【文化欄 #12】エクセルでホラーを書く?『近畿地方のある場所について』作者の精密な物語設計(ゲスト:背筋さん)
2026-08-20 39:28

【文化欄 #12】エクセルでホラーを書く?『近畿地方のある場所について』作者の精密な物語設計(ゲスト:背筋さん)

News Connect 文化欄、今回のゲストは作家の背筋さんです。読み進めるほどに精密な仕掛けが浮かび上がる作品で注目を集める背筋さん。作品の怖さを支える物語の設計について伺うと、独特な執筆方法が判明。さらに、昔からホラーが好きだと語る背筋さんに「恐怖」を感じる作品を書く面白さも教えていただきました。


▼ゲストプロフィール

背筋(作家)
1989年生まれ、大阪出身。2023年、小説投稿サイト「カクヨム」にて、『近畿地方のある場所について』を発表。後に単行本化されて、デビュー。2024年、スマホより小さいホラー小説として発表された『口に関するアンケート』が話題を集め、2026年7月に実写映画が公開。同年6月、同シリーズの第2弾として、2年ぶりの新作小説『目が』を発表。
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サマリー

今回の「News Connect 文化欄」では、作家の背筋さんをゲストに迎え、その精密な物語設計とホラーというジャンルへの深い洞察が語られました。背筋さんは、自身の作品のプロット管理にExcelを活用し、データサイエンスの素養がロジカルな構成に繋がっていると明かしました。特に『近畿地方のある場所について』では、どのタイミングで情報を開示するかを細かく設計し、物語の恐怖を最大限に引き出す手法が取られています。 ホラーにおける「ルール」の重要性についても議論され、ルールが明確すぎると怖さが薄れる一方で、それがなければ物語が破綻するというバランスの難しさが指摘されました。背筋さんは、鈴木光司氏の『リング』のように、ルールを提示した上で絶望に突き落とす作品を例に挙げ、不条理と論理の同居がホラーの面白さだと語りました。また、自身の作品『聖地巡礼』では二つのプロットを融合させるという独特な執筆方法を試み、作家ごとの多様なアプローチが示されました。 背筋さんは、ホラーを「カレー論」に例え、ジャンルを入り口として、その奥に自身の表現したいテーマを置くことで、より多くの読者に届けることを目指していると述べました。彼は、ホラーが「怖いかどうか」という独特の評価軸を持つニッチなジャンルであるからこそ、その自由度を広げ、ジャンル外の読者にも魅力を伝えたいと考えています。最終的に、背筋さんにとっての「恐怖」とは、幽霊のような超常現象だけでなく、人間の内面に潜む後ろ暗い感情や、まだ名付けられていない負の感情を発見し、人間存在を深く理解するための推進力であると語り、ホラーの可能性を大きく広げる哲学を披露しました。

ゲスト紹介とデビュー後の活躍
こんにちは、小説家の岩井啓也です。 News Connect 文化欄のお時間です。
本日のゲストは、作家の背筋さんです。
近畿地方のある場所についてや、口に関するアンケートなど、読むほどに仕掛けの精密さが浮かび上がる作品で注目を集める背筋さん。
今回は、その怖さを支える物語の設計と、背筋さんが考えるホラーというジャンルの革新について伺いました。
それでは、本編をどうぞ。
ゲストは、作家の背筋さんです。よろしくお願いします。
背筋と申します。本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
実はね、今日は初対面ということなんですけれども、
緊張してます。
リラックスしてください。
基本的にここに出てくださるゲストの方々は、皆さんおしゃべりなので、
リラックスして、おしゃべり楽しんでいただければと思います。
頑張ります。
今日は、実は僕のリクエストというか、希望で来ていただいて、
ありがとうございます。
作品を前から読ませていただいてて、
背筋さんをお会いしたいなっていう。
夏だし、ホラーだし。
季節的にも。
季節的にも。
お会いしたい季節だなっていうことで、
ちょっとお願いして来ていただいたということで、
ご快諾いただいてありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ。
私、岩井さんの5本、
ちょっと恥ずかしながら、その時に岩井さんの著作だと思って読んでなかったんですけど、
大学時代に配読していて。
あれ?大学時代に?
そうです。
え?なんだろう?
永遠についての証明。
ああ、永遠についての証明。はいはいはい。
あれ、大学時代ですよね?もしかして記憶の改ざんが起こってるのかもしれないですね。
あれが出たのが2018年なんで、8年前なんで、
おそらく青年的に、
あ、違う。じゃあ全然違う。
おそらく社会人になられてからだと思います。
じゃあ全然違うな。
あれ、じゃあ改ざんが起こってんのか。
でも、あの。
改ざんが起こってます。
その時の、なんか、
気分だけもすごい覚えてて、
フェルマーの最終定理っていう本を読んだ時に、
Amazonでおすすめで出てきたんですよね。
え、僕の本が出てきたんですか?
