【6月26日】半導体キオクシア、米上場計画を総会で発表-時価総額でトヨタ抜き日本一に
2026-06-26 06:11

【6月26日】半導体キオクシア、米上場計画を総会で発表-時価総額でトヨタ抜き日本一に

【このPodcastについて】

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる

ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野上英文(Bloomberg Managing Editor, Japan Digital Lead)

https://twitter.com/Hi_noga3

▼出演番組

Big Take Asia:ユニクロ・柳井正氏に直撃、アメリカ内陸部制覇の執念(Podcast)

https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-04-09/TD7WYFKIUPT000

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https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース:(いずれもブルームバーグ)

キオクシアHD河村副社長:米上場時期は来年度初頭念頭に-ADRで https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-25/TH61H6T96OSI00

【日本市況】日経平均2900円高、米マイクロン決算好感-超長期債軟化 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-25/TH5QM3T96OSJ00?srnd=jp-homepage#gsc.tab=0

キオクシアが時価総額トップに、AIブームが日本企業の勢力図塗り替え https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-12/TGHPLTT9NJLU00

トヨタの首位陥落が映す日本株新時代、海外評価は割安から成長市場へ https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-23/TGKE77KJH6V400#gsc.tab=0

【米国市況】株下落、世界的な半導体売り-AIブーム過大評価の懸念 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-23/TH37PQKK3NY800#gsc.tab=0

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サマリー

2026年6月25日に開催されたキオクシアの株主総会では、同社がトヨタを抜き時価総額日本一となったことが注目されました。生成AIの普及によるSSD需要の急増が背景にあり、キオクシアはAIインフラの心臓部を担う企業として世界から注目されています。経営陣は2027年初頭のアメリカ市場へのADR上場計画と株式分割の検討を表明し、日本の株式市場が成長市場へと変貌を遂げている象徴として位置づけられています。

導入と今日のテーマ
おはようございます。2026年6月26日金曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティを務めます、プルンバーグマネージングエディターの野上英文です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
関東地方は、あいにくの空模様です。現在、日本の南には台風7号と8号という、いわゆるダブル台風が北上しています。
今週末の土曜には、関東でも激しい雨のピークが2回も予想されるなど、嵐の前の静けさが漂っています。
6月は株主総会が最も集中する時期でもありますが、今日は世界も注目する日本の半導体メーカー、キヨクシアの株主総会から、日本企業の勢力図の塗り替えや株式市場の今を取り上げます。
キオクシア株主総会の熱気と時価総額日本一への躍進
東京都内で25日、半導体メモリ大手のキヨクシアホールディングスの定時株主総会が開催されました。
会社側が想定していた来場者数は300人から500人程度でしたが、蓋を開けてみれば会場に詰めかけた株主はおよそ900人です。
座席が足りずに立ち見の株主が続出する混乱ぶりに、太田博社長が冒頭で鎮煞するほどの一手でした。
これほどの熱気がなぜ集まっているのか。それはキヨクシアが今、日本経済の新しい主役になったためです。
今月12日、キヨクシアの時価総額は1時44兆円を突破しまして、トヨタ自動車を抜いて国内トップの座に駆け上がりました。
2024年12月の上場からわずか1年半のことです。
キオクシアの事業内容とAIブームによる成長
ところで、キヨクシアって何の会社?と思われる方もいるかもしれません。
この会社は元々は東芝の半導体部門でした。2017年に分社化され、現在の社名になりました。
世界で初めて難度型フラッシュメモリー。これはスマホの写真や動画、AIの膨大なデータを電源を切っても消さずに保存できる技術ですが、これを生み出した生みの親です。
サムソン電子などと並ぶ世界最大級のメモリー専業メーカーですが、このところの生成AIの爆発的な普及によりまして、データセンター向けの超大容量SSDの需要が急増しています。
AIインフラの心臓部を担う企業として世界中からの引き合いがあります。
さて、10年前の日本の企業の時価総額上位といえば自動車やインフラ企業が中心でした。
それが今やキヨクシアを筆頭にAI半導体関連が上位に来ています。
海外投資家から割安な市場とみなされてきた日本株ですが、今は成長市場へと変貌を遂げた象徴的な存在がキヨクシアだと言えるでしょう。
今後の成長戦略:アメリカ市場へのADR上場計画
次に今回のキヨクシアの株主総会で経営陣から示された今後の成長戦略を見たいと思います。
副社長兼CFOから飛び出した最大のニュースはアメリカ市場への上場計画です。
具体的にはADRと呼ばれた手法を用いて上場を検討しています。
これはキヨクシアの株をアメリカの市場で普通の米国株と同じように売買できるようにする米ドル建ての代替証券です。
これによって日本の市場を挟むことなく海外の投資家が通常の株と同じ間隔で手軽に取引できるようになります。
このADRを使った上場のターゲット時期は来年度初頭2027年の4月から6月頃を念頭に手続きを進めていると明言しました。
これまでアクセスが不可能だった海外の莫大なグローバルファンドを呼び込む極めて大きな一手となります。
個人投資家の期待と株式分割の検討
注目のキヨクシア株
個人投資家が熱望している株式分割についても経営陣は鋭意検討していると前向きな姿勢を示しました。
と申しますのもキヨクシアは株価が年初来で600%超も急上昇した結果最低購入単位である100株を買うだけでも今は1000万円ほど必要になっています。
ブルンバーグの現地取材に対してこのキヨクシアの株を初期に購入して含み益が約6000万円になったという病院理事長の方は
家族や知り合いに勧めたいけれどももう個人が安々と買える値段ではなくなってしまったと語って株式分割を心待ちにしていました。
またパソコンの修理でキヨクシアの部品を見たのをきっかけに投資を始めて含み益が1億5000万円に突破したという80代の男性の姿もありました。
ステイシー・スミス会長の前期の報酬が44億円を超えたことも総会では明らかにされ怪物銘柄として圧倒的な存在感を見せつけています。
日本市場の変貌とAIマネーの影響
25日の東京株式市場では日経平均株価が72,366円34銭と6月22日に付けた終わり値ベースの市場最高値を更新しました。
日経平均の上位と上位のうちAI関連は今4割を超えています。
日本語のキヨクとギリシャ語のカチを組み合わせて生まれたキヨクシアという会社。
自動車や通信が主役だった日本市場の記憶が塗り替えられて今や私たちの日本市場そのものが莫大なAIマネーによって新しい価値が生まれそして試される局面に立っています。
エンディング
ニュースコネクトお相手は野上英文でした。
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それでは良い1日をお過ごしください。
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