱりLTV、ライフタイムバリュー、生涯誇張価値を高めるっていうのが大きいんですけども、
もう一歩踏み込むと、いわゆるプラットフォームにおける囲い込み戦略ですね。
ちょっとこれを別の経営財団の用語でロックインっていうふうに言うんですけども、
企業としては顧客をロックインさせたいっていう願望があるわけなんですね。
なるほど。
顧客はいろんな選択肢が当然あったりはするので、毎回目移りをするんですけども、
ポイントを通じてちゃんとロックインさせて、ここだけを使ってほしいですねっていうのが非常にモチベーションとしては大きくなってくるということですね。
なので、例えばですけど、私の場合ですね、近所にイオン系のスーパーがありまして、当初は何もしなかったんですよ。
はいはい。
でも明らかにイオン行くスーパー、自分でも多いのが分かるし、めちゃくちゃ近いからですね。
そうですね。はい。
毎回ポイントカード出すのが面倒くさかったんですけど、これも毎回割引こんだけポイントついて、
5が10か15んち、25んちはポイント倍とかそんな感じなんですよ、確かにイオンって。
楽天モバイルですね。
楽天モバイルに入ったらポイント大きいですねっていうふうになって。
ありますね、確かに。
思いっきり楽天に入り込んだ方が、ポイントが10倍とか全部買い物がすべてポイントが。
そうですよね、何を買ってもポイントポイントがつくから、結構すごいことになりますよね。
たぶん楽天経済圏にフルコミットっていうか。
フルコミットしたら。
全力ロックインされに行ってる人のポイントアプリとか見たらすごい額になってそうですね。
そうですね、ほとんどだから買い物がたぶんそういうふうになるし、なるべく決済もクレカ決済すると。
ほっといたらね、人によっては毎月10万20万ぐらい、もうあらゆる決済を楽天カードでやりますと当然ポイントがついてくるし。
ありますよね。いやいやでもいますいます。
僕の友達にも、私楽天派だからって言って全部楽天の人いて、
なんかそのこういうのいいよとか言ってなんかAmazonのリンク送っても楽天で買ってるみたいな人います。
普通に。
そうですよね。だから、最近ちょっとまだ、最近確かちょっと表にある解約というかポイント変更したんで、ちょっといろいろそれで論争は起きてるんですけどね、楽天に対して。
ポイントの規約?
ポイントの規約とか、携帯のところ確か無料か何かっていうのを結構変えたんですよ、ポイントの仕組みとか含めて。
それで顧客が離脱してるみたいな感じになって、いろいろ何ていうか課題はあるんですけど、
結局フリーライドできる状態もあったりはするわけで、例えばさっき説明したそのコークオンみたいな1回アプリ入れるとジュース1本無料になります。
それだけ買ってもうずっと使えませんみたいな顧客も当然いらっしゃるわけですの中で、やっぱりロイヤリティが高い顧客にずっと使ってもらいたいみたいなところもあったりはするので、
結構その辺の楽天の難しさもあるんですけども、今確かもうすぐ変わってきてるんですけど、以前はすごかったのは、
楽天で購入したポイントで投資進捗も変えるんですね、確か。
積み立て投資にしたらポイントが溜まって、そのポイントでもう1回積み立て投資に変えるみたいなことができるんですよ。
へえ、面白。
それをしかもずっとやり続けると常にポイント運用が。結局ポイントって溜まっても使えないみたいなのがあるじゃないですか。
ありますね。
で、それをさらに今はポイント運用って2つあるんですけど、ポイントそのものを運用して証券市場と連動するようなポイント運用もあったりとか、
ポイントで一部、一部ですけどね、投資進捗変えたりみたいなのをするんですね。するともうポイント自体をさらに運用できるみたいな仕組みができてますね。
面白いですね。ポイント自体がもうそれを預けて増やすっていう、だからポイントふくり運用みたいなことですね。
まさにそうですそうです。だから結局ポイント溜まってもね、それを使わない人もいらっしゃる中で、
まあその、多分ポイント運用って今、リーさんのこと調べてもらえば結構あるんですよ実は。ポイント自体を運用する仕組みみたいな。
ポイント市場がポイント付与してるのが年間1兆円ぐらいらしいんですよ。
ああなるほど。
はい。1兆円ってピンとこないかもしれないですけども、ざっくり日本のGDPだいたい500兆円ぐらいなんですね。
前後はしますけど。そのうちの消費支出ですね。GDPに占める消費の割合がだいたい6割ぐらいなんで300兆円ぐらいです。
となると300兆円のうち1%仮にポイントが1%とするとまあ3兆円になるはずね。
あの想定で計算すると。でも実質は1兆円しかなってないと。
なので理屈で1%でポイント付いて3兆円。でも実際1兆円ということは3分の1ぐらいなんで、
我々の消費の3分の1ぐらいは何かしらのポイントを付与されてるっていう単純計算になるはずですね。
見方を変えるとまあこれありえない仮定ですけど、あらゆるすべての消費がそのポイント経済圏的なものに紐づいているのであれば、