そうです。この本を読まれてる方におすすめみたいなのがあるじゃないですか。
あれで読んで、すごい楽しく配読したのを覚えてて。
え、ありがたいですね。
で、まだ、なんだろう、当然デビュー前なので、
なんかあんまり、期日として作家替えをするみたいな、
なんだろう、意識があんまりなくて。
全然。
今回、改めてって感じだった。
全然気にしないでください。
全然気にしないでくださいってとこ。
あれ、でも、そっか。
そうですね。僕、2018年だって。
じゃあ、大きく記憶の改ざんが起こってますね。
今、学生時代に来た時に。
10年単位で起こってますね。
あれ、すしさんってもしかしてめっちゃ若い?
いや、全然30。むしろ、結構、年が。
ほぼ同年代なんですよね。
えっと、2歳ぐらい年。
そうですね。2歳上。僕の方が2歳上ですね。
そうなんですよ。だから、学生時代に読んだっておっしゃってたじゃないですか。
僕、一時期デビュー前に、本当にちょっとですけど、
ネットとかに投稿した時期あったんですよ。
もしかしたら、あれ読まれたのかと思って。
単純に勘違いです。
よかったです。よかった。
投稿時代の作品読まれてなくてよかったです。
年取ると、もう全然10年単位のことが、
昨日ぐらいのことになっちゃう。
ダメです。
最初に、すしさんのプロフィール、
簡単にご紹介したいと思います。
すしさん、
1989年生まれ、
大阪府の出身です。
私と同じ大阪の出身ですね。
2023年、小説投稿サイト書くよむにて、
近畿地方のある場所についてを発表。
後に単行本化されてデビューされました。
2024年、スマホより小さいホラー小説として発表された
口に関するアンケートが話題を集め、
2026年7月に実写映画が公開。
今年6月同シリーズの第2弾として、
2年ぶりの新作小説MEGAを発表されました。
ということでございます。
まだデビューされてからは3年?
そうですね。
全然。
すごいですね。
確かにもう出てこなかった。
とんでもないです、本当に。
参加とは思えない語彙力が。
でも近畿地方のある場所について映画化されて、
文コル池100万部本を突破されて、
汚れた政治巡礼について、
僕は実は政治巡礼が一番好きなんですけど、
すごい嬉しいです。ありがとうございます。
これも実は映画化がもう決まっていらっしゃる。
これも公開されてます。
ということで、今回また口に関するアンケートが
これ収録時点では今ちょうど公開中ということで、映画化。
4作発表されて、もう3作は映画化が決まったり
公開されたりということなんで、
なかなかこんな方もいらっしゃらないと思うんですけれども。
ロジカルな物語設計と執筆プロセス
運に恵まれてるなぁと思いながら日々暮らしております。
最新刊のメガも配読させてもらって、すごい面白かったです。
ありがとうございます。
今日はやっぱせすじさんに色々本当に聞きたいことがあって
ちょっと来ていただいたんですけれども、
どこから行こうかなってことなんですけど、
私最初せすじさんの作品を読んだ時に、
すごいロジカルさを感じたんですよね。
その後、YouTubeかなんかかな、
Excelで管理されてるって聞いて、
プロットというかエピソードの並びを、
すごい腑に落ちました。
さらに理系出身、データサイエンスやってたって聞いて、
さらに腑に落ちました。
本当ですか。
ただ、あれなんですよね、理系。
一応、くくり的には理系になるんですけど、
珍しい学部で、文系と理系両方から入れる学部だったので、
なので、私は高校時代まで文系だったんです。
そこで、文理融合っていう変な学部に入ってしまったもので、
ずっと距離を取り続けていた数産紙とかさせられて、
行列とか。
もう思い出したくもないですね。
理石と行列。
そうですね。
データ解析なんで、
そこら辺の変差とか、
そういうのとかすごいやらされて、
でも、そこで一応そういう素養もついたのかなって思ったので、
今、そういうふうに表していただいて、
やったこと無駄じゃなかったんだなと思って、
救われた気分になりました。
やらされてって言ってましたけどね。
全然です。無駄にはもちろんなったと思います。
この資料いらなかったみたいなのが、
見返したときに無いというか、
すごい面白いのが、
形式的には別に無くても成り立つはずなんですよ。
ストーリー上は。
1個とか2個抜けてても別にストーリー上成り立つはずなんですけど、
それを抜いたときに明らかに効果が落ちるというか、
ガクッと力が落ちちゃう感じがして、
やっぱりこれで全部必要なパーツがすべてピチッと揃ってんだなっていうのが、
分かったんですね。
特に近畿地方で。
ありがとうございます。
僕個人的には、
騎士ゆうすけさんを思い出しました。
そんな温泰と。
温泰と。
騎士さんもすごいロジカルだなと思って。
そうですよね、騎士さん。
本当にそれこそ詰めていくみたいな感じで書かれる方だし、
ホラーでもいろんな方がいらっしゃるじゃないですか。
騎士さんをすごい思い出しましたね。
ありがたいですね。
騎士さんすごく好きで、
作品配読することが多いんですけど、
まさか並べていただけると思っていなかったので。
僕天使のさえずりってすごく好きなんですよ。
