【2月9日】NVIDIA、ソフトバンク傘下のArm買収を断念
2022-02-09 06:14

【2月9日】NVIDIA、ソフトバンク傘下のArm買収を断念

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。今日のテーマは「NVIDIA、Arm買収を断念」です。

▼出演:

野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) https://twitter.com/nmrtkfm

▼参考ニュース:

SoftBank’s $66bn sale of chip group Arm to Nvidia collapses(FT)

https://www.ft.com/content/59c0d5f9-ed6a-4de6-a997-f25faed58833

Nvidia to Withdraw From Acquisition of SoftBank’s Arm(bloomberg)

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-02-08/nvidia-is-said-to-withdraw-from-acquisition-of-softbank-s-arm

NVIDIA、Arm買収を断念か、ソフトバンクによる上場計画の噂も(Techcrunch)

https://jp.techcrunch.com/2022/01/26/2022-01-25-report-suggests-nvidia-is-preparing-to-walk-away-from-its-arm-acquisition/

感想

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00:05
おはようございます。2月9日水曜日、ニュースコネクトパーツマリティーの野村隆文です。
今週から始まりましたこの番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。
朝の支度や散歩、通勤、家事の時間等にお聞きいただけると嬉しいです。
さて、このニュースコネクトというタイトルなんですけど、実はですね、リリースまでにかなり迷いまして、もう何でしょうかね、50案ぐらいは作成しました。
いろんな方にですね、このタイトルどうだろうかっていう風にアドバイスを求めたりもしたんですけど、結構ですね、タイトルって本当に難しくて、
最終的にはニュースコネクトというシンプルなタイトルになったんですけど、もうちょっとですね、ふざけたようなタイトルもいっぱい案として出しました。
その中にはですね、これ没案なんですけど、柴犬先生の経済ニュースっていうタイトル案もありまして、
私すごく柴犬が好きなんですけど、この柴犬のキャラクターにふんしまして経済の解説をしていくっていうそんな立て付けも一瞬だけ考えたんですね。
ただ、日曜日に塩野さんに相方として登場いただくときに、一体私はどういう立場で話をすればいいのかとかですね、いろんな細かい点が折り合わずに、
結局そのタイトル本は没にしまして、ニュースコネクトという王道のタイトルに落ち着いたという経緯があります。
こんなですね、企画の裏側にいろんな日の目を見なかった企画案があるっていうのもですね、そんなことも想像しながら聞いていただけると嬉しいなと思いました。
さて今日はソフトバンクに関するニュースです。
イギリスフィナンシャルタイムズが昨日報道したところによりますと、アメリカの半導体大手NVIDIAがソフトバンクグループの子会社であるイギリスの電子機器メーカーARMの買収を断念したと関係者が明らかにしました。
ソフトバンクはこれを受けまして、売却の代わりにARMをイギリスの株式市場に上場させる方針で、上場は2023年3月期に実施される予定だと報じられています。
フィナンシャルタイムズによりますと、この取引は月曜日に正式に破断になったということです。
元々ソフトバンク参加のARMがどんな企業かというと、コンピューターの計算に使うマイクロプロセッサの設計を行う企業でして、
このARM自身はICチップの製造や販売を行わずに、設計情報をチップメーカーに提供して、ライセンス料を得るというビジネスモデルを採用しています。
この取引先が早々たる企業でして、Apple、Qualcomm、Microsoft、Samsung、Intel、Amazonなど、
まず世界のほぼ全てのスマートフォンの基盤となっているほか、パーソナルコンピューターや自動車、データセンターなどにもこのARMの技術が使われています。
この企業を2016年にソフトバンクが320億ドル、約3兆3000億円という巨額の資金で全部株式を買収しました。
ただ、その後ソフトバンクの投資活動がうまくいかない事例がありまして、
例えばコワーキングスペースのWeWorkの新規株式公開が失敗したりですとか、
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あとはペットケアサービス事業の経営撤退など損失が続きまして、2020年3月期にはソフトバンクは創業以来の大垣地を計上しました。
これを受けて投資銀行からARMの売却をアドバイスされたと報じられていまして、
2020年9月にアメリカの半導体メーカーNVIDIAがARMの売収を発表しました。
この時の売収額が最大400億ドル、約4兆2000億円ということで、
ソフトバンクが約3兆3000億円で買った企業を4兆2000億円で売却ということで、非常に投資としては成功ということになります。
このNVIDIAが一体どんな企業かと言いますと、こちらも半導体に関わる企業でして、
特にGPUと呼ばれるグラフィックス処理を行う半導体チップの開発・販売を行っているメーカーです。
業績を急拡大させたのが、NVIDIAの技術が人工知能、特に自動運転の画像処理に使えるということで、
業績を伸ばしていきまして、現在は時価総額でアメリカ最大のチップ企業となっています。
今回、NVIDIAのARM買収については、これによってチップの設計から開発・販売まで全ての工程を掌握することを目指していたものとみられています。
ところが、この買収発表直後に、この買収が過度に市場を支配しているとして、当局から問題視する声が上がりました。
例えば、ARMが拠点を置くイギリスは、昨年1月に買収に関する反トラスト調査を始めまして、
11月にはセキュリティ調査も開始しました。
そして、アメリカでは昨年12月に、この買収が競争を阻害するという懸念から、FTC、連邦取引委員会が買収を阻止すべく提訴しました。
これによって、この話がかなり打撃を受けたとみられています。
また、その際には、インテルやアマゾン、マイクロソフトといったARMの取引企業が、もしこの買収が成功してしまった場合、ARMの独立性が維持できないとして、規制当局に有利になる情報を与えたと情報筋を話しています。
こうした情勢を受けまして、今年1月下旬にはNVIDIAが買収を断念する方向であるとブルームバーグなどが報じていました。
そして今回、正式に断念したという報道がなされました。
一方でそうすると、ソフトバンクとしては、この投資の出口を模索しなければいけなくなりまして、代替案としてIPOを推進していると伝えられています。
ただ、新規上場した場合は、NVIDIAに売却するときほどは収益が上がらないという見方があります。
あとはですね、株式市場に上場すると短期的な収益が求められますので、もともとNVIDIAは長期目線でARM社に投資を進めていくといった方針を示していたこともありまして、ARM社の今後の開発も課題に直面するという見方があります。
ソフトバンクの投資活動は、大成功するときもあれば逆風が吹き荒れるときもあるんですけど、今回は水が刺された格好になりました。
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ニュースコネクト、お相手は野村貴文でした。
もしこの番組が気に入っていただけましたら、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
それでは良い一日をお過ごしください。
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