今のGDPとかの額が変わらなくてもまだ2兆円分ぐらいはポイントは付ける余地があるんじゃないかとも言えますよね。
そうなりますね。 なのでまあ結構その辺はロックインされることによって、
我々で言うとね、実は消費に関係するものが一部でした。でも楽天で言うと、
結局その楽天カードを使って楽天エディを使って、コンビニとかも全部スマホのApple Payとかそういうので、
電子マネーの楽天エディとかを使って、なるべくクレジットでほぼ現金使わないみたいなことをやっていくと、
実はもっとポイント上げられる余地は普通に考えてあると思いますね、多くの人は。 ありますよね。
僕ちなみに今から4年ぐらい前に、1週間スイカだけで生活してみようって実験したんですよ。 面白いことやりましたね。
どこまでいけるかなってスイカだけでっていう現金使わずにみたいな。で、近所のクリーニング屋は無理だったんですよ。
当時銀行員でしたから、スーツのクリーニング食いそうがあるんですけど、そこだけは無理だったんです。ただそれ4年前なんで、今だと間違いなくPayPay結構入ってるんで、クリーニング、街のクリーニング屋のPayPayとかは。
確かに。それがスイカっていうことじゃなくて、現金使わずに、スマホ並びタッチ決済のみみたいな仕組みだったら多分いけるでしょうね。全然全て。
そういう感じになるかなっていう感じですけど、ちなみにまさきさん、例えば僕、経済所属トレーニング本を買った時に、皆さんどこで買いましたかって言ったら、僕勝手にみんなAmazonかなと思ったら、結構楽天とかヤフーショッピングとかやってる人もいたんですよ。
そういうのが何でって聞いたら、それはもうポイントが、こっちは得だから、ヤフーショッピングのポイントは明らかに上だからこっちは得ですみたいな。
Amazonで買ったやつが必要がいて、僕知らなかったら、そういう時やっぱいるんだっていうのは結構驚きでしたね。
まさきさんはちなみにこの辺って普段の消費活動とか、ロックインさっきの話で言うとされてない印象でしたけど。
まさき いやあんまされてないですね。多分僕はどっちかってさっきの話で言うと、なんかロックインされるのは嫌だなーって思っちゃう方の消費者なんでしょうね。
まあなんとなくね、それはなんとなくありますよね。なんかデビットはないですけど、縛られてる感じがね、ありますから。
うん、ありますね。だからいろんなサービスのアカウントとか持っていろんなアプリ入れてるがゆえに多すぎてよくわかんなくなってて。
でも今日のこの話を聞いてると、どっかにロックインされた方が得ないような気がしてきたっていうのが率直な感想です。
そうですね。だからね、先ほどの元々のこっちはね、リスナーの方からお手紙を頂戴して、いろんなポイントが乱立して、
ちょっと油断使いづらいっていうお話があったんですけど、ある意味究極も例えばですけど、楽天とかヤフーとか
アマゾンとかそういうイオンとかあったりしますけど、どっかの人たちにもロックインされに行けばポイントすごいに全取りみたいなことは
できたりはして、デメリットと言えば例えば楽天に売ってなくて、アマゾンに売ってましたっていう時は、
アマゾンで買わされないですけど。 ただまあ別にそれは楽天のクレガで買えば楽天のポイント付き、普通にポイント付きますからね。
確かに確かにそれはありますね。 ということなのかなと。 なるほど。
なんか僕のイメージはちょっと今日ね、ポイントいろんなパターンの話をしてますけど、一昔前はみんな社会人の人はANAとかJALのカードを持ってる印象結構強かった。
マイルを頼めるって印象強かったですね。 えーそうなんすか。そうなんだ。
まさきさん周り見てあんまりそういう人いなかったですか。 いや僕の周りあんまりJALアナのカードを持とうっていう人あんまりいなかったですけどね。
僕の上司とか先輩はそもそもクレガがANAとかになってて、やっぱそのマイルが貯まるし、
そのカードとしても、でまああのね皆さん飛行機に乗ったら皆さんねなんかJALとかANAってなんか宣伝、宣伝来ますよね。
宣伝というかそのCAの方がこういうカードありますとか、そういうところやっぱり消費力を促してる感じかもしれないです。
あーそうなんですね。
あんまりイメージないですか、その辺。 いやあんまり航空会社のカードを持ってる人が多いっていう印象とか、自分が勧められたとかほぼなかったんで、えーって思いました今。
まあ僕もそんなに海外行く人間じゃないですけど、海外行く人からするとANA、JALどっちかにねロックインされた方が当然マイルも貯まりますし。
確かにJALかANAかでロックインっていうのはありますね、確かに確かに。そういうことか、それは確かにあるんじゃないですかね、そっかそっか。
あ、でどうせロックインされるならそこのカードにした方が得っていう話か。 そうですね、でしかも海外に行くってことは当然海外で買い戻す可能性が高いじゃないですか。
なるほど。 それとJALとかANAのカード持ってれば、それがマイルにも使えるんで、