もう傑作ですね。
第2作で。
すごい傑作なんですけど、
あれも実はちょっと理系っぽい要素があるというか、
ちょっと医学的なギミックがあるんですけど、
ああいうのとかも思い出したし、
怖さのルールがちゃんと決まってるっていうか、
そういうところが、
ルールに結構忠実にやってるっていうところも含めて、
背筋さんと似てるなって感じましたね。
ありがたいです。
騎士さんがどこまでそこを意識されてるのか、
私もわからないんですけど、
でもやっぱりすごいおっしゃることわかって、
すごい怖いだけれども、
下支えする知識というか、
そこにのっとったルールですよね。
みたいなものから逸脱しない、
ホラーってルールがわかっちゃうと、
あんまり怖くなかったりもするんですけど、
そこを構成の明で配置されて、
面白く描かれてるっていうのは、
本当に尊敬するというか、
一読者として面白いなと思ってたんで、
そういうふうにおっしゃっていただけると、
その騎士さんと並べていただけると、
少しは1ミリでも近づけてるのかなと思って。
でも確かにルールが見えるとちょっと、
なんていうか、
ああって怖さが忘れちゃうっていうのは確かにわからないと思って、
ここを押したら怖いのが出てくるんだみたいなのが、
わかっちゃうとダメなんだけど、
でも逆に言うとそれがないと、
そもそもなんでもありになっちゃうみたいな。
そこをやっぱりうまく作られた、
エポックメイキング的に作られたのが、
鈴木浩二さんにご提供されてしまいましたけど、
リングとかはルールがわかって、
なお絶望に落とされるという、
1週間後に死ぬというルールを提示された上で、
どう逃げるかっていうところに持っていったりだとか、
ユビキタスっていう作品とかもそうなんですけど、
ちょっと理系的な、
わかった上で怖いみたいなものを書かれるところもあるので、
ホラーにおいては不条理さと論理みたいなものが、
結構同居してないといけなかったりだとか、
どっちかに角に傾いてても面白くなかったりするので、
そこのバランスっていうのは結構日々追求しながら、
書いてるところではありますね。
でもそう難しいですよね。
ルールです、どーんって出すと難しいから、
どうやってちょっとずつルールを明かしていくみたいな感じだと、
たぶん近畿地方とかだと割と、
ちょっとずつルールを明かしていく感じだったりすると思うし、
また聖地寿命はちょっと違うんですけど、
聖地寿命はどっちかというと、
人に結構挑んでる感じだと思うんですけど、
だからそれこそ口に関するアンケートとかも、
これちょっとネタバレっぽくなっちゃうわけなんですけど、
要は僕アンケートが出てくるなと思ったんですよ、
読み始めたら。
全然アンケート出てこないじゃないですか。
で、最後出てきて、
そういうことなんだっていう、
だからあれはルールを本当に一番最後にガッて出すことで、
また恐怖をかきたてるみたいな、
最後にぐるっと変えるみたいなことなので、
そのルールの出し方も本当にいろいろあるし、
それは一つ一つ作品の中で試行錯誤されてるんだろうなって、
すごい感じましたね。
そうですね、そこは日々悩みながら、
精進しております。
メガも短編がいくつか収められてるんですけど、
一編目が一番僕の中で馴染みがあるというか、
嬉しい。
要は理系研究室の話で、
視線圧というものがあって、
視線量と注視度で決まってるんだみたいな、
うわー、そそるわーみたいな、
サイエンスやんみたいな。
実際に行おうと思うと多分不可能な。
そうですね、どこを見るかとか、
いろいろ難しいところがあるんですけど、
でもそうやってSF側、それこそもともと得意してた領域でもあるし、
そこから怖さみたいなのって出せるんだみたいな、
ありがたいです、本当に。
これこそ不可視のルールを、
科学によって可視化してしまったっていうもので、
そういうルールの見せ方みたいなものが、
多分すごい重要なのかなっていうところは感じましたね。
でも順番とかすごい迷いませんでした?
近畿地方の時とか特に、
このエピソードもうちょっと後の方がいいかなとか、
もう前の方がいいかなとか。
そうですね、作品によって作り方はかなり大きく変わってるんですけど、
近畿地方の時は、ある種結構はっきりしていて、
どのタイミングで何の情報を出すかっていう要素だけを
Excel上で並べて、
それをエピソードにしていくみたいな感じにしていったので、
だから言ってしまえばそれってプロットだと思うんですよね。
だからあんまりそことは大きく変わらなくて、
だから微調整っていう意味で、
こことここは一つずらしたほうがいいかもとかっていうので
悩んだことはあったんですけど、
ただ大筋として、
そこはキーポイントの部分で悩むみたいなことは
あんまり逆になかったかもしれない。
やるべきことがむしろはっきりしてたっていう。
僕はてっきり最初にエピソードがあって
っていうことなんだと思ったんですよ。
それを並べていって作られたんだと思って。
全然逆で多分、こう読ませたいっていう
感情のラインとか情報の曲線みたいなのがあって、
そこに沿う形でエピソードをいろいろ創出していく
っていう感じなんですかね?
