【8月20日】ICC赤根所長、トランプ政権が制裁対象に
2026-08-20 05:57

【8月20日】ICC赤根所長、トランプ政権が制裁対象に

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

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▼参考ニュース:

米トランプ政権 ICC=国際刑事裁判所 赤根所長を制裁対象に(NHK)https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260819de44920

US announces new sanctions on top ICC figures(BBC)

https://www.bbc.com/news/articles/cnvnl0elz47o

ICC赤根所長、トランプ氏の制裁から「法廷守れ」と訴え 79カ国が支持声明 日本不参加(産経)

https://www.sankei.com/article/20250208-SGKSBYQO7ZIUXCXAN3EROEX7B4/

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サマリー

トランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らを経済制裁の対象に指定しました。これは、ICCがアフガニスタンでの米兵やパレスチナでのイスラエル人に対する捜査を進めたことに対し、非加盟国である米国が主権侵害と見なしたためです。この異例の措置は、世界の深刻な犯罪が裁かれない事態を引き起こす可能性があり、国際社会、特に米国と同盟関係にある日本に難しい立ち位置を迫っています。

導入とニュース概要
おはようございます。
2026年8月20日木曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティーのアライリナです。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。
朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、今日は世界でも有名な日本人が関わるニュースです。
トランプ政権によるICC赤根所長への制裁発表
アメリカのトランプ政権は18日、オランダのハーグにあるICC国際刑事裁判所のトップ、
アカネ・トモコ署長らを経済制裁の対象に指定したと発表しました。
ニュースコネクトでもたびたび出てくるICCですが、
戦争犯罪やジェノサイド、人道に対する罪などを犯した個人を裁く独立機関です。
現在125か国が加盟しており、
アカネ氏は2024年以来、日本人として初となる署長を務めています。
個人が国の経済制裁の対象となると、
クレジットカードも突然使えなくなるという可能性があるわけですが、
今日はこのニュースの背景をここから取り上げます。
制裁の詳細とICCの反論
アメリカのルビオ国務長官は声明で、ICCが悪意を持って権限を濫用していると強く非難。
ICCのアカネ署長とセネガロ出身の精鋭上級裁判弁護士を経済制裁の対象に加えました。
かねてからトランプ政権はICCに対して非難の声を上げ、組織の解体に言及。
昨年2025年の2月には、ICC関係者への制裁を可能にする大統領令に署名し、
すでに10名以上が対象となってきましたが、
今回トップである署長まで制裁を課すという極めて異例の措置に踏み切りました。
経済制裁の対象となりますと、アメリカ国内の資産凍結や入国の禁止、
またアメリカ企業によるサービスを受けられなくなるなど、
世界の基軸通貨であるドルを通じた決済が困難になるだけではなく、
制裁対象となった人物と取引があったとみなされた世界の他の金融機関なども、
アメリカに対する制裁違反の対象になる恐れから、
事実上取引が厳しく制限されることになります。
これに対しICC側は、
司法関係者が法を適用することを理由に脅威にさらされるとき、
危険にさらされるのは国際法秩序そのものだとコメント。
独立性と公平性を保ちながら任務を全うし続けるとしています。
米国とICCの主張の背景
ではここでアメリカ側の主張の背景です。
冒頭にICCには125か国が加盟していると述べましたが、
実はアメリカは非加盟国です。
そのため、加盟国出身ではない人物がICCによって捜査や訴訟の対象になることは
主権の侵害だとするスタンスを取っています。
例えばこれまでにもICCでは、
アフガニスタンでのアメリカ兵における先造犯罪疑惑や、
パレスチナにおけるイスラエルのネタニア副首相への逮捕上請求を行っています。
実はイスラエルもICC非加盟国なんですが、
そこでトランプ政権はこうしたICCのこれまでの動きに対して非難を続けていました。
これに対しICC側の主張はと言いますと、
例えば加害者側が非加盟国であったとしても、
犯罪が行われた場所が加盟国であればICCの管轄権が及ぶという主張です。
先に挙げたアフガニスタンやパレスチナはICCに加盟しています。
そのためICCとしては国際法とルールに則って動いているという認識です。
制裁の国際社会への影響
今回の制裁ですが、あくまでもトランプ政権はアメリカの国内法に基づく措置を講じています。
そのため国連などの国際社会が直接こうした制裁を取り消すことは難しく、
政権が方針転換をするか、もしくはアメリカ国内での法廷闘争に委ねられることになります。
またアメリカはICC非加盟国ではありますが、
こうしたスタンスから現状の加盟国に対してもICCからの脱退を逃すような動きを取っています。
国際社会の声の高まりにより政権が動くというシナリオも、
同盟国にとっては難しい立ち位置を迫られる状況になりそうです。
日本のジレンマ
ここで浮き彫りになってくるのが日本のジレンマです。
日本はICCに対して最も資金を拠出しており最大の支援国でもあります。
一方、昨年2月のトランプ政権による大統領令発令に対し、
当時イギリスやフランスなど79の国と地域がICCを支持するという共同声明を発表しましたが、
日本はそこに署名をしていませんでした。
最大の同盟国であるアメリカと法の支配という理念を掲げる組織への支持、
この間で日本が抱える苦しい立ち位置が見えてきます。
結論と今後の課題
国際的な組織がどう成立し続けるのか、非常に難しい問題です。
ということで今日はトランプ政権によるICC署長に対する制裁というニュースを取り上げました。
過去にはこうした制裁が発動されればICCによる現地操作なども難しくなるという点も指摘されています。
そうなりますと世界の深刻な犯罪が裁かれない事態も引き起こしかねません。
被害者を守るためにどうすべきか、国境を越えた議論が改めて必要になっています。
ニュースコネクトあなたと経済をつなぐ5分間、お相手はアライリナでした。
番組への感想はカタカナで、ハッシュタグニュースコネクトとつけてxqtwitterに投稿ください。
もしこの番組が気に入っていただけましたら是非フォローいただけると嬉しいです。
それでは良い1日をお過ごしください。
ありがとうございました。
05:57

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