ハイブリッドで、最初は思いつきから書き始めた小説なので、
最初の5話ぐらいまでは何も考えずに
好きなことを書いてたんですよね。
あとのことなんて考えずに
風呂敷だけ広げてたんですけど、
5話、6話、中話に差し掛かるぐらいまでいくと、
多分もうこれこのまま書き続けてると破綻するなっていうのが見えたので、
そこからエクセルに落としていったみたいな書き方ですね。
それ以後もそんな感じですか?
聖地巡礼とかは最初からもうやられました?
全然作り方違ってて、
聖地巡礼の方はプロット2つ作って、
本筋の方とエピソードの方の2つを作って、
書いていくっていうことをして、
それぞれ独立したものだったので、
それをどう融和させていくかっていうような形で作っていましたから、
まだ私は多分本質的に小説の作り方というものを
プロット作成の多様性と作家の試行錯誤
分かっていない気がして…
僕正直今初めて聞きました、その作り方。
プロット2本作って融合させたんですか?
はい。
なんでそうしようと思われたんですか?
多分単純にどうやってプロットを作ったらいいのか分からなかったんだと思います。
僕は割とストーリーを一本線というか、
こういう人が出てきてこれが起こって、
みたいなわーって書くんですけど、
連作短編でもですか?
連作短編でもですね。
なんかイメージ、古畑忍三郎とかって、
多分エピソードごとのプロットがあると思うんですよ。
あります。
多分縦軸として大きく、
その古畑忍三郎ラインのプロットもあるのかなと勝手に思っていて、
その縦軸みたいなのがあって。
そういうことです。
それって本来であれば32話とか120話とか、
それぐらいの長寿作で成し得ることだと思うんですけど、
なんかそれをやりました。
そういうことなんですね。
じゃあ個々のエピソードのプロットと、
全体のプロットがあってみたいことなんですね。
そうです。
ある種近畿地方とそういう意味では、
Excelで管理するかどうかの違いはあるけど、
似てるのかもしれないです。
そうですね。
ちょっと入れ子というか、2つあるっていう。
短編は全然違う作り方ですか?
短編はプロット作りましたけど、
結構殴り書きみたいな感じですね。
アイデアが固まったらもう後は、
わーっと書き出すみたいな感じで書いてますね。
だからある種岩井さんに、
小説のプロットの立て方とか書き方を、
教えていただきたいぐらいなんですけれども。
ないです。
でも本当いろんな人に聞いてるんですけど、
本当みんなバラバラで、
例えばこの文化団の最初のゲストの今村翔吾は、
もうプロットが書けない人なんですよ。
プロット無しで全部書いてますし、
じゃあ戦神とかも、
プロット無しです。
全部無しだったんですって。
信じられないんですけど。
で、書こうとするとつまんなくなるんですって。
でもおっしゃる方多いですよね。
小川さんとかも多分そうなんです。
小川さとしさんとかもプロット書かれないタイプで、
全く書かないという方もいますし、
書く人も、
僕は割と長編だったらワードで、
多いとき一万字とか書いちゃうんですけど、
すごい。
そういう人もいますし、
南行が書いてとか、
手書きで図を作るみたいな人もいますし、
本当にだからもう、
だから僕二本作るは、
逆にやった方がいいと思いました今後も。
多分他の人とは違う小説がそこから生まれるような気もするんで、
どうなんですかね。
無理っくり他の人のやり方に合わせない方がいい、
むしろいいって感じましたけどね。
私がすごい尊敬する作家さんで、
ミステリーとホラー、
融合だったり書かれたり、
三田信蔵さんって方がおっしゃるんですけど、
その方にも同じ質問、
私は分からないんですけど、
どうやってプロット立ててますかってお伺いしたら、
書かないっておっしゃってて、
ミステリーで書かないってあるんだって。
でも辻村さんもそうらしいですよ。
ファイアドームプロットなしで書いたって。
そうなんですか。
でもそうだ、
ゴーマンと善良化なんかの時に、
たぶん辻村さんのインタビューで
背読したんですけど、
基本書かないんですよ。
走り出すみたいな。
走り出してその行く性を自分でも探しながら書かれるみたいなことを
読んだ記憶があって。
こないだ対談させてもらった尾田陸さんも同じこと言ってたんですよ。
同じこと言ってたんですか。
尾田さんっていくつもしかも連載してるから、
怖くないですかみたいな。
結末言えないのに連載って
めっちゃ怖くないですかって言ったら、
怖いでしょって。
ちょっと違う次元にもいらっしゃる。
言われましたね。
やっぱすごいこう、
自分を信じているという、
いい意味で、
奢っているとはまた別の視点で、
自分から生まれるものっていうものに対して
信じているとか、
自分に対しての姿勢術であるみたいなところが、
やっぱりプロット作らないっていう姿勢に
出られてるのかなと思ったり、
でもまあかといって、
やっぱり立てられるからこそできる作品とかも
絶対あると思うので、
だから結局私は
どこに見おけばいいんだろう。
書きやすいようにやれば。
僕ももともとすごいプロット
カッチリ作るタイプだったんですよ。
でももうこの何ヶ月、1,2年くらいは
あんま作らなくなってきたというか、
作るんですけど、
もうほぼそれを無視するようになってきて、
めっちゃ何回かやりとりして、
こうした方がいいですねってわかりましたって言って
プロットでこのプロットでいきましょうって言って
全然違う話書くんですけど、
結局。
序盤だけそって、
あとは要素をたまに拾うくらいで
ほぼ全然違うみたいな感じで書くんですけど、
でも結局それが一番面白い。
プロットより面白くなってるんで、
いいかなって思ってて、
僕も結構最近はプロット離れを
今8年目ですけどやっぱりやるようになってきましたね。
いや今お話聞いてて、
その現象って結構短編で起こるなと思ってて、
新しくお取引させていただく出版社の編集さんとかだと、
やっぱりこちら側からプロットをお渡ししとかないと
やっぱりご不安だろうなと。
何書いてくるか知らない。
わかんないの会議も通せないだろうなみたいな。
特に短編とかだとやっぱり、
急によくわかんないもの送ってこられたら困るって
アンソロジーとかだってよくあると思うので、
お渡しはするようにはしてるんですけど、
でも結局書いていくうちに、
なんかこっちの方がいいなみたいなので、
自分でも思ってもいない方向に
転がったりとかするのがあるので、
なんかもしかしたらそういうのも、
プロット書くけど守らないっていうのも
第三の道としてあるのかなって。
僕結構最近もうそれになりつつあって、
めっちゃ書くけど結局守らないっていう、
なんかそういう感じになってますね最近は。
マクドナルド理論的な、
自分にとっての最低値で、
それを超えたくなるのかもしれないですね。
なんすかマクドナルド理論って。
何食べたいって言った時に、
本当に何でもいいって自分が思ってた時は、
とりあえず相手に対して、
じゃあマクドナルドって言うと、
いやほらマクドナルド美味しいけど、
いつでも行けるじゃんって。
ならどこどこにしようよっていう、
新しい正解とか、
本人が思っているものが出てくる。
相手から出てくるっていう理論がある。
大手屋行こうよみたいなのが出てきて。
そういうのがあるらしくて、
だから私は割とそれ結構使ってるんですけど、
どっか行こうよって言った時に、
何食べたいって言った時に、
何でもいいよだとやっぱりちょっと角が立つというか、
あなたとの時間が何でもいいよって思われちゃうところもあるので、
マクドナルドって言うと、
じゃあちょっと別のみたいな。
それはあなたとの時間がマクドナルドっていいよね。
私はマクドナルド結構好きなので。
これは偏見でしたね。
本心から。
私はマクドナルド好きだよって言われたら、
それは申し訳ない。
だからプロットで言うと、
自分にじゃあこれがいいよって言った時に、
じゃあこっちの方がいいよっていう、
自分に対してそれをやってるのかなっていうことなのかもしれないです。
結構プロットを作り直す作業って、
何回も何回も仮書きした小説と自分の小説を読んでるみたいな感覚があって、
今回の小説はまだまだいけるなとかって、
どんどんちょっとずつ全体を直していって、
プロットでできるのってこんな感じかなぐらいな、
だからマックでダブルチーズバーガー頼むぐらいな感じかな、
まではいけたなっていうので、
じゃあこれをもとに、
ちょっとどこまで高級フレンチにいけるかいってみましょうっていう感じなんですかね、たぶんね。
ホラーというジャンルの可能性と哲学
そういう道もあるんだなっていうのを今ちょっと発見しました。
そうだから全然もうそのやり方で、
僕すごいいいなって思いました。
でも岩井さんの作品だと、
結構作品ごとに大きくそのホラーって、
いわばやっぱりこう抗議に見えて、
恐怖を書くっていう意味ではやっぱり共通してるんですけど、
岩井さんの作品だと一作ごとにテーマも違えば、
扱う題材も大きく変わっているじゃないですか、
そんな中でやっぱりご不安にならないんですか、
そのプロット、
まあでも一万字書くっておっしゃられたとは思うんですけど、
今回はこれですみたいな、
かなり一作ごとに作品の幅をどんどん広げられる中で、
書かれる上で結構やっぱりプロットとか、
聖地に立てないと不安になってきたりするのかな、
っていうのを勝手に思ったりしたんですけど。
いやーでも僕はジャンルはそうなんです、
いろいろ書いてるんですけど、
なんか書いてるっていう認識は実はそんなになくて、
僕の中で。
すごいねいろんなジャンル書いてっていう風に言っていただくこともありますし、
結果としてはそうなってるんですけど、
あんまなんかそこまで気にしてなくて、
なんか面白い小説の構造って、
そんなにめっちゃたくさんはないんじゃないかな、
っていう気もしてるんですよ、
それってなんかジャンル変わっても。
前回永井玲さんっていう哲学者の方に来ていただいたんですけど、
その時も少し話したんですけど、
なんかホラーとコメディってちょっと似てますよね、
みたいな話をして、
思ってなかったっていう方向の倒れ方の違いで、
ホラーになったりコメディになったりミステリーになったりするっていう話をしたんですけど、
だとしたら実は大きい構造としてはそんなに変わらないかもな、
みたいな気はしてて、
やっぱり僕の考えるちょっとこの方が美しいみたいなのがあるんですけど、
それはあんまり変わってないんですよ、
おそらくそのジャンルが変わっても。
それは門外不出なやつなんですかね。
ここがまだうまく言語化できてないんですけど、
僕は割と何ていうか、
ガンガン盛り上がりが来るような小説のタイプじゃなくて、
そのクライマックスの一点に向けて高めていきたいタイプなんですよ、結構。
そこの中で高めて盛り上げた後にもう一個最後上げる、
みたいなのが結構美しいと思ってて、
得意だ割と聞こえたと思って、
そういう意味で言うと実はミステリーでも、
ヒューマンドラマとかでも、サスペンスでも、
要はこの盛り上がりの波が同じであれば何とかなるだろうみたいな感覚があるので、
そこはジャンルによってっていうのはあんまりないですね、
どっちかというと僕は、
瀬須寺さんはホラーなんですけど、
読み味がかなり違うと思うんですよ、
それこそ一作目、二作目、
一作目の文庫本はちょっとまた変わってますけど、
本当に読語感がまた全然違うじゃないですか、
ホラーではあるけど、表現したいものとかが全然中身が違って、
そこが僕はむしろ結構すごいなって思って、
それこそホラーはカレー論でされてるじゃないですか、
あれはすごい僕納得したんですよね、
これは過去のゲストの方でもまた別の人でいたんですけど、
松本裕作さんという方がいらっしゃったんですけど、
ジャンルっていうのは入り口だと、
ジャンル入り口にしてその奥に自分の本当に表現したいものを持ってきたら、
たくさんの人に見てもらえるみたいな話があって、
もしかしたら瀬須寺さんがやられてることもそれに近いのかなと思ったんですよね、
そこは結構やっぱりかなり意識的にやっている部分ではあって、
そもそもホラーってあんまり市場の規模が大きくないジャンルですね、
嫌な人はずっと見ない、別に見る理由がないわけですよね、他の人たちに。
嫌いって公言されるジャンルってあんまりないですね、
ホラー嫌いって言う方はいらっしゃいますから、
私はお笑いが嫌いだって言ってる人とかはあんまりいない、
あえて見ないかなぐらいの方はいらっしゃるけれども、
ファンタジーが嫌いだみたいな感じの方もあんまりいない、
ミステリー嫌いとかいないですもんね、
だけどやっぱりホラーはある種そういうジャンルでもあると思うので、
で、評価軸も結構独特で、
作品として面白いかとは別に怖いかどうか。
いやそう、それ面白いですよね。
で、本来であれば、私はストーリーに怖さは奉仕するべきだと思っているタイプなんですけど、
でもストーリーがない怖さもあるんですよね、すごくソリッドな、
不条理だから怖いっていうのも全然あったりするので、
だから受け取り手によって、
結構その評価軸、どこに軸足を置くかっていうのもかなり分かれてくる、
結構一元化しにくいジャンルだなというふうに思っていて、
だからそんな中で、
逆に言うと割と何やっても褒めてくれる人はいるし、
何やってもけなす人もいるみたいな。
ホラーに限るとジャンル小説の宿命的なところなのかもしれないですね。
だからそういう小さいパイの中でやっているからこそ、
むしろこんだけその中で自由だということを、
ジャンル外の方に向けてプレゼンして、
そのジャンルのファンを増やしたいっていうのは、
自分の中で結構宿題としてあったりはするので、
だからあえて作品ごとに大きく分けているみたいなところはありますね。
そうなんですね。
だからやっぱりその全然二つの時の読み合いが違って、
なんていうんですかね、
近畿地方って単行本と文庫でまた全然テーマが変わってると思うんですけど、
文庫の方は特に愛情みたいなものが強く出てますし、
汚れた政治巡礼は結構円魂というか、
そういうのがすごく色濃く出てる本だと思うし、
その怖さのルールはちゃんとあるけど、
根本にあるものが全部違う。
口に関するアンケートとかもそうですし、
そこら辺がすごくやっぱり多彩だなと思ってるんですけど、
ホラーを今後も描きたいみたいな気持ちはずっとありますか?
ホラー以外のジャンルもたまにはちょっと描きたいなみたいなのとか思いませんか?
難しくって、私ずっとホラーが好きだったので、
逆にあんまりホラー以外のことを描いている想像がつかないっていうのは正直ありますし、
ホラーを描きたいっていうのもあるんですけど、
2,3年とはいえ作家を続けていく中で何かを描く上で、
これってホラーで描く必要ないよねっていう問いに直面することは結構増えてきたなぁとは思っていて、
例えばそれってホラーというジャンルに落とす、
超常現象的なものに落とすということがテーマに対して誠実じゃないんじゃないかとか、
あとはそれをすることでテーマ性みたいなのが希釈されちゃうんじゃないかみたいなことにぶち当たることは結構増えてきたので、
たぶんそれが臨界点に達した時にホラーじゃないものを描き始めるんだろうなっていうのは、
ただまぁ私にホラー以外を描けというオファーをしてくる方はなかなかいらっしゃらないです。
そうですか?僕はこういう描き手なんでやっぱりすぐ他の人に他のジャンルを描かないんですかって言っちゃうんですけど。
それは岩井さんが本当にたくさんいろんなジャンルを横断されて描かれていらっしゃる、
ジャンルというかテーマを横断されて描けるということを多分身をもって証明していらっしゃる作家さんだから、
いろいろ編集者さんからご提案が来るんじゃないかなと。
でもあれですよ、今の状況で節子さんのHuman Fantasyとか出てきてもみんなかんぐりながら読む可能性がありますよね。
どっかで裏切られるんじゃないかみたいな。
逆にあんまり良くないですよね。最後まで裏切らないんで。
どっかに真っ暗なページが出てくるんじゃないかみたいな。
そうですね。
ホラーは確かに華麗そう。華麗だからかなりの答えでも正直かけちゃうというか、
無理にこれってホラーである必要ないのかっていう疑問って確かにあると思うんですけど、
でも逆に言うとそれでもなおホラーであり続けることの意味もある気がしてて、
それってホラーを拡張してる行為だと思うんですよ。
今までホラーがやらなかったことだと思うんですよ、これってホラーでやる必要あんのかっていうことって。
でもそれをあえてホラーであればホラーの枠がまた広がるっていう全体の。
だからそこはちょっと迷ってもやってみるっていうのも一つの手なのかなって聞いて思いました。
そうですね。そういう意味で言うと多分私は本質的にホラーっていうジャンルの書く、
さっきは言語化しやすいためにホラーっていう言葉を出したんですけど、
恐怖を書きたいっていうのはずっと通定していて、
それはだからホラーである意味があるのかなっていう問いに直面した時も、
恐怖である意味はあるよねっていうのはずっと一貫しているんですよね。
で、一方で私あんまりこうジャンル論みたいなものを好きじゃなくて、
個人的にこれは何とかなのかみたいな、ミステリーと呼んでいいのかみたいな、
あんまりこうそういう定義づけにとらわれずにいったいなと思っているんです。
だからまあ怖ければ何でもいいっていう考えで書いたりはしているので、
だからまあホラーじゃないものをホラーと一般的に定義できないものを書いたとしても、
多分怖いものであるっていうのはきっと変わってないんだろうな。
そこにおばけが出てこなかったとしても、
人間の後ろ暗い感情とか、何か恐怖を想起させるものを書くっていうのはきっと変わらないんだろうなっていうふうに思ってますね。
でもなんかまあそう、やっぱり今までホラー書かれてるんで、
ジャンル的な話が今日は多くなってますけど、
でも結局僕もそもそもジャンルを無視して書いてる人間なんで、
ジャンル論ってそもそも純文学の定義みたいな話でも定期的に話題になったりはしますけど、
なんかそれって定義ができたら何か面白いことあるのかな?
そうですね。
なんかそれってなんか逆に狭めちゃってないかなとか。
なんか岩井さんの作品をじゃあ一つ撮って、
これはミステリーなのかヒューマンドラマなのかっていうことを論じることにあんまり私は意味がないと思ってて、
別にそれは感想としてそういう言葉が出てくるのは全然、
そのまあ読者がどう、読者の方がどう評するか自由だと思うんですけど、
業界としてそこを定義していくことに何かしら、
マーケティング的な意味を差し置いて言うと、
作品の質を高めるという意味ではあんまり意味はなさそうな気がします。
ワキマなんかするんですよね。
そこを意識しなかったから書けた小説とかも僕も今まであって、
書いた後にこれ何なんだろうとか、
それこそさっき言っていただいたデビュー作の縁についての証明も、
青春小説っちゃ青春小説だけど、
なんかサスペンスっぽくもあるしみたいな、
よく分かんない小説ではあるので。
私は多分両方どちらとも読んでなくて、
さっきもお話しした通り、
フェルマーの最終定理からの流れだったんで、
天才の頭を覗けるという機会を得たみたいな。
で、読んでみると天才でもやっぱり人間なんだということが分かって嬉しいみたいな。
それはヒューマンドラマというならヒューマンドラマなのかもしれないですけど、
でもそれをヒューマンドラマっていう一言に収めちゃったら、
さっき私が言ったことが全部和一緒化されちゃうような気がしていて。
なんか確かに、
全然批判する意図はないんですよ。
帯にホラーって書くことはやっぱり正直それは必要というか、
必要だと思います。
だって分からないからそれがない。
でもホラーという三文字によって、
当然こぼれ落ちてしまうものがもう大量にあるというのもまた事実なので、
だからそれはもちろん本編読んでくださいということなんですけど、
そこに頼りすぎるのもちょっとあれなのかなという気がしますね。
キャッチコピーから逃げちゃうのは良くないなと思ってて、
ホラーって書くと多分きっとホラーとみんな読んでくれるんだろうけれども、
そこに魅力的な一言を書いて、
ホラーと言わずとも読み心地が分かるというのがきっと帯に書いてある文句の一番良いものなんだろうなという風に思ってます。
本当はジャンル的なものというよりは、
それこそ印象的なセリフだったりとか、
これを読んだ時にこういう気持ちになってとかっていうことが表現できると一番良いんだと思うんですけどね。
だから恐怖のどの辺が良いですか。
僕はあんまり恐怖をテーマに書いたことがないんですよ。
ホラーは書いたことがなくてと呼べるものは。
なんか読んで嫌な気持ちになる書誌とかは書いたことあるんですけど、
なんか恐怖っていうのはあんまなくて。
そうですね。
なかなか言語化がやっぱり難しいなっていう風には思ってるんですけど、
でもやっぱりなんだろうな。
例えば幽霊とかそういう話になってくるのであれば、
分かんないっていうところに対しての知的好奇心みたいなのは多分、
作品の中で下支えする分野。
それが多分きっとミステリーっていうジャンルとホラーっていうジャンルが接近してくるところだろうなと思いますし、
あとは例えば辻村さんだったりだとか足澤さんが書かれてらっしゃるような作品のものって訳は出てこないんですけど、
人の内面のドロドロとした感情みたいなものに触れる作品もあると思うんです。
それも私はホラーだと思っているんですけど、
恐怖を想起させるものだと思っていて、
そういうものっていうとオカルティックな話ではなくて、
きっと自分が思っていたけれども見ずに蓋してた感情みたいなのを突きつけられたときに、
それは嫌な気持ちになるっていうのは当然あるんですけど、
同時に発見だと思うんですよね。
人のまだ名前がついてない負の感情みたいなものを発見できる。
喜びって言うとちょっと悪臭に聞こえますけど、
でもそれによって人間理解が進むってことですね。
だったりだとか、あとはお二方が書かれてらっしゃるものとかは、
作品によってそれぞれあると思うんですけど、
嫌なまま終わらないものであることは多いですよね。
だけどどこまで行ってもそれって人間だよねっていうことこそが、
メッセージとして伝わってくるみたいなところはやっぱり好きだなっていうのは。
だからちょっとお化けみたいなものが出てくるものとそうでないもので、
きっと自分が感じている面白さの軸って変わってくるんだろうなっていうふうに思います。
今でもお話し聞きながら僕も思い出したんですけど、
犯罪小説とかは僕も書いたことがあって、
例えばキスイキって小説は無差別殺傷犯が出てきて、
それを記者が取材するっていう話なんですけど、
要は割と書きたかったのは、
誰がいつこうなるかわかんないよっていうことを書きたくて、
無差別殺傷犯も全然関係ない人ですじゃなくて、
誰でももしかしたらなり得るかもねみたいなことを書きたくて書いたんですけど、
それも言ったら恐怖なのかもしれないし、
もしかしたら私もホラー作家だったのか?
ホラー書いてたのかもしれないってちょっと思いましたね。
きっとだから多分世の中にはホラーっていうラベルがついてないけれども、
恐怖っていうものが作品の核にあって評価されてる作品とかは、
すごいたくさんあると思ってますし、
それが多分私が思うホラーだなっていうふうに。
そうですね、短い言葉でまとめてなんですけど、
不の感情を経由して人間存在について知っていきたいっていう、
そこの興味、好奇心、推進力みたいなものが多分あるのかもしれないですね。
自分自身はお化けがいるかどうかっていうのはまだ確定はしてないんですけど、
例えば幽霊だったりだとか、
その逆も例えば神様みたいなものが存在しなかったとして、
じゃあなぜ生まれたのかっていうと、
多分人間が営みを送る上で必要だから生まれてきたと思うんですよね。
それはきっと人間研究みたいなものの一端であると。
だからそこを通して人間とはこういうものなんだっていうことを、
しかも死とか生とかに関わる部分ですから、
プリミティブな感情として発見できるっていうのは、
ある種魅力の一つだったりするのかもしれないですね。
面白いです。
すごいなんか自分もホラーを書いてたのかもしれないと思いました。
急にホラーが身近に思えてきた気が。
全員ホラーです。
エンディング
背筋さんには次回もお付き合いいただきます。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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